ロルフィングハウス フェスタ FESTA

【はじめての方はこちら】festaってどんな場所?

はじめまして。

Rolfing House festaロルフィングハウスフェスタ)」です。

festaは山形にある「一軒家のスタジオ」で、「ロルフィング®」という身体のバランスを統合的に整えるボディワークのセッションと、一人ひとりの身体、体調に合わせた少人数制の「ヨガ」のレッスンを提供しています。

ロルフィングとヨガで日常を心地よく、すこやかに」をコンセプトに、みなさんの日々の暮らしが、身体の痛みや不調がなく健康で、のびのびと自由で心地のいいものになるように、サポートさせてもらえたらと思っています。

この記事では、festaがどんな場所なのかをご紹介したいと思います。


「友人の家でくつろぐ」ように、身体と心を整える

ロルフィング」という聞き慣れないボディワークを受けることに、少し「迷い」や「緊張」がある人も多いと思います。

僕がはじめてロルフィングを受けに行った時のことをよく覚えています。セッションを受けた人はすでに知っている人でしたが、それでも「どんなことをするんだろう?」という楽しみと、それと同じ分だけの不安がありました。

特にロルフィングに関しては、現在は海外でしか資格認定を受けることができず、全国では160名、東北に限ってしまうと3名しか「認定ロルファー™」がいないので、まだまだ認知されていないボディワークになります。

なるべく気軽に、リラックスして受けてほしい」と思っているので、まずは「施術者側の僕が、ゆったりとリッラクスできる環境」を整えることにしました。(僕が緊張していると、受け手の人にもそれが伝わってしまいますからね。)

そこで考えたのが、「広々とした気持ちのいい一軒家で、住む場所と働く場所を一緒にする」ということでした。


festaの外観です。手前が駐車スペース(4台)です。


この一軒家に、家族で暮らしながら仕事もしています。

家族は、「ロルフィングをする人)」、「奥さんヨガをする人)」、「息子(小学生)」の3人です。

日本だとなかなかないのかもしれませんが、僕が海外でロルフィングや様々なボディワークを受けていた時には、「家とセッションルームが一緒」という人の割合が不思議と多かったです。

ちなみに、1年ほどホームステイしていたホストの方は「サイコセラピスト(心理療法士)」だったのですが、やはり自分の家の一部屋でクライアントさんにカウンセリングをしていました。

「個人的な情報や、プライバシーの尊重」に対しては、海外の方が大切にしていそうなイメージですが、「暮らす場所と仕事をする場所を一緒にする理由」はなんなのでしょうか?


festaの玄関です。


あくまで僕の考えですが、シンプルに「自分の家に招いて、ゆったりとくつろいでもらいたい」のが一番にあるのだと思います。

もちろん、「家に住んでいる家族と顔を合わせなくてもいい動線が取られていること(キッチン、リビングなどの生活スペースに入る必要がない)」であったり、「独立した部屋があり、プライバシーが守られる空間があること」や、「家族の間でクライアントさんのことを話さないこと」などの基本的なことは守られています。

どんなボディワークを受けるにしても、初めての時にはやはり緊張したりもするのですが、玄関のドアベルを鳴らすと、みんな「よく来たね、さあ中へどうぞ」と、とても温かくフレンドリーに歓迎してくれました。

個人的には「家とセッションルームが一緒の人」の方が、安心しやすかった記憶があります。


IMG_8363.JPG
1階の和室で「ヨガ」をしています。天井が高く、畳に寝転ぶのが気持ちいいです。


今までにfestaは3回「引越し」をしていますが、「家」と「仕事場」は分けていました。(それまでのfestaのことは、こちらをご覧になってください。)

けど、いずれは先ほど書いた海外のセラピストやボディワーカーの人たちのように、「一緒にしたいな」という思いもあったので、お店の名前には「House)」という言葉を入れていました。

festeでしている「ヨガ」に関しても、大切なことは、「細く長く続ける」ことだと思っていて、「友人の家でくつろぐ」ような感覚でfestaにお越しいただけたらうれしいです。

実際にfestaがどんなスタジオなのか、「YouTube」で動画を公開しているので、そちらも参考にしてみてください。


2階の一部屋が「ロルフィング」をする部屋になります。光が差し込む明るい空間です。



ロルフィングとヨガで日常を心地よく、すこやかに

festaが提供している「ロルフィング」と「ヨガ」に関しては、「徒手による施術を受けたい」という方には「ロルフィング」をおすすめしていて、「自分で動いて健康になりたい」という方には「ヨガ」が合っていると思います。

festaにいらっしゃる方の中には、最初はヨガのレッスンを定期的に受けていて、何かふいに身体を痛めてしまったり、急に体調を崩された場合には、ロルフィングを受けるという方もいらっしゃいますし、ロルフィングの10シリーズを受けて、身体のベースが十分に整ってから、そこからヨガを受けることでそれを維持していこうという方もいっらしゃいます。

ロルフィングとヨガを、どちらも必要に応じて受けられる環境」というのは、全国的にもほとんどなくて、同じような仕事をしている同業者の方にも、「すごくいいコラボレーションですね」と言ってもらうことが多いです。

身体は小さな自然で、そこには自然治癒力という大きな力が備わっている

festaでしているロルフィングは、そんなことを大切に考えながら施術をしています。

なかなかまだ東北では認知されていないボディワークなので、ウェブサイトの「ロルフィングのページだけではなく、ロルフィングの情報をまとめた記事も書いてありますので、そちらもご覧になってみてください。




SNSで最新情報を更新しています

festaは、「Instagram」「X(旧:Twitter)」「Threads」「note」「LINE」などの、各種SNSもしています。

◯「festaの最新情報」をキャッチしたい方(←迷ったらこれ)
◯「ロルフィング」をしている僕の日々のつぶやき
X(Twitter → https://twitter.com/yutarolf

◯「ヨガ」のレッスンスケジュールや、イベントの情報を知りたい方

レッスンやイベントなどの最新情報はもちろん、日々の出来事を綴った日記のようなもの書いていますので、みなさんのフォローしやすいものでチェックしてみてください。



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最後までお読みいただいてありがとうございました。

このブログには、「ロルフィングのメニュー」や、「オンラインヨガ」の案内なども書かれた記事もありますので、そちらもチェックしてみてください。

他にも、身体に関しての情報も過去の記事にありますし、最新の記事は「note」の方に更新しています。

もしも実際に「ロルフィング」や「ヨガ」を受けたいな思った時や、「いまいちここがわからない」と質問がある場合には、「CONTACT」ページから気軽にご連絡いただければと思います。

以上、「【はじめての方はこちら】festaってどんな場所?」でした。




ロルフィングとヨガで日常を心地よく、すこやかに
Rolfing House festa

( Posted at:2023年11月 1日 )

最新情報は「note」でチェック。


note」という、「文章」をまとめたSNSメディアがあるのですが、そちらにいろんな最新情報や、身体に関して書いたコラムなどを書き連ねています。

「note」の記事をまとめたページはこちらから

こちらの「ブログ」には、「お店のオフィシャルな情報発信(料金、営業時間などの変更)」はしていって、「Yogaのレッスンスケジュール」や「出張ロルフィング」など、更新頻度が高い情報は、「note」の方をチェックしてみてください。

今までは「ブログ」にすべて書いていましたが、「記事が埋もれやすい」のが難点で、「note」の方が、「記事の検索がしやすい」ことと、「いろんな人に見てもらいやすい」という点で、そちらにたくさん書いていくことにしました。

フォロー」などの機能もあるので、「最新情報をキャッチしたい」という方にはおすすめです。

他にも、「日々の雑感」や「自分の考え、アイデア」などはそちらに書いていこうと考えていますので、ぜひチェックしてみてください。

festaのロルフィングを受けてくださる方の中には、「大友さんの文章を読ませてもらってこんな文章を書かれる方なら大丈夫かもと思って連絡しました」という方もいらっしゃいます。

今でこそ、暇があれば文章を書いたりしていますが、そんな僕でも、小学生の頃は「文章を書く」のが苦痛でしょうがなく、「作文(読書感想文)」などは、毎回泣きながら書いていました。

人生ってわからないものですね。

「あ、ちょうど同じようなこと考えてたんだ。シンクロするなぁ」とか、「最近、もやもやしてたことが、文章を読んですっきりした」など、何かみなさんの心に届くといいなと思います。

よかったら「note」の方も、フォローお願いします。




ロルフィングとヨガで日常を心地よく、すこやかに
Rolfing House festa

( Posted at:2023年10月30日 )

「私がロルフィングをおすすめしたい理由」前編

①松下 浩子さん(会社員/ジャイロキネシスインストラクター)

◯ロルフィングと私と大友さん。
(↑何となくタイトルが浮かんだので書いてみました)

大友さんが初めてのセッションの時、「松下さんと僕のセッションの相性が合わなければ、違う人をご紹介させていただきます。」と、伝えてくれたことを覚えています。

私はただ驚き、「普通、そんなことを先に伝えるの??この人、すごい!!」と感じて、ストレートに誠実さが伝わってきて、「きっと、大丈夫!!」と信頼してから8年目??

ロルフィングを受けてからの実感は、

1、身体って、生き物なんだと感じられた。
頭ではそんな事はわかっているけど、触れられてわかることもある。欠伸が出たり、呼吸がいつの間にか深くなっていたり、足を触っているのに、首が伸びたり、脳が呼吸をする感じとか。「身体ってつながっている」と、セッションを通じてリアルに体験できたのは、私の宝物。

2、バランスの取れた身体って動きやすい、歩きやすく、表情も微笑んでいる。
姿勢を良くしようなんて思わなくても、そうなっている。セッションの後は、身体が軽くなるので、スキップや走り出したくなる感覚。自然と動き出したくなる感じでがとても楽しく、ただ歩いてるだけで気持ちがいい。

3、セッションをコンスタントに受けているので、大きく身体のバランスを崩さなくなった。
なんとなく動きづらさが出てきても、ここだけ痛い・・ここだけが変とかがない。8年前より、今の方がずっと動きやすい。年齢を重ねると、体力の衰えとか、老眼とか、失うことに気を取られそうになるけど、得ることも沢山あるから、楽しみも増える。

セッションの時間をゆったり取っているので、落ち着いて受けられるし、大友さんはバランスのいい人なので、私がどんな状態(心が疲れてたりとか・・・リラックスして自然に涙が出ていたこともある)でも、そっと受け止めてくれるので、100%で安心と信頼しています。 

新しく何かをスタートさせたい時に、まずは身体を整えてから、いい感じで行動するのもよし。

身体に痛みが出て、「痛みよ、どこかにいって」って気持ちになるけど、受け止めないといけない時は、優しく付き合えることもできる。

大友さんのセッションは、その時々の自分に必要なことが起きるセッション。身体からのギフトとして、私はたっぷり受け取っています。

すべての人に一度は受けてみてほしいセッションです。

いつもありがとうございます。    


松下 浩子(*^-^*)






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②野村 沙世さん(陸上競技選手/長距離、実業団所属)

アスリートに限らず、仕事の質を決めるのは身体のありようです。

過度なプレッシャーを抱えている時ほどアスリートの身体はガチガチになります。ロルフィングで人の身体が本来あるべきポジションに戻ることで、思いがけず新たな感情が湧き上がったり、欲しかった感覚が摑めたりする。私がロルフィングに通う理由はそこにあります。

高校・大学・実業団と競技をやっていく中で様々な治療家に出会う機会がありましたが、ロルフィングはその中でもかなり特異でした。

施術としては殆んど何もしていない?ように見えて、施術が終わるとちゃんと関節の可動域が広がったり呼吸がしやすくなっています。それは背景に、筋肉や骨に関する膨大な知識と理論があるからこそ。受ける側の私たちにとっては、そういった知識よりも自分の感覚や内面と向き合うことに集中させてもらえる場だと感じました。

「ご自身でほぐれていこうとするのを僕は助けているだけですから、その分効果の持続性が高いんですよ」という大友さんの言葉が印象的です。

ロルフィングは、情報が溢れる今の世に暮らしている誰にとっても貴重な体験と言えます。






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③松原 加奈さん(アスレティックトレーナー)

私はフリーのトレーナーとして活動していて、この業界に17年携わってきました。

私自身、学生時代に怪我をしたり、交通事故に遭ったこともあり、その頃から施術やリハビリを受ける機会がありましたし、現在では「身体が資本」の仕事をしているので、継続的にトレーニングをしていたり、身体のメンテナンスも欠かさないようにしています。

その間に、いろいろな治療家、トレーナー、インストラクターと出会ってきました。

「自分の身体をもう一つステップアップさせたい」と思い、私の身体を信頼してして見てもらえる人を探していた時に、大友さんのロルフィングに巡り会いました。

きっかけは、私のクライアントさんにヨガの先生がいらっしゃるのですが、その方とのパーソナルトレーニングをしていた時でした。

その先生へのパーソナルトレーニングは3年ほどしていて、身体の強化、メンテナンス、パフォーマンスアップを目標に行っていました。

ある日のパーソナルトレーニングのセッションの際に、その方の身体がいつもと全く違いました。

いつもの力みがまったくなく、メンテナンスをする必要がなかったのです!

そのおかげで、トレーニング前に身体を調整する時間を取ることなく、すぐにトレーニングを始めることができました。

長い間、一緒に身体づくりをしてきましたが、そんなことは初めてだったので、一体何があったのかを聞いてみました。

そうすると、「久しぶりにロルフィングを受けたからかな?」とのこと。

私はすぐに「そのロルフィングの先生を紹介してほしい!」とお願いしました。

ちなみに、私は「まずは何でもやってみる」タイプではありません。身体の専門家として「これは効果がある」と確信できたものだけに、きちんと「時間」と「お金」を使いたいタイプです。笑

そうして、ロルフィングを受けることになったのですが、初めて受けた時のことは忘れません。

とても簡単に言うと、「ただ寝てる」だけ。

それでも、ずーっと「どうにかしたいな」と気になっていながらも、自分では何もできなかった身体の部分が、ギギギーと動き始めました。「なるほど、そっちの方向に私の身体は行きたがっていたのかー(←マニアックですいません)」と気づいて、そして、びっくりするくらい深い呼吸ができたことを覚えています。

その初回のセッションだけでも最高に身体が整った感覚がありましたが、10シリーズが進んでいくうちに、自分では気づいていなかった深いところまで、身体が隅々まで整っていきました。

私の場合は、10シリーズの途中に赤ちゃんを授かったのですが、無事に出産して、産後のケアを自分自身でしてみても、なかなか思うように身体の感覚が戻ってこなくて、なかなかしんどい思いをしていたのですが、その時にもロルフィングを受けて、「あー、私の身体つながった!」という感覚を得ることができました。

私は、身体の硬い人、過去に怪我をしたことがある人、日々の疲れが取れない人、運動をしたいけどしんどくてできない人、身体をレベルアップさせたい人などに、大友さんのロルフィングを勧めています。

ロルフィングは素晴らしいのですが、「誰のロルフィングを受けるのか」もとても重要なことだと思います。

大友さんのロルフィングを継続して受けようと思ったのは、「知識、スキルのレベルの高さ」と、今も勉強し続けていること、そして「すごくいい人」です!笑

山形に旅行に行った際には、いろんな所に連れて行ってくれて山形を大好きにしてくれました。

施術は「信頼関係」が何より大切です。

大友さんになら「自分の身体を預けたい」と思えるし、「私の大事な人にも紹介したい」と素直に思います。






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④W.Mさん(編集者)

私が一番記憶に残っているのは、ロルフィングを受けた後に歩いた、住宅街の景色です。 

施術していただいた場所から駅まで歩き出してすぐ、呼吸の楽さに気がつきました。身体もしなやかで、あんなに「呼吸が深くできている」と実感したのは初めてでした。

そしてその後、おそらく普段と変わらない風が吹いたのですが、それを肌で感じた瞬間、強烈に"なつかしい"という感情に包まれました。

言葉ではうまく説明できないのですが、心が動くというような、気持ちよさとなつかしさが同時にきたような、不思議な感覚でした。

だからなのか、そのとき目の前に広がっていた、知らない街の夜の光景を、今でもはっきりと覚えています。






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⑤林 晶子さん(会社員/エステティシャン)

脱力系ロルファー(主観です)大友勇太君のセッションは、一言で言い表すと「優しくて丁寧」です。

美容の世界に足を踏み入れてからかれこれ15年たちますが、初めて勇太君に身体に触れてもらった時、「なんて優しく触る人なんだろう!」とびっくりしたのを覚えています。女性のエステティシャンでも、彼ほど丁寧に身体を扱ってくれる人はそんなに多くはないと思います。

穏やかな口調で、どんな人でもリラックスさせてくれる不思議な声も持ち合わせており、セッションが始まるととても穏やかで心地よい、ゆっくりとした時間が流れます。

今身体がどんな状態で、何を求めているかを確認しながら身体を診てくれるのですが、身体への向き合い方もとにかく丁寧で優しいです。身体とお話ししながら、セッションが進んでいくんですね。

説明が難しいのですが、例えばちょっとした不具合にも気づいて寄り添ってくれるというか・・・。(なんだか右膝に違和感があるな...)と思っていると、いつの間にか彼の手は右膝に移動します。わたしから言わせるとエスパーの領域です(笑)

グイグイ系の力強い手技などは一切なく、とにかく優しいタッチに誘導され、いつのまにか身体に大きな変化が起こるのは、毎回さすがだな~と感心するばかり。あれよあれよという間に身体がゆるんでいき、呼吸が楽になって、最後は「はぁーーーーー」と自然に声が出て肺にたくさん空気が入ってきます。気がつくと、いつもより視界が広くなり、生まれ変わったような身体の軽さを実感します。

日常の生活に追われ、身体の不調や違和感に気づかないようにして過ごしていたり、不調が慢性化しがちな方には是非1回受けてみて欲しいですね。

身体が整うって、こんなにも楽なんだっていうことを教えてもらえる素敵な技術です!





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( Posted at:2023年10月28日 )

「私がロルフィングをおすすめしたい理由」後編

⑥枡井 智英さん(大学准教授/身体表現、演技指導、舞台演出)

身体に悩みのある人のみならず、プロのアスリート
 そしてパフォーマーにもおすすめしたい大友さんのロルフィング

私は、大学で演劇を教える研究者であり、実際に演技を教え、舞台演出をする実践者でもあります。身体表現を一つの専門分野とする者ですから、これまでヨガ、ピラティス、そしてアレクサンダー・テクニークやフェルデンクライス・メソッドといったボディワークも体験し、個人の研究や実践に生かしてきました。その中でも大友さんとの出会いは、私の研究や実践のみならず、私自身の健康と成長というところでも大きな財産になっています。ここでは、大友さんのロルフィングの魅力、そしておすすめの理由を、私の体験を通して二つのポイントからお話ししたいと思います。

1、整体やマッサージとの違いからわかるロルフィングの魅力
一般的な整体やマッサージと、ロルフィングは違います。大友さんとのセッションで私が感じたその違いをいくつか挙げてみます。ほとんどの整体やマッサージの目的は、肩や腰などのこりや疲れをやわらげ身体を元の状態に戻すことですが、ロルフィングは、より良き身体のあり方を目指しているようでした。どういうことかというと、一般的な整体やマッサージでは、肩こりは緩和されても、繰り返し肩こりが起こり、その状況は改善されません。しかし、ロルフィングは肩こりが起こらない身体を目指すという感じです。実際私は腰痛も肩こりも圧倒的に減りました。

さらに、一般的な整体やマッサージを受ける時、自分は受け身ですが、ロルフィングでは自分も動きます。自分自身の身体なので自分で変えていく必要があるのです。大友さんのすばらしいところは、私の身体にアプローチして、私自身が自発的に(本能的に?)動くように導いてくれるその能力です。まるで魔法使いのようです(笑)。

2、自分の身体の可能性を知る喜び 
大友さんのセッションで、不思議な体験をたくさんしました。赤ん坊に戻ったかのような動きになる心地よさ、あるいは身体内部がバラバラになって、そこから違う形に再生していく、まるで昆虫などの脱皮?のような体験はよく起こりました。このような出来事に対して大友さんがおっしゃっていたことも印象的でした。それは、これまでの私の人生の中で忘れられ、身体の片隅に閉じ込められていた可能性が、また目覚めて起きてきたというような内容でした。年齢に関係なく、私の可能性を再発掘できる喜びを大友さんのワークからいつも味わっています。

以上大友さんのロルフィングの魅力とおすすめの理由を二つのポイントから述べましたが、簡単に言葉にするのが難しいすばらしい体験をすることができます。誰かに頼るのではなく自分から身体の可能性を発見したい、あるいは肩こりや腰痛などの悩みを改善したいという人にも是非お勧めです。そしてアスリートや舞台パフォーマーにはさらにおすすめです。パフォーマンスがどんどん改善される可能性があると思います。私の場合、マイムの時に使う指の動きがずいぶん楽に軽快に動くようになりましたし、表現力も上がりました。

みなさん、ぜひ体験してみてください!


神戸松蔭女子学院大学 日本語日本文化学科 准教授 枡井智英






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⑦赤居 実花さん(ホメオパス/森の案内人)

◯ロルフィングの魅力

6年前、知人に大友さんを紹介され、
実際にロルフィングを受ける前は...
整体のようなものでしょ?と思っていた。

でも、受けてみて、

「僕を先生と呼ばないでくださいね。上下の関係ではなく、
 共に作り上げていく『セッション』ですから。」

という言葉どおり、
同じ目的地に向かって共に歩いていくような感覚は、
今まで経験した整体ではなかった。


「体との会話」

筋肉や骨やツボをぐーっと押すわけでもなく、
ただ触れているだけだったり、
時には触れることなくエネルギーを見ているような大友さん。

フーッと深呼吸し、自分の体に集中してみると、
体が何か合図を出しているのがわかる。

心の中で「右肩が何か伝えようとしている...」と感じると、
すっと手当てのように、大友さんの手が右肩に移動する。

はじめは、「えっ?テレパシーですか?」と思ってびっくりした。

言葉ではない、力技でもない、エネルギーのキャッチボール。
体と大友さんと私の間で起こる「エネルギー会話」とでも言うような。

これが「セッションする」ということなのかな?


「私の本音が湧き出る?」

セッションがはじまり、時間が経つとともに、
べったりとくっつき合っていた体から心が離れはじめ、
自分の体を俯瞰しているように感じることがある。
(幽体離脱はしていませんので、ご心配なく)

心という「もうひとりの私」が少し離れたところにいて、
体の声を静かに聞いているような状態。

そうすると、思いもよらない「私の思い」が湧き上がってくる。
無意識(潜在意識)にある、素直な私の思い。


「物質」から「エネルギー」へのシフト

「10シリーズ」の10回ぐらいまでは、
まだ「肉体面(物質面)」に意識があったと思う。

「腰の張りが楽になった」であったり、
「肩の痛みがましになった」というような感じ。

それが、10回を超えたあたりから、
もちろん「肉体面の変化」も起こるのだけど、
「エネルギー面の変容」を大きく感じるようになった。

そして、とても不思議なことなんだけど、
だんだんと大友さんの「肉体の存在感」をあまり感じなくなった。

でも、確かに、そこに居て(施術してるし)、私もここにいる。

でも、感覚は、肉体ではないところに飛んでいく。


「サイン」を受け取る

言葉が降りてくる...訳でもなく、
私は、何か「サイン」のようなものを受け取ることが多い。

ある時は、
「那智黒(和歌山特産の黒糖のアメ)みたいな塊が、
 ぽこっと出ました!」
と感じたこともあった。

那智黒は、私のモヤモヤした整理できない塊のイメージだが、
大友さんはこんな表現を理解しようと、
微笑みながら受け止めてくれる。


「左脳」から「右脳」へ

頭でぐるぐる考えて、いつも思考が先走ってしまう私が、
ロルフィングのスイッチが入ると、
右脳(感じること)を優先させ、
また、それを素直に出せるようになる。

「合っている/合っていない」や「正解/不正解」ではなく、
「自分が心地よく感じるかどうか」に焦点が当たるようになる。


ロルフィングの体験を言葉で表すのはとても難しいのだが、
私にとって「心と体をクリアにする時間」になっている。


最後に...

穏やかな美しいセッションばかりではないことも付け加えておく。

私の心と体が「とっちらかっている」時もあって、
そんな時には、セッションもグズグズと停滞したり、
スムーズに進まなかったりもする。

それも、大友さんにバレバレなのである。

でも、そんな時でも大友さんはそれに優しく寄り添ってくれる。

大友さんと一緒に、自分の心と体と対話したい人、おすすめです。






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⑧西本 隆さん(医師/内科、漢方医学)

「アナトミートレイン」という言葉があります。

「体の骨格筋と筋膜はすべて線路のようにつながりを持っている」という概念で、体の動き、バランスの乱れを、局所の問題のみでとらえずに、統一体としての筋筋膜構成体全体でとらえようとするものと解釈します。

私は、漢方医学を主として実践している立場にありますが、漢方(≑中国伝統医学)の考え方が、人体を一つの統一体としてとらえるものであることから、アナトミートレインという考え方にも共鳴するものがありました。

私自身、姿勢が悪かったり、仕事が座業であることから、いくつかの整形外科的症状が時折出現します。それに対して、これまでも、例えば、「操体法」であったり「自律訓練法」や「野口整体の活元運動」であったり、あるいは、最近は、「足助式医療体操」などに出会い、これらを自分なりに実践してきています。

そんな中で、ある患者様から「今まで歩けなかった高齢の母親が歩けるようになった」とお聞きして興味を持ったのが、ロルフィングでした。もう6-7年近くも前でしょうか・・・。なんでも自分でやってみないと気の済まない私は、さっそく、当時神戸市でロルフィングスタジオを開かれていた大友さんにお電話し、最初の10回のセッションを経験しました。

「筋膜にアプローチする」というロルフィングの考え方は、「アナトミートレイン」と考え方の基本が同じである気がしますし、また、最近はやりの「筋膜リリース」とも共通した方向性を感じて※1、興味津々でセッションを受けました。

当時の大友さんのスタジオは阪急岡本駅に近い、ちょっとした急坂のマンションの一室だったのですが、セッションを受けた帰りは、呼吸が楽になり、歩いていても今までとは数センチ背が高くなったような新鮮な感覚になって、坂道を下るのがとても楽しかったのを覚えています。「確かに効く」というのが、私の最初の印象でした。

ただ、10回のセッションが終わった後は、メンテナンスに入るわけですが、どうしてもセッションを受ける回数も少なくなりますし、私自身の悪習(姿勢が悪い、食べ過ぎ飲みすぎ、etc)なども急に改善するわけもなく(改善しようとしない私が悪いのですが)、なかなか、以前と別人になった、というわけにはいかないようです。

大友さんが山形に移られてからは、数か月に一度のセッションになってしまいましたが、スケジュールの許す限り、治療を受けるようにしています。また、治療中や治療後に短い時間ではありますが、ちょっとした質問に答えていただく内容が、とても役に立ったりもしています。

これからも、是非継続してお世話になりたいと思っていますので、神戸にもちょくちょく足を向けていただければと思います。

最後に、大友さんもロルファーとしてどんどん成長され、その手技も徐々に進化されているのですが、私自身は正直言って、最初の頃の「ベイシックな徒手療法※2」の方が好きなんですけどね・・・^^。


※1:「アナトミートレイン」というコンセプトを提唱したのは、トーマス・マイヤースさんという方で、「ロルフィング」の創始者であるアイダ・ロルフさんから、直接ロルフィングの指導を受けた人でもあります。現在は、「ATSI(Anatomy Trains Structural Integration)」というプログラムを、世界中の人たちに教えています。つまり、西本先生の感想の通りに、「考え方の基本は同じ」と言えます。

「筋膜リリース」は、「ロルフィング」で用いられる「ツール」の1つでもあって、例えるなら、筋膜リリースという「楽器」を使って、ロルフィングという「ジャンル」を演奏しているというイメージです。というわけで、ロルフィングをしている人は、「筋膜リリースの専門家」でもあります。いくらピアノが上手に弾けるといっても、「ジャズ」という音楽の「独特のグルーブ」を生み出せるかどうかは、全く別の問題ですが、筋膜リリースができるからといって、ロルフィングができるわけではありません。

以上のようなことから、「アナトミートレイン」、「筋膜リリース」のどちらも、「ロルフィングをルーツにしている」ということになります。

※2:「ロルフィング」を始めたアイダ・ロルフさんのワークは、「とても痛かった」と語り継がれています。アイダさんは小柄な女性でしたが、「身体の使い方」が上手で、自分の体重を利用して、「筋膜」という組織に対して、指、拳、肘などで「圧を加える」ようにアプローチしています。「クラシックなスタイル」のロルフィングをする人は、このアイダさんのように、圧をしっかりとかけていくようにします。現在では、そのようなやり方だけではなく、「身体の動きそのものを洗練させていく」ようなセッションや、「ただ触れているだけ」のようなスタイルの人もいます。

僕自身は、昔は「クラシックなスタイル」でしたが、徐々に、「身体への刺激は最小限に、効果は最大限に引き出す」ことを意識するようになり、タッチは「やさしく、やわらかく」なってきています。西本先生は、以前の方が好みのようで、そこは柔軟に、「様々なタッチを、状況に応じて使い分ける」ようにしています。






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⑨我孫子 智美さん(陸上競技選手/棒高跳び、滋賀レイクスターズ所属)

大友さんのロルフィングは、2014年に初めて受けて、それからお会いできるタイミングに施術していただいています。

ゴリゴリもしないし、モミモミもしないので、『やってもらったぜ!』感を求めてる方は特に?でいっぱいになるかもしれません。
でもそれくらい身体に優しい施術です。
大友さんには申し訳ないなと(少しだけ)思いながらも、必ず施術中は眠りに落ちています。ごめんなさい。

施術中、身体が勝手に動く時があります。自分の身体が元の心地よい場所へ戻っているような感覚です。大友さんのロルフィングで適切な場所へ誘導してもらっている、という感じです。

終わった後は、地面から足が生えているようにスーッと立てます。息がしっかり吸えている心地よさもあります。
そうです、いい感じになります。
あと、身体って1つなんだな、と思ってもらえると思います。

私の感覚のみなので、なんて不思議な文章なんだと自分で読み返しながら思っていますが、ぜひ一度ご体感くださいませ!






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( Posted at:2023年10月28日 )

festaの「ルームツアー」できました。


友人の「class studio」をしている片桐くんに、festaの「ルームツアー」の動画を撮ってもらいました。

「ルームツアー」とは、「まだ行ったことのない場所(部屋、オフィス、空間など)を、説明を聞きながら動画でツアーできるようなもの」で、僕もYouTubeなどで、いくつかのお気に入りのルームツアーも観たりしていました。

最近の「動画の質の向上」は素晴らしく、「『ルームツアー』なんて、実際に行かないとダメでしょ」と思っていたのですが、結構「行った気分」になれます。笑

festaは「一軒家」で、そこに家族3人で暮らしながら、1階の和室で「ヨガ」を、2階の部屋で「ロルフィング」をしています。

「どんな場所なんだろう?」と気になる方も多いかと思うので、ぜひ動画をご覧になっていただいて、「festaの雰囲気」を味わってみてください。

そして、「ロルフィングやヨガを受けてみたいな」という方は、実際にfestaに足を運んでみてください。

きっと気に入ってもらえるはずです。

festaでみなさんにお会いできるのを、楽しみにしています。




"ロルフィングとヨガで日常を心地よく"
Rolfing House festa

( Posted at:2023年10月24日 )

ロルフィングの「メニュー」について。

知り合いの人と話している時に、「ロルフィングは気になるんだけど、10回必ず受けなきゃいけないんだよね?」と、質問されることがよくあります。

「ロルフィング」には、「10シリーズ」と呼ばれる、「テーマの違う10回のセッションを受けることで、身体の構造を、表面的にではなく内側の深いところから、段階的に、無理なくバランスを整えていく」というコンセプト、考えがあります。

「自然に全体のバランスが取れてくる」ためには、「時間をかける」のが大切だということです。

けど実は、「単発セッション」というものもしていて、こちらは「一回完結」で、「その時の身体にとって、必要なことをする」ことにポイントを置いています。

そこで、ロルフィングの「メニュー」に関して、下にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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◯10シリーズ
1回10,000円(90 - 120分)×10回100,000円
※毎セッション後に都度払いでも、まとめて一括払いでも可。

◯単発セッション
・たっぷり120分 10,000円
・すっきり60分   6,000円(「はじめての方」は、こちらがおすすめです)

◯キッズロルフィング、学生ロルフィング
・赤ちゃん - 小学生   3,000円(30分)
・中学生 - 高校生      5,000円(60 - 90分)
・大学生、専門学校生 8,000円(90 - 120分)

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10シリーズの深堀り

10シリーズ」に関しては、「家のフルリフォーム」のようなイメージで、「症状が出てきたら、その度に対症療法的に施術してもらうのではなく、そもそも症状が出てきにくい身体になりたい」という方には、すごくおすすめです。

僕も基本的には、「10シリーズ」を受けてもらいたいなと思っています。

10回のセッションの最初は、「呼吸」からアプローチしていって、次に、身体の構造の「基礎」に当たる「足」、そして、少しずつ「下から上に」向かって整えていきます。7回目のセッションでは、身体の構造の一番上にある「頭、首、肩周り」を解放することで、「重力と調和した」状態になり、力を抜いて立っているのに、足元は「グランディング」しつつ、「上に伸びていく」ような感覚が得られます。

構造のバランスが取れてくると、長年あった痛みや、なかなかどこに行っても改善しなかった不調、違和感が、すっきりとしていることもあります。内臓の活動にも変化が出るので、日々の身体の代謝、循環が効率的になり、朝の目覚めがよくなったり、きつい便秘が楽になった方もいらっしゃいました。

また、「構造」と「機能」は、互いに影響し合っているので、歩き方が変わって、家の階段を楽に上れるようになったり、スポーツのパフォーマンスが向上することもあります。

さらには、「感情」「考え」の変化を感じる人も多く、身近な人への接し方が柔らかくなったり、仕事の取り組み方や、自分の人生を見つめ直すきっかけになる方もいます。「精神疾患」がある方も、医療機関の継続的なサポートを得ながら、少しずつ快方に向かっていくケースもあります。

あるべき状態に還る

本を正す

そこを大事にすることによって、身体には本当にいろいろな変化が起こってきます。それは、ロルフィングをする僕が決められることではなく、受け手の人の身体が持っている「可能性」によって、「期待できる効果」は変わります。いつもそんな、多様でダイナミックな変化を目の当たりにさせてもらって、「身体って不思議だな、すごいな」と、毎回のセッションで新鮮な驚きがあります。



単発セッションについて

「festaのロルフィング」を受けてくださっている方の中には、「なかなか遠方なので、定期的に通うのは難しい」という方や、「金銭的に10回を連続で受けるのは厳しい」という方もいらっしゃいます。

そんな方には、「単発セッション」をおすすめしています。

ちなみに、東京と関西の芦屋に「出張ロルフィング」をしていますが、そこでは「単発セッションのみの提供」になります。出張するペースが、「10シリーズ」をするのに適した頻度ではないのが、その理由です。(東京でも、「10シリーズ」を提供できるようになりました。)

たっぷり120分」は、「説明、着替え、問診、施術、フィードバック」をすべて含んだ時間になります。もっと短い時間でセッションをする人もいますが、僕にはこれくらいの時間が合っているので、時間は長めにいただいています。身体の状態によっては、少し短めに終わることもあります。けど、「身体は生き物」なので、こちらがあらかじめ決めれるわけではなく、時間には少し幅があります。(これは、「10シリーズ」の各セッションでも同じです。)

「身体の状態がかなりきつい場合」には、「2、3回くらい」続けて来てもらうこともありますが、大体は1回で済むことが多い印象です。

すっきり60分」は、「仕事が忙しくて、自分の身体になかなか時間をかけられない」という方や、「子育て」「介護」によって、自分の時間を取ることが難しい方もいらっしゃるので、新しく「メニュー」に追加しました。

あるクライアントさんから、「もう少し時間が短くて、料金も安いと、ちょこちょこと通いやすいのにな」という感想をいただいたので、同じような考えの方もいらっしゃるかもしれません。



はじめての方へ

以前は、「おためしセッション」をしていたのですが、「ロルフィングが気になって、はじめて受けるんだけど」という方には、先に書いた「すっきり60分」を体験してもらえたらと思います。

特に「はじめての方」には、「現時点の身体の状況を一緒に共有すること」を一番大事にしています。平たく言うと、「評価現状把握)」に重きを置いています。「どんな感じの施術をするのか」に興味がある方が圧倒的だと思うのですが、ロルフィングのような「ボディワーク」は「治療」ではないので、「何をしてもらうのかは、施術者におまかせして、自分は寝ていればいい」というものではありません。

「自分の身体の健やかさ」は、自分で「責任」を持つという「主体性」がとても大切なポイントで、そのためには「自分の身体を知る」ことが欠かせません。

僕はその「サポートガイド)」をさせてもらうだけで、不思議なことに、「(ガイドをしてもらいながら)自分の身体の現在地を知る」と、「身体全体のバランスが変わる」のです。

知ること」と、「変わること」の距離は、思っているよりもずっと近いということです。

ここがなかなか伝わりにくいのですが、「施術者の超絶技巧」によって、「(一方的に)身体のダイナミックな変化」が引き起こされるわけではなく、「ああ、ちょうど今、触ってもらってるところが、普段苦しくなるところで、そこのスペースが縮んで狭くなってるのに気づきました。そしたら、なんだか、ふっとそこが軽くなりました」という感じで、僕が「手で触れる」ことで、「自分の身体の状態に気づきやすく」なります。

「(適切に)気づく」と、身体がそれに「反応」してくれます。その結果として、強張っていた筋膜がゆるんだり、動きがなかった内臓が動き出したり、背骨が自律的な調整をはじめたりします。

「手を置いているだけのように感じるんですけど、なんで身体は変わるんですか?」と、みなさん不思議そうに聞いてくれますが、身体の「常に最適なバランスを保とうとする働き自己調整能力自然治癒力)」を、少しだけ「手助け」しているのです。

話がうねうねと脱線してしまいましたが、「はじめての方」には、「僕(ロルファー)が何をするのか」ももちろん大切なのですが、「あなたの身体はどんな状態なのか」を、まずは優先しています。

ここでは伝わらない内容も、「すっきり60分」の中で、時間をかけて説明させていただきますし、「質問」は何でも答えます。

「どこに行っても、この痛みと違和感は良くならないって言われるのですが、どう思いますか?」
「枕ってどんなのを使ったらいいですか?」
「何か運動した方がいいですか?」

なるべくフラットに全体的な視点に立ったアドバイス」をしたいと思っているので、身体に関することであれば、何でも気になることは聞いてくださいね。



お子さん、学生の方へのロルフィングについて

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ロルフィングの創始者である「アイダ・ロルフIda Rolf)」さんは、「生まれたばかりの赤ちゃん」や「小さな子どもたち」へロルフィングするのが好きだったと、アイダさんから直接学んだ先生から教えてもらいました。(写真は、アイダさんが実際に赤ちゃんにロルフィングしている様子です。)

「生まれてすぐの赤ちゃんにロルフィング?」と、不思議に感じる方も多いかと思いますが、赤ちゃんは、お母さんのお腹の中という、光、音、重力などの影響を受けにくい安全な環境で、10ヶ月程度の期間を過ごし、そこから、自らの力で狭い産道をくぐり抜け、眩しい光、周りの大人たちの声や音、そして自分自身の身体の重さを一気に体験することになります。

環境が「がらり」と変わるわけですね。

あるボディワークでは、そんな赤ちゃんが体験する壮絶なプロセスを、「バーストラウマ出生トラウマ)」と呼んで、「一番最初に誰もが受けるトラウマである」というような考え方もあったりします。

「整体の祖」である「野口晴哉(野口整体の創始者)」さんは、「どのようにこの世に生まれ出るかがその子の人生を左右する」とも考えていたようで、「出産前後に、母親はもちろん、周りのサポートする家族も、いかに気を集中させるか」ということを大切していたとも言われています。

僕が赤ちゃんにセッションをさせてもらってきた経験では、生まれてきてすぐであっても、「脊柱にわずかな歪み」があったり、「頭蓋骨に凹み」があったり、「左右で股関節の動き方が違う」といったようなお子さんは、割と多い印象です。

でも、赤ちゃんや子どもたちは、「ほとんど圧をかけずに優しく触れているだけの必要最低限のアプローチ」をするだけでも、「驚くほど短時間10〜15分程度、早い時には数分)」で変化が出てきます。

それだけ、「変化の可能性に満ち溢れている変化が早い)」のです。

グッと「強く押す」ことも、バキッと「急な力を加える」こともないので、ご安心ください。

赤ちゃんから少し大きくなった、幼稚園、保育園、小学校のお子さんへのセッションもしていますが、それくらいの年齢のお子さんには、「原始反射」という、僕ら人間が生きていくために「誰もが持っている反射」があって、それらが「より高次の脳機能」に統合されずに、「残存」している場合もあります。

それが上手に「自然な発達のプロセス流れ」に乗っていくように、セッションでサポートすることも可能です。(原始反射が残存していることは、特段「珍しい」ことでもなく、僕たち大人でも、「気づいていない」人はたくさんいます。)

それ以外にも、中学生、高校生、さらには大学生、専門学校生で、「部活動クラブ活動」などで、「スポーツを熱心に取り組んでいる学生の方」にも、ロルフィングはとてもおすすめです。スポーツで起きる怪我、障害は、「部分に負荷がかかり過ぎている」ことによって発生していることが多く、ロルフィングで「身体全体の構造のバランス」を整えることで、「痛みや違和感の軽減」も期待できます。

さらには、僕自身、プロスポーツ選手、オリンピック出場選手などの「トップアスリート」の方にも、ロルフィングのセッションを提供してきたこともあるので、「パフォーマンス向上」のためにロルフィングを受けるのもいいかと思います。

以上のように、様々な年齢の方にもロルフィングを受けていただきたいと考えているので、「キッズロルフィング」「学生ロルフィング」という「メニュー」もあります。

「うちの子にも、ロルフィングがいいのかわからない」という方は、下記の連絡先から、お電話またはメールで、気軽にご相談、お問い合わせください。

長くはなりましたが、ロルフィングの「全体的なアプローチ」が、多くのお子さん、学生の方の力になるとうれしいです。



以上、ロルフィングの「メニュー」についてでした。

さらなる情報、「実際に受けてみたい」という方は、下のお問い合わせ先からご連絡ください。

みなさんにお会いして、ロルフィングのセッションをできることを楽しみにしています。


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【お問い合わせ】

 ①電話     090-2954-8207(大友)
 ②メール info@rolfing-festa.com

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Rolfing House festa
大友 勇太
( Posted at:2023年10月22日 )

festaの「オンラインヨガ」について。


2020年の4月にfestaを1か月ほどお休みしていました。

その時に、神戸にいた頃によくヨガのレッスンに参加していた「中井 まゆみ先生」が、オンラインでのヨガレッスンを毎日してくれるようになりました。

今までは参加したくてもできなかったのですが、「Zoom」というアプリのおかげで、毎日のようにまゆみ先生のレッスンを受けることができて、今でも日々の生活の中で継続しています。

festaのヨガに通っていただいているみなさんにも、そんな機会を持ってもらえたらなと思ったので、私も「オンラインヨガ」をやってみようと思います。

なるべく定期的に、みなさんのご都合で受けやすいようにやっていけたらと考えています。

下に詳細な情報を載せますので、興味のある方は目を通していただいて、ぜひレッスンにも参加してみてください。



◯オンラインレッスンについて

レッスン時間は「60分」です。

参加したい時には、事前に「予約」をお願いします。

料金は「1回1,500円」で、月末に「その月の利用回数」をカウントして、翌月に「その回数分の料金」をお支払いしていただきます。(2022年2月に1回の料金を変更しました。)

たくさん受けたい方には、「受け放題 5,500円」もあります。

支払いに関しては、「クレジットカード決済」になります。

翌月のはじめに、参加していただいた方々に、個別でメールを送らせていただきますので、そのメールの案内に沿って、お支払いの手続きをお願いします。(「Square」というところからメールが届くかと思います。)

※もしも、「クレジットカード決済以外の支払いをご希望の方」はご相談ください。



◯「Zoom」に慣れていない方
(慣れている方は読み飛ばして大丈夫です)

事前の準備として、以下のことをお願いします。

1. 「Zoom」のインストール
「Zoom」というアプリをインストールされていない方は、「インストール」をお願いします。パソコンでの参加をおすすめしますが、スマホでの参加も可能です。

2. カメラ・スピーカー・マイクの「テスト」
Zoomが初めての方は、事前にカメラ・スピーカー・マイクの「テスト」もお願いします。下記ページの「参加」をクリックすると、Zoomのテストを行うことができます。(「テストミーティングに参加」と表示されますが、機器のテストが行われるだけで、誰かとつながることはありません。)

3. 参加しやすい環境の準備
当日は「参加しやすい環境の準備」をお願いします。周りの音が気にならずに、身体を動かすのに十分なスペースがあって、身体も心も落ち着ける場所を準備してください。(もちろん、子育て等で難しいこともありますので、できる範囲で大丈夫です。)

「Zoom」に関して、何かわからないことがあれば、気軽にご連絡ください
 (私も最初は戸惑いました。笑)



◯具体的な流れのイメージ

1. ブログにアップされている「Yogaのスケジュール」で予定を確認して、自分の参加したいレッスンの「予約」をする。(もうすでにfestaのヨガに参加していただいている方は、「LINE」へご連絡いただいても大丈夫です。はじめての方は、下の「問い合わせ」先にご連絡ください。)

2. 私からレッスンに参加するための「URL(http://から始まる文字列)」と「参加パスワード(数字6ケタ)」が送られてきます。

3. 予約した当日のレッスン前には、「ヨガに集中しやすい環境」を整えておく。

4. レッスン時間の「10分前」頃になったら、先ほどの「URLをクリックして、パスワードを入力」して、「Zoom」というアプリに入る。

5. ヨガの時間を楽しむ。

6. また参加したいレッスンがあれば「予約」をしてもらって、「2」に関しては「どのレッスンも共通」になるので、「3〜5」を繰り返してもらいます。

7. 翌月はじめに「支払い案内メール」が届くので、それに従って料金を支払う。

という感じです。



◯問い合わせ

電話:090-4476-6395(大友)



「Zoom」がはじめての方は、少し不安かもしれませんが、すぐに慣れるかと思います。

受けていただくのが、「自分のおうち」なので、「リラックス」しやすく、「パッと思いついた時にも参加しやすい」というメリットがあります。

感染対策をしながら、「festaでの対面レッスン」もしています。

そちらの方が、その人の身体の状況を見ながら、細かなアドバイスや、必要なアジャストメントもできるので、みなさんもどちらも試していただいて、「自分に合ったスタイル」を見つけていってもらえたらと思います。

知らないうちに、身体がストレスを感じていて、緊張も強くなっているかと思いますので、それが少しでも和らいで、深い呼吸ができるように、「オンラインヨガ」をしていけたらと思っています。

ぜひ気軽に参加してみてください。




Ryoko

( Posted at:2023年10月21日 )

モニターの方の感想を元にした、「10シリーズの解説」シリーズ。

festaのロルフィングがどんなものなのか、実際にモニターとしてロルフィングの10シリーズを受けてくださった方の感想をここにまとめています。

モニターの方は5名で、全て女性の方です。

年齢は20〜40代で、お仕事をされていたり、専業主婦をされていたり様々でした。

モニターの方の感想を元に、僕がその中で出てきたトピックを解説するというスタイルです。

10シリーズでは、各セッションごとに「テーマ」が決まっていて、そのテーマに沿って進めていくのですが、どんどんその方個人の特徴が出てきて、「その人だけの10シリーズ」になっていくのが、感想を読んでいただいても伝わると思います。

ロルファーになって5年ほど、「人のからだ」に向き合っていますが、「からだは単なる〈物質〉ではなく、〈生身の生きている存在〉である」と思うようになりました。

「いきもの」としてのからだは、それにきちんと向き合っていると、様々なことを教えてくれます。

そのことを「なるべく正直に、素直に、丁寧に」説明しようと思うと、どうしても書くことが多くなってしまいます。

結果的には、自分では想像もしていなかったことを書くことができたり、新たな気づき、発見も多くあり、ロルフィングをさせてもらった僕の方が、貴重な体験をさせてもらえたと思っています。

元々は「トレーナー」として働いていた自分が、「人のからだは自然そのものだ。まだまだ僕らにはわかっていないことがたくさんある」と感じて、「ロルフィング」を学び始めることになったのですが、このロルフィングのセッションで実際に起きたことを元に、それを文章にしていくプロセスを通して、「人のからだはおもしろい、そして奥が深い」と再確認できました。

「ロルフィングって何?」という方のために書こうと思って始めたものですが、文量もかなり多くなってしまったり、内容もややこしくなってしまったものもあって、余計に混乱させてしまうかもしれませんが、これを読んで同じように「人のからだ」に興味を持ってもらえたらうれしいです。

読んでいただく前に、簡単なルールも載せておきます。

・順番に読んでも、読まなくても大丈夫
(どのセッションから読んでもいい)

・途中で「読みにくい」「わかりにくい」「飽きた」場合には
 読まなくても大丈夫

・無理なく、楽しく読めるのが一番
(ロルフィングのことを少しわかってもらうのが二番)


◯モニターAさん

モニターに募集していただいた方の中で、最年少の20代の女性がAさんです。

「今すぐに身体に不調があるわけではないけど、今後の人生で長く付き合っていく身体なので、今のうちに整えておきたい」ということで、他のモニターの方に比べると、身体に目立った症状はありませんでした。

ただ、ロルフィングに何か「ピンとくるもの」を感じてくださって、それが10シリーズを受けていく中で、「なぜピンときたのか」が少しずつ明らかになっていきました。

Aさんが一番早く進んでいったので、10シリーズの各テーマの「概要」の説明もしています。「理論的にロルフィングが何をしているのか知りたい」という方にはおすすめだと思います。

セッション1
セッション2
セッション3
セッション4
セッション5
セッション6
セッション7
セッション8
セッション9
セッション10


◯モニターBさん

40代の女性の方で、いくつか身体に大きなケガの履歴があり、手術の経験もあって、「痛みだらけの身体の悲鳴が聞こえてくるようでした。」と、初回の感想にもあるように、身体の症状としては一番「ガタガタ」だったのがBさんです。

それでも、どんどん身体が整うにつれて、痛みや不調もなくなってきて、体重もかなり落ちたのが印象的でした。

「遠方から」通っていただいていたので、「月に一度」というゆっくりペースで受けられた方です。

そんなに頻繁に受けなくても、効果が長く続き、それがきちんと定着してくれるので、最後の方ではほとんど症状がなくなり、「ロルフィングの力」を僕自身もすごく感じた10シリーズでした。

・セッション10


◯モニターCさん

Cさんは、スポーツクラブにも通っていて、運動を定期的にされているアクティブな40代の女性の方です。

10回のセッションを受けていくことで、身体の「シルエット(ライン)」が結構変わってきて、友人などの「第三者」から変化に気づかれることもあったようでした。

自分が変わっていくことにすごく「オープン」な方だったので、身体の構造面はもちろん、「精神的な変化」も感想の中によく登場してきます。

「ロルフィングには人を変える力がある」というよりも、「本人自らが変わろうとする力」の方がとても大切で、それを「後押し」していくのがロルフィングのなのかなと改めて実感したのが、Cさんとのセッションでした。

セッション1
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◯モニターDさん

Dさんに書いていただいた問診票をまとめたのが下になります。

・手先が冷える。
・朝起きると、首、肩回りがこっている。
・両膝が時々痛い。
・歩いていると、左脚が上がらなくなる。
・なんとなく腰がずっと痛く、ギックリ腰になりかける。
・2年前に尻もちをついて、起きれないほどに痛かった。

Dさんは40代の女性ですが、女性によく見られる症状が並んでいます。

10シリーズでこれらに「直接的に」何かをしたことはありませんでしたが、それでも終盤になってくると、これらの症状は自然に消えていっていました。

「元を正すこと」の大切さが、Dさんとの10シリーズにはよく表れていると思います。



◯モニターEさん

元々はダンスを熱心にされていて、いくつかのボディワークを受けた経験もあり、「身体感覚に優れた」のが、30代女性のEさんです。

Eさんの感想は、自分で感じたことをうまく文章にまとめてくださっていて、とても読みやすく、初めての方には参考になることが多いと思います。

元々、そういった能力がある方だと思うのですが、ロルフィングを受けていく中で、さらに「身体感覚の言語化」が洗練されていったのではないかと感じています。

身体はすべてつながっているので、「触っているところとは別のところに反応が出て」きたり、「微細なタッチで全体が整うこと」が起きてきたり、ロルフィングの変化のおもしろさも伝わるかなと思います。





楽しく読んでいただけましたか?

少しでも、「人のからだってすごいなぁ。おもしろいなぁ」と感じてもらえたり、ロルフィングのことがなんとなく伝わっていたとしたら、モニターの方にロルフィングをさせていただいて、その感想を元にブログを書いてよかったなと思います。

読んでいただいてありがとうございました。


Yuta

( Posted at:2023年10月18日 )

こんな「メディア」に、festaが登場しています。

festaのことを、いくつかの「メディア媒体」で取り上げていただいたことがあります。

festaの中心にある、「ロルフィングやヨガの説明」ではないのですが、それらの「周辺のこと」を紹介してもらっています。

「周辺」とは書きましたが、そんなところにこそ、「festaが大切にしていること」が、ぼんやり浮かんで見えてくるのかもしれません。

お時間ある時に、ご覧になっていただけるとうれしいです。


・・・


『リアルローカル』(移住を考えている人向けの情報メディア)


山形移住者インタビュー/Rolfing House festa 大友 勇太さん「自然を日常使いする子育て」

festaは「一軒家」のスタジオで、「暮らすこと」と「働くこと」を両立できるようにしています。家族3人で、日々の生活をしながら、1階の和室では「ヨガ」を、2階では「ロルフィング」をしています。

このインタビューでは、その「暮らすこと」の方にフォーカスを当ててもらっています。

「働くこと」を優先し過ぎてしまって、家族が我慢したり、窮屈な思いをしないように。だからといって、「暮らすこと」がだらしなくなってしまうと、「働くこと」のクオリティを下げてしまうかもしれません。

「暮らすことも、働くことも、心地よく」

そんな風にできたらいいなと思っています。


・・・


『雛形』(違和感を観察する ライフジャーナル・マガジン)


花の中で「伸びて、広がっていく力」が、今のこの瞬間も働いている。立ち止まって観察し、そこに流れるものに「気づく」ということ。/大友勇太さん(ロルファー)

この雛形さんでも、以前「インタビュー」していただいことがあります。そちらは、どちらかというと、「働くこと」に関して、話を聞いてもらいました。

こちらに関しては、僕が記事を「執筆」したものです。

「ロルフィング」の施術をしている際に、僕が大切にしていることを書かせてもらいました。

僕たちの「からだ」も、日々移り変わっていく「自然」も、空を見上げると、どこまでも広がっている「宇宙」に関しても、それらは「スケール」が少し違うだけで、「同じようなこと」が起きています。

「からだ」のことを勉強していくと、なんだかそれと似ていることが、「自然」の中でも見えてきて、「宇宙」の話を聞いていると、「からだ」のことのようにも思えてきて。

そんなことを書いています。

よかった読んでみてください。


・・・




ロルフィングとヨガで日常を心地よく、すこやかに
Rolfing House festa

( Posted at:2023年10月15日 )

一匹のスズメ。



※数年前に書いた記事を、再投稿しています。


ある朝、festaがあるとんがりビルまで歩いていくと、一階で働いてる男の子が地面を見つめていました。

「どうしたんですか?」と尋ねると、彼の足元には、小さなスズメが一匹倒れていました。

話を聞くと、どうやらガラスに飛び込んで衝突してしまったようで、ほとんど動きがありませんでした。

そっと自分の手に取ると、その小さな体は温かく、羽触りは驚くようになめらかでした。

「まだ生きている」

優しく手で包みながら、指で静かにその小さな体を撫で、衝突の衝撃が抜けていくように、少しの間、手の中で様子を観察していました。

そうすると、次第に足に力が入るようになり、首をキョロキョロと動かし、口を開け、目をぱちばちとするようになりました。

「そろそろ『満ちた』かな」と感じたので、トントンと背中をつついてあげると、とんがりビルの扉の上に一休みして、しばらくして木の方へと飛び立っていきました。

少し前のことですが、宮城の山へと向かう途中、前の車が四方を田んぼに囲まれた一本道を走っている時に、スズメの群れがバッと飛び立ち、一匹だけスズメを跳ねてしまったのを見たことがありました。

すぐに車を止めることができなかっので、「かわいそうだけど、自分には何もしてあげられない」と心に残っていたのですが、そのスズメが会いに来てくれたように感じました。

「鳥は仏の化身」だと聞いたことがありますが、手の中で大切なことを教えてもらったような気がします。




Yuta

( Posted at:2023年10月10日 )

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