Contact Improvisationとみんなで共有するからだ。

昨日は、神戸のKIITOで「Body Tuning 〜KIITOからだゼミ〜」

に参加してきました。

全部で10回のゼミなのですが、昨日はその初日でした。


このゼミで行われる内容は、最初はストレッチ、ヨガを通して、

自分自身のからだをチューニングしていき、

そして、他者のからだや、その場の環境と触れ合い、響き合い、

動きを介しての会話をしていく、

コンタクト・インプロヴィゼーションへとつながっていきます。


Boulderにいた時に、知り合いにコンタクト・インプロヴィゼーションの

クラスがあるよと誘われていて、それで興味があったのと、

僕は、ロルフィングは「からだを通してのコミュニケーション」だと

思っていて、より豊かで深いセッションのための、何かヒントになれば

いいなと思ったので参加することにしました。


会場のKIITOは昔の神戸の税関近くにあり、

ギャラリースペースは天井も高くて、広々としていて、

20人ほどが動きまわってもとても快適な空間でした。


kiito_front.jpg

「KIITOの外観」




とてもユニークなゼミで、自己紹介をみんなでしたのですが、

隣に座った人の足をマッサージしながらしました。

最初は、自由気ままに足を触っているのですが、

隣の人のタッチの感覚が移ってきて、

最終的にはみんなシンクロしてきたりして、

「ホタルの点滅みたいだな」と思っていました。



「ホタルの同期現象」




自己紹介の後は、ヨガだったり、フェルデンクライスの要素が入った、

自分で動くムーブメントをして、そこからパートナーとの

コンタクトを交えながらのムーブメントをしていきました。



「フェルデンクライス」




次に、全員で部屋の中を歩き回りました。

歩くスピードやリズムを変えたり、足の裏の接地する場所を変えたり、

ポカンと開いたスペースを見つけ、そこに自分を持っていったり、

逆に人の密集したところに動いていったり、

そんなことして動いていると、まるで物質の分子の動きのような、

魚や鳥の群れのような動きなってきて、

自分のからだを動かしているのですが、

もっと大きなからだをみんなで共有しているような、

不思議な感じになりました。



「鳥の群れ」




目を閉じて、皮膚の触覚を頼りに、周りの人たちに触れながら、

全員で部屋を歩き回っているときには、

目は開いていないのですが、僕ら全体の集まりは、

何かを見ているような気さえしてきました。


最近、オートポイエーシスや、複雑系の本を読み漁っていたので、

「ふむふむ、なるほどなぁ」と頷くことばかりでした。

やはり、いくら頭で理解したとしても、

からだを通してそれを実感しないと、わかってこないものもありますね。



終わった後は、なんだか思考のつまりや、

考え方の偏りが解けたようで、すっきりしました。


まだまだ9回ありますが、今度は何が起こるのか楽しみです。


自分のからだを動かすのはいいものですね。




最後に、コンタクト・インプロヴィゼーションの動画を載せておきます。

参考になったら幸いです。



こんな風に動けたら気持ちよさそうですね。

がんばってみよ。




Yuta


( Posted at:2013年6月27日 )

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