(満席になりました)2020年3月の〈神戸〉出張ロルフィングのお知らせ。


「お父さん、雪で遊ぼう!」と、二人で元気よく外に飛び出し、気がつくと息子が小さな「雪だるま」を作っていました。

「小さな」と書きましたが、5歳の子どもが一人で全部作るにしては、かなり「本格的な」もので、上に乗せる雪玉も一人でがんばって持ち上げ、足元と首元は倒れないようにと、きちんと「補強」してありました。

「雪だるまはこうやって作るもんだよ」と、以前教えたわけでもないのですが、自分で考えて「工夫」しています。

随分たくましくなったなと、感心していました。

今年は今までに経験したことがないほど雪が少ない山形ですが、たまに雪が積もった時には、そんな感じで息子と冬を楽しんでます。

大人になると、「今日は雪が積もるのか」とか、「明日は寒くなりそうだ」と、天気に一喜一憂したりしますが、子どもはそれすらも「楽しみ」に変えていってしまいます。

「息子の背中」からいろいろと学ばせてもらっている、今年「年男」のお父さんです。

さて、2020年になりましたが、また神戸に滞在して今年最初の出張ロルフィングをさせてもらいます。

今回は、「新しい場所」でのセッションになりますので、予約時に詳細な住所をお知らせします。

もちろん、ロルフィングを受けたことがない、初めての方でも大丈夫です。

ご希望の方は、お早めにご連絡ください。


(予約状況は2月7日現在です)


3月5日(木)
①17:00 - 19:00 ×
②19:00 - 21:00 ×

3月6日(金)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×

3月7日(土)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×

3月8日(日)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×


【場所】
「各線三宮駅から徒歩10分以内」の場所になります。ご予約いただいた方には場所の詳細をお知らせします。

【セッション料金】
 12,000円(90〜120分)

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2020年1月22日 )

festaは、1月で8周年を迎えます。(特典あり)


新年あけましておめでとうございます。

今年もここ山形で、みなさんの身体が健康で、自由で快適であるようにロルフィングとヨガでサポートしていけたらと思います。よろしくお願いします。

さて、今年の1月28日で、Rolfing House festaをオープンしてから「8周年」を迎えます。

8周年を迎えるにあたって、日頃の感謝を込めて、8周年の特典をいくつかご用意しました。

※今回の特典は、「festaでロルフィング、ヨガを受けられる方のみ」を対象とさせていただきます。



特典その1
ロルフィング「10シリーズ」のモニターを「先着3名」募集します。

ロルフィングは、10回のセッションで身体を整えていきますが(それが「10シリーズ」と呼ばれるものです)、その体験モニターを「先着3名」募集します。

料金は、1回のセッションが「8,000円(通常10,000円)」で、全10回で「80,000円」になります。一回でまとめてお支払いいただいても、毎回のセッションごとでも、どちらでも大丈夫です。

実は、この「体験モニター」なのですが、「5周年」の時にも募集させていただいたことがあります。(前回のものは、こちらにまとまっています。)

その時には、「毎回のセッション後にその感想をメールで送っていただき、それを元に僕がブログを書く」という感じでお願いしていました。

僕個人の興味として、「ロルフィングとは何かを、文章で表現してみたい」という思いがあったので、ロルフィングのセッションの中で起こる様々な不思議なことを、なるべく丁寧に、詳細に書いてみようと試みました。

結果的には、モニターの方のいろいろな感想のおかげで、あまりにも僕が書きたいことが多くなりすぎてしまって、「ロルフィングをまだ受けたことがない、はじめての方」の中には、「ロルフィングを実際に受けた人の声を、もう少しシンプルに知りたい」という方もいらっしゃっいました。

ということで、今回はシンプルに「送っていただいた感想を、なるべくそのまま掲載する」ようにしたいと思います。

ですので、「とてもリラックスしました」という感じで、「ざっくりと短い感想」ではなく、「自分の身体で体験したことを、文章で書き表すことに興味がある方」に、ぜひモニターをお願いしたいです。

だからと言って、「巧く整った文章」を求めているわけではなく、「なるべく丁寧に、細かなところまで書いてみたい」という方であればどなたでも大丈夫です。

毎回のセッション後に感想をメールで送っていただき、それをブログで紹介させていただこうと思います。詳しい内容などはお気軽にお問い合わせください。

募集期間は、2020年3月末までになります。


特典その2
ロルフィング「単発セッション」のモニターを「先着5名」募集します。

festaのロルフィングを受けてくださる方には、「10シリーズ」をまずはおすすめしていますが、中には「遠方でなかなか通うのが難しい」という方や、「10回まとめて受けるには金銭的に厳しい」という方も、「仕事が忙しくて、定期的に受けれないと思う」という方もいらっしゃいます。

そういう方には、「単発セッション」もしています。

料金は、同じく「8,000円」ですが、「単発セッション」ですので「1回のみ」のセッションになります。

セッション後に同じように感想を送っていただいて、こちらで掲載させていだきます。

こちらも募集期間は、2020年3月末までになります。


特典その3
ロルフィング10シリーズを終えた方の「メンテナンスセッション」が、「8,000円」で受けられます。

こちらは「もうすでにfestaで10シリーズを受けられた方」で、その後の「メンテナンスセッション」を、「8,000円1回のみ)」で受けることができます。寒くなってきて身体に不調を感じられている方も多くなってきていますので、この機会にぜひお越しください。

こちらも期間は、2020年3月末までになります。


特典その4
festaでヨガを受けてくださった後に、「からだよろこぶミニプレゼント」お渡しします。

最後は、festaの「ヨガ」に通われている方の特典です。

festaでの「定期レッスン」に参加していただいた方に、「からだよろこぶミニプレゼント」をご用意します。プレゼントの中身はお楽しみとなります。

こちらはなくなり次第終了とさせていただきます。



神戸でfestaをはじめてから、もうすぐ8年になり、お店は神戸から山形に移りました。今では、山形での時間の方が長くなりました。

以前の5周年の時にも書いたのですが、改めて感じるのは、「festaの自慢は、来ていただいている方々」だということです。

お店の名前に「House)」という言葉が入っているのは、「自分の家にいるようにくつろいでほしい」という思いや、「家族のように思える人たちが集まる家のような場所になってほしい」という思いがあったからなのですが、山形でもそんな空間になってきいるかなと思います。

さくらんぼの季節になると、ビニールいっぱいのさくらんぼをもらったり、どこか旅行に行かれると、他のお客さんの分までおみやげを買ってきてくださる方までいらっしゃいます。

もちろん、festaに来てロルフィングやヨガを受けて、身体がすっきりと整ってくれるのもとてもうれしいのですが、そういったことも同じくらい大切な時間です。

特別な何かをしてきたわけではないのですが、周りの人たちに支えてもらって8周年を迎えることができそうです。

これからも丁寧なセッションを心がけ、みなさんと楽しい時間を重ねていけたらうれしいです。

ささやかな特典ですが、ぜひこの機会にご利用ください。




Rolfing House festa
Yuta & Ryoko

( Posted at:2020年1月11日 )

2020年2月の〈東京〉出張ロルフィングのお知らせ。

今年の山形の冬は、雪がほとんど降っていません。

日本有数のスキー場がある「蔵王」の山の上ですら、状況はそんなに変わらないようです。

やはり、冬のこの時期の山形は、朝起きると「空気が凍る」ほどに寒く、街全体がきれいな白い雪で覆われていて、festaがあるとんがりビルまで歩いていくと、凍った地面から全身に「パリ、パリッ」と、氷が割れる音が響いていくのが、僕はとても好きです。

もちろんそれが、サラサラの雪がたっぷりと降り積もった朝であれば、「身体に響く音」や「踏みしめる雪の感触」も変わります。

こんなに「雪が恋しい」と思った冬は、18歳で生まれ育った秋田から大学のある愛知に移り住んで、初めての一人暮らしで冬を越した時以来からもしれません。

雪は、大概は「寒く、厳しい」ものですが、ふと「美しく、温かく、そして優しく」感じることが、冬のうちに何度かあります。

少しくらいは、そんな気分になりたいのですが、さてどうなることでしょう。


とんがりビルの植物たちは、寒くなくてうれしそう。


さて、2月14日(金)〜16日(日)の3日間、東京出張ロルフィングをしようと思います。

昨年は、かなり不定期になってしまいましたが、今年は「定期的」に東京に通おうと計画中です。ぜひこの機会に、「festaのロルフィング」を体験してみてくささい。

なお、東京にはたくさんの認定ロルファーさんがいらっしゃるので、ロルフィングの特徴である「10シリーズ」は提供せずに、「単発」でのセッションをすることにしています。

東京出張では、普段の山形ではあまりセッションする機会がないような方々にロルフィングすることができて、いつもロルファーの僕の方が学びの多い時間になっています。

今回はどんな出会いがあるか楽しみです。

下に出張ロルフィングの案内を載せておきます。

興味のある方は、ぜひ気軽にご連絡ください。


追伸:東京で過ごす冬はどんな感じなんでしょうか。それはそれで気になります。


(予約状況は1月26日現在です)


2月14日(金)
①  9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ○
③14:00 - 16:00 ○
④16:00 - 18:00 ○
⑤18:00 - 20:00 ×

2月15日(土)
①  9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ○
④16:00 - 18:00 ○
⑤18:00 - 20:00 ○

2月16日(日)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③13:00 - 15:00 ×
④15:00 - 17:00 ×


・時間には、説明、問診、着替えの時間も含まれます。
・待合室はありませんので、予約時間にお越し下さい。

【場所】東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩10分程度
        ※住所の詳細は予約された方にお伝えします。

【料金】13,000円

【服装】襟付きのシャツ、伸びないジーンズ、スカートなどは避け、
    身体を締め付けない楽な服装

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2020年1月11日 )

A-Yogaレッスン 1月のスケジュール

この前、家族で「初市」に行ってきました。

例年だとかなり寒くて、白い雪が舞っていたりするのですが、今年は外のベンチに座って、ぽかぽかした陽気の中で屋台のおいしい食べ物を楽しめました。

そんなお天気のせいもあってか、「だんご木」や「初飴」などの「縁起物」を買い求める人も多く、活気があってよかったです。

よし、今年もヨガの仕事をがんばっていこうと思いました。

2020年も、シンプルにヨガを楽しんでもらえて、生活とヨガの距離が近くなっていってくれたらいいなと思います。

1月のスケジュールのお知らせが遅くなってしまいましたが、どうぞご確認ください。




◯A-Yoga定期レッスン

上のスケジュールの、ピンク色のアンダーラインのところが、とんがりビルのfestaでのA-Yogaの定期レッスンになります。(クリックすると、拡大したものが見れます)

ヨガがはじめての方でも、ほとんど運動をしたことがない方でも、もちろんヨガ経験者でも大丈夫なクラスを心がけています。

ヨガの「アーサナ」だけにはこだわらずに、その日に集まったみなさんの身体に合わせて、シンプルでもじっくりと深めていける動きを紹介します。

回数券があるので、購入していただくと、お得にレッスンを受けることができます。

ヨガに関しては、「細く長くつづけること」が大切だと思っていますので、一度購入していただいたものは「期限なし」でご利用できます。ご都合の合う時にご予約ください。

※2020年1月から、ヨガのチケット回数券の価格を変更させていただくことになりました。どうかご理解よろしくお願いします。
    
回数券:2,500円/1回
    7,000円/3回
         11,000円/5回
    18,500円/10回
 (どの曜日でも使用可、期限なし)



◯maaruでつながるYoga

1月15日(水)11:30 - 13:00(ヨガ60分+ランチタイム)

場所:ドーナツ小屋 maaru

料金:2,500円/1回


ヨガがはじめての方でも大丈夫です。


前回のドーナツランチです。


参加者みんながつながる楽しいレッスンです。




以上のヨガレッスンは全て「要予約」となっています。


ご予約、またはお問合わせは、

電話:090-4476-6395(大友)

までご連絡をお願いします。


みなさまの参加を楽しみにお待ちしています。

 


Ryoko

( Posted at:2020年1月10日 )

年末年始のお休みについて。

今年のクリスマスも終わり、2019年も残り少なくなってきました。

年末年始のfestaのお休みですが、以下の通りとなりますのでご確認ください。


2019年12月31日(火)〜2020年1月3日(金)


2020年は1月4日(土)から営業していますので、長いお正月休みが明ける前に、身体をすっきりと整え、心身ともに気持ちよくスタートできるように、ぜひfestaをご利用いただけたらと思います。

来年もロルフィングとヨガを通して、みなさんの身体が痛みや不調なく健やかで、笑顔の多い1年になるようにお手伝いさせていただきます。

2019年もありがとうございました。

良いお年をお迎えください。







Rolfing House festa
Yuta & Ryoko

( Posted at:2019年12月26日 )

ヨガのチケット回数券の価格変更について。

いつもfestaのヨガにお越しいただきありがとうございます。

日々のレッスンの中で、一緒に身体を動かしたり、みなさんと笑顔でお話したり、「身体がすっきりと楽になった」などの嬉しい感想をもらうことで、私自身が元気をもらっているように感じます。感謝しています。

 この度、10月の消費税増税後からしばらく検討してきましたが、来年の1月から「回数券の価格変更」をさせていただくことにしました。

festaのヨガは「細く長くつづけること」を大切にしていますので、回数券はなるべく「低価格」で、「期限なし」で使用してもらえるようにこだわってきました。

みなさまにはご負担になってしまいますが、どうかご理解いただけたらうれしいです。

これからも、みなさんの身体が自由で快適で、いつまでも健全であるように、少人数で丁寧なレッスンを心がけていけたらと思っています。

来年からもfestaのヨガをよろしくお願いします。


          変更前            変更後(2020年1月〜)
1回券      2,500円   →       2,500円
3回券      6,800円   →       7,000円 
5回券    10,000円   →     11,000円
10回券    15,000円   →    18,500円




Rolfing House festa
Ryoko

( Posted at:2019年12月 2日 )

A-Yogaレッスン 12月のスケジュール

山形でも初雪が降りました。

街の中から見える蔵王の山々にも、さらりと白がコーティングされていてきれいです。

これからぐんぐん気温も下がってきて、雪が降り積もり、足もとも滑りやすくなったりして、からだが縮こまって、こわばりがちです。

さらに「師走」という言葉もあるように、12月はとても忙しい時期になりますので、緊張や疲れも抜け切らない人も多いかと思います。

「ヨガの動き」そのものも大切だと思いますが、日常から少し間離れて、「スキマを作る」ことがまずはポイントなのではないでしょうか。

ヨガのレッスンに来ていただくのはもちろん、お気に入りの喫茶店でゆっくりと本を読んだり、温泉でリラックスしたり、そんなことでもからだは「ほころぶ」ものだと思います。

からだが「ギュッと」硬くなっている方は、festaで一緒にからだを「ほどいて」いきましょう。

はじめての方も大歓迎です。

気軽にご連絡ください。




◯A-Yoga定期レッスン

上のスケジュールの、ピンク色のアンダーラインのところが、とんがりビルのfestaでのA-Yogaの定期レッスンになります。(クリックすると、拡大したものが見れます)

ヨガがはじめての方でも、ほとんど運動をしたことがない方でも、もちろんヨガ経験者でも大丈夫なクラスを心がけています。

ヨガの「アーサナ」だけにはこだわらずに、その日に集まったみなさんの身体に合わせて、シンプルでもじっくりと深めていける動きを紹介します。

回数券があるので、購入していただくと、お得にレッスンを受けることができます。

ヨガに関しては、「細く長くつづけること」が大切だと思っていますので、一度購入していただいたものは「期限なし」でご利用できます。ご都合の合う時にご予約ください。
    
回数券:2,500円/1回
    6,500円/3回
         10,000円/5回
    15,000円/10回
 (どの曜日でも使用可、期限なし)



◯maaruでつながるYoga

12月18日(水)11:30 - 13:00(ヨガ60分+ランチタイム)

場所:ドーナツ小屋 maaru

料金:2,500円/1回


ヨガがはじめての方でも大丈夫です。


前回のドーナツランチです。


参加者みんながつながる楽しいレッスンです。




以上のヨガレッスンは全て「要予約」となっています。


ご予約、またはお問合わせは、

電話:090-4476-6395(大友)

までご連絡をお願いします。


みなさまの参加を楽しみにお待ちしています。

 


Ryoko

( Posted at:2019年11月29日 )

この手の中で、種が芽を出すような。


種から根がまっすぐと伸びていくと、今度は横へと広がっていき、土との確かなネットワークを形成していく。

その頃になると、芽が地面から顔を出し、ぐんぐんと上へと伸びていき、葉をのびのびと広げ、陽の光を存分に受け取る。

そのうちに花を咲かせ、他の生き物をも魅了し、豊かな実をつけ、種を育み、それが世界へと拡散されていく。

このような「伸びて、広がっていく力」は、人間の身体にも備わっていて、それには「順序(段階、プロセス)」があります。

誰から教えられるわけでもなく、それぞれの段階を十分に「味わう」と、次の段階へと「移行」していきます。

身体に触れている時に、このような「生命の力」を感じることができると、その時には自分まで「満ちた」気持ちになります。

そんな素晴らしい体験ができるこの仕事を、できるだけ長く続けていけたらいいなと思っています。


息子と公園で見つけた「どんぐりの芽」




Yuta
( Posted at:2019年11月 2日 )

(残り1枠です)2019年最後の神戸出張ロルフィングのお知らせ。


山形は蔵王の山の上の方が、紅葉で紅く染まり始めてきています。

四方を山々で囲まれているので、街のどこにいても山が見えます。

これから、少しずつ紅葉の「色の波」が、山から僕らが暮らしている街の中まで広がってきて、長い雪の冬が始まるまでの束の間を、豊かな彩りで満たしてくれます。

自然が移ろい、それを知ってか知らずか、生きとし生けるものも、それに「応える」ように変化していきます。

身体は「紅葉」することはありませんが、朝の空気の締まり方、風の広がりと動き、空の距離感を感じ取りながら、静かにゆらぎ、移ろっていくのです。

できるならば、ロルフィングを通して、身体の中に「季節が流れ込む」ほどの「ゆとり」を作れたらいいなと思います。

12月になりますが、また神戸に滞在して今年最後の出張ロルフィングをさせてもらいます。

今回は、一か所でのセッションを予定しています。

初めての方でも大丈夫です。

ご希望の方は、お早めにご連絡ください。


※予約希望の方が多かったために、11月10日(日)に予約枠を追加しました。

(予約状況は11月30日現在です)


12月12日(木)
①14:00 - 16:00 ×
②16:00 - 18:00 ×
③18:00 - 20:00 ×

12月13日(金)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×

12月14日(土)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×

12月15日(日)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ○
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:00 - 20:00 ×

12月16日(月)
①  9:00 - 11:00 ×


【場所】
「各線三宮駅から徒歩10分以内」の場所になります。ご予約いただいた方には場所の詳細をお知らせします。

【セッション料金】
 12,000円(90〜120分)

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
Yuta

( Posted at:2019年10月28日 )

僕とホカとのいい関係。


ちょっと前に、新しい靴を買いました。

ホカオネオネ(HOKA ONE ONE)」というメーカーのもので、フランスのアルプス生まれの「厚底」が特徴の靴です。

上の動画を観ていただくとわかりますが、「下り坂を快適に、効率よく走るため」に、自分たちで靴を作り始めたところ、それが他の人にも口コミで広がり、フランスのアルプスの過酷なトレイルに対応できるように試行錯誤を繰り返した結果、「あらゆる人に対応できる靴」が誕生したということです。

今回のこの記事では、「僕の個人的な靴の好み」を紹介して、そこから「ランニンシューズの発展を支えた日本人職人の存在」と、最近のトレンドである「厚底ランニングシューズの登場」との関係性を考えてみようと思います。

そしてそれは、「僕が最近買った靴」にもつながっていきます。

「革新的な道具の誕生」には、その「背景」があります。

それを「踏まえて」道具を使うことができると、より道具が「扱いやすく」なったり、「愛着」が持てたり、「道具との健全な関係性を保つヒント」にもなります。

みなさんも毎日必ず履いているであろう「靴」という「道具」、その「関係性」を見つめ直すきっかけになればうれしいです。


本気なら「アシックス」


僕は、普段は「アシックス(asics)」を好んで履いています。

「アシックス」の靴は、「寡黙な職人タイプ」が多く、「余計なことをせずに、プロとしてサポートに徹してくれる」靴が多いなと感じています。

基本的には「主役=履く人」であって、「その人の実現したい動きの邪魔をせずに、さり気なく、そして確実にサポートしてくれる」という感じです。

特に愛用しているのは、「ソーティ(SORTIE)」というシリーズと、「スカイセンサー(SKYSENSOR)」というもので、「マラソンシューズ」に分類されるものなのですが、「ソールはフラットで、なるべく薄くて、軽い」のが特徴です。

「ソーティ」はその最たるもので、まるで「裸足で走っている」ような感覚になります。

立っている時には、重心はつま先にも踵にも寄らずに「フラット」な感覚で、歩行の際、足裏の体重移動の軌跡は、とても「自然」なものになります。

「ターサー(TARTHER)」シリーズになると、その体重移動を「アシスト」するような感じで、前にグイッと押し出されるようになりますが、基本的に前に進んでいく陸上競技ならそれでいいのですが、僕は「どんな動きにも対応してくれる万能タイプ」を求めているので、「ソーティ」の方が合っています。

「スカイセンサー」になると、少しソールが「厚く」なり、その分だけ「クッション性」が増して、名前の通りに「空を飛ぶように走る」感覚になります。

さらに、ソールに「余計な細工をしていない」ので、「センサー」のように「地面を繊細に感じる」こともできます。


「どんな動きにも対応できる靴」を探して

今は「ロルフィング」を仕事にしていて、ベッドでのマンツーマンでの「施術」が中心ですが、以前は「トレーニング指導者」をしていました。

高重量のウェイトトレーニングはもちろん、それを爆発的に行うリフティング系のトレーニング、そして、ジャンプやダッシュ、切り返しなどの多様なトレーニングに対応できる靴が必須でした。

各シューズメーカーのマーケティング戦力上、しょうがないかなとも思うのですが、店頭に並んでいる靴というのは、「バスケットボールシューズ」というように、「何かに特化している」ものが多く、「(その一足があれば)何にでも対応できるもの」というのは、実はそんなに多くはありません。

あまり「クッション性」がありすぎても、ソールに「いろいろなものが付加」されていても、重いウェイトを担いだ時に、地面に伝える力が「逃げる」可能性が出てきてしまいます。

そのために、「ソールはフラットで、なるべく薄くて、軽い」方がいいのですが、さらにはそこから「走る」、「止まる」、「飛ぶ」などの動作も行わなければいけないので、それらも満たしてくれる靴となると、僕としては「アシックスのマラソンシューズ」が、「どんな動きにも対応できる、最もバランスがいい靴」になるのです。


店員さん泣かせの困った客

靴屋さんに行くと、デザインなどよりも、まずは「ソールの表情」を眺めます。

それを見るだけで、大体「どんな風に履いてほしいのか」という「作り手の意図」がわかります。

じっと靴の裏底を見ては、少し触ったり、ソールをねじったり曲げたりして、いろいろな靴を手に取ります。

店員さんは、「この人はどんなものをほしがっているんだろう?」と、手に取る靴などをヒントにそれを推測しようとしたりしますが、「エリートマラソンランナー用」の靴を見ていたと思ったら、「投擲選手の練習用」のものを見たり、「フットサル」や、「バレーボール」、「バスケットボール」のものまで見ていたりします。

僕としては、先に書いたように「どんな動きにも対応してくれる万能タイプ」を探しているので、特に「競技という括り」はありません。

店員さんは困ったように、「何かお探しですか?」と聞いてきてくれるのですが、「ランニングシューズの選び方は、まずはキロ何分くらいで走りたいかの目標を聞いて、それに合わせて大まかなモデルを選んで、そこからは、軽いのが好きだったり、クッション性がほしかったり、個人の好みで判断していく」という、「定型パターン」でしか話せない人が多いので、「ソールはフラットで、立った時に体重が前後に寄ったりせずに、なるべく軽くて、薄くて、地面を踏んだ時にズレがない感じで、競技はこだわらない」などという、「わがままな要望」にはなかなか応えてくれません。

こういった「競技、用途などの括りにこだわらず、自分が求める機能をサポートしてくれる靴選び」に関しては、知り合いの「日本一重いベンチプレスを挙げる男(体重別)」の記事も読んでいただけるとおもしろいかと思います。

【参考記事】「シューズ選びの重要性(木下進人)


一人の職人の存在


少し前のテレビドラマに、『陸王』という、元々は「足袋屋」をしていた店が、経営不振で伸び悩んでいた時に、「足袋型のランニングシューズ」を開発して、店を立て直していくものがありました。

その中で、「シューフィッター」と呼ばれる人が登場して、足袋屋さんに靴作りの「ノウハウ」を教えていくストーリーがあるのですが、それには「実際のモデル」が存在していました。

それが「三村仁司」さんという方で、「アシックス」に在籍していた当時、高橋尚子さんや、野口みずきさんなどの、日本人女子マラソン選手の輝かしい活躍を影で支えられてきました。その功績として、「アシックス」には、先ほど僕が挙げたような優れた靴がとても多いのです。

その三村さんは、次の活躍の場として「アディダス(adidas)」を選びました。

僕が大学を卒業してすぐの頃だったので、10年くらい前に、「アディゼロ タクミ(adizero takumi)」と呼ばれるシリーズが、三村さんが開発に関わったことで誕生してきました。

これも素晴らしい「名作」で、トップ選手でも、一般の市民ランナーの方でも、「アディダス」を選ぶ人がとても多くなってきています。

その三村さんが、今度は「ニューバランス(New Balance)」と契約されました。

これから、ニューバランスの「ランニングシューズ」の性能が、どんどん上がってくると予想されています。

そのことが書かれているのが、下の記事です。

【参考記事】「ナイキにニューバランスが果たし状

記事の中では、箱根駅伝ランナーのシューズの「メーカー分布」のことが書かれてありますが、三村さんの磨いてきた「薄底」の職人の技術と、昨今のランニングシューズ業界を席巻しつつある「厚底」との対比が書かれてあります。

三村さんの意見も載っているので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。


「厚底」とは何か


三村さんの仕事のおかげで、先に挙げた「アシックス」のシューズのような「薄底」が、特に長距離トップ選手向けの「マラソンシューズ」では主流になっていたのですが、そこに彗星のごとく登場してきたのが、「ナイキ(NIKE)」の「ヴェイパーフライ4%」という、上の写真の靴です。

見ての通り、かなり「厚底」なのがわかります。

今までの「マラソンシューズ」の「定説」を、見事に「ひっくり返すコンセプト」を持った靴です。


日本では、「大迫傑」選手がこの「厚底」シューズを履いて、主要なマラソン大会で好成績を収めたことで、一気に「火がついた」ようにこの靴が「トレンド」になりました。

この前行われた「東京マラソン」でも、テレビ中継を観ていると、かなりの人数の市民ランナーの方々が、この靴を履いているのが確認できました。

【参考記事】「3万円で2時間切り"ナイキ新厚底"の威力

上の記事には、このナイキの靴の「最新バージョン」に関しての情報が詳細に書かれてありますが、海外のトップ選手からの要望で、「クッション性がほしい」という声が多かったので、「厚底」になったという部分があります。

さらっと読むと、「厚底の誕生は、クッション性のため」と読むこともできますが、僕個人としては、それよりはむしろ、その「厚底」の間にある「カーボンファイバープレート」の存在が大きいのでないかと考えています。

どういうことかと言うと、「カーボンファイバープレート」という素材は、「軽くて、よくしなる」性質を持っています。

その素材を、「クッション性があって、厚い素材」によって「(上下から)挟む」ことによって、「積極的にカーボンファイバープレートをしならせる」ことができるようになります。

そして、それが「しなり返る」時に、「グイッと前に押し出される推進力を生む」ことが可能になるのです。

履いている人にとっては、「厚いソール」の中に埋め込まれている「カーボンファイバープレート」に、「いかに仕事をさせるか(いかにきれいに、効率よくしならせるか)」がポイントになります。(そのためには、「前足部接地」が必要になります。)

先ほどの「ターサー」にも、同じような機能ががあると書きましたが、それよりも圧倒的に「グイッと前に押し出される推進力」が大きく、それを仮に「薄底」に「搭載」したとしても、しっかりと「しならせる」ことは難しいかと思います。

ソールが「厚底」になった理由は、「クッション性」のためというのももちろんだと思いますが、それよりも、「カーボンファイバープレート」という「走りを加速させるエンジン」のような素材を、「より効率よくしならせるためのスペーサーとしての役割」の方が大きいのではないかというのが、僕の考えです。

大迫選手や、今では多くの市民ランナーの方々も使用しているこの「厚底」シューズは、「厚底の中にエンジンを搭載しているような靴」とも言えるかもしれません。

そうなってくると、三村さんに代表される「余計なものをなるべく削ぎ落とした」ことによって生まれてきた「薄底」のシューズと、「走りを加速させるエンジンを積んでいる」ような「厚底」のシューズというのは、ただの「ソールの厚さの違い」という、「単純な構図の比較」ではなくなってくるのではないかと思います。


「道具に仕事をさせる」という感覚

このことを書いていて思い出したのが、日本代表の「アルペンスノーボード」選手の遠征に帯同させてもらった時の経験でした。


アルペンスノーボードは、日々「道具の進化、イノベーション」が起きていて、「ある道具の登場」を境にして、「パフォーマンス」に明らかな差が生まれ、そのために「乗り方(身体と道具の操作の仕方)」までもが、まるで変わってしまうことがあるそうです。

極端な話ですが、その道具の存在を自分だけが知っていて、他の人には教えずにいると、自分だけが勝つことも可能になるということです。

それを聞いて、それほどまでに、「道具の性能がパフォーマンスに与える影響が大きいスポーツ」だと思い知らされたと同時に、「道具にいかに仕事をさせられる身体であるかどうか(ただ、身体を大きくしたり、強くすればいいということではない)」という「視点」が、僕に加わりました。

「スポーツ」と一括りに言っても、「F1」などのような「モータースポーツ」では、「マシンの性能」がものすごく重要になってきますが、その反対に、「水泳」のように「身体能力」で勝負が決まるものもあります。

そういう意味では、「陸上」というのは、かなり「身体能力(走力、跳力など)」に焦点が置かれがちだと思いますが、この「厚底」シューズの登場のおかげで、「積極的に、靴(道具)の性能を引き出せるように身体を使える能力」というのも考えなければいけなくなってくるのではないかと想像します。


「厚底」と言えば、「ホカ」

そんな、ランニングシューズ界に突如として現れた「厚底」シューズにも、「きっかけ」が存在しています。

それは、「僕が最近買った靴」のメーカーである、「ホカ」から始まっていきました。

すでに最初に書いたように、元々は「トレイル(山道)を下る際の、快適な靴作り」から、この「ホカ」は誕生してきたのですが、それが人づてに、いろいろな人や、シチュエーションへと広がっていって、山道などの「オフロード」から、マラソンなどの「オンロード」にも使われるようになります。

実際に「ホカ」には、「マラソンシューズ」のような「オンロード」用の靴もたくさんあって、そこから世界のシューズメーカーである「ナイキ」がそれに目をつけて、先ほどのシューズを開発して、それを各メーカーも追随していっている状況です。

今でこそ、世界中の有名ランナーが履いていることで「ナイキの厚底」が有名になりましたが、元々は「厚底と言えば、ホカ」だったのです。


写真の真ん中が、今回購入したものです。

これは「ランニングシューズ」ではなく、街での「タウンユース」から「ハイキング」などにも対応しているものなので、今までに紹介してきたような「スピードを競う」目的の靴ではありません。

ソールは「ビブラム(Vibram)」のものを使っていて、「ビブラム」は、「ファイブフィンガーズ(5本指の靴)」が有名ですが、今では様々なシューズメーカーが、ソールの「アウトソーシング(外注)」をしていて、「ホカ」の「オフロード」用のものにも、多く採用されています。

山道などのトレイルが得意なので、デコボコしている路面をしっかりと「グリップ」できるように、ソールには「様々な機能が付加」されていて、「にぎやか」なのが特徴です。

僕はほとんどが、アスファルトなどの「静かな」路面を歩いているので、「ビブラム」のソールだと、少し「騒がしいな」と感じました。

さらにそこに、「ホカ」の代名詞でもある「厚底」も加わるので、かなり「歩き方の調整」をする必要がありました。


「バネ」の存在感


上の動画が、「ホカ」のソールの機能である「PROFLY」の説明なのですが、つま先に「バネ」があるのがわかるかと思います。

今回買った靴で、一番慣れなかったのが、この「バネの扱い方」です。

よく履いている「アシックス」の靴だと、「プロとしてサポートに徹してくれる」感覚なので、僕自身は「何も考える必要がない」状態で、歩いたり、走ったり、様々な動きを行うことができます。

そのおかげで、「地面の声を聴く」といったことや、「足裏の重心移動の軌跡を感じる」というような、「身体の微細な感覚」に「意識を集中する」ことができます。

僕は、より「受動的な歩き方」ができて、「主役=履く人、サポート役=靴」というイメージです。

今回の「ホカ」の靴は、「バネをいかに上手に使うか」がポイントになるので、そのためには、履いているこちら側が、一歩一歩「踏み込む」感じで歩いていかないと、「バネに負ける」ような感覚になってしまいます。

欧米の人のように、体格ががっちりしていて、筋力も十分にあって、歩く際に「ズンズンと踏み込んでいくタイプ」の人であれば、「(何も考える必要もなく、自然に)バネを使える」のではないかと思います。

先ほどの「アシックス」と比較すると、「能動的な歩き方」する人には合っているかもしれませんが、「主役=靴、サポート役=履く人」になってしまう可能性もあるかもしれません。

さらに、この靴が生まれてきた環境は、「フランスのアルプスで、デコボコした岩があるトレイルを下っていく」というものなので、その状況だと、「つま先方向に体重移動しやすく」なります。それによっても「(自然と)バネを使える」感覚になります。

つまり、「(デコボコもしていない)平坦な道」を、「(自分から踏み込んでいく、能動的な歩き方ではなく)受動的な歩き」をする僕にとっては、「歩き方」だけでなく、「意識」も変えなければいけませんでした。

「道具に仕事をさせる」という「コツ」をつかむことができてからは、逆に「下り坂をタイヤが転がる」ように、スイスイと歩いていくことができるようになりましたが、それに気づくまでは少し時間がかかりました。


「補完」か「拡張」か

今まで書いてきたように、「靴」にもいろいろなものがあって、その機能はかなり多様になってきていると思います。

そんな「靴」を「道具」として考えてみると、「道具」には、「人の身体の能力」を、「補完するもの」と「拡張するもの」とがあります。

例えば、「サングラス」というのは、「紫外線に弱い眼」を「(レンズで)補完」することで、眼を「保護」してくれたり、「眩しさを和らげる」ことで、作業に集中することができます。

「サングラス」があることで、「刺激、ストレスを和らげ、その人が持っている能力を存分に引き出す」ことができるのです。それが「補完する道具」です。

それに対して「双眼鏡」は、眼の「遠くのものを見る能力」を「拡張」することができます。

「双眼鏡」のおかげで、「眼が元々持っている能力そのものを延長する」ことができるので、「拡張する道具」になります。

そういう意味で言うと、「アシックス」の靴というのは、「裸足になるべく近く、最低限の保護をしてくれる」ので、「(足の能力を)補完する道具」になって、今回の「ホカ」や「ナイキ」の靴に関しては、「走る際の足の蹴る力を後押ししてくれて、楽にストライドを伸ばすことができる」ので、「(足の能力を)拡張する道具」に当てはまると考えられます。

最近では、「義足」で走るパラアスリートの方が、「健常者が出した世界記録を超えるのではないか」と言われていたりしますが、それもこの問題に類似するものです。

以前の「義足」は、まさに「亡くなった足を補完する道具」という意味合いが強かったと思うのですが、「テクノロジーの進化」によって、「そもそもの足の能力を拡張する道具」というものに「移行」してきているようにも思います。



道具を通して、自分を眺める

「その靴は、そもそも道具として、自分に何をしてくれるものなのか?」

今回、「ホカ」の「厚底」の靴を履いてみて、改めてそんなことを考えました。

「最近流行っている厚底は、どんな感じなんだろう」という感じで、「道具ありき」で靴を買ったのですが、東京マラソンで「厚底」シューズを履いていた市民ランナーの方の中にも、「大迫選手が履いてるから」というだけの理由の人もいたかと思います。

「道具」というのは、「選び方」を間違えてしまうと、自分の「主体性を損なう」可能性も出てきてしまいます。

道具はどんどん「進化」していて、「厚底」のような「革新的」なものも登場してきて、今後はさらに「多様化」が進むかと思います。

それを「選ぶ側」である僕たちが、よくそれを考えて「選択」しなければ、「道具とケンカしてしまう」ことがあったり、「道具に支配される」ということも起きるかもしれません。

今回の記事では、「靴」という「道具」を巡って、様々なことを書いてきましたが、道具のことを考えれば考えるほど、「自分のことをまずはよく知らなければいけない」と思うようになりました。

ついつい、スマホなどで「道具をいろいろと検索すること」に時間をかけてしまいがちですが、まずは「自分自身をよく知ること(自分の身体はどういう状態か、どんな走りをしたいのか)」も、とても大切なことだと思います。

そして、その上で「道具とゆっくりと会話すること」によって、少しずつ「(自分なりの)道具との健全な関係性」を探っていくのがいいかと思います。

言うまでもありませんが、「完璧な道具」などこの世の中にはありません。

「道具の評価(レビュー)」に「振り回される」よりも、「どんな道具とでも、仲良くやっていける自分でありたいな」と思います。

「ホカ」も、最初は少し戸惑いましたが、今ではだいぶ「会話が弾む」ようになってきました。

これはこれで「僕とホカとのいい関係」だなと思っています。




Yuta

( Posted at:2019年10月26日 )

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