昨年の9月の終わり頃に、大学の友人の結婚式で小豆島に行ってきました。
四国は大学4年生の夏にお遍路さんをしたこともあって、「心の故郷」という感じがしていて、この旅をとても楽しみにしていました。
まずは神戸まで飛行機で行って、そこからフェリーに乗り換えて小豆島に向かいました。
天気はあいにくの雨模様でしたが、あまり山形にいると海を見る機会もないので、フェリーの甲板に立って、雨に当たりながら海を眺めていました。
フェリーの時間というのは、忙しい現代からは「切り離れた」ようにゆっくりと流れていて、少し前の時代に紛れ込んだような気分にもなります。
缶ビールを飲んで、少しばかり昼寝をしました。
目を覚ますと、キャッチーな音楽が流れていて、どうやら「もうすぐ小豆島に着きますからね」というものらしく、今でも耳に残っています。
島に着くと、友人が迎えに来てくれました。
この友人は、大学の時から特に仲がよく、学年は彼が1つ下なのですが、1浪しているので同い年です。
男同士なのに、3日間家に泊まったり(車で5分くらいの距離なのですが)、キャンプ道具を一式買い揃え、授業をサボって川辺でバーベキューをしたり、浮き輪でプカプカ浮かんだり、とにかくよく一緒に遊んでました。
大学を卒業してからは、大阪の会社で働いた後、和歌山で運動指導者としての修行を数年間して、地元の小豆島に帰ります。
そこで、フリーの運動指導者となって、子どもから大人までを対象に、いつも健康であることの大切さと、自分で身体を動かすことの楽しさを伝えています。
その友人と奥さんを家の前で。
とても素敵な一軒家に住んでいて、海も歩いて1分もかからない距離というか、目の前が海です。僕も山形で家を探しているので、とても羨ましく思いました。
住むところって大切ですね。
結婚式は、地域の公民館のようなところ借りて、ほぼほぼ島の知り合いの手のみで作られた、手作り結婚式でした。
倉庫からテーブル、椅子、高砂席を運び出し、シーツをかけたり、食器を並べたり、当日の写真撮影も、軽快な司会も、種類豊富なドリンクも、みんな知り合い。そして、料理はなんと山形出身のシェフによるもの。
集まる人はみんな愉快な人たちばかりの、とても温かい結婚式でした。
結婚式の翌日は、車でいろんなところに連れていってもらいましたが、至るところで知り合いに遭遇していました。
なんというか、島というか。
山形という地方に住んではいますが、街中に家と仕事場があるので、時間の流れ方や人との距離が違うのを実感しました。
宮古島でも感じましたが、やはり島の感覚が僕には合うようです。
島をぐるっと周ってきて、友人の家の前の海で、夕日を見ながらの乾杯。
昨日結婚式を挙げたばかりとは思えない、いい感じの夫婦です。
これからも素敵な時間をたくさん過ごしていくんでしょうね。
山形にいて、山は近いなと思うのですが、たまに海が恋しくなります。
今までの人生でも、要所要所で海の近くにいたことがありました。
山がどうだとか、海がどうだとかの話ではなく、どっちも必要なんだなと思います。
今度は家族で行ってみたいなと思います。
いつまでもお幸せに。
Yuta