モニターCさんの感想(セッション6 | 40代 女性)

モニターCさんの6回目の感想になります。

早速、感想を見てみましょう。

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6回目

なにかと慌ただしい4月で今回はとても疲れていました
もう早く整えて~と体が欲しているような声まで聞こえてきそうでした
仙骨
いつも通り右側から整えてもらってベッドから降りて歩くと施術してない左足が変で踵がうまく着けない
なんだか足の長さが変わったかのようにうまく歩けなかったのが不思議でした
すぐに左側も整えてもらって最終的にはなんの問題もなく歩きやすかったです

それと翌朝のことなんですが関係あるかわかりませんが家のひとから
『お尻どうした?』って不意に聞かれたのです
『え?何か変?』って聞くとお尻が上がっているし外人のお尻のようにぽんとしてると言うのです
姿見で見てみると確かにそう見える
いつもは扁平尻で時期的に骨盤も開いているのでだらーんとしたお尻なんですが張っている感じ

これもくびれと一緒に続くといいな~と願っています

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「統合」を大切にするロルフィング

片側のワークを終えた後に、その変化を感じてもらうために、一度ベッドから降りて、立ったり、歩いたりしてもらうことがあります。

ベッドに横になっている状態でも、ワークをした方と、まだしていない方の差を感じてもらえる時はいいのですが、わかりにくい時もあるので、身体を起こして立ってもらうことで、身体に重力がかかり、ベッドの上で起こった変化が感じやすくなります。

「左だけが長く感じます。」
「触ってもらった方の足の裏が、ぺたりと地面に付いています。」
「左の身体の空間が広がった感じで、上に伸びていきます。」

などなど、左右の差がより一層明確になります。

ベッドに寝ている時は、身体に重力があまりかかっていない状態になります。そうすると、重力空間の中で固定されてしまった身体の関係性が変化しやすくなり(重力がかからない分、構造に「流動性」が生まれやすくなるからです。)、最小限のアプローチで、身体全体がタッチに反応してくれるようになります。

そして、身体全体の構造の関係性も変わり、身体の中を満たしていた体液の分布、性質にも変化が出てきたところで、また重力空間に身体を「置いて」あげると(つまり立ってもらうと)、身体の「再統合(再調整、再組織)」のプロセスが始まります。

重力というエネルギーが、変化した身体の構造の中に流れ込むことで、重力と身体の関係性の「最適化」が行われ、それが「おお、何か違いますね」という実感につながります。(受けてくださる方のその驚きの表情は、何度見てもうれしいものです。)

ベッド上での変化がうまく進むと、足の裏が地面に「開かれて」いて、身体の中の空間は「拡張」されて広がりがあり、身体が「空」の感じがして軽く、地面にも、空にも身体が「二方向に伸びていく」ような感じが、立った時に感じられるようになります。

それが片側だけだと、片側にはその感じがあり、まだワークをしていない側は、「重く」、構造が「潰れた」感じがして、身体全体が「傾いている(曲がっている)」感覚がある人もいます。Cさんもそれを感じたようでした。

それほどまでにロルフィングの変化はパワフルなものです。それ故に、「片側だけでセッションが終わることは地獄のようだ」と言われていたり、「デモンストレーションが、片側だけで終わることはない」というのが、ロルフィング界の常識でもあります。

僕も今までにいろいろなセミナーに参加しましたが、時間の関係もあり、講師がデモンストレーションをする際に、片側だけやって「さあ、実際にやってみましょう」となることがほとんどでした。それではモデルになった人の身体が「ばらばら(ちぐはぐ)」になってしまって、「統合感に欠く」状態になり、まともに立てなかったり、歩けなくなる可能性もあります。

正直なところ、そこまで大きく変化していないので、片側だけで終わったとしても、あまり問題がないのかもしれませんが、ロルフィングの先生のワークは本当にダイナミックに変わるので、片側だけで終わることはありません。モデルとして受けてくれる人の「統合感」も大切してあげるからこそ、両側ともワークをしてあげます。

それくらいロルファーは、「統合すること」をとても大切にしています。

ロルファーは、「身体全体の構造のバランスを見ながら、そこにラインが上下に抜けていくように導く」ことができます。つまり「統合」する感覚(センス)があるからこそ、ロルファーと呼べるのかもしれません。

"Anyone can take a body apart, very few know how to put it back together."

「身体を『分ける』ことは多くの人ができるが、それを元に『戻す』ことができる人はほとんどいない。」

-Ida P. Rolf, Ph.D.

アイダ・ロルフさんの言葉が、まさにそのことを示しています。

ロルフィング以外にも、様々なボディワークがありますが、「ロルフィングがロルフィングたる所以」は、身体の構造の関係性の中で、癒着していたり、動きを失っていたり、不和が生じているいるところを「解放する(分ける)」ことはもちろん、それをまた全体として「調和」が取れている状態に、「統合」していくところにあると思います。

身体の構造は、「生きて」いますし、「ダイナミック」に変化し続けているものです。そしてそれは、「重力」が働いている空間の中で、それを支える「ライン」のエネルギー周りに、「再調整、再組織、再統合」の働きを繰り返しています。

ロルフィングの「統合」というのは、外から観察できる姿勢だけを見て、理想的なところに「はめ込む」のではなく、身体の構造自体が生きていて、それが自然に自らを調整し、癒やし、まとまっていく力を「信じて」、その条件を整えていくことを意味しています。


周りが気づき始める時

そうやって、身体というのは自然に整っていく力があるのですが、その変化に本人だけでなく、周りの人が気づき始める時が訪れます。

一緒に生活している家族であったり、仕事や学校の仲間などが、「あれ、何か変わった?」と言ってくれるようになると、身体に起こってきた変化が、深く、本質的なものであることを示しています。

今回のCさんの場合は、「お尻」の辺りに変化があったようですが、セッション4〜6が「骨盤を自由に解放し、水平な状態に導く」というテーマがあり、特にセッション6は「自由に呼吸する仙骨」を目標にしているので、そういう変化が出てきたのかもしれません。

構造があるべき状態を取り戻してくると、「その人らしい魅力」が自然に出てくるようになります。何かを強調したり、何かを隠したりする必要はなく、あくまで「自然に」それが現れるようになります。

僕が、最初から「その人らしい魅力」が見えているわけではないのですが、それが出てくるのを制限しているであろう、構造の「違和感(クセ)」は目に入ります。

それが10シリーズを受けていくと、どんどん「薄く」なっていき、最終的にはほとんど「目立たなく」なります。

そしておもしろいのが、クセが抜ければ抜けるほどに、その人の「個性」は際立ってくるということです。

次は「深層のセッション」の最後であるセッション7ですが、さらにCさんらしい魅力が輝いてくるように、楽しくロルフィングセッションを重ねていけたらと思います。




Yuta

( Posted at:2017年5月13日 )

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