ロルフィングハウス フェスタ FESTA

【随時受付中】「おためしセッション」が、3,000円で受けられます。

最近、とてもおもしろい本を読みました。

虫とゴリラ』養老孟司、山極寿一著

ご存知の方も多いと思いますが、『バカの壁』などの著書でも有名な、東京大学名誉教授で解剖学者の「養老孟司」さんと、京都大学総長で、霊長類学者、人類学者の「山極寿一」さんの対談本です。

タイトルの通り、養老先生は大の「虫好き」で、特に「ゾウムシ」の採集、研究を長年されていて、方や、山極さんはアマゾンの森に入り込んで、「ゴリラ」と一緒に生活しながらその生態を研究をされています。

生物というのものには、必ず生きている場所がある、その場所を抜きにしては、その生物が生きていることにならない。まずは、その生物を見たら、その生きている場所を見ろ
 - 今西錦司(日本の霊長類学の創始者)

本の中で山極さんが紹介された言葉ですが、お二人の研究対象は「虫」と「ゴリラ」と違うものですが、それらが生きている場所である「自然」を見つめてきたことは共通しています。

そのお二人の「深く本質的な自然観」には、「そうだよな」と思わされることばかりで、ぜひ多くの人に読んでいただきたいです。

身体は一番身近な自然である

何度も書いてきたことですが、僕はそう思っていて、ロルフィングを受けてくださる人には、それを「自分の身体を通して感じてほしい」と思っています。

本を読み進めながら、「身体も同じだな」と思う箇所がいくつもありました。


・・・

つながる感覚

山極:ゴリラの集団を見ていて面白いのは、昼寝などの時、ベッドをつくらずに一緒に眠る時にはね、お互いにみんな体のどこかが「接触」しているんですよ。これは犬でも猫でも、ペットを飼っているとわかります。飼い主の足元に来てちょこっと触れる。この体でつながっているという感覚は、とても重要みたいですね。

養老:重要ですね。とくに人間の子どもはそうですよ。

山極:「お母さん、手をつないで」って言いますでしょう。あの感覚は非常に根源的な、個体と個体のつながりを表していると思います。人間同士だけではなく、その先にある世界そのものとつながっているような安心感がありますよね。人間が根源的に求めている感覚なんだと思います。

・・・


今、世界がウィルスによって「離れて(別れて)」しまっています。

festaの営業を再開して、いろんな人の身体に触れさせてもらいましたが、「本人の自覚があるなしに関わらず」に、ほとんどの身体が硬く縮んでいて、しなやかさ、柔軟性がなくなっていることに気づきます。

やはり、何かしらの影響を身体は感じているのだと思います。

こんな時だからこそ、「触れる」ことで「つながる感覚」を呼び覚ますことは、とても重要な意味を持つと思っています。

特に「ロルフィング」では、「タッチの肌理質感)」をとても大事にしているので、シンプルに身体に手を置き「触れる」だけでも、身体の内側から必要な反応が起こってきて、動きの悪くなった内臓がうねうねと動き出し、強張った筋肉がふわっと緩んできます。

そして、身体の不調や心の不安定さによって、くしゃっと歪んだり、どよんと曇っていた表情が、まるで「その先にある世界そのものとつながっているような安心感」を感じて、次第に、晴れやかなすっきりとした顔になる方もいます。

そんな様子を見ることができると、「この仕事をしていてよかった」と心から感じます。




前置きが長くなりましたが、「こんな状況だからこそ、festaのロルフィングをいろんな方に受けていただきたい」と思いますので、「おためしセッション」の料金を変更しようと思います。

おためしセッション(90分程度)
5,000円→3,000円

今まで受けたことがなかった方々は、ぜひこの機会にロルフィングを体験してみてください。

人間は、根源的に『つながる感覚』を求めているんだな」と実感してもらえたらうれしいです。

気軽にご連絡ください。


◯問い合わせ

電話:090-2954-8207(大友)




Yuta

( Posted at:2022年11月30日 )

2022年12月の〈芦屋〉出張ロルフィングのお知らせ。


この前、神戸へ出張した時に、少し時間ができたので、以前住んでいた「須磨」の海に行ってみました。

秋のよく晴れた日で、Tシャツになると心地いいくらいの日差しがあって、須磨の駅の改札を出て、そこから見える海をしばらく眺めていました。

僕がそこに住み始めたのは、大学を卒業して、大阪で4ヶ月ほど、接骨院やフィットネスジムで働かせてもらった後に、神戸の須磨にある整形外科を紹介してもらってからなので、「2006年頃」だったかと思います。

JR神戸線に乗って、初めて須磨に向かう電車の中で、「山に家が張り付くように建ち並んでいる光景」がとても印象的で、「あんなところにも人が住んでいるんだ。どんな生活をしているんだろう」と、ぼんやり考えていたのを思い出します。

須磨駅に着くと、改札から水平線まで広がっている海が見えて、「海は遠くに出かける場所」だったのが、「こんな非日常的な、砂浜まで歩いて5分の場所に、僕はこれから暮らすのか」と、すごく不思議な気分になりました。

久しぶりの須磨の海は、「38歳の現在の身体」に、「あの頃の僕」が立ち上がっているような感覚で、少しの時間、海のうんと遠くの方を見ながら、いろんな感情、思いが、浮かんでは消えたりしていました。

・・・

さて、2022年も、あっという間に過ぎ去っていきますが、今年最後の「芦屋出張ロルフィング」をしようかと思います。

自分がロルフィングを受けていた時には、「調子が悪くなると出てくる、右腰から太ももにかけての痛み、しびれがなくなった」ことや、「ヨガの先生が言っていた『背骨を一個ずつ動かす感覚』がわかるようになった」ことなど、「身体面の変化」も、もちろん感じました。

けど、それと同時に、「野球をしていた時の記憶」や、「小さい頃に、透き通るようにきれいな川に、ぷかぷかと身を委ねて浮かんでいた自分」が、ふと思い出されたりしたことも、とてもよく覚えています。

「身体と心と、感情と記憶」

どれも、「ばらばら」ではなく、「つながって」いる。

身体に痛みや不調があってお困りの方、身体と心のバランスを取りたい方、はじめましてのご新規の方、どんな方でも大丈夫ですので、「festaのロルフィング」に興味がある方は、ぜひ気軽にご連絡ください。

わからないことがあれば、何でも聞いてみてください。

・・・


(予約状況は11月25日現在です)


12月1日(木)
①16:00 - 18:00 ×
②18:30 - 20:30 ×

12月2日(金)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:30 - 20:30 ×

12月3日(土)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ○
③14:00 - 16:00 ○
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:30 - 20:30 ×

12月4日(日)
①  9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ○
④16:00 - 18:00 ○
⑤18:30 - 20:30 ○

12月5日(月) ←追加しました
①  9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ○


【場所】
JR芦屋駅すぐ」の場所になります。ご予約いただいた方には場所の詳細をお知らせします。

【セッション料金】
 13,000円(120分)

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
大友 勇太

( Posted at:2022年10月28日 )

11月のYogaスケジュール


この前、土曜のレッスンに来た方が、「花壇のお花きれいだね」と言ってくれました。

でも実は、最低限の手を入れただけで、「ほぼそのまま」にしておいたら、なんだか「いい感じ」になっていました。笑

ここの花壇は、私ではなくて、旦那さんに任せているのですが、前から植えていた、石の隙間に増えていく葉っぱさんと、ポットから植え付けた花が、なんだか「共生」するような感じになって、色合いも、バランスも良さげです。

今月のfestaのスケジュールの「コラム」には、「秩序」のことが書かれていますが、時折、自然が見せてくれる、こういった「秩序っぽいもの」って、すっと心に届くものがあるなと思います。

私たちの身体の中にも、様々なものが「共生」していて、その「絶妙な秩序具合」のおかげで、「ああ、すごく身体が気持ちがいい」と感じたり、ヨガのシャバーサナ後の「頭がぽかんと空になったすっきり感」を味わえてるんだろうなと、想像してみました。

ぜひコラムもご覧になってみてください。

山形も、少しずつ冬に向かってきている感じですね。

11月も、気持ちよく身体を動かしていきましょう。




◯festaヨガ

上のスケジュールの「ピンク色」のアンダーラインのところが、「festaでの対面レッスン」になります。
(クリックすると、拡大したものが見れます

ヨガの「アーサナ」だけにはこだわらずに、その日に集まったみなさんの身体の状態をお聞きしながら、シンプルでもじっくりと深めていける動きを紹介します。

オンラインだと、「この動きでいいのかな」と不安になる方もいるようなので、そういう方はやはり「対面レッスン」がおすすめです。

回数券もありますので、購入していただくと、お得にレッスンを受けることができます。

ヨガに関しては、「細く長くつづけること」が大切だと思っていますので、一度購入していただいたものは「期限なし」でご利用できます。ご都合の合う時にご予約ください。
    
回数券:2,500円/1回
    7,000円/3回
         11,000円/5回
    18,500円/10回
 (どの曜日でも使用可、期限なし)




◯オンラインヨガ

昨年から、感染症対策や、遠方の方のために「オンラインヨガ」もはじめています。

「人が集まる場所でのヨガはまだ抵抗がある」という方や、ふと「ヨガをしたいな」と思った時のタイミングで、気軽に受けたいという方にもおすすめです。

詳しい内容は下のリンク先から確認できます。

festaのオンラインヨガについて。




◯copalヨガ

山形市の南に今年の4月にオープンした、「copal(コパル)」という児童遊戯施設で、「月2回(第2、4土曜の朝)」ヨガのレッスンをさせていただくことになりました。

小さなお子さんがいらっしゃる方は、コパルでご家族の方にお子さんと一緒に遊んでもらって、その間にヨガを楽しむことができます。

お子さんがいらっしゃらない方でも、ヨガのみの参加でも入館できますので、こちらの「copalさんのHP」からご予約ください。




◯maaruでつながるヨガ

festaに長く通ってくださっている方にはおなじみの、「ドーナツ小屋 maaru」さんとのイベントレッスンですが、毎月開催していくことにしました。

ヨガをした後に、「スペシャルドーナツランチ」をみんなでいただきます。

毎回違うメニューを出してくれるので、今回もどんなドーナツが出てくるのか楽しみです。


11月10日(木)11:00 - 13:00(ヨガ60分+ランチタイム)

場所:Rolfing House festa 山形市若宮4-2-3
料金:2,800円
定員:7名




◯カレーとヨガ

とんがりビルの1階にある「この山道を行きし人あり」で、おいしいカレーを作っていた今野洋子さんにfestaに来ていただいて、ヨガで気持ちよく身体を動かしもらった後に、カレーをいただくというイベントレッスンです。




11月21日(月)10:30 - 13:00(ヨガ60分+ランチタイム)

場所:Rolfing House festa 山形市若宮4-2-3
料金:2,800円(マイ食器持参で100円off)
定員:7名




以上のヨガレッスンは全て「要予約」となっています。


ご予約、またはお問合わせは、

電話:090-4476-6395(大友)

までご連絡をお願いします。


みなさまの参加を楽しみにお待ちしています。

 


Ryoko

( Posted at:2022年10月28日 )

2022年10月の終わりの〈東京〉出張ロルフィングのお知らせ。


9月の終わりに「東京出張ロルフィング」をしましたが、11月の初めに東京に行く用事があるので、その前にまた出張ロルフィングをさせてもらおうかなと思っています。

前回は、カラッと晴れた日が続いていたので、長袖Tシャツで散歩するのが気持ちよく、セッションしている「桜新町」の辺りを歩き回っていました。

「目的」もなく、「意味」があるわけでもなく、ただただ思いつくままに、あっちに行ったり、こっちに行ったり。

けど、散歩していると、ふと「偶然の出会い」が訪れるんですよね。

それは、「人との出会い」だったり、「こんな風景があるんだ」というものだったり、「あ、最近引っかかってたことが、わかったかも」みたいなものもあります。

そういえば、「僕のロルフィング」も、とても「散歩的」だなと思います。(「発見的」とも言えるかもしれません。)

「この人の痛み、苦しみをなくしてあげたい」という「目的」を、強く明確に持っているわけではなく、「ん?右の太ももが、どうも気になる」というように導かれていくと、「ちょうどそこを触ってほしいなと思っていたんです」と「偶然のシンクロ」をすることがあったり。

「あれ?全体が整ってきたのに、左のお腹の下の辺りに、全然反応してくれないエリアがあるな」と思ってクライアントさんに聞いてみると、「言ってなかったんですけど、その辺りに子宮筋腫があるんですよね」みたいなことが起こったりします。

そこには、なるべく自分の「思い込み(バイアス、エゴ)」をなくして、「その人そのものに出会うようにしたい」という考えがあります。

ついつい、こういう仕事を長くやっていると、「仕事でパソコンの画面を見る時間が長いと言っていたから、眼、そこから脳などの神経系への負荷、関連する首の付け根の小さな筋肉の硬さ、背骨の可動性に制限があるだろうな」と、勝手に「ストーリーを作り上げてしまう」ことがあったりするのですが、「ありのままを観察する」ことを大切にしたいなと思っています。

「一緒に散歩する」ように、「ロルフィング」で、ゆっくりと自分の身体に向き合う時間を取って、そこでどんなことが起こるのか、観察してみましょう。

きっと「新鮮な驚き、発見」があるはずです。

そして、セッションが終わった後には、「あれ、そういえば、背中が苦しかったのがなくなってる」なんて「ギフト」があれば、さらにうれしいですよね。

何度か「festaのロルフィング」を受けてくださってる方も、お久しぶりの方も、「はじめましてのご新規の方」も、ぜひこの機会にセッションを受けてみてください。


(予約状況は10月12日現在です)


10月29日(土)
①14:00 - 16:00 ×
②16:00 - 18:00 ×
③18:30 - 20:30 ×

10月30日(日)
① 9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ○
③14:00 - 16:00 ○
④16:00 - 18:00 ○
⑤18:30 - 20:30 ×

10月31日(月)
① 9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:30 - 20:30 ○

・時間には、説明、問診、着替えの時間も含まれます。
・待合室はありませんので、予約時間にお越し下さい。

【場所】
東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩10分程度
※住所の詳細は予約された方にお伝えします。

【料金】
13,000円(120分)

【服装】
襟付きのシャツ、伸びないジーンズ、スカートなどは避け、身体を締め付けない楽な服装

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
大友 勇太

( Posted at:2022年10月 5日 )

10月のYogaスケジュール


festaの駐車場の横には小さな畑があります。

このお家の大家さんのおばあちゃんが畑をしていたものを、主人がその後を引き継いで使わせてもらっています。

今年は畑2年目で、かぼちゃなど新しい野菜にもチャレンジしてみたようで、かぼちゃの葉っぱが暑い夏の日の間にのびのびと成長していって、柵の間から花を咲かせたり、お隣の生け垣の上にかぼちゃの実がなっていたこともありました。植物の生命力ってすごいですね。

今年はヨガに来ていただいた方にも、タイミングが合えば「おすそ分け」もできて、「おいしかった」と喜んでもらえてうれしいです。

ヨガって、「身体を柔らかくする」ことももちろん、「よりよく生きること(生活すること)」を目標にしているのですが、来ているお客さんにも畑をされている方がいるので、収穫した野菜をみんなでシェアしたり、誰かが使っている日用品の情報を教え合ったり、そういうこともとてもいいことだなと思っています。

ヨガを通して、みなさんの生活が豊かに充実していくきっかけになればとてもうれしいです。

少し遅くなってしまいましたが、10月のスケジュールをお知らせします。はじめましての方も大歓迎ですので、一緒に楽しくヨガをしていきましょう。

10月もよろしくお願いします。




◯festaヨガ

上のスケジュールの「ピンク色」のアンダーラインのところが、「festaでの対面レッスン」になります。
(クリックすると、拡大したものが見れます

ヨガの「アーサナ」だけにはこだわらずに、その日に集まったみなさんの身体の状態をお聞きしながら、シンプルでもじっくりと深めていける動きを紹介します。

オンラインだと、「この動きでいいのかな」と不安になる方もいるようなので、そういう方はやはり「対面レッスン」がおすすめです。

回数券もありますので、購入していただくと、お得にレッスンを受けることができます。

ヨガに関しては、「細く長くつづけること」が大切だと思っていますので、一度購入していただいたものは「期限なし」でご利用できます。ご都合の合う時にご予約ください。
    
回数券:2,500円/1回
    7,000円/3回
         11,000円/5回
    18,500円/10回
 (どの曜日でも使用可、期限なし)




◯オンラインヨガ

昨年から、感染症対策や、遠方の方のために「オンラインヨガ」もはじめています。

「人が集まる場所でのヨガはまだ抵抗がある」という方や、ふと「ヨガをしたいな」と思った時のタイミングで、気軽に受けたいという方にもおすすめです。

詳しい内容は下のリンク先から確認できます。

festaのオンラインヨガについて。




◯copalヨガ

山形市の南に今年の4月にオープンした、「copal(コパル)」という児童遊戯施設で、「月2回(第2、4土曜の朝)」ヨガのレッスンをさせていただくことになりました。

小さなお子さんがいらっしゃる方は、コパルでご家族の方にお子さんと一緒に遊んでもらって、その間にヨガを楽しむことができます。

お子さんがいらっしゃらない方でも、ヨガのみの参加でも入館できますので、こちらの「copalさんのHP」からご予約ください。




◯maaruでつながるヨガ

festaに長く通ってくださっている方にはおなじみの、「ドーナツ小屋 maaru」さんとのイベントレッスンですが、毎月開催していくことにしました。

ヨガをした後に、「スペシャルドーナツランチ」をみんなでいただきます。

毎回違うメニューを出してくれるので、今回もどんなドーナツが出てくるのか楽しみです。


10月13日(木)11:00 - 13:00(ヨガ60分+ランチタイム)

場所:Rolfing House festa 山形市若宮4-2-3
料金:2,800円
定員:7名




◯カレーとヨガ

とんがりビルの1階にある「この山道を行きし人あり」で、おいしいカレーを作っていた今野洋子さんにfestaに来ていただいて、ヨガで気持ちよく身体を動かしもらった後に、カレーをいただくというイベントレッスンです。




10月17日(月)10:30 - 13:00(ヨガ60分+ランチタイム)

場所:Rolfing House festa 山形市若宮4-2-3
料金:2,800円(マイ食器持参で100円off)
定員:7名




以上のヨガレッスンは全て「要予約」となっています。


ご予約、またはお問合わせは、

電話:090-4476-6395(大友)

までご連絡をお願いします。


みなさまの参加を楽しみにお待ちしています。

 


Ryoko

( Posted at:2022年10月 1日 )

2022年10月の〈芦屋〉出張ロルフィングのお知らせ。


今年はトマトがたくさん採れました。

一番多い時には「84個(※息子数え)」も採れたので、ジップロックに入れて冷凍しておいて、パスタのトマトソースに使ったりしています。今でも一日に4、5個は採れているので、「3株の苗」から「数百個のトマトの実」を収穫できたということになります。

トマトの「生命力」ってすごいですね。

特にまめに畑の手入れをしていたわけではなく、「勝手にどんどん育っていく力」があるんですね、植物には。

そして実は、僕たち「人間の身体」にも、同じような力が働いていてくれていて、それを「自然治癒力(自己調整力)」と呼んだりしています。

僕は先月で38歳になりましたが、僕の8歳の息子のように、「今年一年で、身長が〇〇cm伸びました」とか、「昨年は20mだったソフトボール投げが、今年は30mになりました」など、「目に見える成長」は止まっているように(むしろ、後退しているように)感じることもありますが、「成長しようとする力」自体はなくなってはいないのです。

そのおかげで、夏の暑い日でも体温を一定に保ってくれたり、傷ができたらそれを塞いでくれたりしていて、それがもしも働いていなかったら、「生きている」という、当たり前のことすら成り立たなくなってしまいます。

当然、今の息子のような「身体を成長、更新しようとする力(自然治癒力)」はないものの、人生を終える瞬間まで、確実に僕の身体にも、そして、みなさんの身体の中にも、それは働き続けてくれています。

もしも、身体の不調が長引いていたり、同じ場所が何度も繰り返し痛くなったりしていて、「私の『自然治癒力』はどこに行ったの?」と思っている方がいるとしたら、「自然治癒力が十分に働くのを邪魔している『制限』」があるかもしれません。

10月の初めに、芦屋で「出張ロルフィング」をしますので、ぜひ時間を取っていただいて、僕と一緒に、身体全体の状況を丁寧にチェックして、その「制限」を解放していきましょう。

そうすると、「子どもの頃の成長を支えてくれていた力」が、今のこの瞬間にも、自分の中にあり続けていることを、実感できるようになると思います。

そして、その「小さな実感」って、「大きな革命的変化」というものではないけれど、「静かだけど、確実に、いつもの日常を変えてくれるもの」なのではないのかなと、個人的には思っています。

何度か「festaのロルフィング」を受けてくださってる方も、お久しぶりの方も、「はじめましてのご新規の方」も、ぜひこの機会にセッションを受けてみてください。

ご連絡お待ちしています。


(予約状況は10月4日現在です)


10月6日(木)
①16:00 - 18:00 ×
②18:30 - 20:30 ×

10月7日(金)
①  9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:30 - 20:30 ○

10月8日(土)
①  9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:30 - 20:30 ×

10月9日(日)
①  9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:30 - 20:30 ×

10月10日(月/祝)
①  9:00 - 11:00 ○
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ○
⑤18:30 - 20:30 ×

10月11日(火) ←追加しました
①  8:00 - 10:00 ○
②10:00 - 12:00 ○


【場所】
JR芦屋駅すぐ」の場所になります。ご予約いただいた方には場所の詳細をお知らせします。

【セッション料金】
 13,000円(120分)

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
大友 勇太

( Posted at:2022年9月28日 )

9月のYogaスケジュール


山形は、もうすっかり秋の空ですね。

朝晩は「寒いなぁ」と思う日もあって、息子に長袖を着させたりしています。

季節の変わり目は、身体がその変化についていくことができずに、「風邪」などを引くことで、その「帳尻合わせ」をすることがあります。

今の状況では、風邪を引くのも憚られる感じなので、そうなる前に、できればヨガで身体を動かして、季節の変化に対応できる身体にしていきましょう。

大分、暑さは和らいできて、身体も動かしやすくなってきているので、ぜひfestaでお越しいただいて、一緒にヨガを楽しんでいきましょう。

9月もよろしくお願いします。




◯festaヨガ

上のスケジュールの「ピンク色」のアンダーラインのところが、「festaでの対面レッスン」になります。
(クリックすると、拡大したものが見れます

できるだけの対策はしていますが、気になる方は無理をせず、「オンラインヨガ」もしていますので、そちらも検討してみてください。

ヨガの「アーサナ」だけにはこだわらずに、その日に集まったみなさんの身体の状態をお聞きしながら、シンプルでもじっくりと深めていける動きを紹介します。

オンラインだと、「この動きでいいのかな」と不安になる方もいるようなので、そういう方はやはり「対面レッスン」がおすすめです。

回数券もありますので、購入していただくと、お得にレッスンを受けることができます。

ヨガに関しては、「細く長くつづけること」が大切だと思っていますので、一度購入していただいたものは「期限なし」でご利用できます。ご都合の合う時にご予約ください。
    
回数券:2,500円/1回
    7,000円/3回
         11,000円/5回
    18,500円/10回
 (どの曜日でも使用可、期限なし)




◯オンラインヨガ

昨年から、感染症対策や、遠方の方のために「オンラインヨガ」もはじめています。

「人が集まる場所でのヨガはまだ抵抗がある」という方や、ふと「ヨガをしたいな」と思った時のタイミングで、気軽に受けたいという方にもおすすめです。

詳しい内容は下のリンク先から確認できます。

festaのオンラインヨガについて。
https://www.rolfing-festa.com/blog/2022/08/festa-11.html




◯copalヨガ →NEW

山形市の南に今年の4月にオープンした、「copal(コパル)」という児童遊戯施設で、「月2回(第2、4土曜の朝)」ヨガのレッスンをさせていただくことになりました。

この前初めて行きましたが、すごくきれいでおもしろい空間で、そんな場所でヨガができるのがとても楽しみです。

お子さんがいらっしゃらない方でも、ヨガのみの参加でも入館できますので、こちらの「copalさんのHP」からご予約ください。




◯maaruでつながるヨガ

festaに長く通ってくださっている方にはおなじみの、「ドーナツ小屋 maaru」さんとのイベントレッスンですが、毎月開催していくことにしました。

ヨガをした後に、「スペシャルドーナツランチ」をみんなでいただきます。

毎回違うメニューを出してくれるので、今回もどんなドーナツが出てくるのか楽しみです。


9月14日(水)11:00 - 13:00(ヨガ60分+ランチタイム)

場所:Rolfing House festa 山形市若宮4-2-3
料金:2,800円
定員:7名




以上のヨガレッスンは全て「要予約」となっています。


ご予約、またはお問合わせは、

電話:090-4476-6395(大友)

までご連絡をお願いします。


みなさまの参加を楽しみにお待ちしています。

 


Ryoko

( Posted at:2022年8月31日 )

2022年9月の〈東京〉出張ロルフィングのお知らせ。


お盆を過ぎると、山形は急に「秋の気配」を感じるようになります。

通り抜けていく風の感じが変わったり、空の印象が違ってきます。

周囲を山に囲まれた山形は、意外にも夏が暑く、たまに全国の最高気温の上位に登場することもあるのですが、それでも、そんなにその暑さが長く続くことはありません。

暑さの最中にいる時には、「このままずっと夏が続いて、もう冬なんてこないんじゃないのか」と思ったりもするのですが、ちゃんと季節は流れていきます。

朝の天気予報を見ても、30度を少し超える程度になってきて、外に出た瞬間のむっとする暑さも和らぎ、心なしかセミの声も元気なく聞こえるようになったりします。

「季節は移りゆくもの」と考えれば、それは当然のことなのですが、それでも僕はいつも不思議に思います。

この自然には「多種多様な要素」があって、ある要素が強くなれば、別の要素がおとなしくなり、せめぎ合っていたものが、いつのまにかその勢いを失っていたり、動的に揺れ動き、時に安定してみたり、また崩れたりを繰り返しています。

それは、僕たちの「身体」も同じことで、「いろんなものの相互作用」が、今のこの瞬間にも起こり続けていて、少しだるかったり、くしゃみが出たり、身体が軽やかで、何でもできそうな気持ちになったりもします。

ロルフィングで身体を触れさせてもらうと、それを「手の中で感じる」ことができるのがおもしろいところです。

「ん?なんだか停滞していて、流れがないな」とか、「てんでばらばらで、秩序なんてあったもんじゃない」といった状態が、セッションをしていくことで、「そうそうこの感じ、あとはきっと大丈夫」という感覚になっていきます。

みなさんの身体が、風が心地よく通り抜けていくようにさわやかで、痛みや不調もなく晴れやかでいられるように、東京でロルフィングできたらいいなと思います。

「はじめましてのご新規の方」でも大歓迎ですので、「festaのロルフィング」に興味のある方は、気軽にお問い合わせください。


(予約状況は9月22日現在です)


9月22日(木)
①14:00 - 16:00 ×
②16:00 - 18:00 ×
③18:30 - 20:30 ○

9月23日(金/祝)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:30 - 20:30 ×

9月24日(土)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ×
③14:00 - 16:00 ×
④16:00 - 18:00 ×
⑤18:30 - 20:30 ×

9月25日(日)
① 9:00 - 11:00 ×
②11:00 - 13:00 ○
③13:30 - 15:30 ×

・時間には、説明、問診、着替えの時間も含まれます。
・待合室はありませんので、予約時間にお越し下さい。

【場所】
東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩10分程度
※住所の詳細は予約された方にお伝えします。

【料金】
13,000円(120分)

【服装】
襟付きのシャツ、伸びないジーンズ、スカートなどは避け、身体を締め付けない楽な服装

【予約方法】
 ①電話     090-2954-8207
 ②メール info@rolfing-festa.com




Rolfing House festa
大友 勇太

( Posted at:2022年8月30日 )

8月のYogaスケジュール


今年もやってまいりました、「息子の夏休み」です。うちは学童保育を利用していないので、丸々一ヶ月間、息子が家にいます。

大分、おりこうさんなのですが、まだまだはしゃぎたい盛りなので、ヨガのレッスン中には、外に遊びに行ってもらうことが多いです。

この前は、お父さんと馬見ヶ崎川で川遊びをしてきたようで、お魚2匹と一緒に帰ってきました。

ということで、ヨガのレッスンは少しお休みをいただきながら、夏休み期間中はやらせていただきたいなと思っています。

少しレッスンが不規則で、少なくなってしまいますが、8月も元気にヨガで身体を動かしていきましょう。

みなさんにとっても、今年の夏が、充実した素晴らしい時間になりますように。


【8月のスケジュール(※変更、追加は随時更新します)

・8月1日(月)     9:00 - 10:00 オンラインヨガ
・8月2日(火)   10:00 - 11:00 festaヨガ
・8月4日(木)     9:00 - 10:00 festaヨガ
・8月18日(木)   9:00 - 10:00 festaヨガ
・8月20日(土)   9:40 - 10:40 copalヨガ
・8月21日(日)   8:00 -   9:00 オンラインヨガ
・8月22日(月) 10:30 - 13:00 カレーとヨガ
・8月25日(木)   9:00 - 10:00 festaヨガ
・8月30日(火) 10:00 - 11:00 festaヨガ




◯festaヨガ

festaでの対面レッスン」になります。

できるだけの対策はしていますが、気になる方は無理をせず、「オンラインヨガ」もしていますので、そちらも検討してみてください。

ヨガの「アーサナ」だけにはこだわらずに、その日に集まったみなさんの身体の状態をお聞きしながら、シンプルでもじっくりと深めていける動きを紹介します。

オンラインだと、「この動きでいいのかな」と不安になる方もいるようなので、そういう方はやはり「対面レッスン」がおすすめです。

回数券もありますので、購入していただくと、お得にレッスンを受けることができます。

ヨガに関しては、「細く長くつづけること」が大切だと思っていますので、一度購入していただいたものは「期限なし」でご利用できます。ご都合の合う時にご予約ください。
    
回数券:2,500円/1回
    7,000円/3回
         11,000円/5回
    18,500円/10回
 (どの曜日でも使用可、期限なし)




◯オンラインヨガ

2020年から、感染症対策や、遠方の方のために「オンラインヨガ」もはじめています。

「人が集まる場所でのヨガはまだ抵抗がある」という方や、ふと「ヨガをしたいな」と思った時のタイミングで、気軽に受けたいという方にもおすすめです。

詳しい内容は下のリンク先から確認できます。

festaのオンラインヨガについて。
https://www.rolfing-festa.com/blog/2022/07/festa-11.html




◯copalヨガ →NEW

山形市の南に今年の4月にオープンした、「copal(コパル)」という児童遊戯施設で、「月2回(第2、4土曜の朝)」ヨガのレッスンをさせていただくことになりました。

この前初めて行きましたが、すごくきれいでおもしろい空間で、そんな場所でヨガができるのがとても楽しみです。

お子さんがいらっしゃらない方でも、ヨガのみの参加でも入館できますので、こちらの「copalさんのHP」からご予約ください。




◯カレーとヨガ

とんがりビルの1階にある「この山道を行きし人あり」で、おいしいカレーを作っていた今野洋子さんにfestaに来ていただいて、ヨガで気持ちよく身体を動かしもらった後に、カレーをいただくというイベントレッスンです。




8月22日(月)10:30 - 13:00(ヨガ60分+ランチタイム)

場所:Rolfing House festa 山形市若宮4-2-3
料金:2,800円(マイ食器持参で100円off)
定員:7名




以上のヨガレッスンは全て「要予約」となっています。


ご予約、またはお問合わせは、

電話:090-4476-6395(大友)

までご連絡をお願いします。


みなさまの参加を楽しみにお待ちしています。

 


Ryoko

( Posted at:2022年7月31日 )

「私のない、頭から解放された、一つのカラダ」

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※2019年に書いた記事を再度載せています。


「田中 泯」さんという俳優さんを知っていますか?

最近では、「僕らは奇跡でできている」というドラマに、主演の高橋一生さんの祖父役で出演されていましたが、「前衛的なダンサー」としても知られている方です。(俳優さんでダンサーとしても活躍しているといえば、「森山未來」さんなどもそうですね。)

その方のインタビュー記事、『生き物本来の居方を取り戻す。舞踊家・田中泯に聞く「カラダ」』を読んでみたのですが、ロルフィングのカラダ観にもつながる表現、言葉がたくさんあったので、みなさんとも共有したいなと思います。


- 場踊りは自然や街の中でやるから、場所ありきです。

「場踊り」というのは、田中さんの言葉だと思いますが、何か場所にまつわる情報を手に入れた時や、田中さんご自身の直感で、「ここで踊ってみたい」と感じた場所があったら、「その場に自分のカラダを置いてみて、カラダに何が起こるのかを観察する」というところから始まり、それが様々な「踊り」の形を取る場合もあれば、何も起きなくて呆然とすることもあるようです。


- 場所が最優先にあって、そこで踊ることによってどんな踊りが生まれるのか試みています。

このブログの中でも、「場の大切さ」というのは、何度も書いてきましたが、僕たちのカラダというのは、今この瞬間にも、自分の身の回りの「環境」と「相互にやり取りコミュニケーション)」を繰り返しています。

僕は今この記事を、山形市内のスターバックスで書いていますが、隣に座っている人との距離感、左前の人たちの会話、エスプレッソマシンが動く音、そこから漂ってくる匂い、窓の向こうに見える景色も、刻々と「変化」していて、それに対して、僕のカラダは自覚的ではないものの「反応」し続けています。

少しだけ、「自分のカラダ」に意識を向けて、そこで何が起こっているのかを観察してみると、周りの環境の変化に応じて、呼吸が浅くなったり、深くなったり、左の顔の皮膚がざわざわしたり、座っている坐骨への体重の乗り方が変化したりしています。

それに「耳を澄ます傾ける)」ようにしていると、カラダに「微細な動き」が生まれては消え、それがつながり連鎖して、大きくなろうとしては打ち消し合ったり、それがある形を取ると「踊り」とも言えるものにもなるかもしれません。

そういう、「環境との即興的なコミュニケーション」が、ある動きとして「増幅」してくるようなものは、田中さんの「場踊り」の他にも、野口整体では「活元運動」などと呼ばれるものがあったり、海外では「アンワインディング(Unwinding)」というものがあったり、二人ないし数人で行う「コンタクトインプロビゼーション(Contact Improvisation、CI)」というものもあったりします。

「環境(他者)との即興的なコミュニケーション」としての「CI」

ここまで「目に見える動き」ではなくても、ロルフィングのセッション中でも、「セッションを受ける人」、そして「場所」も変われば、「そこで起きることカラダの反応)」は変わってきます。

「肩こり」の人はたくさんいますが、いつも同じように肩周辺に施術するわけではなく、同じ人でも日が変われば、ましてや人が変われば、同じ症状でも「そこで起きること」が違ってくるのが、ロルフィングの「セッション」です。

肩こりという「症状」は同じでも、セッションは「同じにはなり得ない」のです。

僕は、自分のセッションルームである「festa」以外にも、他のロルファーさんやボディワーカーさんのセッションルームや、ある時には、会社の事務所であったり、高校の体育館のステージの上や、高野山のお寺でもロルフィングをしてきましたが、「その場がロルフィングをさせてくれる」と感じることが多々あります。

逆に言うと、「今度訪れる場所は、僕とクライアントさんにどんなセッションをさせてくれるんだろう」と、楽しさを与えてくれてもいます。(僕が「出張セッション」を積極的に行っているのは、そういう理由もあります。)

そういう意味で、ロルフィングというのは、もちろん大きな筋道はあるのですが、「肩こり→〇〇」という方程式に従うのではなく、すごく「場踊り的な」ボディワークとも言えるかと思います。

「場」が「表現」に与える影響に関しては、現代美術家の「横尾忠則」さんも興味深いことを、Twitterでつぶやいてらっしゃいます。


festaは「とんがりビル」の3階にありますが、「ここにいるだけでも、カラダが開いてきて、奥の方から緩んでくる」というような「場」になってくれればいいなと思っています。

それほど、ロルフィングにとっては、「どういう「場」でセッションをするのか」ということは、そのセッションの「効果」に影響を与える、大切な要素になります。


-「時間」や「空間」にカラダを明け渡す

素敵な表現です。

自分の「頭」の都合や欲を手放して、「カラダ」を空っぽにして、その「場」に「明け渡す」ということ。

これほどまでに、小さい子どもから大人までもが、「の重要度が過剰に高くなりすぎてしまった」現代では、なかなか難しいことだと思います。

まだまだ子どもが小さく、保育園や幼稚園にいる頃からでも、「それをしては先生に怒られる(みんなに迷惑をかける)」と、徹底的に教育されてきて、学校に入学したら、今度は「成績」という画一的なもので評価され、友だちにも学校でのふるまいの是非を、逐一LINEグループでイジられたりします。

社会人になったとしても、会社の都合に合わせ、自分という存在の価値をすり減らしていって、「カラダを解放して、自由にする」という機会は、「自分で意識してこしらえなければ、ない」というのが、今の世の中なのではないでしょうか。

地方に移住をしたり、山登りや、農業を始めて、自然を求めている人が多くなっていたり、ロルフィングなどのボディワークを受けたりする人が、徐々に増えてきていると思いますが、それは「カラダの声に耳を澄ます」ということを、本能が欲しているのかもしれません。

そのことを田中さんは、下のように表現しています。

-その時からの経験があってこそなのですが、踊るときは「私」や「自分」と言われているようなものをカラダからちょっとどこかに置いておいて、その時間、空間、条件に対してカラダを明け渡しているような状態になる、と言えばいいでしょうか...。

大雑把にいうと、人間という生き物は、はじめにカラダが生まれ、徐々に環境と共に「私」というものが芽生えていくと考えています。それがいつ頃からと厳密には言えませんが、普段は、カラダの中にいる「私」によって、カラダの動きをコントロールしている状態だと思います。

それに対し、踊るときはカラダの中からこの「私」を外に出すというのか...。コンディションのいいとき、「私」というのは踊っている間、カラダの正面や後ろや上方から、自分のカラダを見ているような状態になります。

そういう状態になると、カラダの中に、その時間、空間、条件の中にあるいろいろなものが入って来られるようになる。それを感じながら踊ろうとしています。時に、カラダに入ってくるものによって、自分が「思う」よりも前にカラダが動き出すこともありますね。

僕は、踊りを踊っている時、「私」のない一つのカラダになることが夢なんです。」

今回の「タイトル」にもしましたが、ロルフィングのセッションで、僕が受けてくださるみなさんに体験してもらいたいことが、まさにそういうことだと思っています。

どこへ行っても、自分が何者になろうとも、「つながり」続けて、そこから逃れることが難しい現代では、ボディワークを受けることで、「自分のカラダに向き合う」という体験をすることは、これからどんどん「価値のあること」と認識されてくることでしょう。


- 僕にとっての踊りは、自分のカラダを日常以上に感じ取るためのものです。

「踊りとは?」という問いに対して、田中さんが応えた言葉です。

そして、下のように続けます。

-「たとえば、激しく踊っている時、当然カラダはバランスとり、神経や筋肉と共に次々と動きのコントロールをしています。その最中、ふと、観客が席を立つのが視覚に入る。すると「俺の踊りはだめなんだ」とか「そんなはずはない」と脳がディスカッションを始めたり、耳が足音を聞いていたり、目がもうその瞬間とは違う別の風景を見ていたりする。カラダは、いろいろな感覚が同時に活発に動き回っているんです。そこで席を立った観客が戻ってきたら、カラダの中をさまざまに動いていた脳や耳や目が、が一斉にホッとなったりする。面白いですよね。

普段は「私」が邪魔をして、そんな風にカラダの中で起きていることを感じ取ることはできません。しかし踊ることによって、それが可能になります。」

僕がはじめてのロルフィングの10シリーズを受けていた時、触ってもいないところがスーッと伸びてきたり、ピクピク動いたり、聴覚の感覚が異常に鋭くなったり、自分のカラダと環境との境界が曖昧になったり、「普段は感じることのない感覚」をたくさん体験することができました。

正直、僕にとってのロルフィングの魅力とは、「カラダが楽になった治療的効果)」よりも、先に引用した田中さんのカラダに起こる感覚のような、「一体、自分のカラダに何が起きてるんだろう?カラダって不思議でおもしろい未知なるものへの興味)」という方が大きいかなと思っています。

自分のしているロルフィングが、もしも「痛みを取りたい」という「治療」のためのロルフィングだとしたら、たくさん勉強して、「カラダという自然」を「理解したそしてコントロール可能だ)」という方向性に向かってしまうのではないかと思います。

でも僕は、「自然はコントロールできない」という立場なので、ロルフィングのセッション中に起こる様々な「反応」を、小さな虫を見つめる子どものように、「へー、おもしろい動きするな、この虫。なんでそんなことするんだろう?」と、自由に考えを巡らせ、その結果、別に「答え」が見つからなかったとしても、その「プロセス(自分であれこれ考える、工夫する)」を楽しんでいるのだと思います。

お会いしたことはありませんが、田中さんも「今まさに、場によって、生成される踊り」という「プロセス」の中で、体験する様々な「不思議なこと、おもしろいこと」に魅了されているからこそ、未だに踊り続けているのだと思いますし、これからも踊り続けていかれるのだと想像します。


-「これは特に踊っていなくても、すべての人間ができることだと思っています。一般的に言われる「集中」というのは、周りにあるものから自分を切り離して、音も聞こえないような状態に入っていくこと。

理想的な集中とは、その状態の先にある「覚醒」という言葉なんじゃないかな。覚醒というのは、カラダが開いている状態で、普段の自分よりも吸収力や受容力の高い状態になると思っています。」

田中さんは「踊り」をされていますが、そうではなくても、「カラダに向き合う」というプロセスに入ると、先ほどまでごちゃごちゃと渦巻いていた思考が、自然と鎮まってきて、「集中」する状態になってきます。

そして、その先に進むことができると、田中さんの言う「覚醒」の状態に至ります。

あるクライアントさんは、「眠っているわけではないが、起きているわけでもなくて、何かを考えているわけでもなく、けど、この部屋に何があって、どれほどの空間かというのは、把握できている。何かが起こっても、そうなるのを初めからわかっていたかのように感じる」などと伝えてくれる方もいらっしゃいます。

これは、「瞑想」の状態とも言われたりしますが、特に僕のするロルフィングでは、「ただ手を当てているかのような」静かなタッチで、受けているクライアントさんが、自然に自分のカラダに意識が向いて、「そこで何が起こるのかを眺める」ような感じになるようにイメージしています。

ある意味では、自分のカラダの中で生まれてくる「踊りの以前のもの」を、見つめているのかもしれません。


− たとえばアインシュタインのような天才なら、そこで「光と同じ速さで僕が走ったらどうなるか」というようなことを考えつくわけです。

そうやって、ボディワークのセッションや踊りを通して、「覚醒」状態になってきた人は、「あるアイディアを着想する」ことがあったり、誰かと話していても、「嘘を話している」というのが、カラダの感覚でわかってきたりするようになります。

目の前の人が、「あなたのことを信用しています」という言葉を言っていたとしても、「カラダが語っていない」というのが、あまりにもありありとわかってしまうのです。

非常に優れたロルファーは、セッションを受ける前に、あまり多くは語らずに、ただ僕の奥の方を静かに見つめるようにします。

今思うと、多分「覚醒」状態に入っていて、「このセッションでしなければいけないこと」というのが、「見通す」ことができていたのだと思います。

そういう人とのセッションでは、目の前に立った瞬間に、「この人に嘘をついても、すぐにわかってしまうだろうから、素直にすべてを差し出そう」という気持ちになります。

そして、実際にカラダに触れ始めても、「そう、まさにそこを触ってほしかったんだ」というところにだけ、手が置かれていきます。


- カラダの中で醸成されたそういった要素が、言葉を保証しているんです。

自分の「カラダ」を通して、その「場」と交流して、そういう体験が長い時間をかけて「醸成発酵)」されていくと、それがその人の「言葉」の「担保」になります。

田中さんの言葉と、撮影された写真を見ると、なんとも「説得力」があります。


-「覚醒状態になり、自分を相手に開いていくことで、相手の言葉だけではなく、それを発する相手のカラダの持つ要素を感じることができるようになる。そうすればもっと、お互いを信じ合えると思うのです。」

それが、先ほど書いた優れたロルファーとの「セッション」の中で起こることで、「言葉によるコミュニケーション」ではなく、「純粋で、大切な何かがやり取りされるコミュニケーション」を体験できます。

それはとても至福な時間で、「生まれたばかりの我が子を抱きしめる母親と子ども」であったり、「お互いにギリギリまで体力、技術、精神を高めた状態で、真剣勝負するアスリート」なども、「言葉では表現できない」けれども、「お互いに(何かを確かに交わしたということを)信じ合える」のだと思います。


- いろいろなものが詰まっているカラダは、僕なんかが追いつかないくらいのものすごい速度で思考して、行動して、コミュニケーションしている。

ロルファーという仕事柄、いろいろな方々のカラダを見て、触れてきましたが、その経験が多くなればなるほど、「カラダはかしこい」と感じます。

ロルフィングの他にも、世界には様々なボディワークが存在しますが、「カラダという自然の智慧を信じている」というところは、方法は違えど、みな共通していることだと思います。

ネットやテレビでは、「〇〇筋を緩めるだけで、腰痛が治る」とか、「全身の疲れの正体は、□□にあった」などという、謳い文句の情報が溢れかえっていますが、田中さんには、どう響くのでしょうか。

言葉の表面だけで「踊らされてしまう」のではなく、自分のカラダの声に耳を澄ませ、そこから生まれてくる「動き(内からの踊り)」に従ってみると、自然に「自分が進むべき方向」は見えてくると思います。

いかにカラダを、自分に都合よくコントロールするか」ではなく、「カラダに委ねてみる」ということ。

みなさんも、この世に生まれ持った「自分だけのカラダ」を信頼して、外側に溢れ返る情報にチューニングを合わせるのではなく、その一つのカラダに意識を向けてみると、そこには「驚くほどに豊かな世界」が広がっていることに気づくのではないかと思います。

もしも、今の自分の現状に悩みがあるとすれば、それは「カラダの中に、その答えがある」と、僕は考えています。

最後に、田中さんの言葉をもう一つだけ載せて、この記事を終わりにしたいと思います。


- 僕は「私」から解き放たれてカラダを感じる瞬間が、自由ですごく好きですね。その瞬間を持つことによって、一度しかないこの人生を、より豊かに生きられると思っています。




Yuta

( Posted at:2022年7月10日 )

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