山形は僕の住んでいる街の中にも紅葉の波がやってきて、木々がきれいに色づいています。
同じ1本の木の中にも、よく日が当たっているところは、赤くきれいに染まっていて、それがオレンジのグラーデーションになり、下の方は緑色をしています。同じ木であることは変わらないのですが、環境(日光)との関わり合いによって、葉の色はきれいな移ろいを見せてくれます。
誰かがこうした方がきれいだからといって、葉の色をグラデーションにしているわけでもなく、自然の中では、互いに影響し合っていて、それが垣間見せる「美しさ」に、同じく自然の中で生きている僕たち人間が、はっと息を飲みます。
忘れがちですが、私たちもその1本の木のように、自然からの影響を受けています。葉の色が変わるように、目に見える変化はなさそうにも思えますが、気分や心は、いろいろと移り変わったりもしますし、もちろん、身体も季節によって変化しています。
みなさんの身体が、季節の自然の流れに沿って、よどみなく変化していけるように、ロルフィングがお役に立てればうれしいなと思います。
身体の不調や、不和、歪みなどでお困りの場合は、どうぞ気軽にご予約ください。
(予約状況は11月17日現在です)
12月7日(金)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×
12月8日(土)
① 8:00 - 10:00 ○
②10:00 - 12:00 ○
③12:00 - 14:00 ×
④14:00 - 16:00 ×
⑤16:00 - 18:00 ×
12月9日(日)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
【場所】
2ヶ所でのセッションになりますが、どちらも「三ノ宮駅から徒歩10分以内」の場所になります。ご予約いただいた方には場所の詳細をお知らせします。
【セッション料金】
12,000円
【予約方法】
①電話 090-2954-8207
Rolfing House festa
Yuta
( Posted at:2018年11月 5日 )
10月6日(土)〜8日(月・祝)の3連休に、東京で出張ロルフィングをします。
東京にはたくさんの認定ロルファーさんがいらっしゃるので、ロルフィングの特徴である「10シリーズ」は提供せずに、「単発」でのセッションをすることにしています。
だいぶ東京出張にも慣れてきて、セッションしている近くにいい感じのカフェを見つけて、少しずつ東京に行くのも楽しみになってきました。
東京出張では、普段の山形ではあまりセッションする機会がないような、多種多様な方々にロルフィングすることができて、いつもロルファーの僕の方が学びの多い時間になっています。
今回はどんな出会いがあるか楽しみです。
下に出張ロルフィングの案内を載せておきます。
興味のある方は、ぜひ気軽にご連絡ください。
(予約状況は9月27日現在です)
10月6日(土)
①10:30 - 12:30 ×
②13:00 - 15:00 ○
③15:00 - 17:00 ○
④17:00 - 19:00 ×
⑤19:00 - 21:00 ○
10月7日(日)
① 9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ○
③13:00 - 15:00 ○
④15:00 - 17:00 ○
⑤17:00 - 19:00 ○
⑥19:00 - 21:00 ×
10月8日(月・祝)
① 9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ×
③13:00 - 15:00 ×
④15:00 - 17:00 ×
⑤17:00 - 19:00 ×
・時間には、説明、問診、着替えの時間も含まれます。
・待合室はありませんので、予約時間にお越し下さい。
【場所】東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩10分程度
※住所の詳細は予約された方にお伝えします。
【料金】13,000円
【服装】襟付きのシャツ、伸びないジーンズ、スカートなどは避け、
身体を締め付けない楽な服装
【予約方法】
①電話 090-2954-8207
Rolfing House festa
Yuta
( Posted at:2018年9月 6日 )
最近の山形はめっきりと涼しくなり、朝晩は寒いくらいです。
なんだか季節感というか、四季の移ろいというものは、今後、感じる暇もないのでしょうかね。
それほどに季節の変化が急です。
人間の身体というのは、基本的には「急激な変化」が苦手です。
「ゆるやかに、気づいたら移ろっていく」くらいがちょうどいいのです。
まだまだ神戸は暑いと思いますが、山形の僕の身体は、この変化に驚いています。
こうもパッと変化する環境に、柔軟に対応していくには、「しなやかで自由な身体」が必要になってきます。
その反対に「硬く、流動性が低い身体」だと、その変化の振り幅についていけずに、大きく体調を崩すことで、そのバランスを取ろうとしたりします。
そうやって身体が「極端な対処法」を選ばないように、この時期にロルフィングで身体をニュートラルにしておくのがおすすめです。
関西方面のみなさんのご予約お待ちしています。
(予約状況は9月14日現在です)
9月21日(金)
①14:00 - 16:00 ○
②16:00 - 18:00 ×
③18:00 - 20:00 ○
9月22日(土)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ○
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×
9月23日(日)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×
【場所】
2ヶ所でのセッションになりますが、どちらも「三ノ宮駅から徒歩10分以内」の場所になります。ご予約いただいた方には場所の詳細をお知らせします。
【セッション料金】
12,000円
【予約方法】
①電話 090-2954-8207
Rolfing House festa
Yuta
( Posted at:2018年8月30日 )
今回は、モニターBさんのセッション7の感想です。
セッション7に関しての基本的な解説は、
Aさんのセッション7で書いていますので、そちらもご覧になってみてください。
以下が感想です。
7回目の施術を受けてきてから約2週間が経ちました。
肩や首、頭といった、身体の上の部分の施術でした。
腰が苦しく、腰が治ればとの思いで通い始めて半年が過ぎ、現在腰の痛みに悩まされることが無くなり、とても感謝の気持ちでいっぱいでおりました。
下半身の歪みを治していくことで、歪みが移動して上に上がり、頭や首の辺りに違和感が出ることがあったり、実は頭蓋骨や背骨の歪みが原因で、腰の痛みを発症することもあるとの説明を受け施術していただきました。
特別痛い訳でもなく、心地よく施術が終わりました。
通い始める前の辛さを忘れるくらい、今は快適な毎日を過ごしております。
高校生の時からあった肩凝りもほぼありません。
どんどん身体の痛みが酷くなるということから解放され、身体は動きやすくなり、常に痛みがあるというストレスから解放される日が来るとは思ってもいなかったため、感謝の気持ちでいっぱいです。
あと3回、また一回一回を楽しみに、身体と向き合っていきたいと思います。
しなやかで柔軟な首
人間の頭というのは、「ボーリングの球」くらいの重さがあり、その重い頭を「どのように身体に置くか(頭の位置関係、ポジショニング)」というのが、このセッションでのテーマになります。
身体の構造を支える上向きの力に、頭を「置く」イメージ
上の図のように、セッション6まで終わった身体というのは、身体の構造を支える上向きの力(ロルフィングでは、「ライン」と呼びます)が現れるようになり、全身の力は抜けているのに、その構造は下に倒壊せずに、上の方向に伸びていくようになります。
ロルフィングを受けた人が、上に抜けていくような垂直性の力に支えられながら、肩の力が抜けている「自然体」に見えるのはそのおかげです。
その際に、重い頭がきちんと「ライン上」に位置していると、上向きの力のサポートのおかげで、「頭がないように軽いです」というような、セッション7の後によく聞かれるような状態になります。
しかし、それとは逆に、「ラインから外れる」状態になってしまうと、頭は「下に落ちようとする」ようになります。
それでも、私たちの頭が下に落ちてこないのは、「頭に付いているたくさんの首の筋肉たちが、緊張して硬直すること」で、それを支えてくれているからです。
そしてそれが、「(緩んでもすぐに元に戻ってしまう)慢性的な肩こり」を生み出す「背景(土壌)」にもなってしまいます。
上の写真は、
アレクサンダーテクニークというボディワークを始めた、F.M. アレクサンダー (Frederick Matthias Alexander, 1869-1955)さんが、座っている女性に対してワークをしている様子です。
アレクサンダーさんが、どういう経緯で自身のメソッドを確立していったのかを下に引用してみます。
"オーストラリアで若い俳優として有望なスタートをしましたが, しばらくすると舞台上で声がかすれたり, 出なくなりました。医者も治療のしようがなく, アレクサンダーは自分で原因の解明にのりだし, 三面鏡の前にたってセリフをしゃべる瞬間の自分自身を観察しはじめました。その結果わかったことは, 「やるぞー」とおもった瞬間に, 首の後ろを縮めていたのです。そのため頭が重たくのしかかり, 声帯に圧迫を加えていました。その反対に, 首がらくになっていて, 頭が前と上へ行き, ふわっと脊椎のうえでバランスをとっていれば, 声がらくに出ます。首の緊張がなければ, わたしたちに生来そなわっている能力を発揮できることがわかりました。"
(日本アレクサンダーテクニーク協会HPからの引用)
読んでいただいてもわかるように、アレクサンダーさんは、「頭を脊柱に対してどうバランスするか(頭とそれ以外の身体との関係性)」に着目していたことがわかります。
それが一つのボディワークとして成り立つほどに、ロルフィングのセッション7で扱う「頭の位置関係」はとても大切なポイントになります。
もう少し踏み込んで書くと、このセッションの課題は、先に書いたように「構造がある程度整ってきた身体に、どう頭を置くか(頭の位置をどう調整するか)」とも考えられますし、または、「頭の位置が変わることに対して、それ以下の身体がきちんと対応できるのか(頭の位置変化に対応できる柔軟さが、頭以下の構造にはあるのか)」とも考えられます。
後者が少しわかりにくいので、下に参考になる動画を紹介します。
どんなに(頭以下の)身体の位置が変化しても、ニワトリの頭の位置は「一定」になっていることがわかります。
それは、「身体の位置変化」に、「頭が柔軟に対応している」とも言うことができます。
そしてそれを支えているのは、「どんな動きにも対応できる、可動性のある首」の存在があります。
先ほどの、頭が「ライン上」に位置することなく、頭を前に突き出しているような身体では、頭が下に落ちないように、「首」が「ガチガチに硬く」なっています。
そのような身体の状態では、この動画のニワトリたちのような動きはできそうにもありません。
さすがにここまでの動きはできなくても、セッション7で「固定されてしまった首の解放」が適切にできると、頭のポジションが少し変化するだけで、それ以外の身体の位置関係や構造そのものにまでも変化が起こるようになります。
単純な例で言うと、頭の位置を微調整するだけで、なかなか改善しなかった腰のこわばりが緩んだりすることも起こるようになるということです。
この写真もアレクサンダーさんの写真ですが、「身体のどの位置に頭を置くか」を調整しながら、「頭をどこか違うポジションに持っていったとしても、それに身体が対応してくるか」も確認しているように見えます。
そして、それらができるためには「しなやかで柔軟な首」が達成されていなければいけません。
写真を見る限りですが、この少年の首は、とても「しなやか」そうに見えます。
アレクサンダーさんは、主に「頭のポジショニング」の「微細な変化」によって、「固定されてしまった首」をいかに「解放」するかに焦点を当てていたのではないのかなと、個人的には思っているのですが、「頭の構造」そのものの「微細な変化」が、首だけでなく全身の構造にも変化を促していくと考えているボディワークもあります。
それについては、
Aさんのセッション7で少し触れていますので、興味のある方はそちらも参照してみてください。
「頭」というのは、私たちの身体の構造の「一番上」に位置していますので、それだけに身体に与える影響というのも大きくなります。
それを深く探求していくのが、このセッション7での課題になります。
「単発」セッションと「10シリーズ」
ロルフィングでは、テーマの異なる10回のセッションを受ける「10シリーズ(通称:レシピ)」というのがありますが、もちろん「単発」でのセッションもします。
例えて言うなれば、10シリーズというのは、「今日は『高校の部活の思い出』について話してみましょう」というような「テーマトーク」で、単発でのセッションは「フリートーク」というようなイメージです。
それぞれには一長一短があるのですが、festaのロルフィングは、基本的には「10シリーズ」をおすすめしています。
遠方で通うのが難しかったり、そこまでの金銭的な余裕がなかったり、とにかく痛みが強すぎてなんとかしてほしいというような場合には、「単発」でのセッションをすることになりますが、それもあくまで例外という感じです。
理由としては、「身体の『土壌(土台、根本)』からの変容を引き出す」ということを目指すべきゴールと考えると、10回のそれぞれのテーマで、身体を「無理なく段階的」に、そしても「もれなく全体的」にアプローチする「10シリーズ」の方が、確実にそれを達成できるからです。
その時に合わせた「単発」セッションも、すぐに痛みがなくなったり、驚くような「変化」が出るようなこともあるのですが、あくまでそれは「変化」であって、「(土壌そのものが変わってしまうほどの)変容」と呼べるものではないかと思います。
今回のモニターBさんが、10シリーズを始める前にどういう状態だったかは、
セッション1のブログを見ていただけたらと思うのですが、もしもBさんに単発セッションをしていたとしたら、現在のような状況にはならなかったかもしれません。
「身体という自然が、元々そうであった健全な状態に還る」ということ。
身体の自然の秩序が崩れていくのには、様々な要素が複雑に絡み合っているのですが、それを時間を味方につけながら、10シリーズをじっくりと進めていくと、多くの身体を悩ませる症状は、その役目を終えて、大きく軽減したり、消失していくことが多いと感じています。
あと3回セッションがありますが、一つずつ丁寧に身体と向き合っていって、少しでもBさんの身体の自然が元々の健全さを取り戻すお手伝いができたらいいなと思います。
次のセッションも楽しみです。
Yuta
( Posted at:2018年7月20日 )
ロルフィングのセッション料金のお支払いの際に、「クレジットカード」がご利用できます。(ヨガはご利用できません。)
主要なクレジットカードに対応していますので、ご希望の方はお申し付けください。
なお、クレジットカードでのお支払いの場合には、「カード決済手数料(3.25%)」がかかりますことをご了承ください。
対応可能なクレジットカードは以下の通りです。
・VISA
・Mastercard
・American Express
・Diners Club
・Discover
・JCB(※手数料は3.95%になります)
Rolfing House festa
Yuta
( Posted at:2018年7月18日 )
Eさんも今回のセッションで「10シリーズ」が完結になります。
Eさんご自身がダンスを長年されてきて、特に「バレエ」経験者の方に多いのですが、「(バレエという枠組みの中での)美しさ」に囚われすぎてしまって、それが身体の不自然さや、違和感を作り出してしまうことがあります。
どんな優れた芸術でも、一流の料理の世界でも、スポーツの業界でも、長い歴史の中で積み重ねられ、育まれ、磨かれてきた「美しさ(または、強さ、おいしさ、正しさなど)の基準」というのが存在します。
それは、それに魅了され、その「極み」を目指す人が多ければ多いほどに、基準は厳しくなり、その業界の「外の人」から見ると、「どれもそんなに違わないんだけどな」というものになっていきます。(最近の「体操競技」など見ていても、どこが違うのか素人目には違いがわかりません。)
その中で生きる人たちにとっては、常に「自分の表現する美しさ」が「評価」されるのが日常で、ある意味ではその「美しさに縛り付けられてしまった」ように、そのためだけに生活している人もいます。
しかしながら、その「美しさ」が、必ずしも「身体そのものが望んだもの」であるとは言い切れませんし、「身体の自然に背いている」ものであることすらあります。
バレエの世界で言うと、「プリエ」が、見る人にとっては「美しい」ものであったとしても、身体にとっては「不自然な」姿勢であることもあるのです。
別にそれが悪いというわけではなくて、その「極み」まで高められた「美しさ」は、人を身震いさせたり、思わず声が出たり、涙が流れ落ちたりするほどの「体験」を与えてくれるのは疑いようもなく、でもそれと同時に、「自分たちで作り上げた美しさ」のために、「自分が自分であるための身体という自然すら超えていこう(そして結果、自分の身すら削ってしまう)」とする、「人間の業」も感じずにはいられません。
そこまで「ストイック」にその世界にのめり込んでいない人であったとしても、少しでもその世界に生きた人であれば、「(その世界にだけ適用される)常識」というものに縛られ、そして、それに「気づく(自覚的である)」のはとても難しいことです。
ロルフィングは、なるべく「身体が元々持っている自然に還る」ように最低限の援助をしていくのですが、例えば「あなたの美しいと思っている姿勢は間違いです」と伝えたとしても、「なるほど、そうなんですね」とは、話はそう簡単には進みません。
そのために、「中立な観察者として、相手の内側からの変化を促すように、こちらからの働きかけ、介入は最低限に行うセッション」を基本として、それを「毎回テーマが違った10回のセッションを、期間を空けながら続けて受ける(つまりは、10シリーズ)」ということして、「気づかずに自分が纏っていた常識を発見し、それを外していく」のです。
ここまで書いてきてもお分かりのように、それはとても「根気強さ」と「時間」と「手間暇」がかかるプロセスなのです。
Eさんも10シリーズの最初の頃は、多少「ダンス(バレエ)という世界の常識」に絡まっていたようにも思いますが、とても繊細で、オープンな身体をお持ちの方だったので、「自分で課題に気づいて、自分で解決していった」のが、素晴らしいなと思います。
前置きが長くなりましたが、最後のセッション10の感想を見てみたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
早いもので今日で最終回。以下、感想です。
今日は下半身が固まっている感じがあったものの、ロルフィングを始める前に比べたら、心も身体も随分軽やかになったなーと振り返りつつ最終回を迎えました。
今までは、セッション中に何かイメージや画像が浮かんでくるようなことはほとんどなかったのですが、今日はやたらと色々湧いてきました。
首の付け根あたりに手を当てられた時、なかなか身体が反応しない感じでしたが、閉じられていた水路に水が流れ出す画像が浮かんできた直後、ガチガチの左肩甲骨辺りに何かが流れ出す感覚がありました。
スタジオの天井の木目も、今まで(ゴールデンレトリバー等)とは違った画(『ムンクの叫び』等)に見えたりしました。
私の場合、お腹周りの内臓が身体を通して色々訴えを起こしていることが多いのか、お腹と腰に手を当てられた途端、全身の緊張が緩みました。同時に、頭の中であれこれ考えていたことが、皆どうってことない小さいことに思えて楽になりました。
終わって鏡を見た時、「武道の達人ぽい」というのが第一印象。ダンスをしていた時は、バレエダンサーのような身体が理想でしたが、これが自分のニュートラルな姿なんだろうと思ったし、今後また踊ることがあった場合も、この身体でやっていきたいと思いました。
その後予測通り生理がきました。先月のオープン時のストレスが相当なものだったんだなあと思い、がんばった自分を褒めてやりたい気持ちです。一方で、今回の生理のことや10回のセッションを通じて、心と身体とサトルボディの関係の密接さをさらに実感したので、日々それらを意識しつつ、ニュートラルな自分に戻っていきたいです。
しばらくは10回終わってからの心身を観察するつもりですが、メンテナンス的に伺いたくなることがあると思うので、その時はよろしくお願いします。
ロルフィングを受けるという夢がまさか山形で叶うとは思いませんでした。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
からだゆるし
いろいろと最後に書こうと思ったのですが、ふと、このブログの中にも何度も紹介させていただいている、整体ボディワーカーの「山上亮」さんの『
雑念する「からだ」』の記事のことを思い出したので、それを紹介したいと思います。
僕の中では、今回のEさんのセッション10の感想と、そしてこれまでの10シリーズを通しての変化のプロセスと、その記事の中で書かれていることとが、なんだか呼応しているように感じるので、みなさんも読んでいただけたらと思います。
それではどうぞ。
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からだのことをやっている方はよく分かると思うが、「からだをゆるめる」ということはホントに難しい。「からだをゆるめる」ためにはまず今ある「からだの緊張」に気づかなくてはならないが、人間、 自分のからだの緊張にはなかなか気づけないものである。このまえも久しぶりに大学時代の友人と会って話をしていたら、友人のからだの不調の話になって、 しばらく話を聞いていたらふと思い立ち、その友人の手をとって自分自身のからだの緊張を気づかせてあげようと色々動かしてみたことがあった。最初は「ほら、緊張してるでしょ?」と指摘しても意味が分からず困惑していたけれど、しばらく動かしていたらそのうちハッと気づいて 「あ!ホントだ!」と、そのときはじめて自分がどれだけ肩に力をいれて肩肘張っていたのかを知って、「ホントにそのまんまだね。」 と感慨深げにつぶやいた。多くの人は目の前で実際に示して指摘されても、そのことに気づくまでには時間がかかる。それくらい人は自分のことは気づけないものであるが、たとえ自分が緊張していることに気づいたとしても、 それをフッとゆるめることができるようになるまでには、まだまださらに時間がかかる。でもそれでも「緊張していること」自体に気づけたことが大事だ。どれだけ指摘しても気づけなくなってしまっている人も多い中で、短時間で気づくことができたのは、 まだまだ変化する力がある証拠である。何事も気づいたところから変わり始めるもの。しかし、こうして「からだをゆるめる」ということを日頃やっていると、「ゆるめない」「ゆるまない」 ということと否が応でも向き合わざるを得なく、それはいったいどういうことなんだろうとずっと考え続けている。そして最近ふと思った。「ゆるめる」ということの極致には「ゆるす」ということがあるのではないかと。「ゆるめない」ということは何か「ゆるせない」ことがあるのではないかと。人間誰しも生きていく中でさまざまな「ゆるせなかったこと」があることと思う。それらさまざまな「ゆるせなかったこと」たちは、決してその場限りで消えてなくなっていってしまうものではない。きちっとその場で怒りを露にして「ゆるせないこと」を表明すればまだ発散は済むけれども、それを我慢し裡に押さえていると、抑圧され、 内攻し、からだの中に凝縮されてゆく。幼少時から現在に至るまでのさまざまな「ゆるせなかったこと」たちは、それはそれこそ言葉どおり「しこり」となって、 からだの中にゆるまない部分を生み出し、その近辺に緊張と硬直を作り出している。ある経験を通じてからだがゆるみフッと緊張がとれた人が、突然忘れていた過去を思い出し、激しく感情を発露して、 そのときの心体験をもう一度経過するということがしばしばあるが、そうして改めて経過を全うさせることで「しこり」が解けて、 芯のところからゆるみはじめるのだ。その経過はときに物凄い激しいものとなることがあり、私の知人でも医者に「生きているのが不思議だ」と言われるくらいに血圧が低下し、 必死に自分自身と向き合って克服した人がいたけれど、自分のからだと向き合うということは演出家の竹内敏晴さんが言うように、ときに 「地獄の釜の蓋を開けるようなもの」であることもある。真に「癒える」ということは生半可なことではない。「癒える」ということが血ヘド吐くような経過をたどることだってある。からだには、人生のすべてが刻み込まれているもの。それと向き合い、それを解きほぐしてゆくという作業は、「ゆるむ」という言葉だけでは言い表せない「何か」がそこにあるように思えてならず、じゃあそれは何なのかと言われれば、それが「ゆるす」という言葉で表現されるような「何か」である気がするのだ。「ゆるめる」ことは難しい。「ゆるす」ことはもっと難しい。けれども、自分はいつまでその「ゆるせない」ことを抱えて生きてゆくのかと、ふと冷静に考えなおしてみれば、 なんだかバカらしいなとも思えないだろうか。ゆるめてみたらどうだろう。ゆるしてみたらどうだろう。そうしたら、からだの片隅で、固まり、こわばり、止まっていた時間がゆっくりと溶け出し、流れ始めるかもしれない。変わることなんてありえないと思っていたものが、少しずつ動き始めるかもしれない。もしかしたら。ひょっとして。何事も気づいたところから変わり始めるもの。
(雑念する「からだ」、山上 亮、『からだゆるし』より)
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ロルフィングというものに出会ってからは、その人とじっくりと話すよりも、「からだを触れさせてもらう」ことの方が、ずっと「その人をよりよく知ることができる」と思うようになりました。
からだは本当に「おしゃべり」で、こちらが心を開いて、ゆっくりと時間をかけると、自然といろいろなことを話してくれます。
今回のEさんとのセッションでも、お腹の辺りに手を置いていると、全身が反応しはじめて、どんどん緊張が解けていきました。
ある程度の緊張が抜けてくると、あとは「私の話を聞いて」とか、「ここにおもしろいものがあるよ」と、からだが「どこに触れたらいいのか」も、「どんな風に触れたらいいのか」も教えてくれるようになります。
なんとお気楽なと思うかもしれませんが、それが「実際に」僕がロルフィング中に感じていることです。
「首の付け根あたりに手を当てられた時、なかなか身体が反応しない感じでしたが、閉じられていた水路に水が流れ出す画像が浮かんできた直後、ガチガチの左肩甲骨辺りに何かが流れ出す感覚がありました。」
受け手の人が、からだを「ゆるす(ゆだねる)」状態になるまでには、少しガイドする人に「経験とコツ」が必要なのですが、そこをうまく超えられて、からだが内側から反応しはじめてくれると、あとは大きな川の流れに乗るように、するするとからだが変化するプロセスが進んでいきます。
これはロルフィングのセッションを何年もいろいろな方とさせていただいてきて、今でも本当に不思議で、おもしろいなと思っているのですが、からだに触れていると「自然の叡智」のようなものに遭遇することがあります。
それに運良く出会うことができて、そこに沿って進んでいくことができると、長年痛みに縛り付けられていたからだが、動くことの楽しさ喜びに目覚めたり、ずっとゆるめることができなかったしこりが、ふっと消えていくようなことが起こります。
10シリーズを通し、自分のからだに向き合って、そのからだに刻み込まれた情報を読み取っていくこと。
からだは本当に多くのことを教えてくれます。
これからのEさんも、このからだとともに、健全で自由で開かれた人生を歩んでいかれることを願っています。
素晴らしい10シリーズの経験を共有できて幸せでした。
ありがとうございました。
Yuta
( Posted at:2018年7月 8日 )
山形は東北の中でも特に暑い地域なので、昔は日本の最高気温の記憶を持っていたほどでした。今年もその実力をいかんなく発揮して、たまに関西よりも暑い日があるほどです。(先日、早速37.5度を記録して日本一になりました。)
6月の中頃から、山形のさくらんぼ収穫は本格的に始まり、「佐藤錦」はその時期が終わり、そろそろ「紅秀峰」が店頭に並び始めています。
今年は縁あって、さくらんぼの収穫を手伝わせていただいて、佐藤錦を10日間ほど、まだ日が上る前から黙々ともぎ取っていました。
あのかわいらくて、真っ赤に熟したおいしそうなさくらんぼは、とても手間と愛情がかかっていて、それを実際に体験してから食べると、より一層おいしく感じました。
みなさんもぜひ山形の旬のおいしさを楽しんでみてください。
さて、夏本番の7月後半に神戸出張を予定しています。
今年の夏はかなり暑そうな予報ですので、それを上手に乗り切っていけるように、ロルフィングで元気ではつらつとした身体のサポートができたらと思います。
ご予約お待ちしています。
(予約状況は7月18日現在です)
7月27日(金)
①14:00 - 16:00 ×
②16:00 - 18:00 ×
③18:00 - 20:00 ×
7月28日(土)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×
7月29日(日)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×
【場所】
2ヶ所でのセッションになりますが、どちらも「三ノ宮駅から徒歩10分以内」の場所になります。ご予約いただいた方には場所の詳細をお知らせします。
【セッション料金】
12,000円
【予約方法】
①電話 090-2954-8207
Rolfing House festa
Yuta
( Posted at:2018年6月30日 )
身体を整える方法というのはたくさんあって、ロルフィングもその一つです。
僕もいろいろと学んできたので、ある程度のことは把握しているつもりですが、それでも古今東西、日進月歩で、いろいろな方法が生み出されていて、もちろんすべてを知っているわけではありません。
では、「何でロルフィングをしているのか?」というと、「身体って不思議な事が起こって楽しい!」ということに尽きます。
それは、「思いのままに身体を整えて、痛みや不調をものの数分で解決した」というような、「征服感」というのとはちょっと違います。
ロルフィングが見ている「身体」という存在は、「まるで自然のようで、一瞬として同じ瞬間はないし、まだまだわかっていないことが多いもの」と捉えています。
つまり、それは到底、人間が「征服した(理解した、支配した)」とは思えないほどに神秘的で、不思議に満ちています。
僕には優秀な「科学畑」の友達がいますが、そんな彼も「もうすでにわかったこと」ももちろん大切にしていますが、それよりもむしろ「まだわからないこと」に魅了されているように思います。
「わかったこと」にのみフォーカスを当てて、「自分はそれをわかっている」というのと、「わかったこと」を丁寧に集めてきて、「自分にはまだまだわからいことがある」というのは、似ているようでもだいぶ違います。
そんな「身体のおもしろさ、不思議さ、神秘さ」を、この「ロルフィング体験・セッション見学会」を体感してもらえたらと思っています。
6、7月は、1ヶ月に3回開催することにしました。
興味のある方は、ぜひご参加ください!
日時 6月開催日:6月7日(木) 10:00 - 12:00
6月16日(土) 14:00 - 16:00
6月30日(土) 10:00 - 12:00
7月開催日:7月10日(火) 14:00 - 16:00
7月16日(月/祝)14:00 - 16:00
7月21日(土) 14:00 - 16:00
料金 2,000円(定員6名)
場所 Rolfing House festa(とんがりビル3F)
※説明・体験会は「要予約」になります。
Yuta
( Posted at:2018年5月30日 )
不定期なのですが、東京でも出張ロルフィングをしています。
東京にはたくさんの認定ロルファーさんがいらっしゃるので、ロルフィングの特徴である「10シリーズ」は提供せずに、「単発」でのセッションをすることにしています。
東京にはまだまだ慣れないのですが、少しずつお気に入りのお店(主に昔ながら喫茶店)を見つけたり、今度行ってみようかなリストも作っていて、今回の出張も楽しい時間になればいいなと思っています。
下に出張ロルフィングの案内を載せておきます。
興味のある方は、ぜひ気軽にご連絡ください。
(予約状況は6月30日現在です)
7月6日(金)
①10:30 - 12:30 ○
②13:00 - 15:00 ○
③15:00 - 17:00 ×
④17:00 - 19:00 ×
⑤19:00 - 21:00 ×
7月7日(土)
① 9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ○
③13:00 - 15:00 ×
④15:00 - 17:00 ○
⑤17:00 - 19:00 ×
⑥19:00 - 21:00 ×
7月8日(日)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③13:00 - 15:00 ×
④15:00 - 17:00 ×
⑤17:00 - 19:00 ×
⑥19:00 - 21:00 ×
7月9日(月)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
・時間には、説明、問診、着替えの時間も含まれます。
・待合室はありませんので、予約時間にお越し下さい。
【場所】東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩10分程度
※住所の詳細は予約された方にお伝えします。
【料金】13,000円
【服装】襟付きのシャツ、伸びないジーンズ、スカートなどは避け、
身体を締め付けない楽な服装
【予約方法】
①電話 090-2954-8207
Rolfing House festa || Yuta
( Posted at:2018年5月28日 )
「とりあえず、実際にロルフィングを受けてみたい」という方のために、festaでは「おためしセッション」をご用意しています。
【料金】5,000円(60 - 75分)※お一人様一回のみ
【予約時間】10:00 - 20:00
電話:090-2954-8207(大友)
実際の「おためしセッション」で体験していただける内容は以下の通りです。
1、「問診(インタビュー)」
今現在の身体がどういう状態なのか、過去に大きな怪我や病気をしていないか、これからどんな風になっていきたいのかなどをお聞きします。
もしもお医者さんに通われていたら、その治療の流れに対して、どうロルフィングがお手伝いできるのかも一緒に考えていきますし、ざっくばらんに「健康」に関してのご相談をしていただくのも大丈夫です。(最近、たくさんの健康に関しての情報溢れかえっているので、それに「溺れている」方もいらっしゃると思います。)
ロルファーの私自身は、医療機関での勤務経験(整形外科で常勤トレーナーとして3年勤務)もありますし、トレーナーとして活動をしていたこと(スノーボードアルペン日本代表チームの帯同トレーナーなど)もあるので、様々なトレーニング方法、リハビリ方法も把握していて、いろいろな視点での、偏りのないバランスのいいアドバイスができると思います。
ご自身の身体に関する不安や、何か疑問に思っていることがあれば、可能な限り教えてください。
2、「立位姿勢、歩行のチェック」
普段、どんな姿勢で立っているか、歩いているかは、意外に自分ではわからないものです。
こちらがあれこれと「指摘」するというよりかは、ご自身で「気づく」ということを大切にしています。きっと今まで気づいていなかったことが発見できると思います。
そして、「その場限りではない、本質的な変化」というのは、まずは「(現在の自分の状況に)気づく」ことから始まります。
3、「全身の関節の可動域のチェック」
ようやくここでベッドに寝ていただいて、全身の主要な関節の「可動域」をチェックしていきます。
主に見ているところは「左右差」で、それらの情報を元に、「身体のどのエリアにアプローチするべきか」を推測していきます。
丁寧に可動域をチェックしていくと、身体に関しての、非常に有用で豊富な情報を得ることができます。
4、「手技的アプローチの体験」
3で得られた情報から、身体の中から数カ所に、「いつものセッションで同じような感じ」で手でアプローチをしてみます。
みなさんが思われているよりも、ずっと「やさしくて何もしない」触れ方ですが、3の可動域をもう一度チェックすると、それが改善されているのを体感してもらえると思います。
5、「2、3の再チェック」
実際に触れたことで、全身にどんな影響が出たのか、もう一度可動域と、立位姿勢、歩行をチェックしてみます。
「そんなに大きく何かをされたわけではない」と感じられると思いますが、身体はそれにきちんと反応してくれていて、短時間のアプローチだけですが驚くような変化を見せてくれることもあります。
6、「フィードバックを共有、まとめ」
立っていてどんな感じがする、歩いたらこんな変化を感じたなどの「フィードバック」をお聞きして、それからどんなことが考えられるのか(フィードバックからの考察)をお伝えします。
もしも今後の生活で気にかけた方がいいポイントであったり、何か続けてほしいことがあれば、それも合わせてお伝えします。
セッションを体験した後に、ロルフィングを今後も受けていきたいと感じられた場合には、次回の予約をお取りして終了です。
僕自身がこの「おためしセッション」で一番意識しているのは、「(受けられた方ご自身が)自分の身体がどういう状況なのかを感じる」ということです。
ロルフィングは、「ベッドに寝転んで、あとはゴッドハンドにすべておまかせ」という「受動的」なものではなく、むしろ「セッションへの主体的(能動的な)参加」をとても大切にしています。
その第一歩が、「自分の身体がどういう状況なのかを感じる」ということなのです。
ぜひロルフィングに興味を持たれた方は、「おためしセッション」を体験してみてください。
Rolfing House festa
Yuta
( Posted at:2018年5月27日 )
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