ロルフィングハウス フェスタ FESTA

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高野山に行こう、そう思いました。

高野山に行った時に、ふと書いた文章です。


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高野山に来ました。

途中、乗り換えで天下茶屋に降りましたが、34度くらいはあったと思います。暑すぎたので、喫茶店で涼みました。喫茶店はおじいちゃんがマスターなのですが、僕の隣の席でアイスコーヒーを飲みながら、タバコを吸っていました。最初は、あまりにも席でゆったりとしているので、マスターだとはわかりませんでしたが、そのお店のマスターでした。かなり高齢なので、今はおばちゃんを雇って、お店をしてるみたいでした。おじいちゃんの知り合いのお客さんが来て、粋のいい関西弁で二人で話していました。いつ終わるんだろうと思うほどの、なんとも言えない心地のいい間の、大きな声の会話が、店内に響き渡っていました。大阪に来たんだなと、感じました。

暑い天下茶屋から、ケーブルカーを乗り継いで、高野山までやってきました。ヨーロッパ系の英語を話す、大きなバックパックを背負った人たちがたくさんいました。どうやらフランスの方が多いようなのですが、高野山になぜフランスの方が惹かれるのかは、僕はわかりません。僕の今回の高野山に来た目的は、ただただゆっくりすることでした。山形でのんびりな生活をしているのですが、それでも高野山には何か惹かれるものが、僕にもあります。

大学4年の夏には、四国88ヶ所を「歩き遍路」しました。寄り道もしたので、1,600kmは超えていると思います。野宿しながら、45日間かかりました。自分でもよくやったなと思います。特に空海さんのことが好きだとか、真言宗だからというわけでもなく、「大学生のノリ」でやりました。そこから空海さんとのご縁がはじまりました。

神戸でロルフィングを始めると、高野山でロルフィングをする機会をいただくようになりました。なんと、この僕が、お坊さんたちにロルフィングをさせていただくのです。ロルフィングの10シリーズをしたので、10回ほど高野山に通いましたが、神戸からの片道3時間ほどの道のりも、全然苦にならず、むしろ自分が学び、癒やされていた、至福の時間になりました。

山形に帰ってからは、なかなか高野山には行く機会がありませんでしたが、今回ふと行ってみようと思い立ちました。きっと、空海さんがまた呼んでくれたのだと思います。高野山に来ると、なんだか「帰ってきた」感覚になります。ちょうど今の時期は、高野山でも珍しく30度を超える時期です。空気は澄んでいて、居るだけで落ち着く感じがします。夕暮れには涼しい風が吹き、ヒグラシが鳴いています。風が変わる感覚は、僕にはとても大切な感覚です。ちょっと風を感じに、散歩でもしに出かけようと思います。




Yuta

( Posted at:2016年8月 3日 )