ロルフィングハウス フェスタ FESTA

「私がロルフィングをおすすめしたい理由」後編

⑥枡井 智英さん(大学准教授/身体表現、演技指導、舞台演出)

身体に悩みのある人のみならず、プロのアスリート
 そしてパフォーマーにもおすすめしたい大友さんのロルフィング

私は、大学で演劇を教える研究者であり、実際に演技を教え、舞台演出をする実践者でもあります。身体表現を一つの専門分野とする者ですから、これまでヨガ、ピラティス、そしてアレクサンダー・テクニークやフェルデンクライス・メソッドといったボディワークも体験し、個人の研究や実践に生かしてきました。その中でも大友さんとの出会いは、私の研究や実践のみならず、私自身の健康と成長というところでも大きな財産になっています。ここでは、大友さんのロルフィングの魅力、そしておすすめの理由を、私の体験を通して二つのポイントからお話ししたいと思います。

1、整体やマッサージとの違いからわかるロルフィングの魅力
一般的な整体やマッサージと、ロルフィングは違います。大友さんとのセッションで私が感じたその違いをいくつか挙げてみます。ほとんどの整体やマッサージの目的は、肩や腰などのこりや疲れをやわらげ身体を元の状態に戻すことですが、ロルフィングは、より良き身体のあり方を目指しているようでした。どういうことかというと、一般的な整体やマッサージでは、肩こりは緩和されても、繰り返し肩こりが起こり、その状況は改善されません。しかし、ロルフィングは肩こりが起こらない身体を目指すという感じです。実際私は腰痛も肩こりも圧倒的に減りました。

さらに、一般的な整体やマッサージを受ける時、自分は受け身ですが、ロルフィングでは自分も動きます。自分自身の身体なので自分で変えていく必要があるのです。大友さんのすばらしいところは、私の身体にアプローチして、私自身が自発的に(本能的に?)動くように導いてくれるその能力です。まるで魔法使いのようです(笑)。

2、自分の身体の可能性を知る喜び 
大友さんのセッションで、不思議な体験をたくさんしました。赤ん坊に戻ったかのような動きになる心地よさ、あるいは身体内部がバラバラになって、そこから違う形に再生していく、まるで昆虫などの脱皮?のような体験はよく起こりました。このような出来事に対して大友さんがおっしゃっていたことも印象的でした。それは、これまでの私の人生の中で忘れられ、身体の片隅に閉じ込められていた可能性が、また目覚めて起きてきたというような内容でした。年齢に関係なく、私の可能性を再発掘できる喜びを大友さんのワークからいつも味わっています。

以上大友さんのロルフィングの魅力とおすすめの理由を二つのポイントから述べましたが、簡単に言葉にするのが難しいすばらしい体験をすることができます。誰かに頼るのではなく自分から身体の可能性を発見したい、あるいは肩こりや腰痛などの悩みを改善したいという人にも是非お勧めです。そしてアスリートや舞台パフォーマーにはさらにおすすめです。パフォーマンスがどんどん改善される可能性があると思います。私の場合、マイムの時に使う指の動きがずいぶん楽に軽快に動くようになりましたし、表現力も上がりました。

みなさん、ぜひ体験してみてください!


神戸松蔭女子学院大学 日本語日本文化学科 准教授 枡井智英






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⑦赤居 実花さん(ホメオパス/森の案内人)

◯ロルフィングの魅力

6年前、知人に大友さんを紹介され、
実際にロルフィングを受ける前は...
整体のようなものでしょ?と思っていた。

でも、受けてみて、

「僕を先生と呼ばないでくださいね。上下の関係ではなく、
 共に作り上げていく『セッション』ですから。」

という言葉どおり、
同じ目的地に向かって共に歩いていくような感覚は、
今まで経験した整体ではなかった。


「体との会話」

筋肉や骨やツボをぐーっと押すわけでもなく、
ただ触れているだけだったり、
時には触れることなくエネルギーを見ているような大友さん。

フーッと深呼吸し、自分の体に集中してみると、
体が何か合図を出しているのがわかる。

心の中で「右肩が何か伝えようとしている...」と感じると、
すっと手当てのように、大友さんの手が右肩に移動する。

はじめは、「えっ?テレパシーですか?」と思ってびっくりした。

言葉ではない、力技でもない、エネルギーのキャッチボール。
体と大友さんと私の間で起こる「エネルギー会話」とでも言うような。

これが「セッションする」ということなのかな?


「私の本音が湧き出る?」

セッションがはじまり、時間が経つとともに、
べったりとくっつき合っていた体から心が離れはじめ、
自分の体を俯瞰しているように感じることがある。
(幽体離脱はしていませんので、ご心配なく)

心という「もうひとりの私」が少し離れたところにいて、
体の声を静かに聞いているような状態。

そうすると、思いもよらない「私の思い」が湧き上がってくる。
無意識(潜在意識)にある、素直な私の思い。


「物質」から「エネルギー」へのシフト

「10シリーズ」の10回ぐらいまでは、
まだ「肉体面(物質面)」に意識があったと思う。

「腰の張りが楽になった」であったり、
「肩の痛みがましになった」というような感じ。

それが、10回を超えたあたりから、
もちろん「肉体面の変化」も起こるのだけど、
「エネルギー面の変容」を大きく感じるようになった。

そして、とても不思議なことなんだけど、
だんだんと大友さんの「肉体の存在感」をあまり感じなくなった。

でも、確かに、そこに居て(施術してるし)、私もここにいる。

でも、感覚は、肉体ではないところに飛んでいく。


「サイン」を受け取る

言葉が降りてくる...訳でもなく、
私は、何か「サイン」のようなものを受け取ることが多い。

ある時は、
「那智黒(和歌山特産の黒糖のアメ)みたいな塊が、
 ぽこっと出ました!」
と感じたこともあった。

那智黒は、私のモヤモヤした整理できない塊のイメージだが、
大友さんはこんな表現を理解しようと、
微笑みながら受け止めてくれる。


「左脳」から「右脳」へ

頭でぐるぐる考えて、いつも思考が先走ってしまう私が、
ロルフィングのスイッチが入ると、
右脳(感じること)を優先させ、
また、それを素直に出せるようになる。

「合っている/合っていない」や「正解/不正解」ではなく、
「自分が心地よく感じるかどうか」に焦点が当たるようになる。


ロルフィングの体験を言葉で表すのはとても難しいのだが、
私にとって「心と体をクリアにする時間」になっている。


最後に...

穏やかな美しいセッションばかりではないことも付け加えておく。

私の心と体が「とっちらかっている」時もあって、
そんな時には、セッションもグズグズと停滞したり、
スムーズに進まなかったりもする。

それも、大友さんにバレバレなのである。

でも、そんな時でも大友さんはそれに優しく寄り添ってくれる。

大友さんと一緒に、自分の心と体と対話したい人、おすすめです。






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⑧西本 隆さん(医師/内科、漢方医学)

「アナトミートレイン」という言葉があります。

「体の骨格筋と筋膜はすべて線路のようにつながりを持っている」という概念で、体の動き、バランスの乱れを、局所の問題のみでとらえずに、統一体としての筋筋膜構成体全体でとらえようとするものと解釈します。

私は、漢方医学を主として実践している立場にありますが、漢方(≑中国伝統医学)の考え方が、人体を一つの統一体としてとらえるものであることから、アナトミートレインという考え方にも共鳴するものがありました。

私自身、姿勢が悪かったり、仕事が座業であることから、いくつかの整形外科的症状が時折出現します。それに対して、これまでも、例えば、「操体法」であったり「自律訓練法」や「野口整体の活元運動」であったり、あるいは、最近は、「足助式医療体操」などに出会い、これらを自分なりに実践してきています。

そんな中で、ある患者様から「今まで歩けなかった高齢の母親が歩けるようになった」とお聞きして興味を持ったのが、ロルフィングでした。もう6-7年近くも前でしょうか・・・。なんでも自分でやってみないと気の済まない私は、さっそく、当時神戸市でロルフィングスタジオを開かれていた大友さんにお電話し、最初の10回のセッションを経験しました。

「筋膜にアプローチする」というロルフィングの考え方は、「アナトミートレイン」と考え方の基本が同じである気がしますし、また、最近はやりの「筋膜リリース」とも共通した方向性を感じて※1、興味津々でセッションを受けました。

当時の大友さんのスタジオは阪急岡本駅に近い、ちょっとした急坂のマンションの一室だったのですが、セッションを受けた帰りは、呼吸が楽になり、歩いていても今までとは数センチ背が高くなったような新鮮な感覚になって、坂道を下るのがとても楽しかったのを覚えています。「確かに効く」というのが、私の最初の印象でした。

ただ、10回のセッションが終わった後は、メンテナンスに入るわけですが、どうしてもセッションを受ける回数も少なくなりますし、私自身の悪習(姿勢が悪い、食べ過ぎ飲みすぎ、etc)なども急に改善するわけもなく(改善しようとしない私が悪いのですが)、なかなか、以前と別人になった、というわけにはいかないようです。

大友さんが山形に移られてからは、数か月に一度のセッションになってしまいましたが、スケジュールの許す限り、治療を受けるようにしています。また、治療中や治療後に短い時間ではありますが、ちょっとした質問に答えていただく内容が、とても役に立ったりもしています。

これからも、是非継続してお世話になりたいと思っていますので、神戸にもちょくちょく足を向けていただければと思います。

最後に、大友さんもロルファーとしてどんどん成長され、その手技も徐々に進化されているのですが、私自身は正直言って、最初の頃の「ベイシックな徒手療法※2」の方が好きなんですけどね・・・^^。


※1:「アナトミートレイン」というコンセプトを提唱したのは、トーマス・マイヤースさんという方で、「ロルフィング」の創始者であるアイダ・ロルフさんから、直接ロルフィングの指導を受けた人でもあります。現在は、「ATSI(Anatomy Trains Structural Integration)」というプログラムを、世界中の人たちに教えています。つまり、西本先生の感想の通りに、「考え方の基本は同じ」と言えます。

「筋膜リリース」は、「ロルフィング」で用いられる「ツール」の1つでもあって、例えるなら、筋膜リリースという「楽器」を使って、ロルフィングという「ジャンル」を演奏しているというイメージです。というわけで、ロルフィングをしている人は、「筋膜リリースの専門家」でもあります。いくらピアノが上手に弾けるといっても、「ジャズ」という音楽の「独特のグルーブ」を生み出せるかどうかは、全く別の問題ですが、筋膜リリースができるからといって、ロルフィングができるわけではありません。

以上のようなことから、「アナトミートレイン」、「筋膜リリース」のどちらも、「ロルフィングをルーツにしている」ということになります。

※2:「ロルフィング」を始めたアイダ・ロルフさんのワークは、「とても痛かった」と語り継がれています。アイダさんは小柄な女性でしたが、「身体の使い方」が上手で、自分の体重を利用して、「筋膜」という組織に対して、指、拳、肘などで「圧を加える」ようにアプローチしています。「クラシックなスタイル」のロルフィングをする人は、このアイダさんのように、圧をしっかりとかけていくようにします。現在では、そのようなやり方だけではなく、「身体の動きそのものを洗練させていく」ようなセッションや、「ただ触れているだけ」のようなスタイルの人もいます。

僕自身は、昔は「クラシックなスタイル」でしたが、徐々に、「身体への刺激は最小限に、効果は最大限に引き出す」ことを意識するようになり、タッチは「やさしく、やわらかく」なってきています。西本先生は、以前の方が好みのようで、そこは柔軟に、「様々なタッチを、状況に応じて使い分ける」ようにしています。






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⑨我孫子 智美さん(陸上競技選手/棒高跳び、滋賀レイクスターズ所属)

大友さんのロルフィングは、2014年に初めて受けて、それからお会いできるタイミングに施術していただいています。

ゴリゴリもしないし、モミモミもしないので、『やってもらったぜ!』感を求めてる方は特に?でいっぱいになるかもしれません。
でもそれくらい身体に優しい施術です。
大友さんには申し訳ないなと(少しだけ)思いながらも、必ず施術中は眠りに落ちています。ごめんなさい。

施術中、身体が勝手に動く時があります。自分の身体が元の心地よい場所へ戻っているような感覚です。大友さんのロルフィングで適切な場所へ誘導してもらっている、という感じです。

終わった後は、地面から足が生えているようにスーッと立てます。息がしっかり吸えている心地よさもあります。
そうです、いい感じになります。
あと、身体って1つなんだな、と思ってもらえると思います。

私の感覚のみなので、なんて不思議な文章なんだと自分で読み返しながら思っていますが、ぜひ一度ご体感くださいませ!






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( Posted at:2020年8月11日 )

「私がロルフィングをおすすめしたい理由」前編

①松下 浩子さん(会社員/ジャイロキネシスインストラクター)

◯ロルフィングと私と大友さん。
(↑何となくタイトルが浮かんだので書いてみました)

大友さんが初めてのセッションの時、「松下さんと僕のセッションの相性が合わなければ、違う人をご紹介させていただきます。」と、伝えてくれたことを覚えています。

私はただ驚き、「普通、そんなことを先に伝えるの??この人、すごい!!」と感じて、ストレートに誠実さが伝わってきて、「きっと、大丈夫!!」と信頼してから8年目??

ロルフィングを受けてからの実感は、

1、身体って、生き物なんだと感じられた。
頭ではそんな事はわかっているけど、触れられてわかることもある。欠伸が出たり、呼吸がいつの間にか深くなっていたり、足を触っているのに、首が伸びたり、脳が呼吸をする感じとか。「身体ってつながっている」と、セッションを通じてリアルに体験できたのは、私の宝物。

2、バランスの取れた身体って動きやすい、歩きやすく、表情も微笑んでいる。
姿勢を良くしようなんて思わなくても、そうなっている。セッションの後は、身体が軽くなるので、スキップや走り出したくなる感覚。自然と動き出したくなる感じでがとても楽しく、ただ歩いてるだけで気持ちがいい。

3、セッションをコンスタントに受けているので、大きく身体のバランスを崩さなくなった。
なんとなく動きづらさが出てきても、ここだけ痛い・・ここだけが変とかがない。8年前より、今の方がずっと動きやすい。年齢を重ねると、体力の衰えとか、老眼とか、失うことに気を取られそうになるけど、得ることも沢山あるから、楽しみも増える。

セッションの時間をゆったり取っているので、落ち着いて受けられるし、大友さんはバランスのいい人なので、私がどんな状態(心が疲れてたりとか・・・リラックスして自然に涙が出ていたこともある)でも、そっと受け止めてくれるので、100%で安心と信頼しています。 

新しく何かをスタートさせたい時に、まずは身体を整えてから、いい感じで行動するのもよし。

身体に痛みが出て、「痛みよ、どこかにいって」って気持ちになるけど、受け止めないといけない時は、優しく付き合えることもできる。

大友さんのセッションは、その時々の自分に必要なことが起きるセッション。身体からのギフトとして、私はたっぷり受け取っています。

すべての人に一度は受けてみてほしいセッションです。

いつもありがとうございます。    


松下 浩子(*^-^*)






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②野村 沙世さん(陸上競技選手/長距離、実業団所属)

アスリートに限らず、仕事の質を決めるのは身体のありようです。

過度なプレッシャーを抱えている時ほどアスリートの身体はガチガチになります。ロルフィングで人の身体が本来あるべきポジションに戻ることで、思いがけず新たな感情が湧き上がったり、欲しかった感覚が摑めたりする。私がロルフィングに通う理由はそこにあります。

高校・大学・実業団と競技をやっていく中で様々な治療家に出会う機会がありましたが、ロルフィングはその中でもかなり特異でした。

施術としては殆んど何もしていない?ように見えて、施術が終わるとちゃんと関節の可動域が広がったり呼吸がしやすくなっています。それは背景に、筋肉や骨に関する膨大な知識と理論があるからこそ。受ける側の私たちにとっては、そういった知識よりも自分の感覚や内面と向き合うことに集中させてもらえる場だと感じました。

「ご自身でほぐれていこうとするのを僕は助けているだけですから、その分効果の持続性が高いんですよ」という大友さんの言葉が印象的です。

ロルフィングは、情報が溢れる今の世に暮らしている誰にとっても貴重な体験と言えます。






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③松原 加奈さん(アスレティックトレーナー)

私はフリーのトレーナーとして活動していて、この業界に17年携わってきました。

私自身、学生時代に怪我をしたり、交通事故に遭ったこともあり、その頃から施術やリハビリを受ける機会がありましたし、現在では「身体が資本」の仕事をしているので、継続的にトレーニングをしていたり、身体のメンテナンスも欠かさないようにしています。

その間に、いろいろな治療家、トレーナー、インストラクターと出会ってきました。

「自分の身体をもう一つステップアップさせたい」と思い、私の身体を信頼してして見てもらえる人を探していた時に、大友さんのロルフィングに巡り会いました。

きっかけは、私のクライアントさんにヨガの先生がいらっしゃるのですが、その方とのパーソナルトレーニングをしていた時でした。

その先生へのパーソナルトレーニングは3年ほどしていて、身体の強化、メンテナンス、パフォーマンスアップを目標に行っていました。

ある日のパーソナルトレーニングのセッションの際に、その方の身体がいつもと全く違いました。

いつもの力みがまったくなく、メンテナンスをする必要がなかったのです!

そのおかげで、トレーニング前に身体を調整する時間を取ることなく、すぐにトレーニングを始めることができました。

長い間、一緒に身体づくりをしてきましたが、そんなことは初めてだったので、一体何があったのかを聞いてみました。

そうすると、「久しぶりにロルフィングを受けたからかな?」とのこと。

私はすぐに「そのロルフィングの先生を紹介してほしい!」とお願いしました。

ちなみに、私は「まずは何でもやってみる」タイプではありません。身体の専門家として「これは効果がある」と確信できたものだけに、きちんと「時間」と「お金」を使いたいタイプです。笑

そうして、ロルフィングを受けることになったのですが、初めて受けた時のことは忘れません。

とても簡単に言うと、「ただ寝てる」だけ。

それでも、ずーっと「どうにかしたいな」と気になっていながらも、自分では何もできなかった身体の部分が、ギギギーと動き始めました。「なるほど、そっちの方向に私の身体は行きたがっていたのかー(←マニアックですいません)」と気づいて、そして、びっくりするくらい深い呼吸ができたことを覚えています。

その初回のセッションだけでも最高に身体が整った感覚がありましたが、10シリーズが進んでいくうちに、自分では気づいていなかった深いところまで、身体が隅々まで整っていきました。

私の場合は、10シリーズの途中に赤ちゃんを授かったのですが、無事に出産して、産後のケアを自分自身でしてみても、なかなか思うように身体の感覚が戻ってこなくて、なかなかしんどい思いをしていたのですが、その時にもロルフィングを受けて、「あー、私の身体つながった!」という感覚を得ることができました。

私は、身体の硬い人、過去に怪我をしたことがある人、日々の疲れが取れない人、運動をしたいけどしんどくてできない人、身体をレベルアップさせたい人などに、大友さんのロルフィングを勧めています。

ロルフィングは素晴らしいのですが、「誰のロルフィングを受けるのか」もとても重要なことだと思います。

大友さんのロルフィングを継続して受けようと思ったのは、「知識、スキルのレベルの高さ」と、今も勉強し続けていること、そして「すごくいい人」です!笑

山形に旅行に行った際には、いろんな所に連れて行ってくれて山形を大好きにしてくれました。

施術は「信頼関係」が何より大切です。

大友さんになら「自分の身体を預けたい」と思えるし、「私の大事な人にも紹介したい」と素直に思います。






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④W.Mさん(編集者)

私が一番記憶に残っているのは、ロルフィングを受けた後に歩いた、住宅街の景色です。 

施術していただいた場所から駅まで歩き出してすぐ、呼吸の楽さに気がつきました。身体もしなやかで、あんなに「呼吸が深くできている」と実感したのは初めてでした。

そしてその後、おそらく普段と変わらない風が吹いたのですが、それを肌で感じた瞬間、強烈に"なつかしい"という感情に包まれました。

言葉ではうまく説明できないのですが、心が動くというような、気持ちよさとなつかしさが同時にきたような、不思議な感覚でした。

だからなのか、そのとき目の前に広がっていた、知らない街の夜の光景を、今でもはっきりと覚えています。






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⑤林 晶子さん(会社員/エステティシャン)

脱力系ロルファー(主観です)大友勇太君のセッションは、一言で言い表すと「優しくて丁寧」です。

美容の世界に足を踏み入れてからかれこれ15年たちますが、初めて勇太君に身体に触れてもらった時、「なんて優しく触る人なんだろう!」とびっくりしたのを覚えています。女性のエステティシャンでも、彼ほど丁寧に身体を扱ってくれる人はそんなに多くはないと思います。

穏やかな口調で、どんな人でもリラックスさせてくれる不思議な声も持ち合わせており、セッションが始まるととても穏やかで心地よい、ゆっくりとした時間が流れます。

今身体がどんな状態で、何を求めているかを確認しながら身体を診てくれるのですが、身体への向き合い方もとにかく丁寧で優しいです。身体とお話ししながら、セッションが進んでいくんですね。

説明が難しいのですが、例えばちょっとした不具合にも気づいて寄り添ってくれるというか・・・。(なんだか右膝に違和感があるな...)と思っていると、いつの間にか彼の手は右膝に移動します。わたしから言わせるとエスパーの領域です(笑)

グイグイ系の力強い手技などは一切なく、とにかく優しいタッチに誘導され、いつのまにか身体に大きな変化が起こるのは、毎回さすがだな~と感心するばかり。あれよあれよという間に身体がゆるんでいき、呼吸が楽になって、最後は「はぁーーーーー」と自然に声が出て肺にたくさん空気が入ってきます。気がつくと、いつもより視界が広くなり、生まれ変わったような身体の軽さを実感します。

日常の生活に追われ、身体の不調や違和感に気づかないようにして過ごしていたり、不調が慢性化しがちな方には是非1回受けてみて欲しいですね。

身体が整うって、こんなにも楽なんだっていうことを教えてもらえる素敵な技術です!





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( Posted at:2020年7月20日 )

「おためしセッション」が、3,000円で受けられます。

最近、とてもおもしろい本を読みました。

虫とゴリラ』養老孟司、山極寿一著

ご存知の方も多いと思いますが、『バカの壁』などの著書でも有名な、東京大学名誉教授で解剖学者の「養老孟司」さんと、京都大学総長で、霊長類学者、人類学者の「山極寿一」さんの対談本です。

タイトルの通り、養老先生は大の「虫好き」で、特に「ゾウムシ」の採集、研究を長年されていて、方や、山極さんはアマゾンの森に入り込んで、「ゴリラ」と一緒に生活しながらその生態を研究をされています。

生物というのものには、必ず生きている場所がある、その場所を抜きにしては、その生物が生きていることにならない。まずは、その生物を見たら、その生きている場所を見ろ
 - 今西錦司(日本の霊長類学の創始者)

本の中で山極さんが紹介された言葉ですが、お二人の研究対象は「虫」と「ゴリラ」と違うものですが、それらが生きている場所である「自然」を見つめてきたことは共通しています。

そのお二人の「深く本質的な自然観」には、「そうだよな」と思わされることばかりで、ぜひ多くの人に読んでいただきたいです。

身体は一番身近な自然である

何度も書いてきたことですが、僕はそう思っていて、ロルフィングを受けてくださる人には、それを「自分の身体を通して感じてほしい」と思っています。

本を読み進めながら、「身体も同じだな」と思う箇所がいくつもありました。


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つながる感覚

山極:ゴリラの集団を見ていて面白いのは、昼寝などの時、ベッドをつくらずに一緒に眠る時にはね、お互いにみんな体のどこかが「接触」しているんですよ。これは犬でも猫でも、ペットを飼っているとわかります。飼い主の足元に来てちょこっと触れる。この体でつながっているという感覚は、とても重要みたいですね。

養老:重要ですね。とくに人間の子どもはそうですよ。

山極:「お母さん、手をつないで」って言いますでしょう。あの感覚は非常に根源的な、個体と個体のつながりを表していると思います。人間同士だけではなく、その先にある世界そのものとつながっているような安心感がありますよね。人間が根源的に求めている感覚なんだと思います。

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今、世界がウィルスによって「離れて(別れて)」しまっています。

festaの営業を再開して、いろんな人の身体に触れさせてもらいましたが、「本人の自覚があるなしに関わらず」に、ほとんどの身体が硬く縮んでいて、しなやかさ、柔軟性がなくなっていることに気づきます。

やはり、何かしらの影響を身体は感じているのだと思います。

こんな時だからこそ、「触れる」ことで「つながる感覚」を呼び覚ますことは、とても重要な意味を持つと思っています。

特に「ロルフィング」では、「タッチの肌理質感)」をとても大事にしているので、シンプルに身体に手を置き「触れる」だけでも、身体の内側から必要な反応が起こってきて、動きの悪くなった内臓がうねうねと動き出し、強張った筋肉がふわっと緩んできます。

そして、身体の不調や心の不安定さによって、くしゃっと歪んだり、どよんと曇っていた表情が、まるで「その先にある世界そのものとつながっているような安心感」を感じて、次第に、晴れやかなすっきりとした顔になる方もいます。

そんな様子を見ることができると、「この仕事をしていてよかった」と心から感じます。




前置きが長くなりましたが、「こんな状況だからこそ、festaのロルフィングをいろんな方に受けていただきたい」と思いますので、「おためしセッション」の料金を変更しようと思います。

おためしセッション(90分程度)
5,000円→3,000円

今まで受けたことがなかった方々は、ぜひこの機会にロルフィングを体験してみてください。

人間は、根源的に『つながる感覚』を求めているんだな」と実感してもらえたらうれしいです。

気軽にご連絡ください。


◯問い合わせ

電話:090-2954-8207(大友)




Yuta

( Posted at:2020年7月10日 )

「ロルフィング体験記」をまとめています。

ここでは、ロルフィングのセッションを実際に受けられた方の「体験記」をまとめています。

まだ数はそんなに多くはないのですが、少しずつ増やしていけたらいいかなと思います。

あくまで「個人的な体験」なので、それと「比較」したり、過度の「期待」はしないように読んでもらえるとうれしいです。

身体には「何が起こるかわからない不確定さ」と同時に、「何が起こってもいい自由」があります。

「自分だけのロルフィング体験」を大切にしてみてください。


少しコンセプトが違いますが、「モニターの方の感想を元にした、「10シリーズの解説」シリーズ。」というものもあります。

各セッションで何を目標にアプローチしているのか、そしてどんなことが身体に起こって、それは何を意味しているのかということを、少し「踏み込んで」書いているものです。

文量も多いですが、もう少し「理論的な背景も知りたい」という方にはおすすめします。


何かわからないことがあれば、気軽にお問い合わせください。

メール:info@rolfing-festa.com
電話:090-2954-8207(大友)


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農家をしている男性の方への10シリーズ
野球もなさっている30代の男性の方のロルフィング体験です。

ヨガインストラクターの女性の方への10シリーズ
とても感覚が豊かな方なので、いろんな反応を言葉で表現されています。

東京の女性のセラピストの方のロルフィング体験
繊細な感想はもちろん、身体の感覚に関しても書いてくださっています。


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Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2020年7月 7日 )

モニターの方の感想を元にした、「10シリーズの解説」シリーズ。

festaのロルフィングがどんなものなのか、実際にモニターとしてロルフィングの10シリーズを受けてくださった方の感想をここにまとめています。

モニターの方は5名で、全て女性の方です。

年齢は20〜40代で、お仕事をされていたり、専業主婦をされていたり様々でした。

モニターの方の感想を元に、僕がその中で出てきたトピックを解説するというスタイルです。

10シリーズでは、各セッションごとに「テーマ」が決まっていて、そのテーマに沿って進めていくのですが、どんどんその方個人の特徴が出てきて、「その人だけの10シリーズ」になっていくのが、感想を読んでいただいても伝わると思います。

ロルファーになって5年ほど、「人のからだ」に向き合っていますが、「からだは単なる〈物質〉ではなく、〈生身の生きている存在〉である」と思うようになりました。

「いきもの」としてのからだは、それにきちんと向き合っていると、様々なことを教えてくれます。

そのことを「なるべく正直に、素直に、丁寧に」説明しようと思うと、どうしても書くことが多くなってしまいます。

結果的には、自分では想像もしていなかったことを書くことができたり、新たな気づき、発見も多くあり、ロルフィングをさせてもらった僕の方が、貴重な体験をさせてもらえたと思っています。

元々は「トレーナー」として働いていた自分が、「人のからだは自然そのものだ。まだまだ僕らにはわかっていないことがたくさんある」と感じて、「ロルフィング」を学び始めることになったのですが、このロルフィングのセッションで実際に起きたことを元に、それを文章にしていくプロセスを通して、「人のからだはおもしろい、そして奥が深い」と再確認できました。

「ロルフィングって何?」という方のために書こうと思って始めたものですが、文量もかなり多くなってしまったり、内容もややこしくなってしまったものもあって、余計に混乱させてしまうかもしれませんが、これを読んで同じように「人のからだ」に興味を持ってもらえたらうれしいです。

読んでいただく前に、簡単なルールも載せておきます。

・順番に読んでも、読まなくても大丈夫
(どのセッションから読んでもいい)

・途中で「読みにくい」「わかりにくい」「飽きた」場合には
 読まなくても大丈夫

・無理なく、楽しく読めるのが一番
(ロルフィングのことを少しわかってもらうのが二番)


◯モニターAさん

モニターに募集していただいた方の中で、最年少の20代の女性がAさんです。

「今すぐに身体に不調があるわけではないけど、今後の人生で長く付き合っていく身体なので、今のうちに整えておきたい」ということで、他のモニターの方に比べると、身体に目立った症状はありませんでした。

ただ、ロルフィングに何か「ピンとくるもの」を感じてくださって、それが10シリーズを受けていく中で、「なぜピンときたのか」が少しずつ明らかになっていきました。

Aさんが一番早く進んでいったので、10シリーズの各テーマの「概要」の説明もしています。「理論的にロルフィングが何をしているのか知りたい」という方にはおすすめだと思います。

セッション1
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◯モニターBさん

40代の女性の方で、いくつか身体に大きなケガの履歴があり、手術の経験もあって、「痛みだらけの身体の悲鳴が聞こえてくるようでした。」と、初回の感想にもあるように、身体の症状としては一番「ガタガタ」だったのがBさんです。

それでも、どんどん身体が整うにつれて、痛みや不調もなくなってきて、体重もかなり落ちたのが印象的でした。

「遠方から」通っていただいていたので、「月に一度」というゆっくりペースで受けられた方です。

そんなに頻繁に受けなくても、効果が長く続き、それがきちんと定着してくれるので、最後の方ではほとんど症状がなくなり、「ロルフィングの力」を僕自身もすごく感じた10シリーズでした。

・セッション10


◯モニターCさん

Cさんは、スポーツクラブにも通っていて、運動を定期的にされているアクティブな40代の女性の方です。

10回のセッションを受けていくことで、身体の「シルエット(ライン)」が結構変わってきて、友人などの「第三者」から変化に気づかれることもあったようでした。

自分が変わっていくことにすごく「オープン」な方だったので、身体の構造面はもちろん、「精神的な変化」も感想の中によく登場してきます。

「ロルフィングには人を変える力がある」というよりも、「本人自らが変わろうとする力」の方がとても大切で、それを「後押し」していくのがロルフィングのなのかなと改めて実感したのが、Cさんとのセッションでした。

セッション1
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◯モニターDさん

Dさんに書いていただいた問診票をまとめたのが下になります。

・手先が冷える。
・朝起きると、首、肩回りがこっている。
・両膝が時々痛い。
・歩いていると、左脚が上がらなくなる。
・なんとなく腰がずっと痛く、ギックリ腰になりかける。
・2年前に尻もちをついて、起きれないほどに痛かった。

Dさんは40代の女性ですが、女性によく見られる症状が並んでいます。

10シリーズでこれらに「直接的に」何かをしたことはありませんでしたが、それでも終盤になってくると、これらの症状は自然に消えていっていました。

「元を正すこと」の大切さが、Dさんとの10シリーズにはよく表れていると思います。



◯モニターEさん

元々はダンスを熱心にされていて、いくつかのボディワークを受けた経験もあり、「身体感覚に優れた」のが、30代女性のEさんです。

Eさんの感想は、自分で感じたことをうまく文章にまとめてくださっていて、とても読みやすく、初めての方には参考になることが多いと思います。

元々、そういった能力がある方だと思うのですが、ロルフィングを受けていく中で、さらに「身体感覚の言語化」が洗練されていったのではないかと感じています。

身体はすべてつながっているので、「触っているところとは別のところに反応が出て」きたり、「微細なタッチで全体が整うこと」が起きてきたり、ロルフィングの変化のおもしろさも伝わるかなと思います。





楽しく読んでいただけましたか?

少しでも、「人のからだってすごいなぁ。おもしろいなぁ」と感じてもらえたり、ロルフィングのことがなんとなく伝わっていたとしたら、モニターの方にロルフィングをさせていただいて、その感想を元にブログを書いてよかったなと思います。

読んでいただいてありがとうございました。


Yuta

( Posted at:2020年7月 6日 )

陸上選手と生物学者が話した「体(自然)」のこと。

為末大さん(左)、福岡伸一さん(右) ジャガーHPより

上の写真の左側の男性は「為末大」さんという方で、元陸上競技400mハードルの日本記録保持者で、世界陸上選手権では2001年エドモントン大会、そして2005年ヘルシンキ大会で銅メダルを獲得した、日本を代表するランナーだった方です。

現在では、テレビでコメンテーターなどもされています。

僕は元々、ロルフィングでハンズオンの施術をする前には、オリンピックを目指すようなアスリートから、学生スポーツ、一般、高齢者の方までを対象にした「トレーニング指導者」をしていました。

大学卒業後、Washington Nationalsのルーキーリーグでインターンしていた時

まだ中京大学の学生だった頃、大学のトレーニングセンターに毎日のように通い詰めて、トレーニング指導の教科書を真面目に勉強することよりも、様々なスポーツのトレーニング風景を観察していたことがありました。

スポーツの競技によって、それぞれが行っているトレーニングはまるで違います。目の前で行われているトレーニングの多くは、「教科書には載っていないもの」であったり、「教科書に書いてあるやり方とは違っているもの」でした。

中でも、特に僕のトレーニング指導に大きな影響を与えたのが、「陸上競技」のトレーニングで、中京大学は全国的にも陸上競技の名門大学で、多くのオリンピック選手、メダリストを輩出しています。

そんな世界レベルの陸上競技のトレーニングを観察して、「何を目的にしてやっているんだろう」といろいろと想像して、自分の身体で試してみて、それを何度も何度も繰り返すことで、とても多くのことを学び、吸収していきました。

さらに、陸上競技経験者しか読まないであろう『陸上マガジン』を大学の図書館で読み漁るようにもなり、そこで、その当時陸上短距離界のエースであった「末續慎吾」さんや、まだ現役選手だった「為末大」さんのことを知りました。

その頃から、走りの美しさはもちろんなのですが、「言葉をすごく大切にしている人」ということと、「自分の頭で深く考えている人」というのが、為末さんに対しての印象でした。

陸上競技を引退されてからも、ご自身のウェブサイトで、「陸上競技」のみならず、「スポーツ」に関して、さらには「人間」そのもの、そしてそれが作り出す「社会」についてなどの多様なテーマに関して、幅広い想像力と、深い洞察に基づいたコラムを書かれています。

今回はそのコラムではないのですが、「福岡伸一」さんという『動的平衡』、『生物と無生物のあいだ』など、多数の著書も執筆されている生物学者の方との、とても興味深い対談が「ジャガー」のウェブサイトに載っていたので、その一部を紹介したいと思います。

普段、僕がロルフィングをする上で、とても大切にしている「観点」が、お二人の対談の中でも登場してきます。

以下が対談を抜粋したものです。


・・・・・

為末:ふと思い出したのですが、現役時代に、左のアキレス腱の痛みが取れないことがあったんです。いろいろと試しても、なかなか治らない。でもあるとき、自分のフォームをビデオで観たところ、右肩が回転しているのに気づいたんです。こういう動作は対角線上のパーツに負担をかけるので、右肩の回転を止めてみたら、アキレス腱の痛みが引いて驚きました。

ここから連想したのですが、いま私たちは人間社会の様々な問題を解消しようとして、部分最適化の罠に陥っているように感じます。個別の問題に対処しようとするばかりで、社会全体をどうしていくかの議論ができていない。どうすればこの行き詰まりを打破できますか。

福岡:為末さんの例で言えば、物理的に離れて見えるパーツであっても、生命の中では全体が相互に作用していると考えた方がいいと思いますね。人間はついつい、分節的にものを考えやすい。まず、この傾向に自覚的になるのがスタートです。

我々の体は、アキレス腱や半月板といった部品が、ロボットみたいに合体してできているわけではない。もしアキレス腱が痛んだときに新しいものと取り替えられるとして、それで治るかというと、おそらく根本的な原因を特定しない限り、また新しいアキレス腱が痛みだしますよね。

人間の営みである以上、社会についても同様だと私は思います。複雑なシステムゆえに、シンプルだったり部分的だったり、わかりやすいモデルに飛びつきやすい。一旦そこを我慢して、全体像に向き合わなければいけないでしょう。

為末:そのためには何が必要だと思われますか。

福岡自然はいつでも参考になりますよ。それは何も、山に行ったり海に行ったりすることだけではない。我々はこういう人工的な都市に住み、あらゆる人工物に囲まれています。だから「たまには自然が必要だ」なんて言うことがありますけど、私はちゃんちゃらおかしいと思っているんです。私たちは、常に自然ともっとも身近に接している。それが何か、おわかりですね。

為末自分の体、ですね。

福岡:はい。こんなに貴重な自然はないわけです。だから自然、身近なところでは自分の体について考えを巡らすことで、きっとヒントを得られると思います。

「遊びやゆらぎ」を許容する生物は淘汰されない、生物学者・福岡伸一×為末大対談、ジャガーHPより)

※文章中の太字は、僕自身の判断で付けています。

・・・・・


「複雑なものを複雑なまま受け入れる」ために

今、社会全体が「部分最適化の罠」に陥っていて、シンプルだったり部分的だったり、「わかりやすいモデルに飛びつきやすい」と、二人の対談にはあります。

ロルフィングをしていて、今までたくさんのクライアントさんに関わらせてもらってきましたが、「どうすれば〇〇はすぐに治りますか?」という質問であったり、「肩こりには肩甲骨を動かすのがいいって聞いたので、それをしているのですが合ってますか?」と聞かれることがよくあります。

私たちの「」というのは、まさに福岡さんが指摘しているように、「常にもっとも身近に接している自然」であって、それがゆえに「複雑なシステム」なのです。

ロルフィングというボディワークは、その「体という自然の複雑さ」に対して、「複雑なまま向き合う」という方法を取っていると、僕個人としては考えています。

複雑である」ということは、「豊かである」ということです。

その「体の豊穣さ」を、安易に「縮減」することなく、そのまま「享受」するにはどうすればいいのか。

そのためにロルフィングでは、「10回のセッション」を行うことで、十分に「時間」をかけ、「クリアに開かれた知覚」と「エゴのない透明なタッチ」を使い、「一方通行の治療」ではなく、「受け手の主体性」を大切にして、「身体を介したコミュニケーション」を丁寧にしていきます。

僕がロルフィングを学んだ「Dr. Ida Rolf Institute®」の動画です。

インスタントな答え」を求めていた人でも、「体のガイド役」のロルファーと一緒にセッションを重ねることで、体の「不必要な制限からの解放(筋の緊張の軽減、関節の可動域の向上、循環機能の改善など)」を体験して、「自由でひらかれた体」になっていきます。

そうすると興味深いことに、「最初は、この痛みをすぐに取り除こうと、それに執着というか、縛られれていたことに気づきました。それが次第になくなってくるにつれ、その痛みが、自分に何かを伝えようとしていることがわかってきて、体がいろんなことを教えてくれるような気がします」というような、「その人自身の存在そのものの変容」とでも言えるような「過程」を通過することがあります。

もうこの頃になると、すっかり「自分の体について考えを巡らすこと」にも慣れてきて、「腰痛にいいストレッチはありますか?」というような「問い」は変化していきます。

「(ロボットのように)修理したい」と思っていた体は、「発見や気づきを促すリソース」として機能して、そこからたくさんのことを学んでいけるようにもなるのです。

繰り返しますが、「複雑である」ということは、「豊か」であるということです。

複雑なものを複雑なまま受け入れる」には、少し「時間労力コスト)」が必要ですが、「適切なガイドメンター)」がいると、それは「どんな人にでも可能」になります。

世界でメダリストになった「陸上選手」と、日本を代表するような「生物学者」の対談が、ジャガーという「車メーカー」のウェブサイトでされていて、その結びが、「社会の諸問題は、人間の営みである以上、人間の存在に根ざしている自分の体に向き合うことで、そのヒントが見えてくるかもしれない」というのが、とても印象的だなと思います。

自分の体」は、思っているよりもずっと豊かで、眺めたり話しかけたりすると、「今のあなたに必要なこと」を教えてくれることもあります。

もしかしたら、その悩みの「ヒント」は、すでに「体が知っている」のかもしれません。




Yuta

( Posted at:2020年7月 4日 )

オンラインでの「大きな樹の下の集い」について。   ※次回は6月28日(日)10時から

もう10年近く前のことですが、ロルフィングの資格取得のために、アメリカのボルダーという街に1年ほど住んでいたことがあります。

「ロハス」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、それは、ボルダーで生活する人たちの暮らしぶりを表現して生まれてきた言葉なのです。

街の中で食事をしようと思うと、そのほとんどがオーガニックレストランで、スーパーに並んでいるものも、有機野菜、自然食品ばかりでした。

運動に対する意識も高く、ランニング、ロードバイクはもちろん、様々なスポーツを日常的にしている人が多く、みんな健康的な生活をしています。

そんな街には、自然と「ボディワーク」の文化も根付いていて、そこでロルフィングは生まれ、街の人たちにも親しまれています。

カフェに入ると、掲示板のようなところに、様々な種類のボディワークの案内が載っていて、その頃は、熱心にヨガの練習を続けていたので、そういうところで情報を集め、いろいろなヨガレッスンに顔を出していました。

そんな時に、世界中でヨガの講師として活動している人のスタジオがあって、そこのレッスンスケジュールを見ていたら、日曜の午後に、アーサナなどで身体を動かすことなく、先生の「お話し会」のような集まりがあることを知りました。

実際に参加する機会はなかったのですが、「尊敬する先生を囲んで、みんながその話に熱心に耳を傾けている光景」が目に浮かんできました。

その時にふと、「いつか、自分がその時々に感じていること、考えていることを話して、それを聞いてもらえる場をつくれたら」と感じたことがありました。

それから無事にロルフィングの学校を卒業し、日本に帰国してから「Rolfing House festa」を始め、今では山形で活動していますが、事あるごとに、そのイメージが湧いてきます。

でも正直なところ、「そんなことに人が集まってくれるのかな?需要はあるのかな?」と思い、実行するには至りませんでした。


・・・


今、世の中が大きく変わろうとしています。

それがどんな方向に進んでいくのかは、誰にも正確には予想できずに、それぞれが迷いながら、日々、なんとか暮らしているという感じだと思います。

「こんな時に自分ができることはなんだろう?」

と自問自答していた際に、「オンラインで集うこと」を提案してもらうことがありました。

なんだか、もやもやしていた霧が晴れたような感じがして、今こそ「みんなで集まって、そして話を聞いてもらい、語り合う場」をつくっていこうと思いました。


                                         手塚治虫オフィシャルサイト『ブッダ』より


上の図は、手塚治虫さんの『ブッダ』という漫画の一場面です。

仏教の開祖であるブッダが悟りを開いたとされているのが、「菩提樹」という樹の下で、この漫画では悟り明けのブッダに、虫や動物たちが集まってきて、ブッダの語りをみんなで聞いている場面が描かれています。

僕にはこの場面が、とても印象的に頭に残っていて、それが先ほどのボルダーでのヨガの先生の「お話し会」と重なって見えたのだと思います。

僕がブッダというのではもちろんないですし、「悟りを開いた」とも思っていませんが、「大友さんの身体の話は、いろいろなものがつながりながら、広がっていって、聞いていておもしろい」と言っていただけることもあるので、そんな場になっていけばいいなと思います。



そんな思いもあって、この場を「大きの樹の下の集い」と名付けようと思います。


具体的なことも書くと、

1. 「Zoom」というアプリを使って、定期的な「ミーティング」を開催します。

2. 興味のある方は下の連絡先からお問い合わせいただくと、「ミーティング登録URL」をお送りします。

3. 送られてきたURLから、「氏名」「メールアドレス」「質問、聞いてみたいこと」を記入して「登録」してもらいます。

4. 僕がそれを「承認」してから、「参加費1,000円初回無料)」の「クレジット払いの案内」を送らせてもらいます。

5. ミーティング当日までに、クレジットカードでの支払いを済ませてください。

6. 当日は、先ほどの「URL」をクリックしてもらうと、ミーティングに「参加」できます。

という流れになります。



「Zoom」に慣れていない方
(慣れている方は読み飛ばして大丈夫です)

事前の準備として、以下のことをお願いします。

1. Zoomアプリのインストール
Zoomアプリをインストールされていない方は、インストールをお願いします。パソコンでの参加を推奨しますが、スマホでの参加も可能です。ただしスマホ参加の場合、一部見学になる可能性もあります。

2. カメラ・スピーカー・マイクのテスト
Zoomが初めての方は、事前にカメラ・スピーカー・マイクのテストもお願いします。下記ページの「参加」をクリックすると、Zoomのテストを行うことができます。(※「テストミーティングに参加」とありますが、機器のテストが行われるだけで、誰かと繋がることはありません。)

3. 参加しやすい環境の準備
当日は参加しやすい環境の準備をお願いします。まわりの音が入らず、自分がある程度音を出しても大丈夫な環境が望ましいと思います。(もちろん、子育て等で難しいこともありますので、できる範囲で大丈夫です)



どんな内容を話すのか?

オンラインで集って、どんな内容を話すかについてですが、基本的には、「みなさんの身体に関する質問や疑問」をお聞きして、その中から内容を決めていこうと思っています。

「質問」という形になっていなくても、「最近、考えていること」などもお話していただいて、気になるトピックがあれば、僕がそこから話を展開していきます。

次回はどんなことを話すかは、大まかに決めておきますが、「その時の流れ」や「ライブ感」を優先しようと思っています。なので、「寄り道」はあらかじめ想定しておいてもらって、それを楽しんでもらえるといいかなと思います。


ちなみに、ここ最近話したものとしては、

・「大腰筋」の基本的な説明
・「大腰筋が使えている」ってどういうこと?
・「身体の動き」の2つのパターン

という感じです。

上の画像のような感じで、解剖のアプリなども使ってお話していきます。



どんな人に集まってほしいのか?

根本にあるのは、「身体という自然を身近に感じてもらって、興味を持ってもらえたらうれしい」という思いです。

ということで、「身体に興味がある人であれば誰でも大丈夫」です。

まったく身体の基礎知識がなくても大丈夫ですし、ヨガなどの習慣的な運動をしていなくても問題ありません。

もちろん、医療従事者の方や、トレーナー、ボディワーカー、治療家の方など、専門家の方が参加していただいて大丈夫ですが、「セミナー」などではないので、「合ってる/間違ってる」であったり、「いい/悪い」以前の問題を考えていきたいと思っています。



日程や料金は?

「週に一度」のペースで、主に「週末」に開催したいと考えています。

僕自身の都合で、平日開催になったり、その週はなしとなるかもしれません。

多くの人が「自宅待機中」だった状況から少し変化してきているので、「月に一度」のペースに変更しようと思います。

時間は「90分(途中休憩あり)」で、料金は「1,000円」です。

支払いは「クレジットカード」になりますが、その他の方法をご希望の方はお知らせください。



次回の予定と内容

6月28日(日)10:00 - 11:30

・内容は考え中です。

※質問、疑問を募集中です。決まり次第お知らせします。



参加お問い合わせ

電話:090-2954-8207(大友)



初めての試みなので、ゆったりとみなさんで「心地のいい学びの場」をつくっていけたらと思います。

「Zoomの使い方がわからない」
「どんなことをするのかいまいちわからない」

などなど、上記お問い合わせ先からご連絡ください。

「大きな樹の下の集い」をよろしくお願いします。




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2020年4月29日 )

東京のセラピストの方が、ロルフィングを受けてくださった感想。

少し前になりますが、東京がまだ落ち着きがあった頃に、東京で出張ロルフィングをしてきました。

東京でセッションを受けてくださる方々の半分以上は、いわゆる「同業者」の方です。

同業者と言っても、スポーツチームに帯同しているアスレティックトレーナーやトレーニング指導者の方もいれば、同じようなボディワーカーとしてハンズオンのワークをしている方もいますし、ヨガ、ピラティスのインストラクターの方や、理学療法士などの医療従事者の方など、様々にいらっしゃいます。

ロルファーの方もたまに受けてくださることもあります。

「同業者の方がセッションを受けてくれること」に対して、僕としては「やりにくさ」はほとんど感じたことはなく、むしろ「的確なフィードバック」をもらえるので、「大歓迎」と思っています。

ロルフィングのセッションをする時には、ロルファーの「自分自身の身体、心の状態」がすごく大切な要素になるのですが、身体に関わる専門家の方々の身体が整って、それでみなさんがいい仕事ができるという流れにつながっていくとしたら、とてもうれしいです。

ということで、この前の東京でセッションした時に、女性のセラピストの方が受けてくださったのですが、その時の感想をすごく丁寧にご自身のブログに書いてくださっていたので、ぜひここでも紹介したいなと思いました。(ご本人には許可を得ています。)

受けてくださったのは「Re-self」をされている「北見 幸(きたみ さち)」さんという方で、お知り合いのロルファーの方が紹介してくれたご縁です。

感想だけではなく、身体の感覚に関しての大切な情報も書かれているので、ぜひお時間ある時にでもご覧になってみてください。


同業者の方からのこういったフィードバックは、すごく「励み」になりますね。

これからもいいセッションができたらいいなと思います。




Yuta

( Posted at:2020年2月21日 )

農家をしている男性の方への10シリーズ。

はじめに

以下の「モニター募集」に関しては、募集当時は「3名」のモニターを募集していましたが、「新型コロナウィルスの感染拡大」の影響もあって、「1名のみ」で募集を締め切りました。

当初の目的であった、「各モニターの感想を並べてみることで、そこに共通しているもの、違っているものを浮かび上がってくるのでは?」という試みはできなくなりましたが、このモニターの方の「プロセス」だけでも大変興味深いものになりました。

この「モニター募集」とは違う形で、他の方の体験記も別の記事で紹介していますので、お時間がある方はそちらも参考にされてください。

「なるべく感想をそのまま紹介する」ようにして、「わかりにくい表現」や、「誤解を招きやすい言葉」に関しては、僕の「注釈」も加えています。

最後の「おわりに」のところまで読んでいただくと、「今回のモニターの方の体験のユニークさ」も見えてくるのかなと思います。

少し長いですが、ゆっくり楽しんでください。


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モニター①さんの紹介

まず1人目のモニターの方ですが、ここでは「モニター①さん」とさせていただきます。

「セッション1」の感想を載せる前に、問診票の情報も参考にしながら、簡単にモニター①さんの紹介をしたいと思います。

①さんは、30代の「農家」をしている男性の方です。

農家として忙しいシーズンは「4〜10月」頃で、今の冬の時期は、比較的仕事に余裕があるので、モニターに申し込もうと決められたようです。

小中高はもちろん、大学でも「野球」をされていた方で、今現在も草野球を続けられています。

問診票に書いていただいた、過去の身体のケガや病気と、現在気になるところをまとめたのが下のリストです。

◯野球で投げると右肩が痛い
→24歳の時に野球で遠投をして痛めて、20代の頃は痛み止めを飲みながら野球をしていた。
偏頭痛がある。
→今まで頭痛はなかったが、この半年で3、4回痛くなった。
右足首ねんざ(中学3年生の頃)
◯小学生の頃から、トイレが異常に近かった
→今もプレッシャーがかかると、すぐにトイレに行きたくなる。

※セッション中に思い出したもの
◯車の座席シートから落ちて、後頭部をぶつけた。(小学校低学年頃)
右目の上をぶつけて怪我をした。(赤ちゃんの頃)

感想の中にも書かれていますが、現在、身体に何か特別な症状があるわけではなく、「身体全体のバランスが整うと何が起こるのか?」に興味があるそうです。

それでは、モニター①さんの「セッション1」の感想をどうぞ。



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セッション1回目

最初の問診で気になることを記入していく。
身体の事、精神的なことなど、細かく話をしながら書いていく。
話していく中で、昔こんなことがあったなと思い出す。

床に直立して立ち、身体の歪みをチェックしてもらう。前からO脚は気になっていて、足を真っ直ぐにするとつっかかりは感じる※1

私の場合は野球の投球による肩の痛みはあるが、トータルでロルフィングの10シリーズを受けると、自分の身体がどうなるのか興味がありお願いした。

精力アップ?
髪の毛のコシがでる?
すきっ歯が良くなる?
足も速くなる?
野球のパフォーマンスも上がる?
かなり欲張りだと気づく。笑

施術する前に、肩、腕、足、首などの全身の可動域のチェックをしてもらった。

セッション中、私は基本目をつぶりリラックスした状態で施術してもらう。 たまに目を開けた時の大友くんの口が気になる※2。 気を送りますと言われた※3のは初めてだったが、自分の感覚的にはよくわからなかった。

基本的に大友くんに内臓、背中などに手を置いてもらっていることが多く、何かしてもらっているという感覚はあまりなかったが、やたらと胃がぐるぐると音を立てる。この間はずっと呼吸に気をつけている。ここでも、あれ、前からたまに胸が苦しくなる時があったな※4とふと気づく。

最初に深呼吸した時は、お腹だけが膨らむ感じの呼吸になり、横隔膜や、背中まで空気が入っている感覚はなかった。しかし、横隔膜辺りを施術してもらった辺りから、呼吸がしやすくなったというか、やたらとリラックスしてくる。

次に下半身に移り、腰の裏というかお尻の上辺り※5を施術してもらう。大友くんが圧を加え、それに合わせるように自分で足や膝、腰、背中などを動かすように言われるが、右は自分でも自由に動いているなと思うが、左になるとなかなかうまく動かせない、この違いはとても感じた。

今日の施術が終わり、ゆっくりベッドから起き上がり、最初に直立した位置に戻ると、あれ、何か目線が高くなったのか?と感じる。自分の考えでは、腰の位置が上がったのが理由なのではないかと思う。

足も前よりすっと立っていて、足の裏全体で地面を感じるというか、地面にしっかり突き刺さっている棒にでもなった感覚とでもいうのか。

あっという間に二時間半が経っていたという不思議な感覚だった。次のセッションが楽しみだ。

セッション後は、呼吸のやり方がうまくなったかなと感じたが、その日の夜になると、まだ少し胸の苦しさは感じる気がする。そして、直立してみるとお尻の上に背骨が乗っているという感覚もある。

次にもっと呼吸を楽にできるようになって、日々の変化を楽しみたいと思う。


※1:自然に立つと「ガニ股」になっていたので、足を「平行」にして立ってもらうと、脚に「つっかかり」の違和感を感じたということです。

※2:セッション中に、施術者である僕が口を開けて動かしていたようで、それが何か意味があることなのか気になったそうです。実際には、エネルギーなどの「目に見えない流れ」を感じて、無意識に動かしているのかもしれません。

※3:僕は、ロルフィングの他に、「ソースポイントセラピー(SourcePoint Therapy)」も合わせてセッションをしています。あまり細かくは説明しませんが、「レイキ」「気功」などと違って、「自分の気を送る」のではなく、「その人の身体の健康のために必要なエネルギーが流れるように、自分がその『媒介』になる」のが、より正確な説明になります。

※4:セッション中に、身体に触れられていることで、ふと「記憶」が出てくることがあります。それも身体の「反応」の一つです。

※5:解剖学的には「大転子」周辺です。



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セッション2回目

2回目は足を中心に行った。

最初に直立し、足の裏の重心を円を描くようにゆっくり移動させる。

その時に、ただ回すのではなく、足の裏全体で一定のスピードを維持しながら、きれいな円を描けているかを観察するように言われる。私の場合は、後ろ重心になる時に右足指だけが浮いてしまっていて※1、きれいな円を描けていないと感じる。

その後に、前回と同様にベッドに腰掛け、首と胴体をそれぞれ右、左に回旋し、左右のバランスを確認する。どちらかと言えば右を向く方が、突っ張りがあると感じる。

ベッドに寝て、リラックスをしながら全身の可動域の確認と施術に入る。

足首を回すように言われて回してみると、左右の動きにばらつきがあり、右がうまく動かせないことがわかる。そういえば、中学生頃に右足首を捻挫したことがあると気づく。

最初に左足から触ってもらう。その後直立して歩いてみると、左足は地面をつかんでいるが、右足がフラフラとして何か歩きづらい感覚がある※2。左足全体が大きくなった感覚もある。

またベッドに寝て、右と左を同調してもらう※3、そうすると今度は、右足の方も動きが良くなり、足全体が大きくなったというかどっしりとした感覚がある。

2回目のロルフィングが終わり、最初の位置に直立して歩いてみると、リラックスしていたので頭がボーッとしながらだが※4、感覚的に下半身全体が大きくなり、歩くと足の裏全体で地面を敏感に感じるようになり、床の微妙な凹凸でさえ、足の裏に伝わる感覚があった※5


※1:踵の方に重心が移ると、右の足の指だけが浮いてパタパタしていました。そちら側の足に「不安定感」がある時に、そういう動きが見られることが多いです。

※2:左足のみに施術をして、全身にどんな影響が出るのかチェックしてもらいました。このままでセッションを終えてしまうと、「統合されていない」状態になるので、日常生活にも支障が出ることもあります。ロルフィングでは、身体の「統合された」状態を目指しているので、これはあくまで「途中経過」を感じるためのものです。

※3:2の状態を「統合」するために、右の足にも施術をしました。

※4:身体の「緊張」が深いところまで抜けた際に、まれに、立ち上がってからしばらくボーッとすることがあります。「足と地面との感覚」に意識を向けてみると、次第に落ち着いてきます。

※5:地面がアスファルトで「平ら」にならされ、「機能性の高い靴」に守られることがほとんどの「現代の足」にとって、こんな感覚になることは珍しいことだと思います。昔は「無意識」に、それを感じていたと思います。


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セッション3回目

諸事情により※1下半身がかなり張っている状態でのセッションとなる。

まず最初に直立する。自分ではまっすぐ立てるようになっている感覚だったが、右腰が前に出ていて、左肩は前に出ている状態で、上と下がねじれているそうだ。

ベッドに腰掛けると、ゆがみはあまり見られないと言われて、下半身のバランスの悪さが上半身にも現れている※2ということか。

ベッドに横になり、大友くんが肘で太ももの外側を10の内、2か3の力で押してくる。太ももが張っているので、そのくらいの力加減でもだいぶ痛みがある※3

自分で足首を回したり、足の指を動かしたり、骨盤を動かしたりすることで、硬くなっている所を剥がしていく※4。そうすると徐々に楽になってくる※5

段々と場所を変えながら、太もも、骨盤回り、横隔膜辺り、脇を押してもらって、自分でそれに合わせて動かすの繰り返して、左側が終わってからベッドに寝ると、左脚だけ沈んでいる感覚で重量感も感じる※6

ここでベッドから起き上がり、地面に立ってみてバランスを確かめる。左脚はまっすぐな感覚があるが、右はまだやっていないので、直立すると右側に傾いてしまい、心地悪さを感じる。

その後、同じように右側も施術してもらい、首回りの動きの確認と施術、かなりリラックスしていて、頭では寝ていないのにいびきをかき始めるという不思議な現象※7が起きる。

すべての施術が終わり、直立すると下半身の左右のバランスが良くなったことと、深呼吸がしやすくなったのを感じる。姿勢が良くなり、胸が開いたというか上半身もしっくりくる感じになる。

帰りに車に乗っている時に、車のシートに違和感を感じた※8。今までは、後ろにシートを倒して猫背気味になる感じで座っていたが、それでは違和感があったので、シートを直立気味にして姿勢良く運転して帰った。ミラーの位置も高く直して、こんなに座高が高いと小さい車は乗れないなと感じ、常に姿勢を意識していくことが大事だなと感じた3回目だった!


※1:長い距離を歩く用事が連日あったそうです。

※2:立った姿勢では、上下でねじれが見られたのですが、座った姿勢になるとそれがなくなっていました。立った姿勢は「足〜骨盤〜頭」の関係性で構造のバランスが決まりますが、座ると「骨盤〜頭」の関係性になり、「足〜骨盤」までは「除外」されます。座った姿勢ではなかったものが、立った姿勢で現れてくるとなると、「足〜骨盤」の関係性の中で、何かしら「うまくいっていないところ」があって、それが「ねじれ」として表現されているのではないかと考えることができます。

※3:いわゆる「痛気持ちいい」の範囲になるように、「コミュニケーション」を取りながら「圧を調整」しています。「問答無用に圧を加えて痛くする」ということではありません。

※4:ロルフィングの創始者の「アイダ・ロルフ」さんから直接ロルフィングを学んだ「エドワード・モーピン」さんから聞いた言葉に下のようなものがあります。

"Hold tissues where they are supposed to be and induce movement."
                               - Ida Rolf 
「組織をそれがあるべきところにホールドして、動きを促しなさい。」
                         アイダ・ロルフ

ロルファーが、適切な場所、状態に組織をホールドして、クライアントさん自身に動いてもらう」ことで、組織が身体の中に「再編成」されていくということです。「剥がしている」と感じたそうですが、こちらが「一方的に」圧を加えているわけではなく、①さんのように「自分で動くことで、セッションに主体的に参加する態度」がとても大切です。

※5:最初は痛みを感じることもありますが、少しずつ組織がゆるんできます。

※6:「変化による差」を感じてもらうために、あえて片側だけが終わった状態で、身体全体を感じてもらいました。その後に、ベッドから立ってもらったのも同じ目的です。

※7:「覚醒と睡眠の間」に意識状態がある時に、こういったことが起こります。身体で何が起きているのかをモニターしているけど、とても静かな状態で、だからと言って、寝ているわけでもありません。呼びかけをすると、すぐに反応してくれます。そして、この状態にある時に、身体が「自ら調整する働き」が高まるのではないかと、個人的には考えています。別の表現だと、「瞑想」の状態とも言えるかもしれません。

※8:セッション2の後に、さっきまで履いていた靴に「違和感」を感じたり、骨盤周りが解放されると、今までのピッタリとした服装が心地悪くなってしまうことがあります。



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セッション4回目

前回上半身に施術してもらってから、以前までは猫背気味になっていたのが自然だったのが改善されつつあり、背筋を伸ばし、胸が張れている方が自然な感じになりつつある※1

今日はいつも通り最初に可動域の確認として、両脚と両腕、肩回り、そして首の動きのチェックをしてもらった後に、両脚の内側の施術に入る※2

股関節の動きが制限されると、股関節を動かした時に、腰の辺りも一緒になって動いてしまう※3ということで、股関節は股関節だけで動かせるように、横向きに寝た姿勢で、内ももから股下のきわどい部分※4まで施術してもらう。

はじめに左脚から行い、大友くんに指で押してもらいながら、自分で足首や足の指を動かして筋肉の動きを確認する。

私はO脚で、それが原因かわからないが内ももが固くなっていた。

内ももから、脚の付け根まで施術してもらった後に、仰向けになって全身の感覚をチェックしてみると、左脚だけ右脚より2~3cm伸びたような感覚がある。

直立してみると左脚はいいが、バランスが取れていないため、右がふらつく。

次に右脚も施術してもらい、直立すると、股下が上がったような感覚があり、O脚の幅も少し狭まっていた。

6月の人間ドックでどのくらい身長が伸びているか※5楽しみだ!笑


※1:「姿勢をよくしよう」と無理に思わなくても、姿勢の「ベース自体」が変化してくるので、「楽な姿勢」と「いい姿勢」の距離がなくなってきます。

※2:セッション4は、「内転筋」と「骨盤底膜」に対してアプローチしていきます。

※3:「骨盤」と脚の骨である「大腿骨」に付着している筋肉が硬く、制限された状態になると、脚を動かした時に、骨盤もそれに「引っ張られて」動いてしまいます。お互いに「干渉し合っている」のです。大腿骨と骨盤を「分離」することが目的です。

※4:「骨盤底膜」のことです。「骨盤のアライメントに影響を及ぼしていて、呼吸の際に活躍している「横隔膜」とも関連しています。

※5:10シリーズ後に、身長が2〜3cm伸びた方もいらっしゃいました。主に、「姿勢が悪かった」のが改善されたことによるものだと考えられます。



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ロルフィング5回目

今日は大腰筋の説明から入る※1

大腰筋は、みぞおちの後ろの背骨辺りから鼠径部まで伸びている筋肉で、脚はそこから振り子のように使うとパフォーマンスが向上する※2とのこと、なるほどと納得しつつ施術に入る。

いつも通り可動域の確認を行いながら、首回り、腕、太もも、様々な所に施術してもらう。

そして今日のメインである大腰筋の動きの確認をする。

みぞおち下辺りの腹筋を押してもらいながらゆっくりと膝を立てていく動きをする※3

私の場合はO脚であるためどうしても膝を上げる時、がに股気味になり、うまく大腰筋を使えていない※4ようだ。イメージはイチローの打席に入る時で、胸を開いてから脚は内股気味になっている※5

適切に膝が上がるように筋肉にアプローチしてもらい、この時の呼吸は腹に空気を入れるのではなく、横隔膜に空気を入れながら呼吸した※6

左脚も同じように施術してもらう。

この5回目のセッションでは、右脚の歪みの方が目立つようだ。

最後の仕上げをしてもらい、ゆっくり起き上がる。

みぞおちの後ろの背骨辺りから脚が出ていて、振り子の原理で歩く意識は少し難しかったが、首もすっと伸びていい姿勢になり、変な筋肉の力を使わず歩けそうだ※7

残り5回も楽しみである!

追伸:今までは、ランニングすると膝上辺りの内ももとふくらはぎが張る感じになるが、このセッションの後、しっかり意識して走るとどうなるかも楽しみだ。


※1:各セッション前には、そのセッションの「目的」を説明しています。基本的な「解剖学」の情報も共有して、ご自身の身体の「しくみ」を少しでも理解してもらうと、その後の施術での効果が高まりやすくなります。

※2:「大腰筋」という筋肉は、上は「みぞおち」の辺りから、下は「股の付け根」の辺りに付着しています。「脚はみぞおちから生えている」とイメージしてもらって動いてもらうと、動きの「質感、クオリティ」が変わります。これを「ボディイメージの書き換え」と呼んだりします。ちなみに、パフォーマンスが高い「アスリート」の人は、「大腰筋を上手に使えている」ことが多く、その説明をしました。

※3:お腹の辺りから、指先を身体の中に「沈ませていく」ように大腰筋にアプローチして、その状態で膝を上下に動かしてもらいます。つまり、「大腰筋の収縮と弛緩を繰り返す」ことで、「大腰筋ってここにあるんだ」と、「身体で覚えてもらう」ようにします。2の実践です。

※4:「大腰筋を上手に使う」ためには、「がに股」のように膝を外に開くように動かすというよりも、「まっすぐ少し内股気味に膝を持ち上げる」ようにすることが大切です。

※5:4の状態を、自然に動作の中で達成できているアスリートは、「少し内股気味」になっています。イチロー選手のバッティング、ランニング動作、ウサイン・ボルト選手のスタートの数歩、NBA選手のジャンプする際のしゃがみ込みなどを観察すると、それがわかります。しかし、「内股で動くとパフォーマンスが上がる」ということとは違います。

※6:呼吸をする時には「横隔膜」が上下に動いていますが、「大腰筋」と密接に関係していて、「相互に影響を与えている」と言われています。大腰筋を「リリース」するために、呼吸をすることで「横隔膜」にも刺激を入れています。

※7:ロルフィングの「10シリーズ」が進んでくるにつれて、「努力感なく」動作を行えるようになってきます。



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ロルフィング6回目

今日は脚の裏側のセッションでした。

前回から走る時の意識を変えたので、脚の張り具合もどうなってるのか気になっていた。

ふくらはぎを押してもらいながら、足の指、足首をモゾモゾと動かし剥がしていく※1

徐々に上に上がっていき、太もも裏も施術していく。太もも裏に張りがあるようで、時間をかけて剥がしていく。

右が終わり地面に立つと、土踏まずも地面についていて、しっかり立っている感覚になる。

左も同じように施術してもらい、その後全体のバランスを整えてもらい今日のセッションは終了する。

ランニングで足に負担の来ない理想の走り方を目指したいと思います!


※1:セッション3の中でも説明していますので、そちらを参考にされてください。



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ロルフィング7回目

4月中頃から農繁期に入り、間が空いてしまっていたため1回メンテナンスを挟んだ※1

左臀部から左足の先の痺れも出て、普通に歩ける状態ではなくメンテナンスに入る。

いつも通りのチェックが終わり下半身を中心にメンテナンスを行う。

終了後、左と右の差がほぼなくなり、帰りはしっかりと歩いて帰れた※2

※以上が「メンテナンスセッション」の感想です。


今年36歳年男、年のせいにしたくはないが、身体に疲労が残るのを感じる。

メンテナンスから1週間が経ち、無理な体勢を取る仕事をしたため、左股関節付近の違和感があり、そこを含めて頭、顔を含める上半身の施術をしてもらう。

この日の施術も様々な場所を大友くんに触ってもらい、身体のずれた部分をはめ込んでいく、元に戻していくという感覚か※3

施術が終わり立つと、ふわふわ浮く感覚があるので、そこを浮かないようにしてもらい歩いてみる※4

明らかに目線が上がり※5、上半身と下半身のバランスがいい感じである。

身体の不調で仕事できないのは辛いので、引き続き通いながら自分の身体に向き合い、長く仕事ができる、身体を手に入れたいものである※6


※1:農繁期とコロナウィルス感染拡大の影響もあって、前回のセッションから2ヶ月以上の期間が空いてしまいました。このように「10シリーズの途中で、長期間セッションが中断した場合」には、そのままその続きを行うというよりは、「身体全体のバランス」を取り、またスムーズに「10シリーズの流れに入っていける」ように「メンテナンス」のセッションを挟むことがあります。

※2:1のように期間が空いて、農作業も忙しくなっていたこともあり、かなり身体には歪みが表れ、それに伴い、左の臀部から足先にかけての「しびれ」が顕著でした。帰りはスムーズに歩けていて、「今までで一番変化の実感があった」とメッセージがありました。

※3:「バキっ」とか、「グキっ」っとする施術ではなく、「自然に元のあるべき位置に戻っていく」という感覚だと思います。

※4:セッション7で「頸部から頭頂までが整う」と、「上への抜け」がよくなる分、このように「足元がふわふわする」感じが出ることもあります。それを「グランディング」するように、ベッドでの施術後に、立った状態で簡単な「微調整」をします。専門的には「トラッキング」と呼ばれます。「重力空間の中で、構造が安定するため」に、このようなことをすることがあります。

※5:ロルフィングの目標である「身体がラインに乗る」と、このように「身長が高くなった」感覚や「目線が上がった」感覚があります。

※6:ロルフィングの効果は、「何歳でも、どんな状態の身体でも」感じられるものです。なので、受け続けていくことで、どんどん「身体の構造は安定」してきて、「身体の感度も向上」するようになります。ぜひ、長くいい仕事をしてもらいたいですね。


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ロルフィング8回目

農作業の蓄積なのか、右手が腱鞘炎気味になったり、右膝が痛くなったり、疲労がダイレクトに身体に表れるようになってきた。あの作業がこの痛みにきてるのだなという実感がある※1

左の太ももの裏も変わらず張りが残っていて、歩くと左足が遅れてくる感じもあったので※2、そこも含めてトータルで施術をしてもらう。

太ももの裏にに大友くんが肘を押し込んで、私が足首を動かしたり身体を動かしたりしていく、久々に痛い施術だった。

終了後はいつも通り身体の左右のバランスが取れ、目線が上がる感覚がある。

毎回色んなところに疲労が表れているので、農業は機械化が進んでいるけど身体を使う職業だなと改めて感じる。

農作業に耐えうる身体を手に入れたいものだ※3


※1:農業は本当に「身体が資本の仕事」だと思います。そういう意味では、「アスリート」にも近いなと思います。でも、農業をされている方の中で、「身体のことを気にかけている人」というのは、かなり少ないのではないかと思います。この方は、農作業中にも「どうしたら身体に負荷をかけないか」を考えながらやってくれているようで、身体に表れてくる「症状」と、それを引き起こしているであろう「動作」の「関係性」に気づいてきたようです。まずは「気づく」こと。それがないと、「改善成長)」はないと思いますから。

※2:「しびれ」などの「神経症状」があると、「動作が鈍くなる」ように感じることがあります。

※3:身体が整ってくると、「いかにこのいい状態をキープできるか」と考えたりするものです。でも、それが「過剰」になってしまうと、「(それを損なう)恐れ」につながっていってしまって、逆に身体を「緊張」させてしまうのが難しいところです。そうではなく、どんどん日々の生活の中で、「ロルフィングで整った身体」を「使って」もらった方が、「何がダメで何がよかったか」という「フィードバック」を得られるので、それが次回のセッションの「ヒント)」になります。そうやって、受け手の人との「コミュニケーション」を繰り返しながら、「農作業に耐えうる身体」を探っていけたらいいなと思います。


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ロルフィング9回目

前回より1ヶ月半ほど空いて※1その間には右手が握りづらくなる※2など色々あったが、当日の朝、右肩が前後左右全く動かなくなり、肩の居所が悪く、痛みもあり困って駆け込んだ※3

肩を中心に全身を施術してもらう。

肥料散布や、除草剤散布など重いものを背負っての作業の弊害なのかなどと、自分では考える。長年野球で投手をしていて、社会人になってからは痛み止めを打ちながら投げていたことの影響もあると思う※4

施術後、施術前よりは動きが出たが、念のため整形外科に行ってみると腱板断裂との診断を受け※5、1週間安静とのことだったが、次の日また次の日と可動域が広がっていき、5日後には以前と変わらなくなった。


※1:「農繁期」のためです。この時期は、毎日、朝から晩まで働いているそうです。

※2:「腱板断裂」の症状の1つに、「握力の低下」があります。

※3:後々わかりますが、この時から「腱板断裂」の症状が強く出ていたことが推測できます。

※4:野球で大学に進学するほど、ずっと野球をしてきた①さんですが、この時期から「腱板へのダメージ」は大きかったのだと考えられます。

※5:↓で詳しく解説します。


◯特殊なケースなので補足解説◯

今回の①さんの「セッション9」ですが、少し「特殊なケース」だったので、補足の解説をしたいと思います。

セッション9の前日の夜に、肩が痛くなってあまり寝ることができずに、朝になって動かしてみても、ほとんど肩が動かなかったそうです。(専門的には、「夜間痛あり」ということになります。かなり「炎症反応が強い」状態です。)

実際にfestaに来てもらって、肩の動きを調べみると、立っている状態で、腕を下に下ろしたところから、前後左右に10〜20cmほどしか動かせない状態でした。

セッションが終わると、全身の他の部分の可動域はしっかりと改善して、呼吸も深くなり、かなりリラックスできているようでした。

ですが、肩に関しては、最初よりは少しだけ可動域は改善しましたが、「痛くて肩がほとんど動かせない」状況はそんなに変わりませんでした。

つまり、「全身の肩以外の場所は、ロルフィングに反応してくれたけど、肩だけはあまり反応してくれなかった」ということです。

「(セッションをしても)症状がうんともすんとも言わない時」には、「(反応しなかったところが)何か普通ではない状況」になっていると考えることができます。

ほとんどのセッションでは、セッション中のロルファーのアプローチによって、「関節のアライメントが整う」、「体液の循環が改善する」、「組織の緊張度が低下する」などが起きて、「(結果的に)セッション前にあった症状の変化」が見られます。

それがさほど変わらない時には、「構造の破綻(組織の断裂、骨折などによって、炎症反応が強く出ている、など)」が起きていたり、「組織の変性(悪性腫瘍がある、胃潰瘍が起きている、など)」が起こっていることがあります。(もちろん、「ロルファーのアプローチが適切ではなかった」ということもありますが)

そういう時には、「医療機関の受診」を勧めています。

これまでにも、「ん?ここまで変化がないのはおかしいぞ」と思って、セッション後に病院に行ってもらったら、「内臓の病気」が見つかった人もいらっしゃいました。

今回の①さんに関しては、大学に野球で進学して、さらに社会人になってからも投手として野球を続けていて、その時には「肩の痛み」があって、「痛み止めの注射」を打ちながらプレーしていたので、もうすでに「腱板へのダメージ」がかなりの程度あったと考えられます。

そこに、農家として「日々の農作業」が繰り返されたことで、少しずつ「腱板断裂」が進行していったのではないかと思います。

ここで伝えたいのは、「ロルフィングが魔法のようにすべてを解決する」というわけではなく、「うまくいかないケース」ももちろんあって、その時に「それが何を意味しているのかを考える」ことが重要だということです。(今回であれば、「構造の破綻」や「組織の変性」を疑うということです。)

個人的な考えとしては、「優れたシステム」というのは、「すべての問題を解決するもの」ではなく、「自身のできること、できないことに自覚的であるもの」であると思っているので、「自分で抱え込まないクライアントさんを束縛しない)」ように注意しています。

この場合は、「構造自体が壊れていて、炎症を適切に処置、管理しなければいけないケース」だったので、これに関しては、「ロルフィングでどうこうできる問題ではない」ということになります。

僕には、「スポーツを専門とした整形外科に、常勤トレーナーとして3年勤務していた経験」があるので、「ん?ここまで変わらなかったら、『肩の中で何かが起きてる』かもしれない」という考えが浮かんできました。

「ロルフィング」のような、いわゆる「代替療法への批判」として、「医学的な知識に乏しく、すべて自分のところで治ると信じてしまって、クライアントさんを囲い込んで、手遅れになることがある」というものがあります。確かに、僕も度々、そういうニュースを見かけることがあります。

こういう仕事をしていると、「自分の能力を過信してしまう」ことに注意を払わなければいけません。「うまくいかないケース」に遭遇したとしても、それを「(自分はすべて治せるという)エゴ」のために「受け入れる」ことができなく、「対応が後手後手になる」のは避けなくてはいけません。

そのためには、「井の中の蛙」にならずに、「他の専門家とのコミュニケーション」を積極的に取ることが重要だと思います。

①さんへは、単に「病院を受診した方がいいと思います」とアドバイスしただけでしたが、将来的には、医療機関、治療家、ボディワーカーなどの「専門家同士のネットワーク形成」もしていきたいなと思っています。


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ロルフィング10回目

前回より8日後、肩の不安はほぼ解消したが※1全体を見てもらう。

最初の確認で左膝に違和感があるなと気付く。草刈り作業で、膝を支点に左右に刈る動作をし、2日後くらいに右膝も痛くなったことがあったので、その影響かなと思う※2

首の張りもあり、つまりを流してもらう。

施術後、左膝のはまりが良くないような感じがして、手直ししてもらう※3

帰宅後ランニングや草刈り作業すると、膝がしっかりはまっている感覚がある。

10回終了した感覚としては、こういう作業をするとここに影響が出てくるというのが自分でわかってきて※2、慣れた楽な動きばかりをせず、身体中全体を使って動くということを心がけ、日々の仕事を行い、セルフケアもしつつ、またロルフィングしに来たいと思う。


※1:日に日に「肩の痛み」は改善していって、「可動域」も戻ってきたようです。「炎症反応」が落ち着いてきたのだと思います。ただ、動かした時の「引っかかり感」はありました。

※2:「痛みや違和感」があった時に、それを「過去の動作の質がどうだったのか」と捉えられるようになっています。プロのアスリートも、「なぜあのプレーで失敗してしまったのか」を考えて、「動作の質」を少しずつ改善していきますが、「農家もアスリート」なんだなと、①さんとセッションするようになってから感じるようになりました。

※3:以前も説明しましたが、ベッドでの施術が終わった後に、立ったり、座った状態で簡単な「微調整」をします。専門的には「トラッキング」と呼ばれます。「重力空間の中で、構造が安定するため」に、このようなことをすることがあります。


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おわりに

年齢も近く、同じく青春時代を野球に捧げた①さん。

仕事は「農家」をしていて、僕も実家の秋田では、子どもの頃によく農作業を手伝っていて、その大変さも多少はわかることもあり、セッション前後の時間もいろんなことを話したりして、「親近感」を感じながらのロルフィングの10シリーズでした。

感想を見ると、男性っぽく、「無駄なことをべらべらと話さない」という感じで、事実を淡々と書いているように見えますが、実際にはセッションごとにいろんなフィードバックをくれて、感覚もすごく繊細な方でした。

最初は「どこかに痛みがある」というわけではなかったのですが、10シリーズが進んでくると、いろんなところに「痛み、違和感が顔を出す」ようになります。

こういうことも実はあって、「よし、身体を根本的に改善しよう」という「覚悟」を決めると、その途端に「今まで、うっすら気づいていたけど、目を背けていたもの」がぼろぼろと出てくることがあります。

僕はよくそれを、「家の掃除」に例えて説明するのですが、とりあえず「目に見えるところ」だけでもきれいにするために、「とりあえず押入れに詰め込んでいく」ということがあると思います。

急な来客など、たまにならいいのですが、それが「クセ」になってしまうと、とにかくぽいぽいと「押入れ」に入れておいて、「表面上はきれいな状態をキープしている」ように見えるのですが、いずれ「押入れがいっぱいいっぱい」になってしまう時期があります。

それを意を決して、「押し入れの整理整頓」に取り組み始めると、あれよこれよと「見ないように押し込んでいたもの」が「溢れ出す」ようになります。

その時には、部屋は一時的に「混沌カオス)」となりますが、それを「経過」しなければ、「いずれもっと大変はことになってしまう予感」があったので、「よし、掃除しよう」と「覚悟」を決めたのだと思います。

テレビなどでもありますが、なかなかそれを「自分一人で」行うのは難しい時があるので、「お掃除、整理整頓の専門家」を呼ぶと、「プロセスがスムーズに進む」ようになります。

今回の①さんにも、そんなことを話していると、「その例え、すごくわかる」と話していました。

けど、①さんでも「自分の身体にきっちり向き合おう」と決めたのは、すごく早い方だと思います。

多くの人は、何か「大きな病気、体調の急変」を経験したりすることで、ようやく「スイッチが入る」のではないでしょうか。

10シリーズを進めながら、身体の「今までのツケ」を払わされるような感じになった①さんですが、いつも前向きで、「どうやって草刈りしたらいいかな?」など、「積極的にアドバイスを求める」①さんの姿を見て、僕も学ぶことが多かったです。

何度も何度も書いていて、しつこいかなと思うのですが、「ロルフィングは痛みを取り除く治療」ではありません。

先ほどの例で言うと、「お金さえ支払えば、さっと押し入れをきれいに片付けてくれる業者」ではないのです。

それよりも、一緒に「押入れの中に詰め込んだもの」を出してきて、その思い出なども聞きながら、「それは、そんなに大切なものだったんですね。だったら、こうしたらどうでしょう?」と提案したり、「今の話を聞いていると、これはもう①さんには必要のないものなのかもしれませんね」と、「対話」をしながら、「部屋全体の再構築、最適化」をしているような「プロセス」なのかなと思います。

これからも①さんは、ゆっくりのペースでロルフィングを続けてくれるようで、少しずつ、自然に、「身体という部屋の秩序、バランス」が取れてくるといいなと思います。

①さん、素晴らしい体験、そして感想をありがとうございました。




Yuta

( Posted at:2020年2月 7日 )

ヨガインストラクーの方が、ロルフィングの10シリーズを体験してみて。(セッション6まで終了)

宮城県の涌谷町というところで、「ことこと家ヨガスタジオ」のヨガの先生をされているのが、「後藤初美」さんという女性の方です。

僕と初美さんとの出会いは、festaの前の廊下でした。

初めて出会ったその日も、用事があってfestaのドアを開け外に出ると、廊下に男性と女性が立っていました。

簡単な挨拶だけして、用事を済ませて帰ってきても、まだそこに2人はいました。

今度は少し話をしてみようかと、どこから来たのか、とんがりビルは初めてなのかなど聞いてみました。

話の流れで、僕がこのビルの一部屋でfestaをしていること、そこでロルフィングをしていることをお話しさせてもらうと、女性の方が「実はロルフィングを東京で受けていたことがあるんです」と教えてくれました。

それが初美さんでした。

それから、僕が企画したセミナーの案内を送ったり、初美さんと旦那さんが舞踏のイベントに行くから一緒にどうですかと誘ってもらったりと、何度かメールでやりとりをして、「ことこと家ヨガスタジオで、ロルフィングの説明・体験会をする」ということがとんとんと決まりました。

昔から、「この人とは何かご縁がありそうだ」という人は、会った瞬間に直感でわかることがあって、まるで昔からの友人のようにすぐに仲良くなることがあるのですが、「たった一度だけ会って立ち話をした人」のところに伺って、ロルフィングの紹介させてもらえることになったのです。

今では、涌谷町に毎月「出張ロルフィング」で通うようになりました。
本当に「ご縁」っておもしろいなと思います。

そんな初美さんが、僕のロルフィングの「10シリーズ」を受けてくださって、その「感想」を書いてくれました。

ご自身のスタジオのブログで紹介されていたのですが、すごく丁寧に、詳細に「ロルフィングを受けてどう感じたか」を書いてくださっていたので、このブログにも載せてもらえるようにお願いしました。

現在も10シリーズを受けている最中なので、順番に更新していこうかと思います。ロルフィングがどんなものか興味を持っている方の参考になればうれしいです。

なお、初美さんは「ヨガインストラクター」で、「身体の専門家」ということになります。当然、身体感覚も「とても豊かで、きめ細かい」方です。

そんな方が書かれた感想ですので、「あくまで個人(ヨガインストラクター)の感想です」というところを忘れずに読んでいただけるといいかと思います。

ロルフィングを受けるすべての方が、同じような体験をするものではなく、その人それぞれに「その人だけのロルフィング体験」があります。それを大切にしてもらえたらと思います。

「比較」や「ジャッジメント」はどこか脇に置いてもらって、「ロルフィングでこんな体験をする人もいるんだな」と、オープンな気持ちで楽しみながら読んでみてください。

「ロルフィングをまだ知らないけど、ロルフィングが必要な人(ロルフィングとのご縁がある人)」は、まだたくさんいると思うので、そういう人のところに届けばいいなと思います。

現在、「体験モニター」を数名募集していますので、これを読んで気になった方は、気軽にご連絡ください。

※ご質問、お問い合わせは「こちら」です。


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プロローグ(ロルフィングを受けようと思った理由)
セッション1(全身の呼吸のはじまり)
セッション1の後
セッション2(大地に根付いた足)
セッション3(横のラインと前後への広がり) 
セッション4(脚の内側・骨盤底膜のサポート)  
セッション5 & 6 (2回分がまとめて書かれてます)←NEW

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こんな感じでロルフィングしています。 @ことこと家ヨガスタジオ




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2020年1月25日 )

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