ロルフィングハウス フェスタ FESTA

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学ばせてくれたものを、次の人に贈る。

エド・モーピン(Edward W. Maupin)さんの

ワークショップから帰ってきました。


今年で3回目の参加になります。


1回目は埼玉で、セッション1−3(表層)について、

2回目は神戸の六甲山で、セッション4−7(深層)、

今年は長野の女神山で、セッション8−10(統合)でした。


最初に参加したときには、ロルファーになりたてで、

「何がわからないのか」も、わからない状態でした。


それから、エドさんの本を何回も何回も読み込んで、

昨年の六甲山では、「Expansional Balance(拡張的バランス)」

の概念が、なんとなく構造的に見えてきたような気がしました。


タッチのクオリティも少しずつ向上してきて、

ロルフィングのセッションの中で、「自分が何をしているのか」が、

とても明確になってきました。


自分のやっていることに、自信を持ち始めました。


そうして迎えた今年、女神山という場の力や、

一緒に参加したクラスメイト、クラスのアシスタントのおかげで、

今までに経験したことがない世界を見ることができました。


そしてそれは、エドさんが「Expansional Balance」という

コンセプトを通して、伝えたかった風景だったのだと思います。



なぜ、拡張するのか。

そして、何が拡張するのか。

何がバランスが取れていて、何がバランスを取っているのか。

コアとは、スリーブとは、ラインとは何を表しているのか。

ロルフィング、そしてアイダ・ロルフが伝えたいことは何なのか。




エドさんはとても知的な人です。


ロルフィングで行われていることを、

論理的に本にまとめるという仕事をした人です。


誰にでもわかりやすく、構造的にロルフィングを説明しています。




"It is not easy, but it is simple.  It can be learned."


「簡単ではないが、それはシンプルである

 そしてそれは、学ぶことができる」




エドさんは、シンプルにロルフィングを表現していますが、

それは簡単なことではありません。


今回のワークショップで学んだことは、

とてもシンプルですが、それを伝えることは簡単ではありません。


でも、それを少しだけ学べたような気がします。




エドさんから贈り物をいただいた気分です。

そしてそれは、僕にはあまりにも大きな書物でした。


それを読み解けるのか、今の僕にはわかりませんが、

これからゆっくりと時間をかけて、そしてそこから学んだことを、

みなさんにもお伝えできたらなと思います。


本当に読み解こうと思い願う人の前に、

はじめて本は、「本当の意味」を開いてくれる。


そのときを待って、今日も明日も、

丁寧にロルフィングしていきます。




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"It is not easy, but it is simple.  It can be learned."




Yuta

( Posted at:2014年4月 9日 )