ロルフィングハウス フェスタ FESTA

【残り5枠】2021年12月の〈芦屋〉出張ロルフィングのお知らせ。

山形はもうすぐで「初雪」が降ってきそうな季節になりました。

不思議なもので、辺り一面真っ白になるほどの「冬ど真ん中」になると、寒さはそんなに「身に沁みない」のですが、今ぐらいの「移行期」って、結構、寒いんですよね。振り切ってしまえばいいのですが。

日中は太陽があると暖かいのですが、気を抜くと夕方に冷えてきます。早く雪に埋もれたいです。

さて、今年もあっという間に最後の月がやってきますね。

12月16日(木)〜19日(日)の予定で、いつもの「芦屋」で出張ロルフィングをしたいと思います。

コロナの影響も、少しずつ少しずつ、落ち着きを見せ始めてきているかもしれません。

不思議なもので、いざ「はい、みなさん制限なしで動いていいですよ」と言われても、「なんだか、あんまりどこかに行きたいとか、何をしたいって気も起こらないんだよな」って方も多いかと思います。

そりゃ、2年近く、ずっと「家に引きこもる生活」をしていたら、誰だってそうなるかなと思います。(僕もそうです。)

そんな時には、「まずは身体から『ほどいて』みる」のがいいかと思います。

この前の出張の時にも、「こんなにガチガチになっていたのに、全然気づかなかった」と、「身体感覚のいい人」ほどそう言っていたのが印象的でした。

お時間あれば、ぜひロルフィングを受けて、ゆっくり身体を「ほどいて」いきましょう。そうすれば、多分、年末年始にかけて、「心も開いてくる」かと思います。

何かロルフィングがみなさんの力になれればうれしいです。

はじめましてのご新規の方」も大歓迎です。




(予約状況は12月6日現在です)


12月16日(木)
①16:00 - 18:00 ○
②18:00 - 20:00 ×

12月17日(金)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×

12月18日(土)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×

12月19日(日)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ○
③14:00 - 16:00 ○
④16:00 - 18:00 ○
⑤18:00 - 20:00 ○


【場所】
JR芦屋駅すぐ」の場所になります。ご予約いただいた方には場所の詳細をお知らせします。

【セッション料金】
 13,000円(120分)

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2021年11月21日 )

【日程が変更になりました】2021年12月の〈東京〉出張ロルフィングのお知らせ。

昨日は、蔵王の山の上に「初雪」が舞っていたそうです。

山形に今年も「冬」がやってきます。

寒くなって身体は冷えますが、倉庫からストーブや暖房器具たちを起こしてきてあげて、「今年もよろしくね」と少し試運転してあげる時間が好きです。

冬は「備え」の季節。

厳しい寒さがあっても、前を見通せない吹雪になっても、「備え」さえあれば、それを「やり過ごす」ことができたり、「楽しむ」ことさえできます。

普段は、行き当たりばったりな僕ですが、冬だけは「備えのホクホクさ」を知っています。

一年以上、東京への「出張ロルフィング」はお休みしていました。

少しずつ制限も解除され、「先行きのが見えない不安」に「身を固める」ことも、「誰かのため」に「我慢」することも、ゆっくり時間をかけながら「解いていく」ことが許されていくのだと思います。

けど、「解いてもいいんだよ」と言われても、多くの人の身体は、「何が普通なんだっけ?」「身体が隅々まで心地がいいってどんなだっけ?」と、少々「リハビリ」が必要なのかもしれません。

時間があって、気持ちも向けば、ぜひ「ロルフィング」を受けてみてください。

「これで大丈夫、きっとうまくいく」

そう自然に思えるように、自分の身体に丁寧に向き合って、そこで起こる反応を一緒に楽しみましょう。

今までfestaのロルフィングを受けてくださった方々はもちろん、「はじめましてのご新規の方」でもご予約可能です。

気軽にお問い合わせください。




(予約状況は11月19日現在です)


12月3日(金)
①13:00 - 15:00 ○
②15:00 - 17:00 ×
③17:00 - 19:00 ○
④19:00 - 21:00 ×

12月4日(土)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③13:00 - 15:00 ×
④15:00 - 17:00 ×
⑤17:00 - 19:00 ○ 
⑥19:00 - 21:00 ×

・時間には、説明、問診、着替えの時間も含まれます。
・待合室はありませんので、予約時間にお越し下さい。


【場所】
東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩10分程度
※住所の詳細は予約された方にお伝えします。

【料金】
13,000円(120分)

【服装】
襟付きのシャツ、伸びないジーンズ、スカートなどは避け、
身体を締め付けない楽な服装

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207(大友)
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
大友 勇太

( Posted at:2021年11月 1日 )

【残り5枠になりました】2021年9月の芦屋出張ロルフィングのお知らせ。


今年の夏はよく遊びました。

小学一年生の息子が「はじめての夏休み」だったのですが、学童保育にも行っていないので、毎日家にいました。

一軒家で暮らしながら、そこでロルフィングとヨガもしているので、なかなか大変なオペレーションでした。笑

リビングは、週の午前のほとんどはヨガをする場所になります。

そうすると、必然的に僕と息子は外に行かなくていけなくなるので、川や海などの水辺に行ったり、蔵王の山の上に行ったり、猛暑の中で少しでも快適に遊べる場所を転々としました。

おかげで、息子と僕はきれいにこんがり日焼けしました。

そうこうしていると、今度は台風がやってきて、山形の季節は一気に「秋」になったかのようでした。

最高気温でも20度を少し超える程度で、朝晩は毛布がないと寒いくらいでした。

そして今日は、35度超えです。笑

さすがにこれだけアップダウンがあると、なかなか参りますね。

関西の方も、長雨が続いて調子を崩している方もいらっしゃるかもしれません。

9月に出張ロルフィングをさせていただく予定を立てましたので、少しでもみなさんの身体の不必要な緊張、制限が解放されて、残りの夏をすっきりと心地よく過ごせるお手伝いができたらと思います。

もしもタイミングが合えば、ロルフィング受けてみてください。

何かロルフィングがみなさんの力になれればうれしいです。

はじめましてのご新規の方も大歓迎です。


(予約状況は9月6日現在です)


9月9日(木)
①16:00 - 18:00 ×
②18:00 - 20:00 ×

9月10日(金)
①  9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ○
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×

9月11日(土)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ○
⑤18:00 - 20:00 ×

9月12日(日)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ○
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ○


【場所】
JR芦屋駅すぐ」の場所になります。ご予約いただいた方には場所の詳細をお知らせします。

【セッション料金】
 13,000円(120分)

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2021年8月19日 )

「ロルフィング体験記」をまとめています。

ここでは、ロルフィングのセッションを実際に受けられた方の「体験記」をまとめています。

まだ数はそんなに多くはないのですが、少しずつ増やしていけたらいいかなと思います。

あくまで「個人的な体験」なので、それと「比較」したり、過度の「期待」はしないように読んでもらえるとうれしいです。

身体には「何が起こるかわからない不確定さ」と同時に、「何が起こってもいい自由」があります。

「自分だけのロルフィング体験」を大切にしてみてください。


少しコンセプトが違いますが、「モニターの方の感想を元にした、「10シリーズの解説」シリーズ。」というものもあります。

各セッションで何を目標にアプローチしているのか、そしてどんなことが身体に起こって、それは何を意味しているのかということを、少し「踏み込んで」書いているものです。

文量も多いですが、もう少し「理論的な背景も知りたい」という方にはおすすめします。


何かわからないことがあれば、気軽にお問い合わせください。

メール:info@rolfing-festa.com
電話:090-2954-8207(大友)


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農家をしている男性の方への10シリーズ
野球もなさっている30代の男性の方のロルフィング体験です。

ヨガインストラクターの女性の方への10シリーズ
とても感覚が豊かな方なので、いろんな反応を言葉で表現されています。

東京の女性のセラピストの方のロルフィング体験
繊細な感想はもちろん、身体の感覚に関しても書いてくださっています。


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Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2021年4月10日 )

ロルフィングの認定を受けて、9年が経ちました。

気づいたらうっかり過ぎてしまっていましたが、今年の11月末で、ブラジルで「認定ロルファー™」になってから「9年」の時間が経ちました。

なんだか「ついこの前」のようにも思うし、「もう随分と長い時間が経過した」ようにも感じて、不思議な気持ちです。



胸を踊らせながらコロラド州ボルダーで、「ロルフィング」のトレーニングを始めたのが、2010年でした。1年ほどの時間でしたが、ボルダーというとても美しい街に暮らして、たくさんのことを経験しました。

そしてその翌年には、東北で大きな震災がありました。

僕はその当時、カリフォルニアの海辺の街に滞在して、「ソースポイントセラピー(SourcePoint Therapy)」というエネルギーワークの基礎モジュールを受講していました。

その前までは、無事にロルファーになったら、できることなら「海外でロルフィングを仕事にしたい」と考えていたのですが、生まれ育った東北が被災して、見たことがある景色が失われてしまったことで、「僕そのもの」も大きく揺さぶられたような感覚がありました。

そこでハッと目を覚ますような感じになり、「日本に帰ろう」と考え直したのです。

ブラジルでの最終トレーニングを終えて、日本に帰った時のことは今でも覚えていて、目に見えるものだけでなく、感覚することすべてが「鮮やか」だったブラジルに対して、見慣れた日本が「色彩を失った」ように感じていた期間もありました。

そこから、日々の生活の中で、その感覚が「馴染んでくる」までには少し時間がかかりましたが、自分のお店を始める場所を「神戸」に決めて、「Rolfing House festa」をオープンすることにしました。

そして、それと同時に奥さんと結婚もしました。

とにかく勢いで始めたfestaでしたが、思いの外順調に進み、多くの人が訪れてくれました。すごく恵まれていたなと思います。

3年神戸でお店をしたところで、「子どもを授かる」ことができたので、夫婦二人が生まれ育った東北に帰って、そこでロルフィングをしていくことにしました。

神戸とは対象的に、山形ではなかなかロルフィングは広がることは簡単ではなく、苦しい時期もありました。

でも、そんな環境の中でロルフィングをしていると、自分の技術に「幅」というか「奥行き」が出てきたようにも思います。

ロルファーになるきっかけになった「佐藤 博紀さん(ヒロさん)」には、事あるごとにアドバイスをもらったり、セミナーなどで直接教えてもらこともありましたし、自分で興味のあるボディワークの勉強会、ワークショップに参加したり、日々の山形での暮らし、子どもを育てることを通して、少しずつロルファーとしても「成長」していけたのかなと思います。




少し前になりますが、「思ったより」もクライアントさんのフィードバックがよくないことが続くことがありました。

「停滞」という感じかわかりませんが、どんなことを試しても、なかなかいいセッションにならないのです。

だいぶ、技術的にも自信がついてきて、どんな場所でも、どんなクライアントさんにも、満足してもらえるセッションを提供できるようになってきたと思っていたのですが、なぜかうまくいきません。

けど、「思ったより」というのがポイントで、経験も多くなってきて、できることも多くなってくると、「自分がこうなってほしいと思っていること」を、無意識に、クライアントさんの身体の中に「投影」していることに気づきました。

さらには、クライアントさんの状態は、人によっても本当に様々ですし、その人の中でも「天気」のように変化します。

セッションの中では、僕が相手の身体に「触れる」ことを通して、受け手の人に「情報(刺激)を与える」ということをしています。

そしてそれに、受け手の人の身体が「反応」してくれるおかげで、セッションが進んでいくのです。

その「与える情報」には、「一度のセッションで受け取れる容量(キャパシティ)」があって、それを「超えてしまう」と、受け手の人の身体は「ネガティブな反応」を示したりします。

僕がロルファーとして成長して、少し「欲」が出てきて、「もっと受け取って欲しい」と願うようになり、「キャパ以上のもの」を与えようとしていたということにも気づきました。

こんな風に、もうすぐ「10年やって一人前」くらいの年月になるのですが、まだまだうまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。

そしてそれは、「生きている身体」を相手にしているからで、「これでもう大丈夫、すべてわかった」ということは、今後も起こり得ないということなんだと思います。

「フィードバックがよくない」と書きましたが、「クレームが出る」ほどのものすごく悪いわけではなく、僅かなものではあるのですが、そこにこだわって、10年目もやっていきたいと思います。


「これからは、ベッドの上のクライアントさんが、あなたたちの先生よ」


9年前のブラジルで、ロルフィングの先生が教えてくれた言葉です。

本当にそうだなと思います。

これからも必要な人にロルフィングが届くように、自分の能力が多くの人の助けになるように、謙虚にがんばっていきたいと思います。

山形は今年は雪が多そうです。

いろいろあった1年ですが、みなさんにとって少しでも笑顔の多い年末年始になりますように。

これからもよろしくお願いします。






Yuta

( Posted at:2020年12月31日 )

(残り3枠)2020年最後の〈神戸〉出張ロルフィングのお知らせ。

新型コロナウィルスの感染拡大のため、「神戸出張ロルフィング」をしばらくお休みしていましたが、また再開させていこうと思います。

いろいろと考えることはありますが、神戸のクライアントの方々から、「身体がかなりガタガタだから来てほしい」というメールをいくつかいただいたり、「山形に行きます」という方までいらっしゃったので、「僕にできること」の方が、「自分が行動することによって生まれるリスク」よりも上回っているように思えてきたので、またやっていこうと決めました。

もちろん、「こまめな手洗い、消毒、換気の実施」などの「感染対策」は十分に行いながら、少しでもこの「(いつ終わるかどうか先が見えない)社会的な不安」によって、急に落ち込んでしまったり、家族にイライラしたり、ずっと体調が良くないというような方々の「身体と心の健全な調和のサポート」ができたらと思っています。

誰に言ったらいいのかわからない
どう言ったらいいのかわからない
誰に言ってもわかってくれない
どこに行ってもすっきりしない

そんな、身体の不調、心の落ち着きのなさがあれば、ぜひこの機会に「ロルフィング」を試してみてください。

「ご新規の方」のセッションも受け付けていますので、まずは気軽にご相談ください。

以下が案内です。




山形は山で囲まれています。

あちらを見ても、こちらを見ても山。

神戸は北に山が見えますが、山形は四方が山なので
方向がわからなくなります。

車を運転していたり、子ども遊んでいる時に
ふと遠くに見える山々も、少しずつ色づいてきました。

まずは標高の高い、空に近い山頂付近から始まり、
それが少しずつ、僕が住んでいる街の木々にも
その「季節の流れ」が反映されていきます。

そうしているうちに、落ち葉が舞うようになり、
ストーブに冷えた身体を近づける朝がやってきて、
本格的な冬がやってきます。

いろいろある一年ですが、確かに季節は移ろっています。

さて、「今年最後の神戸出張ロルフィング」のご案内です。

「本来のあるべき状態」を見失っている方が多くなっていて、
心や身体がざわざわしたり、硬くしなやかさがなくなり、
「不自由が普通」になっている人も多いのではないでしょうか。

どうぞロルフィングのセッションを通して、
「ああ、こんなに楽になっていいんだ」という感覚を、
忘れないように、思い出してもらえたらうれしいです。

その感覚を持って、これからやってくる冬を乗り切りましょう。


(予約状況は11月6日現在です)


11月12日(木)
①16:00 - 18:00 ×
②18:00 - 20:00 ○

11月13日(金)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×

11月14日(土)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×

11月15日(日)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ○
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ○


【場所】
「JR芦屋駅から徒歩すぐ」の場所になります。ご予約いただいた方には場所の詳細をお知らせします。
※セッション場所は「三ノ宮」から「芦屋」に変更になりました。


【セッション料金】
 13,000円(90〜120分)
※出張にかかる経費が以前より増してきたので、料金を変更させていただきました。

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2020年10月19日 )

オンラインでの「大きな樹の下の集い」について。   ※次回は6月28日(日)10時から

もう10年近く前のことですが、ロルフィングの資格取得のために、アメリカのボルダーという街に1年ほど住んでいたことがあります。

「ロハス」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、それは、ボルダーで生活する人たちの暮らしぶりを表現して生まれてきた言葉なのです。

街の中で食事をしようと思うと、そのほとんどがオーガニックレストランで、スーパーに並んでいるものも、有機野菜、自然食品ばかりでした。

運動に対する意識も高く、ランニング、ロードバイクはもちろん、様々なスポーツを日常的にしている人が多く、みんな健康的な生活をしています。

そんな街には、自然と「ボディワーク」の文化も根付いていて、そこでロルフィングは生まれ、街の人たちにも親しまれています。

カフェに入ると、掲示板のようなところに、様々な種類のボディワークの案内が載っていて、その頃は、熱心にヨガの練習を続けていたので、そういうところで情報を集め、いろいろなヨガレッスンに顔を出していました。

そんな時に、世界中でヨガの講師として活動している人のスタジオがあって、そこのレッスンスケジュールを見ていたら、日曜の午後に、アーサナなどで身体を動かすことなく、先生の「お話し会」のような集まりがあることを知りました。

実際に参加する機会はなかったのですが、「尊敬する先生を囲んで、みんながその話に熱心に耳を傾けている光景」が目に浮かんできました。

その時にふと、「いつか、自分がその時々に感じていること、考えていることを話して、それを聞いてもらえる場をつくれたら」と感じたことがありました。

それから無事にロルフィングの学校を卒業し、日本に帰国してから「Rolfing House festa」を始め、今では山形で活動していますが、事あるごとに、そのイメージが湧いてきます。

でも正直なところ、「そんなことに人が集まってくれるのかな?需要はあるのかな?」と思い、実行するには至りませんでした。


・・・


今、世の中が大きく変わろうとしています。

それがどんな方向に進んでいくのかは、誰にも正確には予想できずに、それぞれが迷いながら、日々、なんとか暮らしているという感じだと思います。

「こんな時に自分ができることはなんだろう?」

と自問自答していた際に、「オンラインで集うこと」を提案してもらうことがありました。

なんだか、もやもやしていた霧が晴れたような感じがして、今こそ「みんなで集まって、そして話を聞いてもらい、語り合う場」をつくっていこうと思いました。


                                         手塚治虫オフィシャルサイト『ブッダ』より


上の図は、手塚治虫さんの『ブッダ』という漫画の一場面です。

仏教の開祖であるブッダが悟りを開いたとされているのが、「菩提樹」という樹の下で、この漫画では悟り明けのブッダに、虫や動物たちが集まってきて、ブッダの語りをみんなで聞いている場面が描かれています。

僕にはこの場面が、とても印象的に頭に残っていて、それが先ほどのボルダーでのヨガの先生の「お話し会」と重なって見えたのだと思います。

僕がブッダというのではもちろんないですし、「悟りを開いた」とも思っていませんが、「大友さんの身体の話は、いろいろなものがつながりながら、広がっていって、聞いていておもしろい」と言っていただけることもあるので、そんな場になっていけばいいなと思います。



そんな思いもあって、この場を「大きの樹の下の集い」と名付けようと思います。


具体的なことも書くと、

1. 「Zoom」というアプリを使って、定期的な「ミーティング」を開催します。

2. 興味のある方は下の連絡先からお問い合わせいただくと、「ミーティング登録URL」をお送りします。

3. 送られてきたURLから、「氏名」「メールアドレス」「質問、聞いてみたいこと」を記入して「登録」してもらいます。

4. 僕がそれを「承認」してから、「参加費1,000円初回無料)」の「クレジット払いの案内」を送らせてもらいます。

5. ミーティング当日までに、クレジットカードでの支払いを済ませてください。

6. 当日は、先ほどの「URL」をクリックしてもらうと、ミーティングに「参加」できます。

という流れになります。



「Zoom」に慣れていない方
(慣れている方は読み飛ばして大丈夫です)

事前の準備として、以下のことをお願いします。

1. Zoomアプリのインストール
Zoomアプリをインストールされていない方は、インストールをお願いします。パソコンでの参加を推奨しますが、スマホでの参加も可能です。ただしスマホ参加の場合、一部見学になる可能性もあります。

2. カメラ・スピーカー・マイクのテスト
Zoomが初めての方は、事前にカメラ・スピーカー・マイクのテストもお願いします。下記ページの「参加」をクリックすると、Zoomのテストを行うことができます。(※「テストミーティングに参加」とありますが、機器のテストが行われるだけで、誰かと繋がることはありません。)

3. 参加しやすい環境の準備
当日は参加しやすい環境の準備をお願いします。まわりの音が入らず、自分がある程度音を出しても大丈夫な環境が望ましいと思います。(もちろん、子育て等で難しいこともありますので、できる範囲で大丈夫です)



どんな内容を話すのか?

オンラインで集って、どんな内容を話すかについてですが、基本的には、「みなさんの身体に関する質問や疑問」をお聞きして、その中から内容を決めていこうと思っています。

「質問」という形になっていなくても、「最近、考えていること」などもお話していただいて、気になるトピックがあれば、僕がそこから話を展開していきます。

次回はどんなことを話すかは、大まかに決めておきますが、「その時の流れ」や「ライブ感」を優先しようと思っています。なので、「寄り道」はあらかじめ想定しておいてもらって、それを楽しんでもらえるといいかなと思います。


ちなみに、ここ最近話したものとしては、

・「大腰筋」の基本的な説明
・「大腰筋が使えている」ってどういうこと?
・「身体の動き」の2つのパターン

という感じです。

上の画像のような感じで、解剖のアプリなども使ってお話していきます。



どんな人に集まってほしいのか?

根本にあるのは、「身体という自然を身近に感じてもらって、興味を持ってもらえたらうれしい」という思いです。

ということで、「身体に興味がある人であれば誰でも大丈夫」です。

まったく身体の基礎知識がなくても大丈夫ですし、ヨガなどの習慣的な運動をしていなくても問題ありません。

もちろん、医療従事者の方や、トレーナー、ボディワーカー、治療家の方など、専門家の方が参加していただいて大丈夫ですが、「セミナー」などではないので、「合ってる/間違ってる」であったり、「いい/悪い」以前の問題を考えていきたいと思っています。



日程や料金は?

「週に一度」のペースで、主に「週末」に開催したいと考えています。

僕自身の都合で、平日開催になったり、その週はなしとなるかもしれません。

多くの人が「自宅待機中」だった状況から少し変化してきているので、「月に一度」のペースに変更しようと思います。

時間は「90分(途中休憩あり)」で、料金は「1,000円」です。

支払いは「クレジットカード」になりますが、その他の方法をご希望の方はお知らせください。



次回の予定と内容

6月28日(日)10:00 - 11:30

・内容は考え中です。

※質問、疑問を募集中です。決まり次第お知らせします。



参加お問い合わせ

電話:090-2954-8207(大友)



初めての試みなので、ゆったりとみなさんで「心地のいい学びの場」をつくっていけたらと思います。

「Zoomの使い方がわからない」
「どんなことをするのかいまいちわからない」

などなど、上記お問い合わせ先からご連絡ください。

「大きな樹の下の集い」をよろしくお願いします。




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2020年4月29日 )

東京のセラピストの方が、ロルフィングを受けてくださった感想。

少し前になりますが、東京がまだ落ち着きがあった頃に、東京で出張ロルフィングをしてきました。

東京でセッションを受けてくださる方々の半分以上は、いわゆる「同業者」の方です。

同業者と言っても、スポーツチームに帯同しているアスレティックトレーナーやトレーニング指導者の方もいれば、同じようなボディワーカーとしてハンズオンのワークをしている方もいますし、ヨガ、ピラティスのインストラクターの方や、理学療法士などの医療従事者の方など、様々にいらっしゃいます。

ロルファーの方もたまに受けてくださることもあります。

「同業者の方がセッションを受けてくれること」に対して、僕としては「やりにくさ」はほとんど感じたことはなく、むしろ「的確なフィードバック」をもらえるので、「大歓迎」と思っています。

ロルフィングのセッションをする時には、ロルファーの「自分自身の身体、心の状態」がすごく大切な要素になるのですが、身体に関わる専門家の方々の身体が整って、それでみなさんがいい仕事ができるという流れにつながっていくとしたら、とてもうれしいです。

ということで、この前の東京でセッションした時に、女性のセラピストの方が受けてくださったのですが、その時の感想をすごく丁寧にご自身のブログに書いてくださっていたので、ぜひここでも紹介したいなと思いました。(ご本人には許可を得ています。)

受けてくださったのは「Re-self」をされている「北見 幸(きたみ さち)」さんという方で、お知り合いのロルファーの方が紹介してくれたご縁です。

感想だけではなく、身体の感覚に関しての大切な情報も書かれているので、ぜひお時間ある時にでもご覧になってみてください。


同業者の方からのこういったフィードバックは、すごく「励み」になりますね。

これからもいいセッションができたらいいなと思います。




Yuta

( Posted at:2020年2月21日 )

農家をしている男性の方への10シリーズ。

はじめに

以下の「モニター募集」に関しては、募集当時は「3名」のモニターを募集していましたが、「新型コロナウィルスの感染拡大」の影響もあって、「1名のみ」で募集を締め切りました。

当初の目的であった、「各モニターの感想を並べてみることで、そこに共通しているもの、違っているものを浮かび上がってくるのでは?」という試みはできなくなりましたが、このモニターの方の「プロセス」だけでも大変興味深いものになりました。

この「モニター募集」とは違う形で、他の方の体験記も別の記事で紹介していますので、お時間がある方はそちらも参考にされてください。

「なるべく感想をそのまま紹介する」ようにして、「わかりにくい表現」や、「誤解を招きやすい言葉」に関しては、僕の「注釈」も加えています。

最後の「おわりに」のところまで読んでいただくと、「今回のモニターの方の体験のユニークさ」も見えてくるのかなと思います。

少し長いですが、ゆっくり楽しんでください。


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モニター①さんの紹介

まず1人目のモニターの方ですが、ここでは「モニター①さん」とさせていただきます。

「セッション1」の感想を載せる前に、問診票の情報も参考にしながら、簡単にモニター①さんの紹介をしたいと思います。

①さんは、30代の「農家」をしている男性の方です。

農家として忙しいシーズンは「4〜10月」頃で、今の冬の時期は、比較的仕事に余裕があるので、モニターに申し込もうと決められたようです。

小中高はもちろん、大学でも「野球」をされていた方で、今現在も草野球を続けられています。

問診票に書いていただいた、過去の身体のケガや病気と、現在気になるところをまとめたのが下のリストです。

◯野球で投げると右肩が痛い
→24歳の時に野球で遠投をして痛めて、20代の頃は痛み止めを飲みながら野球をしていた。
偏頭痛がある。
→今まで頭痛はなかったが、この半年で3、4回痛くなった。
右足首ねんざ(中学3年生の頃)
◯小学生の頃から、トイレが異常に近かった
→今もプレッシャーがかかると、すぐにトイレに行きたくなる。

※セッション中に思い出したもの
◯車の座席シートから落ちて、後頭部をぶつけた。(小学校低学年頃)
右目の上をぶつけて怪我をした。(赤ちゃんの頃)

感想の中にも書かれていますが、現在、身体に何か特別な症状があるわけではなく、「身体全体のバランスが整うと何が起こるのか?」に興味があるそうです。

それでは、モニター①さんの「セッション1」の感想をどうぞ。



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セッション1回目

最初の問診で気になることを記入していく。
身体の事、精神的なことなど、細かく話をしながら書いていく。
話していく中で、昔こんなことがあったなと思い出す。

床に直立して立ち、身体の歪みをチェックしてもらう。前からO脚は気になっていて、足を真っ直ぐにするとつっかかりは感じる※1

私の場合は野球の投球による肩の痛みはあるが、トータルでロルフィングの10シリーズを受けると、自分の身体がどうなるのか興味がありお願いした。

精力アップ?
髪の毛のコシがでる?
すきっ歯が良くなる?
足も速くなる?
野球のパフォーマンスも上がる?
かなり欲張りだと気づく。笑

施術する前に、肩、腕、足、首などの全身の可動域のチェックをしてもらった。

セッション中、私は基本目をつぶりリラックスした状態で施術してもらう。 たまに目を開けた時の大友くんの口が気になる※2。 気を送りますと言われた※3のは初めてだったが、自分の感覚的にはよくわからなかった。

基本的に大友くんに内臓、背中などに手を置いてもらっていることが多く、何かしてもらっているという感覚はあまりなかったが、やたらと胃がぐるぐると音を立てる。この間はずっと呼吸に気をつけている。ここでも、あれ、前からたまに胸が苦しくなる時があったな※4とふと気づく。

最初に深呼吸した時は、お腹だけが膨らむ感じの呼吸になり、横隔膜や、背中まで空気が入っている感覚はなかった。しかし、横隔膜辺りを施術してもらった辺りから、呼吸がしやすくなったというか、やたらとリラックスしてくる。

次に下半身に移り、腰の裏というかお尻の上辺り※5を施術してもらう。大友くんが圧を加え、それに合わせるように自分で足や膝、腰、背中などを動かすように言われるが、右は自分でも自由に動いているなと思うが、左になるとなかなかうまく動かせない、この違いはとても感じた。

今日の施術が終わり、ゆっくりベッドから起き上がり、最初に直立した位置に戻ると、あれ、何か目線が高くなったのか?と感じる。自分の考えでは、腰の位置が上がったのが理由なのではないかと思う。

足も前よりすっと立っていて、足の裏全体で地面を感じるというか、地面にしっかり突き刺さっている棒にでもなった感覚とでもいうのか。

あっという間に二時間半が経っていたという不思議な感覚だった。次のセッションが楽しみだ。

セッション後は、呼吸のやり方がうまくなったかなと感じたが、その日の夜になると、まだ少し胸の苦しさは感じる気がする。そして、直立してみるとお尻の上に背骨が乗っているという感覚もある。

次にもっと呼吸を楽にできるようになって、日々の変化を楽しみたいと思う。


※1:自然に立つと「ガニ股」になっていたので、足を「平行」にして立ってもらうと、脚に「つっかかり」の違和感を感じたということです。

※2:セッション中に、施術者である僕が口を開けて動かしていたようで、それが何か意味があることなのか気になったそうです。実際には、エネルギーなどの「目に見えない流れ」を感じて、無意識に動かしているのかもしれません。

※3:僕は、ロルフィングの他に、「ソースポイントセラピー(SourcePoint Therapy)」も合わせてセッションをしています。あまり細かくは説明しませんが、「レイキ」「気功」などと違って、「自分の気を送る」のではなく、「その人の身体の健康のために必要なエネルギーが流れるように、自分がその『媒介』になる」のが、より正確な説明になります。

※4:セッション中に、身体に触れられていることで、ふと「記憶」が出てくることがあります。それも身体の「反応」の一つです。

※5:解剖学的には「大転子」周辺です。



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セッション2回目

2回目は足を中心に行った。

最初に直立し、足の裏の重心を円を描くようにゆっくり移動させる。

その時に、ただ回すのではなく、足の裏全体で一定のスピードを維持しながら、きれいな円を描けているかを観察するように言われる。私の場合は、後ろ重心になる時に右足指だけが浮いてしまっていて※1、きれいな円を描けていないと感じる。

その後に、前回と同様にベッドに腰掛け、首と胴体をそれぞれ右、左に回旋し、左右のバランスを確認する。どちらかと言えば右を向く方が、突っ張りがあると感じる。

ベッドに寝て、リラックスをしながら全身の可動域の確認と施術に入る。

足首を回すように言われて回してみると、左右の動きにばらつきがあり、右がうまく動かせないことがわかる。そういえば、中学生頃に右足首を捻挫したことがあると気づく。

最初に左足から触ってもらう。その後直立して歩いてみると、左足は地面をつかんでいるが、右足がフラフラとして何か歩きづらい感覚がある※2。左足全体が大きくなった感覚もある。

またベッドに寝て、右と左を同調してもらう※3、そうすると今度は、右足の方も動きが良くなり、足全体が大きくなったというかどっしりとした感覚がある。

2回目のロルフィングが終わり、最初の位置に直立して歩いてみると、リラックスしていたので頭がボーッとしながらだが※4、感覚的に下半身全体が大きくなり、歩くと足の裏全体で地面を敏感に感じるようになり、床の微妙な凹凸でさえ、足の裏に伝わる感覚があった※5


※1:踵の方に重心が移ると、右の足の指だけが浮いてパタパタしていました。そちら側の足に「不安定感」がある時に、そういう動きが見られることが多いです。

※2:左足のみに施術をして、全身にどんな影響が出るのかチェックしてもらいました。このままでセッションを終えてしまうと、「統合されていない」状態になるので、日常生活にも支障が出ることもあります。ロルフィングでは、身体の「統合された」状態を目指しているので、これはあくまで「途中経過」を感じるためのものです。

※3:2の状態を「統合」するために、右の足にも施術をしました。

※4:身体の「緊張」が深いところまで抜けた際に、まれに、立ち上がってからしばらくボーッとすることがあります。「足と地面との感覚」に意識を向けてみると、次第に落ち着いてきます。

※5:地面がアスファルトで「平ら」にならされ、「機能性の高い靴」に守られることがほとんどの「現代の足」にとって、こんな感覚になることは珍しいことだと思います。昔は「無意識」に、それを感じていたと思います。


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セッション3回目

諸事情により※1下半身がかなり張っている状態でのセッションとなる。

まず最初に直立する。自分ではまっすぐ立てるようになっている感覚だったが、右腰が前に出ていて、左肩は前に出ている状態で、上と下がねじれているそうだ。

ベッドに腰掛けると、ゆがみはあまり見られないと言われて、下半身のバランスの悪さが上半身にも現れている※2ということか。

ベッドに横になり、大友くんが肘で太ももの外側を10の内、2か3の力で押してくる。太ももが張っているので、そのくらいの力加減でもだいぶ痛みがある※3

自分で足首を回したり、足の指を動かしたり、骨盤を動かしたりすることで、硬くなっている所を剥がしていく※4。そうすると徐々に楽になってくる※5

段々と場所を変えながら、太もも、骨盤回り、横隔膜辺り、脇を押してもらって、自分でそれに合わせて動かすの繰り返して、左側が終わってからベッドに寝ると、左脚だけ沈んでいる感覚で重量感も感じる※6

ここでベッドから起き上がり、地面に立ってみてバランスを確かめる。左脚はまっすぐな感覚があるが、右はまだやっていないので、直立すると右側に傾いてしまい、心地悪さを感じる。

その後、同じように右側も施術してもらい、首回りの動きの確認と施術、かなりリラックスしていて、頭では寝ていないのにいびきをかき始めるという不思議な現象※7が起きる。

すべての施術が終わり、直立すると下半身の左右のバランスが良くなったことと、深呼吸がしやすくなったのを感じる。姿勢が良くなり、胸が開いたというか上半身もしっくりくる感じになる。

帰りに車に乗っている時に、車のシートに違和感を感じた※8。今までは、後ろにシートを倒して猫背気味になる感じで座っていたが、それでは違和感があったので、シートを直立気味にして姿勢良く運転して帰った。ミラーの位置も高く直して、こんなに座高が高いと小さい車は乗れないなと感じ、常に姿勢を意識していくことが大事だなと感じた3回目だった!


※1:長い距離を歩く用事が連日あったそうです。

※2:立った姿勢では、上下でねじれが見られたのですが、座った姿勢になるとそれがなくなっていました。立った姿勢は「足〜骨盤〜頭」の関係性で構造のバランスが決まりますが、座ると「骨盤〜頭」の関係性になり、「足〜骨盤」までは「除外」されます。座った姿勢ではなかったものが、立った姿勢で現れてくるとなると、「足〜骨盤」の関係性の中で、何かしら「うまくいっていないところ」があって、それが「ねじれ」として表現されているのではないかと考えることができます。

※3:いわゆる「痛気持ちいい」の範囲になるように、「コミュニケーション」を取りながら「圧を調整」しています。「問答無用に圧を加えて痛くする」ということではありません。

※4:ロルフィングの創始者の「アイダ・ロルフ」さんから直接ロルフィングを学んだ「エドワード・モーピン」さんから聞いた言葉に下のようなものがあります。

"Hold tissues where they are supposed to be and induce movement."
                               - Ida Rolf 
「組織をそれがあるべきところにホールドして、動きを促しなさい。」
                         アイダ・ロルフ

ロルファーが、適切な場所、状態に組織をホールドして、クライアントさん自身に動いてもらう」ことで、組織が身体の中に「再編成」されていくということです。「剥がしている」と感じたそうですが、こちらが「一方的に」圧を加えているわけではなく、①さんのように「自分で動くことで、セッションに主体的に参加する態度」がとても大切です。

※5:最初は痛みを感じることもありますが、少しずつ組織がゆるんできます。

※6:「変化による差」を感じてもらうために、あえて片側だけが終わった状態で、身体全体を感じてもらいました。その後に、ベッドから立ってもらったのも同じ目的です。

※7:「覚醒と睡眠の間」に意識状態がある時に、こういったことが起こります。身体で何が起きているのかをモニターしているけど、とても静かな状態で、だからと言って、寝ているわけでもありません。呼びかけをすると、すぐに反応してくれます。そして、この状態にある時に、身体が「自ら調整する働き」が高まるのではないかと、個人的には考えています。別の表現だと、「瞑想」の状態とも言えるかもしれません。

※8:セッション2の後に、さっきまで履いていた靴に「違和感」を感じたり、骨盤周りが解放されると、今までのピッタリとした服装が心地悪くなってしまうことがあります。



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セッション4回目

前回上半身に施術してもらってから、以前までは猫背気味になっていたのが自然だったのが改善されつつあり、背筋を伸ばし、胸が張れている方が自然な感じになりつつある※1

今日はいつも通り最初に可動域の確認として、両脚と両腕、肩回り、そして首の動きのチェックをしてもらった後に、両脚の内側の施術に入る※2

股関節の動きが制限されると、股関節を動かした時に、腰の辺りも一緒になって動いてしまう※3ということで、股関節は股関節だけで動かせるように、横向きに寝た姿勢で、内ももから股下のきわどい部分※4まで施術してもらう。

はじめに左脚から行い、大友くんに指で押してもらいながら、自分で足首や足の指を動かして筋肉の動きを確認する。

私はO脚で、それが原因かわからないが内ももが固くなっていた。

内ももから、脚の付け根まで施術してもらった後に、仰向けになって全身の感覚をチェックしてみると、左脚だけ右脚より2~3cm伸びたような感覚がある。

直立してみると左脚はいいが、バランスが取れていないため、右がふらつく。

次に右脚も施術してもらい、直立すると、股下が上がったような感覚があり、O脚の幅も少し狭まっていた。

6月の人間ドックでどのくらい身長が伸びているか※5楽しみだ!笑


※1:「姿勢をよくしよう」と無理に思わなくても、姿勢の「ベース自体」が変化してくるので、「楽な姿勢」と「いい姿勢」の距離がなくなってきます。

※2:セッション4は、「内転筋」と「骨盤底膜」に対してアプローチしていきます。

※3:「骨盤」と脚の骨である「大腿骨」に付着している筋肉が硬く、制限された状態になると、脚を動かした時に、骨盤もそれに「引っ張られて」動いてしまいます。お互いに「干渉し合っている」のです。大腿骨と骨盤を「分離」することが目的です。

※4:「骨盤底膜」のことです。「骨盤のアライメントに影響を及ぼしていて、呼吸の際に活躍している「横隔膜」とも関連しています。

※5:10シリーズ後に、身長が2〜3cm伸びた方もいらっしゃいました。主に、「姿勢が悪かった」のが改善されたことによるものだと考えられます。



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ロルフィング5回目

今日は大腰筋の説明から入る※1

大腰筋は、みぞおちの後ろの背骨辺りから鼠径部まで伸びている筋肉で、脚はそこから振り子のように使うとパフォーマンスが向上する※2とのこと、なるほどと納得しつつ施術に入る。

いつも通り可動域の確認を行いながら、首回り、腕、太もも、様々な所に施術してもらう。

そして今日のメインである大腰筋の動きの確認をする。

みぞおち下辺りの腹筋を押してもらいながらゆっくりと膝を立てていく動きをする※3

私の場合はO脚であるためどうしても膝を上げる時、がに股気味になり、うまく大腰筋を使えていない※4ようだ。イメージはイチローの打席に入る時で、胸を開いてから脚は内股気味になっている※5

適切に膝が上がるように筋肉にアプローチしてもらい、この時の呼吸は腹に空気を入れるのではなく、横隔膜に空気を入れながら呼吸した※6

左脚も同じように施術してもらう。

この5回目のセッションでは、右脚の歪みの方が目立つようだ。

最後の仕上げをしてもらい、ゆっくり起き上がる。

みぞおちの後ろの背骨辺りから脚が出ていて、振り子の原理で歩く意識は少し難しかったが、首もすっと伸びていい姿勢になり、変な筋肉の力を使わず歩けそうだ※7

残り5回も楽しみである!

追伸:今までは、ランニングすると膝上辺りの内ももとふくらはぎが張る感じになるが、このセッションの後、しっかり意識して走るとどうなるかも楽しみだ。


※1:各セッション前には、そのセッションの「目的」を説明しています。基本的な「解剖学」の情報も共有して、ご自身の身体の「しくみ」を少しでも理解してもらうと、その後の施術での効果が高まりやすくなります。

※2:「大腰筋」という筋肉は、上は「みぞおち」の辺りから、下は「股の付け根」の辺りに付着しています。「脚はみぞおちから生えている」とイメージしてもらって動いてもらうと、動きの「質感、クオリティ」が変わります。これを「ボディイメージの書き換え」と呼んだりします。ちなみに、パフォーマンスが高い「アスリート」の人は、「大腰筋を上手に使えている」ことが多く、その説明をしました。

※3:お腹の辺りから、指先を身体の中に「沈ませていく」ように大腰筋にアプローチして、その状態で膝を上下に動かしてもらいます。つまり、「大腰筋の収縮と弛緩を繰り返す」ことで、「大腰筋ってここにあるんだ」と、「身体で覚えてもらう」ようにします。2の実践です。

※4:「大腰筋を上手に使う」ためには、「がに股」のように膝を外に開くように動かすというよりも、「まっすぐ少し内股気味に膝を持ち上げる」ようにすることが大切です。

※5:4の状態を、自然に動作の中で達成できているアスリートは、「少し内股気味」になっています。イチロー選手のバッティング、ランニング動作、ウサイン・ボルト選手のスタートの数歩、NBA選手のジャンプする際のしゃがみ込みなどを観察すると、それがわかります。しかし、「内股で動くとパフォーマンスが上がる」ということとは違います。

※6:呼吸をする時には「横隔膜」が上下に動いていますが、「大腰筋」と密接に関係していて、「相互に影響を与えている」と言われています。大腰筋を「リリース」するために、呼吸をすることで「横隔膜」にも刺激を入れています。

※7:ロルフィングの「10シリーズ」が進んでくるにつれて、「努力感なく」動作を行えるようになってきます。



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ロルフィング6回目

今日は脚の裏側のセッションでした。

前回から走る時の意識を変えたので、脚の張り具合もどうなってるのか気になっていた。

ふくらはぎを押してもらいながら、足の指、足首をモゾモゾと動かし剥がしていく※1

徐々に上に上がっていき、太もも裏も施術していく。太もも裏に張りがあるようで、時間をかけて剥がしていく。

右が終わり地面に立つと、土踏まずも地面についていて、しっかり立っている感覚になる。

左も同じように施術してもらい、その後全体のバランスを整えてもらい今日のセッションは終了する。

ランニングで足に負担の来ない理想の走り方を目指したいと思います!


※1:セッション3の中でも説明していますので、そちらを参考にされてください。



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ロルフィング7回目

4月中頃から農繁期に入り、間が空いてしまっていたため1回メンテナンスを挟んだ※1

左臀部から左足の先の痺れも出て、普通に歩ける状態ではなくメンテナンスに入る。

いつも通りのチェックが終わり下半身を中心にメンテナンスを行う。

終了後、左と右の差がほぼなくなり、帰りはしっかりと歩いて帰れた※2

※以上が「メンテナンスセッション」の感想です。


今年36歳年男、年のせいにしたくはないが、身体に疲労が残るのを感じる。

メンテナンスから1週間が経ち、無理な体勢を取る仕事をしたため、左股関節付近の違和感があり、そこを含めて頭、顔を含める上半身の施術をしてもらう。

この日の施術も様々な場所を大友くんに触ってもらい、身体のずれた部分をはめ込んでいく、元に戻していくという感覚か※3

施術が終わり立つと、ふわふわ浮く感覚があるので、そこを浮かないようにしてもらい歩いてみる※4

明らかに目線が上がり※5、上半身と下半身のバランスがいい感じである。

身体の不調で仕事できないのは辛いので、引き続き通いながら自分の身体に向き合い、長く仕事ができる、身体を手に入れたいものである※6


※1:農繁期とコロナウィルス感染拡大の影響もあって、前回のセッションから2ヶ月以上の期間が空いてしまいました。このように「10シリーズの途中で、長期間セッションが中断した場合」には、そのままその続きを行うというよりは、「身体全体のバランス」を取り、またスムーズに「10シリーズの流れに入っていける」ように「メンテナンス」のセッションを挟むことがあります。

※2:1のように期間が空いて、農作業も忙しくなっていたこともあり、かなり身体には歪みが表れ、それに伴い、左の臀部から足先にかけての「しびれ」が顕著でした。帰りはスムーズに歩けていて、「今までで一番変化の実感があった」とメッセージがありました。

※3:「バキっ」とか、「グキっ」っとする施術ではなく、「自然に元のあるべき位置に戻っていく」という感覚だと思います。

※4:セッション7で「頸部から頭頂までが整う」と、「上への抜け」がよくなる分、このように「足元がふわふわする」感じが出ることもあります。それを「グランディング」するように、ベッドでの施術後に、立った状態で簡単な「微調整」をします。専門的には「トラッキング」と呼ばれます。「重力空間の中で、構造が安定するため」に、このようなことをすることがあります。

※5:ロルフィングの目標である「身体がラインに乗る」と、このように「身長が高くなった」感覚や「目線が上がった」感覚があります。

※6:ロルフィングの効果は、「何歳でも、どんな状態の身体でも」感じられるものです。なので、受け続けていくことで、どんどん「身体の構造は安定」してきて、「身体の感度も向上」するようになります。ぜひ、長くいい仕事をしてもらいたいですね。


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ロルフィング8回目

農作業の蓄積なのか、右手が腱鞘炎気味になったり、右膝が痛くなったり、疲労がダイレクトに身体に表れるようになってきた。あの作業がこの痛みにきてるのだなという実感がある※1

左の太ももの裏も変わらず張りが残っていて、歩くと左足が遅れてくる感じもあったので※2、そこも含めてトータルで施術をしてもらう。

太ももの裏にに大友くんが肘を押し込んで、私が足首を動かしたり身体を動かしたりしていく、久々に痛い施術だった。

終了後はいつも通り身体の左右のバランスが取れ、目線が上がる感覚がある。

毎回色んなところに疲労が表れているので、農業は機械化が進んでいるけど身体を使う職業だなと改めて感じる。

農作業に耐えうる身体を手に入れたいものだ※3


※1:農業は本当に「身体が資本の仕事」だと思います。そういう意味では、「アスリート」にも近いなと思います。でも、農業をされている方の中で、「身体のことを気にかけている人」というのは、かなり少ないのではないかと思います。この方は、農作業中にも「どうしたら身体に負荷をかけないか」を考えながらやってくれているようで、身体に表れてくる「症状」と、それを引き起こしているであろう「動作」の「関係性」に気づいてきたようです。まずは「気づく」こと。それがないと、「改善成長)」はないと思いますから。

※2:「しびれ」などの「神経症状」があると、「動作が鈍くなる」ように感じることがあります。

※3:身体が整ってくると、「いかにこのいい状態をキープできるか」と考えたりするものです。でも、それが「過剰」になってしまうと、「(それを損なう)恐れ」につながっていってしまって、逆に身体を「緊張」させてしまうのが難しいところです。そうではなく、どんどん日々の生活の中で、「ロルフィングで整った身体」を「使って」もらった方が、「何がダメで何がよかったか」という「フィードバック」を得られるので、それが次回のセッションの「ヒント)」になります。そうやって、受け手の人との「コミュニケーション」を繰り返しながら、「農作業に耐えうる身体」を探っていけたらいいなと思います。


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ロルフィング9回目

前回より1ヶ月半ほど空いて※1その間には右手が握りづらくなる※2など色々あったが、当日の朝、右肩が前後左右全く動かなくなり、肩の居所が悪く、痛みもあり困って駆け込んだ※3

肩を中心に全身を施術してもらう。

肥料散布や、除草剤散布など重いものを背負っての作業の弊害なのかなどと、自分では考える。長年野球で投手をしていて、社会人になってからは痛み止めを打ちながら投げていたことの影響もあると思う※4

施術後、施術前よりは動きが出たが、念のため整形外科に行ってみると腱板断裂との診断を受け※5、1週間安静とのことだったが、次の日また次の日と可動域が広がっていき、5日後には以前と変わらなくなった。


※1:「農繁期」のためです。この時期は、毎日、朝から晩まで働いているそうです。

※2:「腱板断裂」の症状の1つに、「握力の低下」があります。

※3:後々わかりますが、この時から「腱板断裂」の症状が強く出ていたことが推測できます。

※4:野球で大学に進学するほど、ずっと野球をしてきた①さんですが、この時期から「腱板へのダメージ」は大きかったのだと考えられます。

※5:↓で詳しく解説します。


◯特殊なケースなので補足解説◯

今回の①さんの「セッション9」ですが、少し「特殊なケース」だったので、補足の解説をしたいと思います。

セッション9の前日の夜に、肩が痛くなってあまり寝ることができずに、朝になって動かしてみても、ほとんど肩が動かなかったそうです。(専門的には、「夜間痛あり」ということになります。かなり「炎症反応が強い」状態です。)

実際にfestaに来てもらって、肩の動きを調べみると、立っている状態で、腕を下に下ろしたところから、前後左右に10〜20cmほどしか動かせない状態でした。

セッションが終わると、全身の他の部分の可動域はしっかりと改善して、呼吸も深くなり、かなりリラックスできているようでした。

ですが、肩に関しては、最初よりは少しだけ可動域は改善しましたが、「痛くて肩がほとんど動かせない」状況はそんなに変わりませんでした。

つまり、「全身の肩以外の場所は、ロルフィングに反応してくれたけど、肩だけはあまり反応してくれなかった」ということです。

「(セッションをしても)症状がうんともすんとも言わない時」には、「(反応しなかったところが)何か普通ではない状況」になっていると考えることができます。

ほとんどのセッションでは、セッション中のロルファーのアプローチによって、「関節のアライメントが整う」、「体液の循環が改善する」、「組織の緊張度が低下する」などが起きて、「(結果的に)セッション前にあった症状の変化」が見られます。

それがさほど変わらない時には、「構造の破綻(組織の断裂、骨折などによって、炎症反応が強く出ている、など)」が起きていたり、「組織の変性(悪性腫瘍がある、胃潰瘍が起きている、など)」が起こっていることがあります。(もちろん、「ロルファーのアプローチが適切ではなかった」ということもありますが)

そういう時には、「医療機関の受診」を勧めています。

これまでにも、「ん?ここまで変化がないのはおかしいぞ」と思って、セッション後に病院に行ってもらったら、「内臓の病気」が見つかった人もいらっしゃいました。

今回の①さんに関しては、大学に野球で進学して、さらに社会人になってからも投手として野球を続けていて、その時には「肩の痛み」があって、「痛み止めの注射」を打ちながらプレーしていたので、もうすでに「腱板へのダメージ」がかなりの程度あったと考えられます。

そこに、農家として「日々の農作業」が繰り返されたことで、少しずつ「腱板断裂」が進行していったのではないかと思います。

ここで伝えたいのは、「ロルフィングが魔法のようにすべてを解決する」というわけではなく、「うまくいかないケース」ももちろんあって、その時に「それが何を意味しているのかを考える」ことが重要だということです。(今回であれば、「構造の破綻」や「組織の変性」を疑うということです。)

個人的な考えとしては、「優れたシステム」というのは、「すべての問題を解決するもの」ではなく、「自身のできること、できないことに自覚的であるもの」であると思っているので、「自分で抱え込まないクライアントさんを束縛しない)」ように注意しています。

この場合は、「構造自体が壊れていて、炎症を適切に処置、管理しなければいけないケース」だったので、これに関しては、「ロルフィングでどうこうできる問題ではない」ということになります。

僕には、「スポーツを専門とした整形外科に、常勤トレーナーとして3年勤務していた経験」があるので、「ん?ここまで変わらなかったら、『肩の中で何かが起きてる』かもしれない」という考えが浮かんできました。

「ロルフィング」のような、いわゆる「代替療法への批判」として、「医学的な知識に乏しく、すべて自分のところで治ると信じてしまって、クライアントさんを囲い込んで、手遅れになることがある」というものがあります。確かに、僕も度々、そういうニュースを見かけることがあります。

こういう仕事をしていると、「自分の能力を過信してしまう」ことに注意を払わなければいけません。「うまくいかないケース」に遭遇したとしても、それを「(自分はすべて治せるという)エゴ」のために「受け入れる」ことができなく、「対応が後手後手になる」のは避けなくてはいけません。

そのためには、「井の中の蛙」にならずに、「他の専門家とのコミュニケーション」を積極的に取ることが重要だと思います。

①さんへは、単に「病院を受診した方がいいと思います」とアドバイスしただけでしたが、将来的には、医療機関、治療家、ボディワーカーなどの「専門家同士のネットワーク形成」もしていきたいなと思っています。


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ロルフィング10回目

前回より8日後、肩の不安はほぼ解消したが※1全体を見てもらう。

最初の確認で左膝に違和感があるなと気付く。草刈り作業で、膝を支点に左右に刈る動作をし、2日後くらいに右膝も痛くなったことがあったので、その影響かなと思う※2

首の張りもあり、つまりを流してもらう。

施術後、左膝のはまりが良くないような感じがして、手直ししてもらう※3

帰宅後ランニングや草刈り作業すると、膝がしっかりはまっている感覚がある。

10回終了した感覚としては、こういう作業をするとここに影響が出てくるというのが自分でわかってきて※2、慣れた楽な動きばかりをせず、身体中全体を使って動くということを心がけ、日々の仕事を行い、セルフケアもしつつ、またロルフィングしに来たいと思う。


※1:日に日に「肩の痛み」は改善していって、「可動域」も戻ってきたようです。「炎症反応」が落ち着いてきたのだと思います。ただ、動かした時の「引っかかり感」はありました。

※2:「痛みや違和感」があった時に、それを「過去の動作の質がどうだったのか」と捉えられるようになっています。プロのアスリートも、「なぜあのプレーで失敗してしまったのか」を考えて、「動作の質」を少しずつ改善していきますが、「農家もアスリート」なんだなと、①さんとセッションするようになってから感じるようになりました。

※3:以前も説明しましたが、ベッドでの施術が終わった後に、立ったり、座った状態で簡単な「微調整」をします。専門的には「トラッキング」と呼ばれます。「重力空間の中で、構造が安定するため」に、このようなことをすることがあります。


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おわりに

年齢も近く、同じく青春時代を野球に捧げた①さん。

仕事は「農家」をしていて、僕も実家の秋田では、子どもの頃によく農作業を手伝っていて、その大変さも多少はわかることもあり、セッション前後の時間もいろんなことを話したりして、「親近感」を感じながらのロルフィングの10シリーズでした。

感想を見ると、男性っぽく、「無駄なことをべらべらと話さない」という感じで、事実を淡々と書いているように見えますが、実際にはセッションごとにいろんなフィードバックをくれて、感覚もすごく繊細な方でした。

最初は「どこかに痛みがある」というわけではなかったのですが、10シリーズが進んでくると、いろんなところに「痛み、違和感が顔を出す」ようになります。

こういうことも実はあって、「よし、身体を根本的に改善しよう」という「覚悟」を決めると、その途端に「今まで、うっすら気づいていたけど、目を背けていたもの」がぼろぼろと出てくることがあります。

僕はよくそれを、「家の掃除」に例えて説明するのですが、とりあえず「目に見えるところ」だけでもきれいにするために、「とりあえず押入れに詰め込んでいく」ということがあると思います。

急な来客など、たまにならいいのですが、それが「クセ」になってしまうと、とにかくぽいぽいと「押入れ」に入れておいて、「表面上はきれいな状態をキープしている」ように見えるのですが、いずれ「押入れがいっぱいいっぱい」になってしまう時期があります。

それを意を決して、「押し入れの整理整頓」に取り組み始めると、あれよこれよと「見ないように押し込んでいたもの」が「溢れ出す」ようになります。

その時には、部屋は一時的に「混沌カオス)」となりますが、それを「経過」しなければ、「いずれもっと大変はことになってしまう予感」があったので、「よし、掃除しよう」と「覚悟」を決めたのだと思います。

テレビなどでもありますが、なかなかそれを「自分一人で」行うのは難しい時があるので、「お掃除、整理整頓の専門家」を呼ぶと、「プロセスがスムーズに進む」ようになります。

今回の①さんにも、そんなことを話していると、「その例え、すごくわかる」と話していました。

けど、①さんでも「自分の身体にきっちり向き合おう」と決めたのは、すごく早い方だと思います。

多くの人は、何か「大きな病気、体調の急変」を経験したりすることで、ようやく「スイッチが入る」のではないでしょうか。

10シリーズを進めながら、身体の「今までのツケ」を払わされるような感じになった①さんですが、いつも前向きで、「どうやって草刈りしたらいいかな?」など、「積極的にアドバイスを求める」①さんの姿を見て、僕も学ぶことが多かったです。

何度も何度も書いていて、しつこいかなと思うのですが、「ロルフィングは痛みを取り除く治療」ではありません。

先ほどの例で言うと、「お金さえ支払えば、さっと押し入れをきれいに片付けてくれる業者」ではないのです。

それよりも、一緒に「押入れの中に詰め込んだもの」を出してきて、その思い出なども聞きながら、「それは、そんなに大切なものだったんですね。だったら、こうしたらどうでしょう?」と提案したり、「今の話を聞いていると、これはもう①さんには必要のないものなのかもしれませんね」と、「対話」をしながら、「部屋全体の再構築、最適化」をしているような「プロセス」なのかなと思います。

これからも①さんは、ゆっくりのペースでロルフィングを続けてくれるようで、少しずつ、自然に、「身体という部屋の秩序、バランス」が取れてくるといいなと思います。

①さん、素晴らしい体験、そして感想をありがとうございました。




Yuta

( Posted at:2020年2月 7日 )

ヨガインストラクーの方が、ロルフィングの10シリーズを体験してみて。(セッション6まで終了)

宮城県の涌谷町というところで、「ことこと家ヨガスタジオ」のヨガの先生をされているのが、「後藤初美」さんという女性の方です。

僕と初美さんとの出会いは、festaの前の廊下でした。

初めて出会ったその日も、用事があってfestaのドアを開け外に出ると、廊下に男性と女性が立っていました。

簡単な挨拶だけして、用事を済ませて帰ってきても、まだそこに2人はいました。

今度は少し話をしてみようかと、どこから来たのか、とんがりビルは初めてなのかなど聞いてみました。

話の流れで、僕がこのビルの一部屋でfestaをしていること、そこでロルフィングをしていることをお話しさせてもらうと、女性の方が「実はロルフィングを東京で受けていたことがあるんです」と教えてくれました。

それが初美さんでした。

それから、僕が企画したセミナーの案内を送ったり、初美さんと旦那さんが舞踏のイベントに行くから一緒にどうですかと誘ってもらったりと、何度かメールでやりとりをして、「ことこと家ヨガスタジオで、ロルフィングの説明・体験会をする」ということがとんとんと決まりました。

昔から、「この人とは何かご縁がありそうだ」という人は、会った瞬間に直感でわかることがあって、まるで昔からの友人のようにすぐに仲良くなることがあるのですが、「たった一度だけ会って立ち話をした人」のところに伺って、ロルフィングの紹介させてもらえることになったのです。

今では、涌谷町に毎月「出張ロルフィング」で通うようになりました。
本当に「ご縁」っておもしろいなと思います。

そんな初美さんが、僕のロルフィングの「10シリーズ」を受けてくださって、その「感想」を書いてくれました。

ご自身のスタジオのブログで紹介されていたのですが、すごく丁寧に、詳細に「ロルフィングを受けてどう感じたか」を書いてくださっていたので、このブログにも載せてもらえるようにお願いしました。

現在も10シリーズを受けている最中なので、順番に更新していこうかと思います。ロルフィングがどんなものか興味を持っている方の参考になればうれしいです。

なお、初美さんは「ヨガインストラクター」で、「身体の専門家」ということになります。当然、身体感覚も「とても豊かで、きめ細かい」方です。

そんな方が書かれた感想ですので、「あくまで個人(ヨガインストラクター)の感想です」というところを忘れずに読んでいただけるといいかと思います。

ロルフィングを受けるすべての方が、同じような体験をするものではなく、その人それぞれに「その人だけのロルフィング体験」があります。それを大切にしてもらえたらと思います。

「比較」や「ジャッジメント」はどこか脇に置いてもらって、「ロルフィングでこんな体験をする人もいるんだな」と、オープンな気持ちで楽しみながら読んでみてください。

「ロルフィングをまだ知らないけど、ロルフィングが必要な人(ロルフィングとのご縁がある人)」は、まだたくさんいると思うので、そういう人のところに届けばいいなと思います。

現在、「体験モニター」を数名募集していますので、これを読んで気になった方は、気軽にご連絡ください。

※ご質問、お問い合わせは「こちら」です。


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プロローグ(ロルフィングを受けようと思った理由)
セッション1(全身の呼吸のはじまり)
セッション1の後
セッション2(大地に根付いた足)
セッション3(横のラインと前後への広がり) 
セッション4(脚の内側・骨盤底膜のサポート)  
セッション5 & 6 (2回分がまとめて書かれてます)←NEW

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こんな感じでロルフィングしています。 @ことこと家ヨガスタジオ




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2020年1月25日 )

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