このHPを作っていたときに、
Rolfingを紹介する文を書きました。
ちょっとさらっとした文章なので、
Rolfingをすでに知っている人ならいいかもしれませんが、
知らない人にはピンとこないかもしれないということで、
HPには載せないことになりました。
でも、個人的には好きな文章なので、
HPのRolfingのページも見つつ、
これも読んでもらえるといいかもしれません。
風通しのよいからだ、ここちよいからだ
永く付き合えるからだ、しぜんなからだ
風が家の中を心地よく通り抜けるとき、そこには風の通り道があります。からだに不調が起きているとき、足の不安定な支えが、腕のしなかやかな自由な動きを妨げていたり、骨盤が自由に動けないことで、頭が窮屈な位置にいなければいけなかったり、そこには、からだという自然が本来持っていたつながり、通り道を失っていたりします。
忙しく過ごしているとき、これから起きることや、もう起きてしまったことを頭で考えすぎて、からだを忘れてしまっているかもしれません。からだの中で起きていることを、一息ついてゆっくり見つめてみると、こんがらがっているところに気づき、それが自然に整理されてきます。からだにとって、ここちのよい場所、感覚を思い出させてくれたりします。
誰でもみな、自分のからだと共に、自分の人生を歩いていきます。好きなところも、嫌いなところもあるとは思いますが、それを一手間かけて手入れをしていくと、少しずつ自分のからだに愛着が出てきます。好きも嫌いも含めて、永く一緒に付き合っていける関係になっていきます。
ロルフィングは、ロルファーとの10回のセッションの中で、ロルファーのタッチの助けを借りながら、自分のからだを、今までよりも少し深く、そしていろんな角度から見つめていきます。そして自分にとってのしぜんなからだを見つけていきます。
どうですかね。
何か伝わったのならうれしいです。
Yuta
僕は、ロルフィングのことが好きで、
セッションしてるときは、とにかく楽しい。
まだまだ1年目で、緊張することが多いけど、
一生懸命ロルフィングをさせてもらっている。
人は、もっとその人らしい、自然なからだと、
一緒に生活していけると思っているので、
セッションの中で、それをクライアントさんと
一緒に探していく。
セッションは、ぱっとその人を見たときの、
「なんでなんだろう?」という素朴な疑問から始まる。
なんで、頭をそんなにも前に出すんだろう?
なんで、右足ばかりに体重を乗せるんだろう?
そこから始まり、その人のからだに表れてきている
考えをじっくり観察する。
その考えを否定することなく、
「ああ、なるほど」
と心から納得できたときに、
セッションはうまくいくような気がする。
でも、最初から決めつけて、修正しにいくと、
たいがいうまくはいかない。
「頭がそんなにも前に出るのはおかしい、
ここにあるべきだ」
素直な疑問から、時間をかけて観察をして、
そこからの納得ではなく、
手間を惜しんで、安易に僕の先入観から始めてしまうと、
それはセッションではなく、ただの僕の考えの
押しつけになってしまう。
そこに、来てくれているクライアンさんの考えはない。
そういう自分の考えを押しつけるだけのものにはしたくはないし、
ロルフィングはそんなものではないとも思う。
一緒に歩いてみる。
それが大切なロルフィングの考えだと思っています。
Yuta