自然な話、自然の話。

先日、滋賀でお話をしてきました。

僕は、A-Yogaというヨガのインストラクターの

資格も持っているのですが、そのA-Yogaの先輩と

一緒にセミナーをさせていただきました。

正直、人前でお話するのは得意ではないですし、

ロルフィングのことをどう説明するのがいいのかも、

未だにつかめてはいません。

ロルフィングという、人が元々持っている自然な状態を

取り戻していくプロセスを、言葉にしようとすると、

どうも違和感が出てきます。

言い過ぎてしまったり、言い足りなくなってしまいます。

それでもなんとか、ロルフィングの躍動感を失わずに、

言葉の網ですくおうとするのですが、

その努力は虚しく、するするとすり抜けていってしまいます。

ロルフィングは、様々なものの関係性を見ていきます。

膝だけ、足首だけ、筋肉だけ、骨だけ、

からだだけ、こころだけ、

点で物事を捉えません。

点の集合が、私たちのからだだとは思っていません。

細胞一個一個のふるまいを、丁寧に観察したら、

私たちに起きていることが全てわかるかというと、

必ずしもそうではない気がします。

私たち一人一人の行動を細かに観察していたら、

今後の景気、世界の流れを完璧に把握できるわけではありません。

そうは自分でわかっていても、人の前でお話するときには、

一つの点を求められてしまいますし、

それは当然のことと思います。

そうしてまた、「多くの人の前でお話するのは難しいな」

と痛感するのです。

滋賀のお話も、ああでもないこうでもないと、

行ったり来たりの話になってしまいました。

それでも、聞きに来ていただける方がいらっしゃるのは、

とても嬉しいことです。

また人の前でお話をさせてもらえる機会があるのなら、

ゆらりゆらりと話が揺れながらも、

なんとなくロルフィングの雰囲気が伝わればいいなと思います。

そのときには、またここで案内させてもらいますね。


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Yuta
( Posted at:2013年5月23日 )

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