ロルフィングハウス フェスタ FESTA

「私がロルフィングをおすすめしたい理由」後編

⑥枡井 智英さん(大学准教授/身体表現、演技指導、舞台演出)

身体に悩みのある人のみならず、プロのアスリート
 そしてパフォーマーにもおすすめしたい大友さんのロルフィング

私は、大学で演劇を教える研究者であり、実際に演技を教え、舞台演出をする実践者でもあります。身体表現を一つの専門分野とする者ですから、これまでヨガ、ピラティス、そしてアレクサンダー・テクニークやフェルデンクライス・メソッドといったボディワークも体験し、個人の研究や実践に生かしてきました。その中でも大友さんとの出会いは、私の研究や実践のみならず、私自身の健康と成長というところでも大きな財産になっています。ここでは、大友さんのロルフィングの魅力、そしておすすめの理由を、私の体験を通して二つのポイントからお話ししたいと思います。

1、整体やマッサージとの違いからわかるロルフィングの魅力
一般的な整体やマッサージと、ロルフィングは違います。大友さんとのセッションで私が感じたその違いをいくつか挙げてみます。ほとんどの整体やマッサージの目的は、肩や腰などのこりや疲れをやわらげ身体を元の状態に戻すことですが、ロルフィングは、より良き身体のあり方を目指しているようでした。どういうことかというと、一般的な整体やマッサージでは、肩こりは緩和されても、繰り返し肩こりが起こり、その状況は改善されません。しかし、ロルフィングは肩こりが起こらない身体を目指すという感じです。実際私は腰痛も肩こりも圧倒的に減りました。

さらに、一般的な整体やマッサージを受ける時、自分は受け身ですが、ロルフィングでは自分も動きます。自分自身の身体なので自分で変えていく必要があるのです。大友さんのすばらしいところは、私の身体にアプローチして、私自身が自発的に(本能的に?)動くように導いてくれるその能力です。まるで魔法使いのようです(笑)。

2、自分の身体の可能性を知る喜び 
大友さんのセッションで、不思議な体験をたくさんしました。赤ん坊に戻ったかのような動きになる心地よさ、あるいは身体内部がバラバラになって、そこから違う形に再生していく、まるで昆虫などの脱皮?のような体験はよく起こりました。このような出来事に対して大友さんがおっしゃっていたことも印象的でした。それは、これまでの私の人生の中で忘れられ、身体の片隅に閉じ込められていた可能性が、また目覚めて起きてきたというような内容でした。年齢に関係なく、私の可能性を再発掘できる喜びを大友さんのワークからいつも味わっています。

以上大友さんのロルフィングの魅力とおすすめの理由を二つのポイントから述べましたが、簡単に言葉にするのが難しいすばらしい体験をすることができます。誰かに頼るのではなく自分から身体の可能性を発見したい、あるいは肩こりや腰痛などの悩みを改善したいという人にも是非お勧めです。そしてアスリートや舞台パフォーマーにはさらにおすすめです。パフォーマンスがどんどん改善される可能性があると思います。私の場合、マイムの時に使う指の動きがずいぶん楽に軽快に動くようになりましたし、表現力も上がりました。

みなさん、ぜひ体験してみてください!


神戸松蔭女子学院大学 日本語日本文化学科 准教授 枡井智英






・・・・・・・・・・

⑦赤居 実花さん(ホメオパス/森の案内人)

◯ロルフィングの魅力

6年前、知人に大友さんを紹介され、
実際にロルフィングを受ける前は...
整体のようなものでしょ?と思っていた。

でも、受けてみて、

「僕を先生と呼ばないでくださいね。上下の関係ではなく、
 共に作り上げていく『セッション』ですから。」

という言葉どおり、
同じ目的地に向かって共に歩いていくような感覚は、
今まで経験した整体ではなかった。


「体との会話」

筋肉や骨やツボをぐーっと押すわけでもなく、
ただ触れているだけだったり、
時には触れることなくエネルギーを見ているような大友さん。

フーッと深呼吸し、自分の体に集中してみると、
体が何か合図を出しているのがわかる。

心の中で「右肩が何か伝えようとしている...」と感じると、
すっと手当てのように、大友さんの手が右肩に移動する。

はじめは、「えっ?テレパシーですか?」と思ってびっくりした。

言葉ではない、力技でもない、エネルギーのキャッチボール。
体と大友さんと私の間で起こる「エネルギー会話」とでも言うような。

これが「セッションする」ということなのかな?


「私の本音が湧き出る?」

セッションがはじまり、時間が経つとともに、
べったりとくっつき合っていた体から心が離れはじめ、
自分の体を俯瞰しているように感じることがある。
(幽体離脱はしていませんので、ご心配なく)

心という「もうひとりの私」が少し離れたところにいて、
体の声を静かに聞いているような状態。

そうすると、思いもよらない「私の思い」が湧き上がってくる。
無意識(潜在意識)にある、素直な私の思い。


「物質」から「エネルギー」へのシフト

「10シリーズ」の10回ぐらいまでは、
まだ「肉体面(物質面)」に意識があったと思う。

「腰の張りが楽になった」であったり、
「肩の痛みがましになった」というような感じ。

それが、10回を超えたあたりから、
もちろん「肉体面の変化」も起こるのだけど、
「エネルギー面の変容」を大きく感じるようになった。

そして、とても不思議なことなんだけど、
だんだんと大友さんの「肉体の存在感」をあまり感じなくなった。

でも、確かに、そこに居て(施術してるし)、私もここにいる。

でも、感覚は、肉体ではないところに飛んでいく。


「サイン」を受け取る

言葉が降りてくる...訳でもなく、
私は、何か「サイン」のようなものを受け取ることが多い。

ある時は、
「那智黒(和歌山特産の黒糖のアメ)みたいな塊が、
 ぽこっと出ました!」
と感じたこともあった。

那智黒は、私のモヤモヤした整理できない塊のイメージだが、
大友さんはこんな表現を理解しようと、
微笑みながら受け止めてくれる。


「左脳」から「右脳」へ

頭でぐるぐる考えて、いつも思考が先走ってしまう私が、
ロルフィングのスイッチが入ると、
右脳(感じること)を優先させ、
また、それを素直に出せるようになる。

「合っている/合っていない」や「正解/不正解」ではなく、
「自分が心地よく感じるかどうか」に焦点が当たるようになる。


ロルフィングの体験を言葉で表すのはとても難しいのだが、
私にとって「心と体をクリアにする時間」になっている。


最後に...

穏やかな美しいセッションばかりではないことも付け加えておく。

私の心と体が「とっちらかっている」時もあって、
そんな時には、セッションもグズグズと停滞したり、
スムーズに進まなかったりもする。

それも、大友さんにバレバレなのである。

でも、そんな時でも大友さんはそれに優しく寄り添ってくれる。

大友さんと一緒に、自分の心と体と対話したい人、おすすめです。






・・・・・・・・・・

⑧西本 隆さん(医師/内科、漢方医学)

「アナトミートレイン」という言葉があります。

「体の骨格筋と筋膜はすべて線路のようにつながりを持っている」という概念で、体の動き、バランスの乱れを、局所の問題のみでとらえずに、統一体としての筋筋膜構成体全体でとらえようとするものと解釈します。

私は、漢方医学を主として実践している立場にありますが、漢方(≑中国伝統医学)の考え方が、人体を一つの統一体としてとらえるものであることから、アナトミートレインという考え方にも共鳴するものがありました。

私自身、姿勢が悪かったり、仕事が座業であることから、いくつかの整形外科的症状が時折出現します。それに対して、これまでも、例えば、「操体法」であったり「自律訓練法」や「野口整体の活元運動」であったり、あるいは、最近は、「足助式医療体操」などに出会い、これらを自分なりに実践してきています。

そんな中で、ある患者様から「今まで歩けなかった高齢の母親が歩けるようになった」とお聞きして興味を持ったのが、ロルフィングでした。もう6-7年近くも前でしょうか・・・。なんでも自分でやってみないと気の済まない私は、さっそく、当時神戸市でロルフィングスタジオを開かれていた大友さんにお電話し、最初の10回のセッションを経験しました。

「筋膜にアプローチする」というロルフィングの考え方は、「アナトミートレイン」と考え方の基本が同じである気がしますし、また、最近はやりの「筋膜リリース」とも共通した方向性を感じて※1、興味津々でセッションを受けました。

当時の大友さんのスタジオは阪急岡本駅に近い、ちょっとした急坂のマンションの一室だったのですが、セッションを受けた帰りは、呼吸が楽になり、歩いていても今までとは数センチ背が高くなったような新鮮な感覚になって、坂道を下るのがとても楽しかったのを覚えています。「確かに効く」というのが、私の最初の印象でした。

ただ、10回のセッションが終わった後は、メンテナンスに入るわけですが、どうしてもセッションを受ける回数も少なくなりますし、私自身の悪習(姿勢が悪い、食べ過ぎ飲みすぎ、etc)なども急に改善するわけもなく(改善しようとしない私が悪いのですが)、なかなか、以前と別人になった、というわけにはいかないようです。

大友さんが山形に移られてからは、数か月に一度のセッションになってしまいましたが、スケジュールの許す限り、治療を受けるようにしています。また、治療中や治療後に短い時間ではありますが、ちょっとした質問に答えていただく内容が、とても役に立ったりもしています。

これからも、是非継続してお世話になりたいと思っていますので、神戸にもちょくちょく足を向けていただければと思います。

最後に、大友さんもロルファーとしてどんどん成長され、その手技も徐々に進化されているのですが、私自身は正直言って、最初の頃の「ベイシックな徒手療法※2」の方が好きなんですけどね・・・^^。


※1:「アナトミートレイン」というコンセプトを提唱したのは、トーマス・マイヤースさんという方で、「ロルフィング」の創始者であるアイダ・ロルフさんから、直接ロルフィングの指導を受けた人でもあります。現在は、「ATSI(Anatomy Trains Structural Integration)」というプログラムを、世界中の人たちに教えています。つまり、西本先生の感想の通りに、「考え方の基本は同じ」と言えます。

「筋膜リリース」は、「ロルフィング」で用いられる「ツール」の1つでもあって、例えるなら、筋膜リリースという「楽器」を使って、ロルフィングという「ジャンル」を演奏しているというイメージです。というわけで、ロルフィングをしている人は、「筋膜リリースの専門家」でもあります。いくらピアノが上手に弾けるといっても、「ジャズ」という音楽の「独特のグルーブ」を生み出せるかどうかは、全く別の問題ですが、筋膜リリースができるからといって、ロルフィングができるわけではありません。

以上のようなことから、「アナトミートレイン」、「筋膜リリース」のどちらも、「ロルフィングをルーツにしている」ということになります。

※2:「ロルフィング」を始めたアイダ・ロルフさんのワークは、「とても痛かった」と語り継がれています。アイダさんは小柄な女性でしたが、「身体の使い方」が上手で、自分の体重を利用して、「筋膜」という組織に対して、指、拳、肘などで「圧を加える」ようにアプローチしています。「クラシックなスタイル」のロルフィングをする人は、このアイダさんのように、圧をしっかりとかけていくようにします。現在では、そのようなやり方だけではなく、「身体の動きそのものを洗練させていく」ようなセッションや、「ただ触れているだけ」のようなスタイルの人もいます。

僕自身は、昔は「クラシックなスタイル」でしたが、徐々に、「身体への刺激は最小限に、効果は最大限に引き出す」ことを意識するようになり、タッチは「やさしく、やわらかく」なってきています。西本先生は、以前の方が好みのようで、そこは柔軟に、「様々なタッチを、状況に応じて使い分ける」ようにしています。






・・・・・・・・・・

⑨我孫子 智美さん(陸上競技選手/棒高跳び、滋賀レイクスターズ所属)

大友さんのロルフィングは、2014年に初めて受けて、それからお会いできるタイミングに施術していただいています。

ゴリゴリもしないし、モミモミもしないので、『やってもらったぜ!』感を求めてる方は特に?でいっぱいになるかもしれません。
でもそれくらい身体に優しい施術です。
大友さんには申し訳ないなと(少しだけ)思いながらも、必ず施術中は眠りに落ちています。ごめんなさい。

施術中、身体が勝手に動く時があります。自分の身体が元の心地よい場所へ戻っているような感覚です。大友さんのロルフィングで適切な場所へ誘導してもらっている、という感じです。

終わった後は、地面から足が生えているようにスーッと立てます。息がしっかり吸えている心地よさもあります。
そうです、いい感じになります。
あと、身体って1つなんだな、と思ってもらえると思います。

私の感覚のみなので、なんて不思議な文章なんだと自分で読み返しながら思っていますが、ぜひ一度ご体感くださいませ!






・・・・・・・・・・

( Posted at:2020年8月11日 )

はじめての方はこちらをどうぞ、festaの考えです。

はじめまして。
Rolfing House festa(ロルフィングハウスフェスタ)です。

festaは、山形にある「とんがりビル」の3階にあって、「ロルフィング®」という身体のバランスを統合的に整えるボディワーク(施術)と、「A-Yoga」というポーズにこだわらずに、自分の身体にゆっくりと向き合えるヨガを通じて、「痛みや不調のない、健やかで自由な身体づくり」をサポートしています。

少し長くはなりますが、このページでは、festaがどんな考えを持った場所なのかをご紹介したいと思います。最後までお付き合いいただけたらうれしいです。

IMG_6728.jpeg
山形の中心地にある「とんがりビル」。この3階にfestaがあります。


IMG_6730.jpeg
木の床がすべすべで気持ちがいいので、よく寝っ転がっています。


「地方」でボディワークをするということ

山形もそうですが、日本全国の「地方」では、身体に痛みや不調があると、まずは整形外科などの「医療機関」を受診するか、鍼灸接骨院などの「保険が利く(保険適用)」場所に通うのが一般的だと思います。

それでも思うように改善されなければ、カイロプラクティックや整体などの「保険が利かない」施術を受けたり、特に身体に困った症状がないとしたら、「リラクゼーション」のためにクイックマッサージなどを受ける方もいらっしゃると思います。

さらには、「人に触られるよりは、自分で動いてなんとかしたい」という方は、スポーツクラブに通ったり、パーソナルトレーナーに見てもらったり、ヨガやピラティスのスタジオに行く人もいると思います。

海外では、それぞれの国で微妙に状況が違いますが、身体に何か不調がある時には、「自分が何を求めていて(痛みをとにかくすぐになくしたいのか、根本的に改善したいのか、そうならない身体づくりをしたいのか、などなど)、それに対して、適切な方法を自分で選択する」というのが「大前提」になります。

東京などの都市部では、大分その考えが浸透してきているので、もしも病気をしたとしても、ただただお医者さんの言うことを「鵜呑み」にするのではなく、その病気のことを自分で調べて、その病気に関しての診察、治療に優れている病院を検索して、いくつかの候補を実際に周って、「いろいろな意見(セカンドオピニオン)を聞く」のが通常のことだと思います。

それだけなら、もちろん地方でもしている方もいらっしゃいますが、「この接骨院ではどんな治療方針でどんな治療法をするのか?」や、「どのパーソナルトレーナーが、自分で求めているものにフィットするのか?」などを、自分で調べる人も多くなってきています。

コンビニなどに並んでいる雑誌にも、かなり身体の「専門的な」情報を目にするようになりました。

そう考えると、まだまだ山形では、「医療機関」であったり、「保険が利く」というのが、根強い「第一選択」であって、なかなか「それ以外の(オルタナティブな)選択肢」を目にする機会は少ないかなと思います。

自分の身体に何か不調があった時に、「ボディワークを受ける」ということも、「いくつかの選択肢の一つ」として、これから都市部ではどんどん定着してくると思います。(実際に、「Exercise is Medicine(運動は薬である)」という考え方も広まってきています。)

山形で「ロルフィングとヨガを通して、健康的な身体をサポートしている場所なんです」と自己紹介をすると、「そのロルフィングって保険利くの?」という質問がとても多く、「いえ、保険は利かないのです。ロルフィングというのは...」と、ロルフィングのコンセプトを説明させてもらうのですが、もうその方の「興味のシャッター」は降りているので、なかなか自分たちの考えを理解してもらうのは難しいと感じることが多くあります。

それでもfestaでは、これからの時代は、「自分で考えて、自分で行動して、自分で健康になる」という人が多くなってくると考えているので、そういった方のサポートができる場所になっていきたいと思っています。


街の「からだの相談窓口」として

英語では「診察室」を、「a consultation room」と言います。つまり、「(専門家に)相談する、助言を求める場」であって、お医者さんの意見を、そのまま受動的に受け取るということではありません。(ということで、「診察室」では、どんどん自分の意見や、気になることは質問してもいいのです。)

多くの人が「自分の身体に責任と関心を持ち」、そんな身体と生涯に渡って長く良好な関係を保つためにも、「自分に合った方法」を見つける必要があります。そのために、festaが「からだの相談窓口」になれればいいなとも考えています。

先にも書きましたが、最近は身体に関する情報が溢れかえっていて、専門家ですら「何が正しいのか、判断に迷う」こともあります。ましてや、一般の方となると、「健康な身体のためにボディワークを受けるといっても、どこに行ったらいいのかわからない」というのが普通だと思います。

さらに、身体にまつわる業界というのは、「縦のつながり(上下関係)」はとても強いのですが、他のやり方を安直に批判したりして、「横のつながり(ネットワーク)」はほとんどないと思ってもらってもいいと思います。

私自身は、神戸のスポーツ専門の整形外科で常勤トレーナーとして3年ほど勤務していた経験もあり、「医療機関」がどんな診察、治療をしていて、手術をするにしてもどんな選択肢があるのかも大まかには把握しています。

さらに接骨院を開業している友人も、ヨガやピラティスや他のボディワークをしている知り合いもいて、定期的に情報交換をし合ったりもしています。

festaが、みなさんの身体の健康をサポートする「選択肢の一つ」になるのはもちろん、もしも他に適切な場所や人を知っているのであれば、なるべく「偏り、バイアスなく、公平に」、他の可能性、選択肢も提案させてもらって、「選択肢を増やす機会」にもなれたらと思います。


「ネットワークで癒される」時代

これからの時代の流れは、「西洋医学か、東洋医学か」や、「保険が利くか、利かないか」や、「施術を受けるのか、自分で動くのか」などにも関係なく、身体に関する「横のネットワーク」がどんどん構築され始めていくでしょう。(今まで存在していた「境界(壁)」がなくなり、ゆるやかにつながり始めると思います。)

そして、その時その時の自分の身体の状況に応じて、そのネットワーク上を「流れる」ように移動していき、「整形外科にしか行かない」などと「一つの場所」や、「あの先生はゴッドハンドだから何でも治してくれる」などと「一個人」だけに、患者さんが「縛られる」こともなくなってくると思います。

膝を怪我をした直後は整形外科の先生に手術をしてもらって、術後もすごく良好だから、先生と相談して、今後は再発予防のためにトレーニングしていこうとなったの。だから、今はパーソナルトレーナーさんに週一でトレーニング見てもらって、ヨガのスタジオにもたまに通ってるかな。そして、今度そこのヨガの先生が紹介してくれたロルフィングっていう施術を受けに行こうと思ってる。全身を整えてくれて、自然に身体を支えてくれる軸ができてくるんだって。怪我をした時には、痛くて苦しいし、自分の身体が嫌いになったけど、その時その時のいいタイミングで、いろんな人がサポートしてくれたおかげで、今では自分の身体の声が聞きやすくなったし、いろいろと探求してみたいなと思い始めたんだ

というように、「点(個人)が治す」のではなく、「ネットワークが癒やす」時代に変化していくだろうと思います。

そのためにも、私自身が学びを忘れずに、いろいろな業種の人とオープンに交流して、「地域のみんなが健康になるように」という大きな目標のために、ゆるやかにつながっていくことが大切だと考えています。


「ロルフィング」と「A-Yoga」で心身を健康に

そんな大きな目標のために、festaとしては「ロルフィング」と「A-Yoga」を提供しています。それぞれの詳細に関しては、このウェブサイト上にページがありますので、そちらをぜひご覧になってみてください。

すごく簡単に言うと、「徒手による施術を受けたい」という方は「ロルフィング」をおすすめしていますし、「自分で動いて健康になりたい」という方は「A-Yoga」が合っていると思います。

festaにいらっしゃる方には、最初はA-Yogaのレッスンを定期的に受けられてきて、何かふいに身体を痛めてしまったり、急に体調を崩された場合には、ロルフィングを受けるという方もいますし、ロルフィングの10シリーズを受けて、身体のベースが十分に整ってから、そこからA-Yogaを受けることでそれを維持していこうという方もいっらしゃいます。

「ロルフィング」に関しては、現在は海外でしか資格認定を受けることができず、全国では140名、東北に限ってしまうと3名しか認定ロルファー™がいないので、まだまだ認知されていないボディワークになります。

ということで、上記のロルフィングのページだけではなく、こちらにロルフィングの情報をまとめた記事がありますので、そちらもご覧になってみてください。

関連記事:「ロルフィングに関しての情報をまとめました。」


今までのRolfing House festaの道のり

現在のfestaは「とんがりビル」の3階にありますが、その前に2回ほど「お引越し」をしています。

1年半ほどの時間をかけて海外でロルフィングの資格を取得して、2012年に奥さんと2人で神戸に自分たちのお店をオープンしました。

神戸では3年ほど活動してきて、2014年に子どもが生まれるの機に山形に移り住み、なかなか東北には根付いていない「ボディワークを選択肢の一つして受ける」という文化を広めようと、いろいろなことをチャレンジしてきました。

その「道のり」をまとめた記事は、下のリンクからご覧になれますので、ご興味ある方はそちらもどうぞ。

過去記事:「3番目のfestaまでの、楽しい5年間」


SNSで最新情報を更新しています

festaは「Facebook」と「Instagram」もしています。

主に、日々の心に止まった風景や出来事を綴った日記のようなものですが、イベント情報や、A-Yogaのレッスンスケジュールなども更新しています。

とても気楽な内容ですので、そちらももしよかったらフォローしてみてください。

Instagram → https://www.instagram.com/rolfinghousefesta/




最後までお読みいただいてありがとうございました。

このブログには、他にもいろいろな記事を書いていますので(中には身体には関係ないものもたくさんありますが)、そちらも気になるものをいろいろと覗いてみてください。

もしも実際にロルフィングやA-Yogaを受けたいと思った時には、「CONTACT」ページから気軽にご連絡いただければと思います。

以上、「はじめての方はこちらをどうぞ、festaの考え方です。」でした。

これからもfestaをよろしくお願いします。




Rolfing House festa

( Posted at:2020年8月 3日 )

Yogaレッスン 8月のスケジュール(お盆も通常営業)

ようやく長かった梅雨も明けたようです。

これだけ雨が降る日が長く続くと、「夏らしい元気な太陽の光」にありがたさを感じますね。

日頃買い物する野菜の値段も上がってきていたので、農家さんにとっては待望の「太陽の恵み」なんだろうなと思います。

この日差しでどんどん野菜も育って、大きく色鮮やかで、たっぷりと「太陽の力」を受け取った夏の野菜たちをいただけるのを楽しみにしています。

山形は普段よりもさらに「短い夏」になるかと思うので、その夏の時間を十分に楽しめるように、ヨガで身体を気持ちよく動かして整えておきましょう。

例年では、夏の「遊び過ぎ」のせいで、お盆くらいにぐったりになる方もいらっしゃいますが、お盆も通常通りに営業していますので、そのメンテナンスにもfestaをご利用くださいませ。

今年の夏も目一杯楽しみましょう!!




◯festaヨガ

上のスケジュールの、「ピンク色」のアンダーラインのところが、とんがりビルの「festaでの対面レッスン」になります。(クリックすると、拡大したものが見れます

できるだけの対策はしていますが、気になる方は無理をせず、「オンラインヨガ」もしていますので、そちらも検討してみてください。

ヨガの「アーサナ」だけにはこだわらずに、その日に集まったみなさんの身体の状態をお聞きしながら、シンプルでもじっくりと深めていける動きを紹介します。

オンラインだと、「この動きでいいのかな」と不安になる方もいるようなので、そういう方はやはり「対面レッスン」がおすすめです。

回数券もありますので、購入していただくと、お得にレッスンを受けることができます。

ヨガに関しては、「細く長くつづけること」が大切だと思っていますので、一度購入していただいたものは「期限なし」でご利用できます。ご都合の合う時にご予約ください。
    
回数券:2,500円/1回
    7,000円/3回
         11,000円/5回
    18,500円/10回
 (どの曜日でも使用可、期限なし)



◯オンラインヨガ

5月から「オンラインヨガ」もはじめています。

「人が集まる場所でのヨガはまだ抵抗がある」という方や、ふと「ヨガをしたいな」と思った時のタイミングで、気軽に受けたいという方にもおすすめです。

詳しい内容は下のリンク先から確認できます。

festaのオンラインヨガの提供開始について。



◯maaruでつながるYoga

8月19日(水)11:30 - 13:00(ヨガ60分+ランチタイム)

場所:ドーナツ小屋 maaru
料金:2,500円/1回

お隣の上山にある「ドーナツ小屋 maaru」さんの「屋根裏部屋」をお借りして、月に一回「ランチドーナツ付きのヨガレッスン」をしています。


ヨガがはじめての方でも大丈夫です。




前回のドーナツランチです。


参加者みんながつながる楽しいレッスンです。



以上のヨガレッスンは全て「要予約」となっています。


ご予約、またはお問合わせは、

電話:090-4476-6395(大友)

までご連絡をお願いします。


みなさまの参加を楽しみにお待ちしています。

 


Ryoko

( Posted at:2020年8月 1日 )

「私がロルフィングをおすすめしたい理由」前編

①松下 浩子さん(会社員/ジャイロキネシスインストラクター)

◯ロルフィングと私と大友さん。
(↑何となくタイトルが浮かんだので書いてみました)

大友さんが初めてのセッションの時、「松下さんと僕のセッションの相性が合わなければ、違う人をご紹介させていただきます。」と、伝えてくれたことを覚えています。

私はただ驚き、「普通、そんなことを先に伝えるの??この人、すごい!!」と感じて、ストレートに誠実さが伝わってきて、「きっと、大丈夫!!」と信頼してから8年目??

ロルフィングを受けてからの実感は、

1、身体って、生き物なんだと感じられた。
頭ではそんな事はわかっているけど、触れられてわかることもある。欠伸が出たり、呼吸がいつの間にか深くなっていたり、足を触っているのに、首が伸びたり、脳が呼吸をする感じとか。「身体ってつながっている」と、セッションを通じてリアルに体験できたのは、私の宝物。

2、バランスの取れた身体って動きやすい、歩きやすく、表情も微笑んでいる。
姿勢を良くしようなんて思わなくても、そうなっている。セッションの後は、身体が軽くなるので、スキップや走り出したくなる感覚。自然と動き出したくなる感じでがとても楽しく、ただ歩いてるだけで気持ちがいい。

3、セッションをコンスタントに受けているので、大きく身体のバランスを崩さなくなった。
なんとなく動きづらさが出てきても、ここだけ痛い・・ここだけが変とかがない。8年前より、今の方がずっと動きやすい。年齢を重ねると、体力の衰えとか、老眼とか、失うことに気を取られそうになるけど、得ることも沢山あるから、楽しみも増える。

セッションの時間をゆったり取っているので、落ち着いて受けられるし、大友さんはバランスのいい人なので、私がどんな状態(心が疲れてたりとか・・・リラックスして自然に涙が出ていたこともある)でも、そっと受け止めてくれるので、100%で安心と信頼しています。 

新しく何かをスタートさせたい時に、まずは身体を整えてから、いい感じで行動するのもよし。

身体に痛みが出て、「痛みよ、どこかにいって」って気持ちになるけど、受け止めないといけない時は、優しく付き合えることもできる。

大友さんのセッションは、その時々の自分に必要なことが起きるセッション。身体からのギフトとして、私はたっぷり受け取っています。

すべての人に一度は受けてみてほしいセッションです。

いつもありがとうございます。    


松下 浩子(*^-^*)






・・・・・・・・・・

②野村 沙世さん(陸上競技選手/長距離、実業団所属)

アスリートに限らず、仕事の質を決めるのは身体のありようです。

過度なプレッシャーを抱えている時ほどアスリートの身体はガチガチになります。ロルフィングで人の身体が本来あるべきポジションに戻ることで、思いがけず新たな感情が湧き上がったり、欲しかった感覚が摑めたりする。私がロルフィングに通う理由はそこにあります。

高校・大学・実業団と競技をやっていく中で様々な治療家に出会う機会がありましたが、ロルフィングはその中でもかなり特異でした。

施術としては殆んど何もしていない?ように見えて、施術が終わるとちゃんと関節の可動域が広がったり呼吸がしやすくなっています。それは背景に、筋肉や骨に関する膨大な知識と理論があるからこそ。受ける側の私たちにとっては、そういった知識よりも自分の感覚や内面と向き合うことに集中させてもらえる場だと感じました。

「ご自身でほぐれていこうとするのを僕は助けているだけですから、その分効果の持続性が高いんですよ」という大友さんの言葉が印象的です。

ロルフィングは、情報が溢れる今の世に暮らしている誰にとっても貴重な体験と言えます。






・・・・・・・・・・

③松原 加奈さん(アスレティックトレーナー)

私はフリーのトレーナーとして活動していて、この業界に17年携わってきました。

私自身、学生時代に怪我をしたり、交通事故に遭ったこともあり、その頃から施術やリハビリを受ける機会がありましたし、現在では「身体が資本」の仕事をしているので、継続的にトレーニングをしていたり、身体のメンテナンスも欠かさないようにしています。

その間に、いろいろな治療家、トレーナー、インストラクターと出会ってきました。

「自分の身体をもう一つステップアップさせたい」と思い、私の身体を信頼してして見てもらえる人を探していた時に、大友さんのロルフィングに巡り会いました。

きっかけは、私のクライアントさんにヨガの先生がいらっしゃるのですが、その方とのパーソナルトレーニングをしていた時でした。

その先生へのパーソナルトレーニングは3年ほどしていて、身体の強化、メンテナンス、パフォーマンスアップを目標に行っていました。

ある日のパーソナルトレーニングのセッションの際に、その方の身体がいつもと全く違いました。

いつもの力みがまったくなく、メンテナンスをする必要がなかったのです!

そのおかげで、トレーニング前に身体を調整する時間を取ることなく、すぐにトレーニングを始めることができました。

長い間、一緒に身体づくりをしてきましたが、そんなことは初めてだったので、一体何があったのかを聞いてみました。

そうすると、「久しぶりにロルフィングを受けたからかな?」とのこと。

私はすぐに「そのロルフィングの先生を紹介してほしい!」とお願いしました。

ちなみに、私は「まずは何でもやってみる」タイプではありません。身体の専門家として「これは効果がある」と確信できたものだけに、きちんと「時間」と「お金」を使いたいタイプです。笑

そうして、ロルフィングを受けることになったのですが、初めて受けた時のことは忘れません。

とても簡単に言うと、「ただ寝てる」だけ。

それでも、ずーっと「どうにかしたいな」と気になっていながらも、自分では何もできなかった身体の部分が、ギギギーと動き始めました。「なるほど、そっちの方向に私の身体は行きたがっていたのかー(←マニアックですいません)」と気づいて、そして、びっくりするくらい深い呼吸ができたことを覚えています。

その初回のセッションだけでも最高に身体が整った感覚がありましたが、10シリーズが進んでいくうちに、自分では気づいていなかった深いところまで、身体が隅々まで整っていきました。

私の場合は、10シリーズの途中に赤ちゃんを授かったのですが、無事に出産して、産後のケアを自分自身でしてみても、なかなか思うように身体の感覚が戻ってこなくて、なかなかしんどい思いをしていたのですが、その時にもロルフィングを受けて、「あー、私の身体つながった!」という感覚を得ることができました。

私は、身体の硬い人、過去に怪我をしたことがある人、日々の疲れが取れない人、運動をしたいけどしんどくてできない人、身体をレベルアップさせたい人などに、大友さんのロルフィングを勧めています。

ロルフィングは素晴らしいのですが、「誰のロルフィングを受けるのか」もとても重要なことだと思います。

大友さんのロルフィングを継続して受けようと思ったのは、「知識、スキルのレベルの高さ」と、今も勉強し続けていること、そして「すごくいい人」です!笑

山形に旅行に行った際には、いろんな所に連れて行ってくれて山形を大好きにしてくれました。

施術は「信頼関係」が何より大切です。

大友さんになら「自分の身体を預けたい」と思えるし、「私の大事な人にも紹介したい」と素直に思います。






・・・・・・・・・・

④W.Mさん(編集者)

私が一番記憶に残っているのは、ロルフィングを受けた後に歩いた、住宅街の景色です。 

施術していただいた場所から駅まで歩き出してすぐ、呼吸の楽さに気がつきました。身体もしなやかで、あんなに「呼吸が深くできている」と実感したのは初めてでした。

そしてその後、おそらく普段と変わらない風が吹いたのですが、それを肌で感じた瞬間、強烈に"なつかしい"という感情に包まれました。

言葉ではうまく説明できないのですが、心が動くというような、気持ちよさとなつかしさが同時にきたような、不思議な感覚でした。

だからなのか、そのとき目の前に広がっていた、知らない街の夜の光景を、今でもはっきりと覚えています。






・・・・・・・・・・

⑤林 晶子さん(会社員/エステティシャン)

脱力系ロルファー(主観です)大友勇太君のセッションは、一言で言い表すと「優しくて丁寧」です。

美容の世界に足を踏み入れてからかれこれ15年たちますが、初めて勇太君に身体に触れてもらった時、「なんて優しく触る人なんだろう!」とびっくりしたのを覚えています。女性のエステティシャンでも、彼ほど丁寧に身体を扱ってくれる人はそんなに多くはないと思います。

穏やかな口調で、どんな人でもリラックスさせてくれる不思議な声も持ち合わせており、セッションが始まるととても穏やかで心地よい、ゆっくりとした時間が流れます。

今身体がどんな状態で、何を求めているかを確認しながら身体を診てくれるのですが、身体への向き合い方もとにかく丁寧で優しいです。身体とお話ししながら、セッションが進んでいくんですね。

説明が難しいのですが、例えばちょっとした不具合にも気づいて寄り添ってくれるというか・・・。(なんだか右膝に違和感があるな...)と思っていると、いつの間にか彼の手は右膝に移動します。わたしから言わせるとエスパーの領域です(笑)

グイグイ系の力強い手技などは一切なく、とにかく優しいタッチに誘導され、いつのまにか身体に大きな変化が起こるのは、毎回さすがだな~と感心するばかり。あれよあれよという間に身体がゆるんでいき、呼吸が楽になって、最後は「はぁーーーーー」と自然に声が出て肺にたくさん空気が入ってきます。気がつくと、いつもより視界が広くなり、生まれ変わったような身体の軽さを実感します。

日常の生活に追われ、身体の不調や違和感に気づかないようにして過ごしていたり、不調が慢性化しがちな方には是非1回受けてみて欲しいですね。

身体が整うって、こんなにも楽なんだっていうことを教えてもらえる素敵な技術です!





・・・・・・・・・・

( Posted at:2020年7月20日 )

「おためしセッション」が、3,000円で受けられます。

最近、とてもおもしろい本を読みました。

虫とゴリラ』養老孟司、山極寿一著

ご存知の方も多いと思いますが、『バカの壁』などの著書でも有名な、東京大学名誉教授で解剖学者の「養老孟司」さんと、京都大学総長で、霊長類学者、人類学者の「山極寿一」さんの対談本です。

タイトルの通り、養老先生は大の「虫好き」で、特に「ゾウムシ」の採集、研究を長年されていて、方や、山極さんはアマゾンの森に入り込んで、「ゴリラ」と一緒に生活しながらその生態を研究をされています。

生物というのものには、必ず生きている場所がある、その場所を抜きにしては、その生物が生きていることにならない。まずは、その生物を見たら、その生きている場所を見ろ
 - 今西錦司(日本の霊長類学の創始者)

本の中で山極さんが紹介された言葉ですが、お二人の研究対象は「虫」と「ゴリラ」と違うものですが、それらが生きている場所である「自然」を見つめてきたことは共通しています。

そのお二人の「深く本質的な自然観」には、「そうだよな」と思わされることばかりで、ぜひ多くの人に読んでいただきたいです。

身体は一番身近な自然である

何度も書いてきたことですが、僕はそう思っていて、ロルフィングを受けてくださる人には、それを「自分の身体を通して感じてほしい」と思っています。

本を読み進めながら、「身体も同じだな」と思う箇所がいくつもありました。


・・・

つながる感覚

山極:ゴリラの集団を見ていて面白いのは、昼寝などの時、ベッドをつくらずに一緒に眠る時にはね、お互いにみんな体のどこかが「接触」しているんですよ。これは犬でも猫でも、ペットを飼っているとわかります。飼い主の足元に来てちょこっと触れる。この体でつながっているという感覚は、とても重要みたいですね。

養老:重要ですね。とくに人間の子どもはそうですよ。

山極:「お母さん、手をつないで」って言いますでしょう。あの感覚は非常に根源的な、個体と個体のつながりを表していると思います。人間同士だけではなく、その先にある世界そのものとつながっているような安心感がありますよね。人間が根源的に求めている感覚なんだと思います。

・・・


今、世界がウィルスによって「離れて(別れて)」しまっています。

festaの営業を再開して、いろんな人の身体に触れさせてもらいましたが、「本人の自覚があるなしに関わらず」に、ほとんどの身体が硬く縮んでいて、しなやかさ、柔軟性がなくなっていることに気づきます。

やはり、何かしらの影響を身体は感じているのだと思います。

こんな時だからこそ、「触れる」ことで「つながる感覚」を呼び覚ますことは、とても重要な意味を持つと思っています。

特に「ロルフィング」では、「タッチの肌理質感)」をとても大事にしているので、シンプルに身体に手を置き「触れる」だけでも、身体の内側から必要な反応が起こってきて、動きの悪くなった内臓がうねうねと動き出し、強張った筋肉がふわっと緩んできます。

そして、身体の不調や心の不安定さによって、くしゃっと歪んだり、どよんと曇っていた表情が、まるで「その先にある世界そのものとつながっているような安心感」を感じて、次第に、晴れやかなすっきりとした顔になる方もいます。

そんな様子を見ることができると、「この仕事をしていてよかった」と心から感じます。




前置きが長くなりましたが、「こんな状況だからこそ、festaのロルフィングをいろんな方に受けていただきたい」と思いますので、「おためしセッション」の料金を変更しようと思います。

おためしセッション(90分程度)
5,000円→3,000円

今まで受けたことがなかった方々は、ぜひこの機会にロルフィングを体験してみてください。

人間は、根源的に『つながる感覚』を求めているんだな」と実感してもらえたらうれしいです。

気軽にご連絡ください。


◯問い合わせ

電話:090-2954-8207(大友)




Yuta

( Posted at:2020年7月10日 )

視覚行動研究所のウェブサイトに「ユーザーボイス」として登場しています。


以前のブログで、「眼鏡で身体を調整する。」という記事を書きました。

その眼鏡を作成してくださったのは、新潟にある「視覚行動研究所」の「野澤 康」先生という方です。

今回、野澤先生のウェブサイトがリニューアルして、そこに僕と奥さんが「ユーザーボイス」ということで、眼鏡を使ってみての感想をインタビューしてもらって、それが掲載されています。

お恥ずかしながら、僕は上の写真の眼鏡を野澤先生に作ってもらってから、数ヶ月で無くしてしまいました。泣

普段、眼鏡を付けるほどに視力が悪いわけでなく、「はじめての眼鏡」だったので、家の中での「定位置」が決まっていない状態のまま過ごしていたら、数ヶ月でどこかに消えてしまいました。

ということで、主にユーザーボイスには、奥さんの感想が書かれてありますが、ちゃっかりインタビューにも同行して、さらに結構しゃべっています。笑

眼鏡をすでにしている方はもちろん、「スマホを見る時間が長くて、少し視力が落ちてきている気がする」なんていう方も、野澤先生の検査を受けられるのがいいかと思います。

2ヶ月に1回、米沢の「スタジオ八百萬」というコワーキングスペースで出張検査をされるので、タイミングの合う方はぜひどうぞ。





「視覚行動研究所」のウェブサイトはこちら



Rolfing House festa

( Posted at:2020年7月 9日 )

festaのオンラインヨガの提供開始について。


※この記事は2020年5月8日掲載したものです。

festaをお休みしてから、ちょうど1ヶ月が過ぎました。

少しずつ「おうち時間」にも慣れてきて、時間をかけて家を整理整頓したり、カップケーキなどのスイーツを手作りしてみたり、息子と工作して遊んだりしています。

神戸にいた頃に、よくヨガのレッスンに参加していた「中井 まゆみ先生」が、オンラインでのヨガレッスンを毎日してくれるようになったので、今までは参加したくてもできなかったのですが、「Zoom」というアプリのおかげで、毎日朝晩のレッスンを受けることができています。

おかげで、自分の生活にもリズムができてきて、身体もすっきりととても調子がいいです。

festaのヨガに通っていただいているみなさんにも、そんな機会を持ってもらえたらなと思ったので、私も「オンラインヨガ」をやってみようと思います。

なるべく定期的に、みなさんのご都合で受けやすいようにやっていけたらと考えています。

下に詳細な情報を載せますので、興味のある方は目を通していただいて、ぜひレッスンにも参加してみてください。




◯オンラインレッスンについて

レッスンのスケジュールは、上の通りになります。

レッスン時間は「60分」です。

参加したい時には、事前に「予約」をお願いします。

料金は「1回500円」で、月末に「その月の利用回数」をカウントして、翌月に「その回数分の料金」をお支払いしていただきます。

支払いに関しては、「クレジットカード決済」になります。

翌月のはじめに、参加していただいた方々に、個別でメールを送らせていただきますので、そのメールの案内に沿って、お支払いの手続きをお願いします。(「Square」というアプリからメールが届くかと思います。)



◯「Zoom」に慣れていない方
(慣れている方は読み飛ばして大丈夫です)

事前の準備として、以下のことをお願いします。

1. Zoomアプリのインストール
Zoomアプリをインストールされていない方は、インストールをお願いします。パソコンでの参加をおすすめしますが、スマホでの参加も可能です。

2. カメラ・スピーカー・マイクのテスト
Zoomが初めての方は、事前にカメラ・スピーカー・マイクのテストもお願いします。下記ページの「参加」をクリックすると、Zoomのテストを行うことができます。(※「テストミーティングに参加」とありますが、機器のテストが行われるだけで、誰かと繋がることはありません。)

3. 参加しやすい環境の準備
当日は参加しやすい環境の準備をお願いします。まわりの音が気にならずに、身体を動かすのに十分なスペースがあって、身体も心も落ち着ける場所を準備してください。(もちろん、子育て等で難しいこともありますので、できる範囲で大丈夫です。)

「Zoom」に関して、何かわからないことがあれば、気軽にご連絡ください(私も最初は戸惑いました。笑)



◯具体的な流れのイメージ

1. 上のレッスンスケジュールで予定を確認して、自分の参加したいレッスンの「予約」をする。(もうすでにfestaのヨガに参加していただいている方は、「LINE」へご連絡いただいて大丈夫です。はじめての方は、下の「問い合わせ」先にご連絡ください。)

2. 私からレッスンに参加するための「URL(http://から始まる文字列)」と「参加パスワード(数字6ケタ)」が送られてきます。

3. 予約した当日のレッスン前には、「ヨガに集中しやすい環境」を整えておく。

4. レッスン時間の「10分前」頃になったら、先ほどの「URLをクリックして、パスワードを入力」して、「Zoom」というアプリに入る。

5. ヨガの時間を楽しむ。

6. また参加したいレッスンがあれば「予約」をしてもらって、「2」に関しては「どのレッスンも共通」になるので、「3〜5」を繰り返してもらいます。

7. 翌月はじめに「支払い案内メール」が届くので、それに従って料金を支払う。

という感じです。



◯問い合わせ

電話:090-4476-6395(大友)



「Zoom」がはじめての方は、少し不安かもしれませんが、すぐに慣れるかと思います。

受けていただくのが、「自分のおうち」なので、「リラックス」しやすく、「パッと思いついた時にも参加しやすい」というメリットがあります。

もちろん、もう少し状況が落ち着いてきたら、「festaでの対面レッスン」も再開したいと考えています。

そちらの方が、その人の身体の状況を見ながら、細かなアドバイスや、必要なアジャストメントもできるので、みなさんもどちらも試していただいて、「自分に合ったスタイル」を見つけていってもらえたらと思います。

知らない内に、身体がストレスを感じていて、緊張も強くなっているかと思いますので、それが少しでも和らいで、深い呼吸ができるように、オンラインのヨガをしていけたらと思っています。

ぜひ気軽に参加してみてください。




Rolfing House festa
Ryoko

( Posted at:2020年7月 8日 )

「ロルフィング体験記」をまとめています。

ここでは、ロルフィングのセッションを実際に受けられた方の「体験記」をまとめています。

まだ数はそんなに多くはないのですが、少しずつ増やしていけたらいいかなと思います。

あくまで「個人的な体験」なので、それと「比較」したり、過度の「期待」はしないように読んでもらえるとうれしいです。

身体には「何が起こるかわからない不確定さ」と同時に、「何が起こってもいい自由」があります。

「自分だけのロルフィング体験」を大切にしてみてください。


少しコンセプトが違いますが、「モニターの方の感想を元にした、「10シリーズの解説」シリーズ。」というものもあります。

各セッションで何を目標にアプローチしているのか、そしてどんなことが身体に起こって、それは何を意味しているのかということを、少し「踏み込んで」書いているものです。

文量も多いですが、もう少し「理論的な背景も知りたい」という方にはおすすめします。


何かわからないことがあれば、気軽にお問い合わせください。

メール:info@rolfing-festa.com
電話:090-2954-8207(大友)


・・・・・・・・・・・・・・・


農家をしている男性の方への10シリーズ
野球もなさっている30代の男性の方のロルフィング体験です。

ヨガインストラクターの女性の方への10シリーズ
とても感覚が豊かな方なので、いろんな反応を言葉で表現されています。

東京の女性のセラピストの方のロルフィング体験
繊細な感想はもちろん、身体の感覚に関しても書いてくださっています。


・・・・・・・・・・・・・・・




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2020年7月 7日 )

モニターの方の感想を元にした、「10シリーズの解説」シリーズ。

festaのロルフィングがどんなものなのか、実際にモニターとしてロルフィングの10シリーズを受けてくださった方の感想をここにまとめています。

モニターの方は5名で、全て女性の方です。

年齢は20〜40代で、お仕事をされていたり、専業主婦をされていたり様々でした。

モニターの方の感想を元に、僕がその中で出てきたトピックを解説するというスタイルです。

10シリーズでは、各セッションごとに「テーマ」が決まっていて、そのテーマに沿って進めていくのですが、どんどんその方個人の特徴が出てきて、「その人だけの10シリーズ」になっていくのが、感想を読んでいただいても伝わると思います。

ロルファーになって5年ほど、「人のからだ」に向き合っていますが、「からだは単なる〈物質〉ではなく、〈生身の生きている存在〉である」と思うようになりました。

「いきもの」としてのからだは、それにきちんと向き合っていると、様々なことを教えてくれます。

そのことを「なるべく正直に、素直に、丁寧に」説明しようと思うと、どうしても書くことが多くなってしまいます。

結果的には、自分では想像もしていなかったことを書くことができたり、新たな気づき、発見も多くあり、ロルフィングをさせてもらった僕の方が、貴重な体験をさせてもらえたと思っています。

元々は「トレーナー」として働いていた自分が、「人のからだは自然そのものだ。まだまだ僕らにはわかっていないことがたくさんある」と感じて、「ロルフィング」を学び始めることになったのですが、このロルフィングのセッションで実際に起きたことを元に、それを文章にしていくプロセスを通して、「人のからだはおもしろい、そして奥が深い」と再確認できました。

「ロルフィングって何?」という方のために書こうと思って始めたものですが、文量もかなり多くなってしまったり、内容もややこしくなってしまったものもあって、余計に混乱させてしまうかもしれませんが、これを読んで同じように「人のからだ」に興味を持ってもらえたらうれしいです。

読んでいただく前に、簡単なルールも載せておきます。

・順番に読んでも、読まなくても大丈夫
(どのセッションから読んでもいい)

・途中で「読みにくい」「わかりにくい」「飽きた」場合には
 読まなくても大丈夫

・無理なく、楽しく読めるのが一番
(ロルフィングのことを少しわかってもらうのが二番)


◯モニターAさん

モニターに募集していただいた方の中で、最年少の20代の女性がAさんです。

「今すぐに身体に不調があるわけではないけど、今後の人生で長く付き合っていく身体なので、今のうちに整えておきたい」ということで、他のモニターの方に比べると、身体に目立った症状はありませんでした。

ただ、ロルフィングに何か「ピンとくるもの」を感じてくださって、それが10シリーズを受けていく中で、「なぜピンときたのか」が少しずつ明らかになっていきました。

Aさんが一番早く進んでいったので、10シリーズの各テーマの「概要」の説明もしています。「理論的にロルフィングが何をしているのか知りたい」という方にはおすすめだと思います。

セッション1
セッション2
セッション3
セッション4
セッション5
セッション6
セッション7
セッション8
セッション9
セッション10


◯モニターBさん

40代の女性の方で、いくつか身体に大きなケガの履歴があり、手術の経験もあって、「痛みだらけの身体の悲鳴が聞こえてくるようでした。」と、初回の感想にもあるように、身体の症状としては一番「ガタガタ」だったのがBさんです。

それでも、どんどん身体が整うにつれて、痛みや不調もなくなってきて、体重もかなり落ちたのが印象的でした。

「遠方から」通っていただいていたので、「月に一度」というゆっくりペースで受けられた方です。

そんなに頻繁に受けなくても、効果が長く続き、それがきちんと定着してくれるので、最後の方ではほとんど症状がなくなり、「ロルフィングの力」を僕自身もすごく感じた10シリーズでした。

・セッション10


◯モニターCさん

Cさんは、スポーツクラブにも通っていて、運動を定期的にされているアクティブな40代の女性の方です。

10回のセッションを受けていくことで、身体の「シルエット(ライン)」が結構変わってきて、友人などの「第三者」から変化に気づかれることもあったようでした。

自分が変わっていくことにすごく「オープン」な方だったので、身体の構造面はもちろん、「精神的な変化」も感想の中によく登場してきます。

「ロルフィングには人を変える力がある」というよりも、「本人自らが変わろうとする力」の方がとても大切で、それを「後押し」していくのがロルフィングのなのかなと改めて実感したのが、Cさんとのセッションでした。

セッション1
セッション2
セッション3
セッション4
セッション5
セッション6
セッション7
セッション8
セッション9
セッション10


◯モニターDさん

Dさんに書いていただいた問診票をまとめたのが下になります。

・手先が冷える。
・朝起きると、首、肩回りがこっている。
・両膝が時々痛い。
・歩いていると、左脚が上がらなくなる。
・なんとなく腰がずっと痛く、ギックリ腰になりかける。
・2年前に尻もちをついて、起きれないほどに痛かった。

Dさんは40代の女性ですが、女性によく見られる症状が並んでいます。

10シリーズでこれらに「直接的に」何かをしたことはありませんでしたが、それでも終盤になってくると、これらの症状は自然に消えていっていました。

「元を正すこと」の大切さが、Dさんとの10シリーズにはよく表れていると思います。



◯モニターEさん

元々はダンスを熱心にされていて、いくつかのボディワークを受けた経験もあり、「身体感覚に優れた」のが、30代女性のEさんです。

Eさんの感想は、自分で感じたことをうまく文章にまとめてくださっていて、とても読みやすく、初めての方には参考になることが多いと思います。

元々、そういった能力がある方だと思うのですが、ロルフィングを受けていく中で、さらに「身体感覚の言語化」が洗練されていったのではないかと感じています。

身体はすべてつながっているので、「触っているところとは別のところに反応が出て」きたり、「微細なタッチで全体が整うこと」が起きてきたり、ロルフィングの変化のおもしろさも伝わるかなと思います。





楽しく読んでいただけましたか?

少しでも、「人のからだってすごいなぁ。おもしろいなぁ」と感じてもらえたり、ロルフィングのことがなんとなく伝わっていたとしたら、モニターの方にロルフィングをさせていただいて、その感想を元にブログを書いてよかったなと思います。

読んでいただいてありがとうございました。


Yuta

( Posted at:2020年7月 6日 )

陸上選手と生物学者が話した「体(自然)」のこと。

為末大さん(左)、福岡伸一さん(右) ジャガーHPより

上の写真の左側の男性は「為末大」さんという方で、元陸上競技400mハードルの日本記録保持者で、世界陸上選手権では2001年エドモントン大会、そして2005年ヘルシンキ大会で銅メダルを獲得した、日本を代表するランナーだった方です。

現在では、テレビでコメンテーターなどもされています。

僕は元々、ロルフィングでハンズオンの施術をする前には、オリンピックを目指すようなアスリートから、学生スポーツ、一般、高齢者の方までを対象にした「トレーニング指導者」をしていました。

大学卒業後、Washington Nationalsのルーキーリーグでインターンしていた時

まだ中京大学の学生だった頃、大学のトレーニングセンターに毎日のように通い詰めて、トレーニング指導の教科書を真面目に勉強することよりも、様々なスポーツのトレーニング風景を観察していたことがありました。

スポーツの競技によって、それぞれが行っているトレーニングはまるで違います。目の前で行われているトレーニングの多くは、「教科書には載っていないもの」であったり、「教科書に書いてあるやり方とは違っているもの」でした。

中でも、特に僕のトレーニング指導に大きな影響を与えたのが、「陸上競技」のトレーニングで、中京大学は全国的にも陸上競技の名門大学で、多くのオリンピック選手、メダリストを輩出しています。

そんな世界レベルの陸上競技のトレーニングを観察して、「何を目的にしてやっているんだろう」といろいろと想像して、自分の身体で試してみて、それを何度も何度も繰り返すことで、とても多くのことを学び、吸収していきました。

さらに、陸上競技経験者しか読まないであろう『陸上マガジン』を大学の図書館で読み漁るようにもなり、そこで、その当時陸上短距離界のエースであった「末續慎吾」さんや、まだ現役選手だった「為末大」さんのことを知りました。

その頃から、走りの美しさはもちろんなのですが、「言葉をすごく大切にしている人」ということと、「自分の頭で深く考えている人」というのが、為末さんに対しての印象でした。

陸上競技を引退されてからも、ご自身のウェブサイトで、「陸上競技」のみならず、「スポーツ」に関して、さらには「人間」そのもの、そしてそれが作り出す「社会」についてなどの多様なテーマに関して、幅広い想像力と、深い洞察に基づいたコラムを書かれています。

今回はそのコラムではないのですが、「福岡伸一」さんという『動的平衡』、『生物と無生物のあいだ』など、多数の著書も執筆されている生物学者の方との、とても興味深い対談が「ジャガー」のウェブサイトに載っていたので、その一部を紹介したいと思います。

普段、僕がロルフィングをする上で、とても大切にしている「観点」が、お二人の対談の中でも登場してきます。

以下が対談を抜粋したものです。


・・・・・

為末:ふと思い出したのですが、現役時代に、左のアキレス腱の痛みが取れないことがあったんです。いろいろと試しても、なかなか治らない。でもあるとき、自分のフォームをビデオで観たところ、右肩が回転しているのに気づいたんです。こういう動作は対角線上のパーツに負担をかけるので、右肩の回転を止めてみたら、アキレス腱の痛みが引いて驚きました。

ここから連想したのですが、いま私たちは人間社会の様々な問題を解消しようとして、部分最適化の罠に陥っているように感じます。個別の問題に対処しようとするばかりで、社会全体をどうしていくかの議論ができていない。どうすればこの行き詰まりを打破できますか。

福岡:為末さんの例で言えば、物理的に離れて見えるパーツであっても、生命の中では全体が相互に作用していると考えた方がいいと思いますね。人間はついつい、分節的にものを考えやすい。まず、この傾向に自覚的になるのがスタートです。

我々の体は、アキレス腱や半月板といった部品が、ロボットみたいに合体してできているわけではない。もしアキレス腱が痛んだときに新しいものと取り替えられるとして、それで治るかというと、おそらく根本的な原因を特定しない限り、また新しいアキレス腱が痛みだしますよね。

人間の営みである以上、社会についても同様だと私は思います。複雑なシステムゆえに、シンプルだったり部分的だったり、わかりやすいモデルに飛びつきやすい。一旦そこを我慢して、全体像に向き合わなければいけないでしょう。

為末:そのためには何が必要だと思われますか。

福岡自然はいつでも参考になりますよ。それは何も、山に行ったり海に行ったりすることだけではない。我々はこういう人工的な都市に住み、あらゆる人工物に囲まれています。だから「たまには自然が必要だ」なんて言うことがありますけど、私はちゃんちゃらおかしいと思っているんです。私たちは、常に自然ともっとも身近に接している。それが何か、おわかりですね。

為末自分の体、ですね。

福岡:はい。こんなに貴重な自然はないわけです。だから自然、身近なところでは自分の体について考えを巡らすことで、きっとヒントを得られると思います。

「遊びやゆらぎ」を許容する生物は淘汰されない、生物学者・福岡伸一×為末大対談、ジャガーHPより)

※文章中の太字は、僕自身の判断で付けています。

・・・・・


「複雑なものを複雑なまま受け入れる」ために

今、社会全体が「部分最適化の罠」に陥っていて、シンプルだったり部分的だったり、「わかりやすいモデルに飛びつきやすい」と、二人の対談にはあります。

ロルフィングをしていて、今までたくさんのクライアントさんに関わらせてもらってきましたが、「どうすれば〇〇はすぐに治りますか?」という質問であったり、「肩こりには肩甲骨を動かすのがいいって聞いたので、それをしているのですが合ってますか?」と聞かれることがよくあります。

私たちの「」というのは、まさに福岡さんが指摘しているように、「常にもっとも身近に接している自然」であって、それがゆえに「複雑なシステム」なのです。

ロルフィングというボディワークは、その「体という自然の複雑さ」に対して、「複雑なまま向き合う」という方法を取っていると、僕個人としては考えています。

複雑である」ということは、「豊かである」ということです。

その「体の豊穣さ」を、安易に「縮減」することなく、そのまま「享受」するにはどうすればいいのか。

そのためにロルフィングでは、「10回のセッション」を行うことで、十分に「時間」をかけ、「クリアに開かれた知覚」と「エゴのない透明なタッチ」を使い、「一方通行の治療」ではなく、「受け手の主体性」を大切にして、「身体を介したコミュニケーション」を丁寧にしていきます。

僕がロルフィングを学んだ「Dr. Ida Rolf Institute®」の動画です。

インスタントな答え」を求めていた人でも、「体のガイド役」のロルファーと一緒にセッションを重ねることで、体の「不必要な制限からの解放(筋の緊張の軽減、関節の可動域の向上、循環機能の改善など)」を体験して、「自由でひらかれた体」になっていきます。

そうすると興味深いことに、「最初は、この痛みをすぐに取り除こうと、それに執着というか、縛られれていたことに気づきました。それが次第になくなってくるにつれ、その痛みが、自分に何かを伝えようとしていることがわかってきて、体がいろんなことを教えてくれるような気がします」というような、「その人自身の存在そのものの変容」とでも言えるような「過程」を通過することがあります。

もうこの頃になると、すっかり「自分の体について考えを巡らすこと」にも慣れてきて、「腰痛にいいストレッチはありますか?」というような「問い」は変化していきます。

「(ロボットのように)修理したい」と思っていた体は、「発見や気づきを促すリソース」として機能して、そこからたくさんのことを学んでいけるようにもなるのです。

繰り返しますが、「複雑である」ということは、「豊か」であるということです。

複雑なものを複雑なまま受け入れる」には、少し「時間労力コスト)」が必要ですが、「適切なガイドメンター)」がいると、それは「どんな人にでも可能」になります。

世界でメダリストになった「陸上選手」と、日本を代表するような「生物学者」の対談が、ジャガーという「車メーカー」のウェブサイトでされていて、その結びが、「社会の諸問題は、人間の営みである以上、人間の存在に根ざしている自分の体に向き合うことで、そのヒントが見えてくるかもしれない」というのが、とても印象的だなと思います。

自分の体」は、思っているよりもずっと豊かで、眺めたり話しかけたりすると、「今のあなたに必要なこと」を教えてくれることもあります。

もしかしたら、その悩みの「ヒント」は、すでに「体が知っている」のかもしれません。




Yuta

( Posted at:2020年7月 4日 )

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11

カテゴリー

最近の記事

月別アーカイブ