種から根がまっすぐと伸びていくと、今度は横へと広がっていき、土との確かなネットワークを形成していく。
その頃になると、芽が地面から顔を出し、ぐんぐんと上へと伸びていき、葉をのびのびと広げ、陽の光を存分に受け取る。
そのうちに花を咲かせ、他の生き物をも魅了し、豊かな実をつけ、種を育み、それが世界へと拡散されていく。
このような「伸びて、広がっていく力」は、人間の身体にも備わっていて、それには「順序(段階、プロセス)」があります。
誰から教えられるわけでもなく、それぞれの段階を十分に「味わう」と、次の段階へと「移行」していきます。
身体に触れている時に、このような「生命の力」を感じることができると、その時には自分まで「満ちた」気持ちになります。
そんな素晴らしい体験ができるこの仕事を、できるだけ長く続けていけたらいいなと思っています。
息子と公園で見つけた「どんぐりの芽」
Yuta