先日、山本邦子さんのA-Yogaのセミナーが終わりました。
参加してくださった方は、青森以外の東北5県から来ていただいて、
その分野もさまざまで、とてもおもしろいグループになりました。
午前は、A-Yogaがどんなものかを知ってもらう時間で、
ヨガがはじめての方から、ヨガをお仕事として教えている方まで、
みんなでお互いの身体に触れながら、身体を観察していきました。
解剖などの難しいことをまったく知らない人でも、
「なんとなくこんな感じにすると、無理なく、苦しくなく立てそう」
という直感にしたがって、足のアライメントを整えていくと、
身体全体が変化していきます。
足の構造の小さな変化が、呼吸がしやすくなったり、
腕が挙げやすくなったり、全身に伝わっていくんですね。
人は元々、「構造に対しての、純粋な直感」を持っていて、
なにか物を見たときに、「こっちの方が、より安定していそう」と、
かなり正確に判断することができます。
それを信じて、身体を素直に見てあげると、
何をしてあげればいいのかが、自然に見えてきます。
参加したみなさんは、治療家や、ボディワーカーなどの
専門家ではなかったのですが、すごい変化を導き出せていました。
午後は、より具体的に、詳細に身体を観察していきました。
呼吸のしくみを解説してもらい、呼吸を最適化するためには、
身体はどんな状態であればいいのかを、
ペアの人の身体を触りながらチェックします。
呼吸の際に、仙骨の辺りにそっと手を置くと、
わずかな動きを感じることができます。
呼吸が制限なく、自由にできている人の仙骨周辺と、
呼吸が浅く、苦しそうな人の同じ部位では、
本当に同じ部位なのかと思うほどに質感が違いました。
午後の終わりの頃には、さまざまなタッチによる誘導によって、
参加者のみなさんの呼吸はとても自由で軽やかになり、
姿勢も驚くほどに変わっていました。
そして、姿勢が変わってくると、その人の印象や雰囲気まで
変わっていたのが、個人的にはとても印象的でした。
身体が自由になると、心も変化してきます。
今回のセミナーは、festaが主催したわけではないのですが、
今後もこういった学びの機会は増やしていきたいと思っています。
参加したみなさんの、何かを吸収しようという真剣なまなざしと、
何か気づきや発見があったときの、こどものような笑顔を見て、
そう改めて感じました。
東北からできることをしていきたいですね。
次回もご期待ください!
Rolfing House festa