モニターCさんの感想(セッション1 | 40代 女性)

10シリーズのモニターの3人目はCさん、40代の女性の方です。

Cさんが問診票に書いていただいたことを下にまとめてみます。

・右肩腱板炎 夜に痛みあり、結帯動作(後ろに手を回す)ができない。
・7年前に子宮内膜症を手術して、腹部に数カ所傷跡がある。
   数年前に再発し、生理を止めたら、予後は良好。
   現在は経過観察中。
・両ふくらはぎを、数年前にそれぞれ肉離れした。
・普段、頭痛もあり。

子宮内膜症の手術から始まり、ここ数年で、バタバタバタと身体が何かしらのサインを出しているように見えます。

手術のことはBさんのセッション1の時にも書きましたが、現在は傷跡はほとんど目立たないらしいのですが、身体の中の影響が気になるところです。そして、今も完全には子宮内膜症が消えたわけでなく、再発されています。それが出てきた「背景」の部分は、手術では変化されなかったということだと思います。

姿勢を見た時には、骨盤がねじれた位置にあることが気になりました。

両ふくらはぎを2年前、3年前にそれぞれ肉離れされたようですが、どちらも内側だったそうです。立った姿勢を見てみると、ふくらはぎの内側が「もこっと」盛り上がっていて、かなり目立って見えます。

その姿勢の中で、「ぱっと目を引くクセ」というのは、何かしら問題がそこにあることを示しています。ロルフィングは、重力の環境下で、身体の構造を最適な状態にしていきますので、そういったクセが、どんどん薄くなってきます。

実際にCさんに歩いてもらうと、「ヒールコンタクト(歩行、走行時に踵が床に付くこと)」の音が、かなり大きく響きます。骨盤から上がしなやかに動いていなくて、脚だけがぴょこぴょこと前に放り出されるように歩かれていました。そのせいで、ドンドンとヒールコンタクトが強く、ふくらはぎに負荷が集中してしまったのではないかと推測しました。

そして、現在の腱板炎に関しては、肩を上に挙上していくのは全然問題ありませんが、肘を90度に曲げ、肩を水平の位置(セカンドポジションと言います。)まで持っていこうとすると、痛みがありました。

以上が、問診票に書いていただいた情報と、立った姿勢、歩いている様子を観察したところから得られた情報とをまとめたものです。

それではCさんの感想を見てみましょう。

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一回目のセッションを終えて今日で三日目です

今回ロルフィングをスタートしようと思ったきっかけは一ヶ月ほど前から肩の腱板炎になり夜は鎮痛剤を飲まなくては眠れないくらいの痛みで総合病院の整形を受診していました
いまのところただの肩の故障と捉えることも出来るのですが私自身これは何かのサインに過ぎずたぶん体のリミットが近い予感がしたからです
一年前から家族の長期入院など本来楽天的な私でもストレスフルでガチガチの日々を送っていたことも大きな要因かと思います

そしてセッションを終えてみて一番の変化は『体の軽さ』です

軽さは呼吸の楽さが影響しているような気がします
いつもより深く呼吸するのが自然に感じます
いつもの呼吸よりもう一息分ながく息を吸える感じです
肩や首の動きもとても楽です 
痛めていた右肩も少し稼働域が広くなりました
指摘された反り腰も気をつけて鏡でチェックしています

エネルギーワークを受けてるときにグルグルめまいのように体が回り出したような感覚はとても不思議でした
あまりに可笑しくて大友さんに途中で伝えましたが『気持ち悪くないなら続けます』って冷静に言っていただいて安心したのでそのまましばらく回り続けました

緊張が続いていた生活の結果こりこりに固まったものがほどけるような心地よさを感じました
水面に浮かんだ葉っぱに乗って回転しているような感じです

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ただ単なる身体の故障ではなく、身体の何かのサイン

「痛み」を抱えてロルフィングを受けられる方もたくさんいらっしゃいます。ロルフィングは、「痛みの緩和、減少」を、直接の目的とした「治療行為」ではありません。あくまで、身体の構造を全体的に見て、重力と身体とが調和している状態を目指しています。

身体が重力と調和してくると、それが身体が自らを支える「ライン」として現れてきます。ラインが身体を支え、そのラインの周りに、身体の組織が、元々ある位置に調整されていきます。そうすることで、自然治癒力のサイクルに乗ることができ、自由で快適な身体を手に入れることができます。

その「結果として」、痛みが緩和、減少することはよくあります。

そしてこれは、治療結果が出ない場合の「言い訳、逃げ道」ではありません。

「痛みがあるかどうか」は、その人の全体を適切に理解するための、大切な一つの情報であって、そのすべてではありません。

ロルフィングの目線は、「その人全体」に常にあります。だからこそ「関係性のボディワーク」とも呼ばれ、身体のそれぞれの場所同士の関係(足と膝と股関節の関係など)、筋肉と内臓、神経と血管などの各組織、システム間の関係、身体と環境との関係、わたしの身体と他者(家族、仕事仲間、パートナーなど)との関係など、人間に関わることすべてのことから、その人全体を捉えていきます。

それは時に、その人本人でさえもわかっていないことで、それが10シリーズという身体の変化のプロセスを経ることで、「自分を書き換え、より理解すること」につながっていきます。

「痛み」はそのための一つの大切な情報です。でも、すべてではないのです。

これは「治療行為の否定」ではなく、「ロルフィングが他よりも優れている理由」でもなく、そういう立ち位置、コンセプトを取っているということです。

話が大きくなりましたが、とても大切なことですので、最初の方で書いておきたいと思います。

ということで、ロルフィングに自然に(なぜか)惹かれ、受けることを決意された方は、その時点でもうすでに、自分で身体が元あった状態を思い出し、自然に癒えていくプロセスが始まっています。

Cさんの場合も、もちろん痛み、不調がなくなってほしいと願われていると思いますが、それを「現時点では何かはわからないけど、何らかのサインのような気がする」という直感で、ロルフィングを受けられることを決められたのだと思います。

そしてこういった直感は、概ね間違った方向に進むものではないと、僕は考えています。


水面に浮かんだ葉っぱに乗って回転しているような感じ

Cさんは以前、ロルフィングの説明会をfestaでした際にいらしてくれました。説明会でしたが、ロルフィングがどんなものかを体験してもらうために、少しだけワークをさせてもらいました。

僕はロルフィングと合わせて、「ソースポイントセラピー」というエネルギーワークを一緒にしています。その時は、ソースポイントもしてみたのですが、とてもおもしろい反応が出てきたので、Cさんのことはとてもよく覚えていました。

ソースポイントセラピーについてですが、ロルフィングを教えていた先生が、そのパートナーである奥さんと一緒に生み出したもので、とてもシンプルですが、身体にダイレクトに変化が現れます。直接的なタッチによって身体の構造を変化させていくロルフィングとは、とても相性が良いなと僕は感じています。

私たちの身体は、常に自分の身体を更新し続けています。髪、肌、ツメなどはイメージしやすいと思います。さらに筋肉や内臓も、硬そうな骨でさえも、どんどん更新されていて、何年か前の身体とは、まるっきり違うものに「入れ替わって」いるのです。そのスピードがゆっくりと進むので、私たちはそれに違和感を感じませんが、確かに身体は日々生まれ変わっています。

身体が日々アップデートされているとして、その際に、「最新の情報をどこからダウンロードしているのか」、「参照元はどこなのか」という問題を、ソースポイントセラピーでは「ブループリント」だと考えています。そのブループリントには、身体の健全の情報がすべて含まれています。

そこから情報をダウンロードして、身体を最新の状態にアップデートしているのですが、その時に「ノイズ、バグのようなもの」があると、情報を正しくダウンロードすることができません。それがどこにあるのかを「スキャン」して、それを取り除いていき、身体が健全であるために、情報を正しく自分に取り入れようとするのが、ソースポイントセラピーの、非常に大まかな説明になります。

Cさんは、ソースポイントへの反応も良く、それも感想に書いてくださっています。

ソースポイントへの反応は、本当に人よってさまざまです。Cさんの場合は、「水面に浮かんだ葉っぱに乗って回転しているような感じ」があったようです。

「磁石によって、体液がぐわーっと移動している感じがします。」
「なんだかピリピリしています。」
「ポカポカあたたかいです。」
「身体が勝手にピクピクと動きます。」
「身体の粒子が細かくなって、それが整う感じがします。」

などなど、本当にいろいろあり、どれが正解だとか、「全く何も感じない」という方もいて、それぞれでいいと僕は思います。

ただ、今まで体験したことのないような反応が身体に起きるので、「それが合っているのかどうか」と気にされたり、不安になられる方もいらっしゃるので、Cさんのように途中で伝えてくださると助かります。


結果としては、呼吸が楽になり、身体の軽さを感じていらっしゃるので、セッション1としては順調だと思います。セッション後には、ヒールコンタクトの音も、少し和らいでいたのがおもしろかったです。

セッション2では足、下腿にアプローチしていくので、ふくらはぎの肉離れについて、もう少しわかってくるかと思います。これからどんな風に進んでいくのか楽しみです。




Yuta

( Posted at:2017年2月 6日 )

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