「ロルフィングって何ですか?」と聞かれることが多いので、3つほど動画を紹介させてもらいます。
全て海外で制作されたものなのですが、字幕が付いているものもあるので、ロルフィングをイメージするための参考にしてみてください。
1、ロルフィング®の学校(DIRI)が作った動画
「Balancing the body」(字幕、9分)
ロルフィングの「養成トレーニング」は、Phase1から3まであり、700時間以上のトレーニングを終了しなければいけません。
2010年にPhase1、2011年にPhase2、3を終えて、「認定ロルファー™(Certified Rolfer™)」を取得しました。
動画の中には、僕が教わったことがある先生や、個人セッションを受けたことがある人も登場します。
「なぜ筋膜にアプローチするのか?」
「どんなタッチをするのか?」
そんなことが伝わるといいなと思います。
2、フランスで作られたロルフィングのドキュメンタリー
(字幕、26分)
ロルフィングは、先ほどのアメリカのコロラド州ボルダーで始まりましたが、今では全世界に広がっています。
この動画では、フランス人のロルファーの方が、何人かのクライアントさんに実際にロルフィングをしている様子を観ることができます。
登場してくるクライアントさんは、10代の男の子だったり、ダンサーの女性、ハープの演奏者、妊婦さん、両手に杖を付く方など様々です。
実際、僕のロルフィングを受けてくださる方々も、痛みのあるなしに関わらず、まさに老若男女、多種多様です。
ロルファーがどんな風にタッチしているのかも見てほしいのですが、ロルフィングを受けた人たちそれぞれが、「自分の身体をことを、自分の言葉で語れている」というところにも注目してみてください。
少し長めの動画なので、お時間のある時にでもぜひ。
3、ロルフィングによる痛みの緩和 -リン・コーヘン-
(字幕なし、2分)
最後に紹介したい動画は、僕がロルフィングのPhase2を勉強している時のクラスメイトだった、リン・コーヘン(Lynn Cohen)さんの動画です。
ロルフィングを始めたのは、「アイダ・ロルフ(Ida Rolf)」さんという女性ですが、そのコンセプトを教えている学校は、世界各地にたくさんあるのですが、メインは主に2つです。
僕はその内の、DIRIで勉強したわけですが、彼女はもう1つの「Guild for Structural Integration」を卒業し、「さらにアイダ・ロルフの考えを深く学びたい」と、僕のいた学校にも来ていました。
その当時は、「どちらかで学べば、それで十分なのでは」と思っていたのですが、僕もロルファーの認定をに受けてから10年以上の時間が経ちましたが、彼女のしていたことの意味がなんとなくわかってきました。実際に、もう1つの学校の主催するワークショップに参加したこともあります。
こちらの動画は、2分に短くまとめられています。
音声は英語で、字幕はないのですが、映像を見るだけでもいいかと思います。
指先や、拳、肘など、様々なツールを使いながら、ロルフィングをしているところを観てもらえたらと思います。
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さて、3つの動画はいかかでしたでしょうか?
「ロルフィングって何?」のイメージが、少しでも広がっているとうれしいです。
ロルフィングのしていることの大原則として、「本来あるべき位置にホールドし、動きを促す」というのがあります。
ロルフィングは、ただ揉んだり、押したりするのでなく、「身体の組織(筋膜、筋、骨、神経、血管など)」を、「本来あるべき位置」にロルファーが「手で保持(ホールド)」しておいて、その状態でクライアントに「微細な動き」を促します。
そうすると、その動きの繰り返しの中で、先ほどホールドしておいた組織が、その場所(例えば膝関節など)に、「最適な状態で再編成」されていきます。
3つの動画の中で、ロルファーは、いろいろなポジションで身体を触れています。
そして、クライアントはただ寝転んでいるだけでなく、「セッションに主体的に参加」して、自分で身体を軽く動かしたり、ロルファーの誘導で、ある部分を意識してみたり、身体のセンサーを感度を上げたりします。
そういったところが「ロルフィングとマッサージって何が違うの?」の答えの一つなのかなと、個人的には考えています。
動画だけ観たとしても、まだわからないことはあるかと思うので、何かわからないことがあったら、気軽にご連絡ください。
お電話でも、メールフォームからでも大丈夫です。
必要な人のところに、ロルフィングが届くとうれしいです。
Rolfing House festa
大友 勇太